狛枝「さて....ボクは明日に備えて早く寝ておこうかな。」
と一人部屋に戻った狛枝はそう呟く。すると、
フラン「はい、ちょっと待った。」
と言う声と共にフランがひょこっと現れる。それを確認した狛枝は、
狛枝「あれ、スカーレットさん。どうかしたのかい?」
とそうフランに聞く。その質問にフランは、
フラン「貴方、いつもその服だけど何か他の服はないの?まさかとは思うけどお姉さまにはオシャレさせておいて自分は普通の状態のままでいいとか考えてる?」
とそう答える。その答えに狛枝は、
狛枝「つまりボクにもオシャレをしろってこと?でもボクなんかのオシャレなんて誰にも需要がないと思うけど。」
とそう答える。その答えにフランは、
フラン「少なくともお姉さまにはあるでしょ。ほら、お姉さまを喜ばせる為だと思って何かいい感じのものはないの?」
とそう答えながら言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「そうは言っても他の服なんて....いや、一つあるけどあれは流石に...」
とある事を思い出したかのようにそう呟く。その呟きにフランは、
フラン「あるのね?」
と聞こえていたようでそう確認する。その確認に狛枝は、
狛枝「....うん、あるにはあるよ。ただ少し変わった衣装で、宴会には向かない服なんだよ。」
とそう答える。その答えにフランは、
フラン「ふ〜ん?じゃあ私が見て確かめるからその服見せてよ。」
とそう言う。狛枝は断ろうとしたがじーと見つめてくるフランの圧力に負けてクローゼットにしまっておいたあの服を取り出す。その服を見たフランは、
フラン「あ〜なるほど。確かにお姉さまと並ぶってなったらこの服は変ね。」
と納得したように言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「これ以外の服は今は持ち合わせていなくてね....これでいいならこれを着るけどスカーレットさんはどう思う?」
とそうフランに聞いてみる。その言葉にフランは、
フラン「まぁお姉さまは絶対虚をつかれると思うしいいんじゃない?貴方なら似合いそうだし。ただ服を変えるってだけじゃ少し物足りないわよね....」
と答えながら少し考えた後、
フラン「そうだ、髪型も変えてみようよ。」
とそう狛枝に提案する。その提案に狛枝は、
狛枝「え〜.....」
とあまり乗り気ではなかったが、
フラン「いいからいいから!いつもは癖っ毛だけど髪を整えたらまた違う印象になるしそうなれば見られる目が変わるかもしれないでしょ?」
とフランは乗り気の様だ。そのフランの様子に狛枝は、
狛枝「はぁ...?別に今の状態で困ってるわけじゃないんだけど...」
とテンションの落差で困惑していると、
フラン「え〜?やろ〜よ〜!やんなきゃやだやだやだやだ!」
と駄々を捏ね始める。そのフランの様子に狛枝は、
狛枝「駄々を捏ねないでよ....スカーレットさん、仮にも約500歳なんでしょ?もう少しお淑やかと言うか....」
と呆れながら言うが、
フラン「やだやだやだやだやだやだ〜!」
と止める様子は見せていない。その様子に狛枝は、
狛枝「はぁ....仕方ないな。わかったやるから駄々をこねるのをやめてくれるかい?」
と諦めたそう言う。その言葉を聞いたフランは、
フラン「ほんと!?」
と瞬時に駄々をこねるのをやめてそう聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「ほんとほんと。....まったく、困った子だな....」
と答えながら後半をぼそっと呟くのであった....