—翌日午前3時頃
狛枝「はぁ....めんどくさ。」
と狛枝は一人呟きながら一人髪をとかしていた。いつもの癖っ毛故に真っ直ぐにするのは面倒な作業で数十分は掛かった。そしていつもの癖っ毛ではなくサラサラとした仕上がりになったのを鏡で確認した狛枝は前髪が視界を完全に塞ぐ対策として前髪を後ろにさげ、それを軽く魔法で引力を固定し、ゴムで後ろを結んだ後魔法を解除する。そして鏡で今の自分の姿を見た狛枝は、
狛枝「オールバックね....視界が開けるし悪くないかもしれない。」
と見た目とは全く関係のない事を言った後、服を着替え始める。その服を着た後狛枝は、
狛枝「さて、後はレミリアさんと十六夜さんが来るのを待っておけばいいか。」
とそう一人呟いていると、
フラン「入ったわよ〜。」
と言いながらフランが入ってくる。それを確認した狛枝は、
狛枝「ノックくらいして欲しいな。ボクごとに気を使いたくないのはわかるけどもし着替えちゃうだったら君はいやでしょ?」
とそうフランを咎める。その言葉にフランは、
フラン「まぁその時はその時よ。それよりも....結構印象変わったね。」
と狛枝の姿を見てそう言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「ま、やるからには多少なりとも真面目にやるさ。中々に面倒だったけどね。」
と返しながらフランの横を素通りして部屋から出ようとする。その狛枝の行動にフランは、
フラン「どこ行くの?」
と聞いてみると、
狛枝「水でも飲みに行こうかなって思ってね。多分今日は戻ってくることはないけど居たいなら別に居て構わないよ。」
と言いながら出て行く。それを確認したフランは、
フラン「....なんか隠してるものないか探してみよっと。」
と多少は興味があったのでその様な行動に出るのであった....
—数分後、食堂にて
狛枝「はぁ....」
と一人水を飲んだ狛枝はそう一息つく。すると、
咲夜「あら、いつもとはだいぶ違う装いね。」
とそう言いながら咲夜が出てきた。その言葉に狛枝は、
狛枝「スカーレットさんに押し切られて着替えたよ。仮にも吸血鬼の館に仕えている男がこんな服装をするのはどうかとも思うけど。」
と返す。その返しに咲夜は、
咲夜「別にいいんじゃないかしら。それと、お嬢様からの伝言。準備にしばらく時間がかかりそうだから咲夜と一緒に先に向かってて、との事よ。七海にそれを言ったら、それなら私はレミリアさんと出るよ、と言ってたわ。」
と自分の意見を言いながらそう伝言を伝える。その言葉に狛枝は、
狛枝「準備に?それなら十六夜さんが手伝ってあげたら早く終わるんじゃないの?」
と疑問を口にすると、
咲夜「なんでも『自分の力でやりたい。』との事よ。そう言われたからには手伝うことは出来ないわ。」
とそう咲夜は答える。その答えに狛枝は、
狛枝「よくわからないけどこだわってるってわけか。それとそうなるとレミリアさんとは現地集合になるけど....まぁ問題はないか。十六夜さんが準備を終えてるならもう出ようと思ってるけど....」
とそう納得しながら咲夜に確認する。その確認に咲夜は、
咲夜「私もいつでも構わないわ。」
とそう答える。それを確認した狛枝は、
狛枝「そっか、なら行こうか。」
とだけ返し白玉楼へ向かい始めるのであった....