それから数分後紅魔館から出た二人は飛びながら目的地に向かう。普通に空中に飛んでいる狛枝を見た咲夜は、
咲夜「随分と自然に飛べるようになったのね。」
と素直な感想を口にする。その言葉に狛枝は、
狛枝「まぁ魔法を覚えてから色々あったからね。いやでも体に染みつくよ。」
と答える。その答えに咲夜は、
咲夜「そう。そういえば以前から聞きたかったのだけど、貴方って元の世界に戻るつもりはあるの?」
とそう思い出したかのように聞く。その質問に狛枝は、
狛枝「(元の世界、か.....戻る可能性はゼロだったから久しく忘れていたな....とはいえ、)戻れるなら戻るんじゃないかな?何せボクはイレギュラーで来た可能性が高いからね。そのイレギュラーを正すために戻るって理由もあるけど何よりボクが住んでいた世界はあっちだ。幻想郷も気に入ってはいるけど流石に元の世界を捨ててまで居ようとは考えないだろうね。」
とそう答える。その答えに咲夜は、
咲夜「そう....そう考えているのならお嬢様の告白の件、断るつもりなの?」
と少し残念そうな顔をしながら聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「それはまだ言う時じゃないでしょ?その件は後4日後のはずだ。」
とそう答えを濁す。その狛枝の様子に咲夜は、
咲夜「言うつもりがないのはわかったわ....」
とそう呆れながら言う。その咲夜の様子に狛枝は、
狛枝「ねぇ、ボクからも少し質問してもいいかな?」
とそう問う。その問いに咲夜は、
咲夜「何かしら?」
と普通に答えるつもりのようだ。その様子を確認した狛枝は、
狛枝「いや、ちょっとしたことなんだけどね。幻想郷って人が死んだ時何か特別な事とかが起きるのかな〜って思ってね。」
とそう聞いてみる。その言葉に咲夜は、
咲夜「死んだ時....?確か魂は一旦白玉楼に行った後、その後四季の....って言っても誰かわかんないわね。」
とそう言っている途中で気づく。しかし狛枝は、
狛枝「四季映姫・ヤマザナドゥさんの事かい?それなら分かるよ。前に本で読んだことがあるからね。」
とそう言う。その言葉を聞いた咲夜は、
咲夜「ああ、確か来た当初に見てたわね。それならわかるか。それじゃあ説明に戻るけど、人であろうと妖怪であろうと一度は皆白玉楼に行くのよ。その理由の一つは大人数が一気に四季のところに行っちゃうと判決が追いつかないって言うのがあるわね。まぁ私たちが知らない理由もあるかもしれないのだけど。」
とそう解説をした。その解説を聞いた狛枝は、
狛枝「じゃあ死んだふりなんかしてもすぐにバレちゃうわけだ?」
と興味本位でそのような事を聞いてくる。その質問に咲夜は、
咲夜「すぐに、と言うわけではないわ。ただ多少のタイムラグはあるでしょうね。それに魂が白玉楼に行ったとしても多くの魂がある中でそれ個人の魂を見つけるのは骨が折れる作業でしょうし。」
とそう答える。その答えを聞いた狛枝は、
狛枝「ふ〜ん....本当に幻想郷って色々不思議な事が多いね。」
と素直にそう言うのであった....