白蓮と別れた後狛枝は水を飲んで一旦気持ちを整理していると、
こいし「なんだか悲しそうな目をしてるね。」
と急に横に現れたこいしがその様に話しかけてくる。その出来事に狛枝は少し驚きながらも、
狛枝「....そう見えるかい?」
とそうこいしに聞く。その質問にこいしは、
こいし「うん。」
と即答する。その答えに狛枝は、
狛枝「即答かぁ....あはは、ボクもまだまだ感情を隠せてないみたいだね。」
とそう自嘲気味に笑うと、
こいし「ねぇ、狛枝お兄ちゃん。何でそんな目をしてるの?宴会ってみんなが笑顔になれる場所なのに今の狛枝お兄ちゃんはまるで大切な人が死んだ翌日、みたいな表情だよ?」
とそうこいしが聞いてくる。その質問に狛枝は間を開けた後、
狛枝「....別に、特段何かあったわけじゃないさ。ただ少し過去を思い出してただけ。」
とそう答える。その答えにこいしは、
こいし「過去?」
とそう首を傾げながら言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「そう、過去。言い換えるなら思い出かな。最近色々な事を思い出すことが多くなってね。ちょっと感傷に触れる機会も多くなったってわけ。」
とそう応える。その応えにこいしは、
こいし「.....つらい出来事が多かったの?」
と心配そうに言う。その質問に狛枝は、
狛枝「つらい、か.....もうそう思うこともなくなっちゃったし最初はどう思っていたのかは覚えてないや。」
とそう答える。その答えを聞いたこいしは、
こいし「そっか....」
少し悲しそうな表情をしながらそう言う。そんな会話をしていると、
「お前は後天的に感情の一部が欠落してしまったのだな。」
とそう少女の声でそう話しかけられる。その声を聞いた狛枝はその声の主の方を確認する。その少女はピンク髪のロングヘアーで不思議な事に周りにお面が浮いている。それを確認した後、
狛枝「ああ、そう言えば名簿に君の名前もあったね。さっきはロクに話してなかったから改めて....初めまして、秦こころさん。」
と狛枝はそう声の主に挨拶をする。その挨拶を受けたこころは、
こころ「うむ、初めましてだな。」
とそう挨拶をし返す。そしてこころの姿を見たこいしは、
こいし「ああ、こころちゃん。久しぶり〜。」
と嬉しそうにこころに抱きつく。そのこしいの行動にこころは特に気にした様子もなく、
こころ「ああ、久しぶりだな。だが先にこいつに少し話してみたい事があるから話すのはその後でいいだろうか?」
とそうこいしに聞く。その問いにこいしは、
こいし「あ、ごめん。それじゃ、また後でね〜。」
とそう言いながらルンルン気分で何処かへ歩いて行く。それをみていた狛枝は、
狛枝「古明地さんは表情豊かだね。」
とそう純粋に思った事を口にすると、
こころ「私からしたら羨ましい限りだ。しかし今はお前の方に興味がある。」
とそうこころは反応する。そのこころの言葉に狛枝は、
狛枝「おや、ボクにかい?ご期待に添えるといいんだけど....」
とそう返すと、
こころ「なに、ちょっとした質問を何個かするだけだ。そう気を張らなくてもいいさ。」
とじっと狛枝を見つめたまま、こころはそう言うのであった....