狛枝「やぁ、思ってたよりド派手に始めたね。」
といつのまにか庭に来ていた狛枝がそうレミリアに声をかける。その声を聞いたレミリアは、
レミリア「凪斗貴方ね、私を困らせる為にわざと入口の方に残ったでしょ?」
と少し怒った様な表情でそう狛枝に言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「まさか。ボクは本当に古明地さん達を待ってただけだよ?その証拠にほら、古明地さん達を連れてきたらすぐに来たじゃない。」
といつもの笑顔でそう言う。その言葉を聞いたレミリアは少し周りを見渡すと確かに古明地さとりやこいし達がいるのが確認できた。しかし、
レミリア「....釈然としない。」
とそう忌々し気に狛枝を睨む。しかし狛枝は、そのレミリアの目線を笑顔で受け流しながら、
狛枝「そんな事よりさ、レミリアさんも楽しんだら?ボクといるより他の人といた方がきっと楽しいよ?」
とそうレミリアに提案する。その提案にレミリアは、
レミリア「そんなことは.....」
と否定をしようとすると、
狛枝「....少なくとも、今回の宴会でボクは何かするつもりはないよ。つまり、問題を起こすどころか君の告白の答えを言うつもりもない。だからさ、レミリアさん。他の人のところに行ってきなよ。」
とそう諭す様な声でそう狛枝は言う。その言葉に嘘偽りがないと感じ取ったレミリアは、
レミリア「....分かったわよ。」
と少し悲しそうにしながらそう言い、他の人のところに行く。その背中を狛枝は見送っていると、
アリス「....もう少しレミリアに優しくしてあげてもいいんじゃない?」
と急にアリスの声が後ろから聞こえてくる。その声を聞いた狛枝は、
狛枝「聞いてたんだ....それと、ボクはレミリアさんを傷つけた覚えはないよ?」
とそうアリスの姿を向きながらそう言う。その言葉にアリスは、
アリス「はぁ.....乙女心ってやつがわかってないわね。あのね、狛枝。恋する乙女っているのは基本的に好きな人の横にずっと一緒にいたいものなの。離れていてもその人のことばかり考えたり、一緒にいると胸があったかい気持ちになったり....つまり、レミリアは貴方に何かさせたいんじゃない。ただ貴方と一緒にいたいだけなのよ。」
とそう呆れながら言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「.....例え君の言う通りの事をレミリアさんが考えていたとしても、ボクは同じ事をしたと思うよ。」
と死んだ目をしながら何処か遠くを見つめてそう言う。その狛枝の様子にアリスは少し不気味さを覚えながらも、
アリス「.....貴方にも色々事情があるってことかしら?」
とそう狛枝に聞く。その問いに狛枝は、
狛枝「さてどうだろうね?ただ言えるのは....ボクはレミリアさんの事を決して嫌いではないってことくらいかな。」
とそうはぐらかしながらそう言うのであった....