その後は妖怪に遭遇することもなく狛枝は石造りの階段の前まで来た。階段の上には鳥居があるのが見える。鳥居を確認した狛枝は、階段を最上段まで登り、そして鳥居の奥を見る。そこには神社が建っていた。神社の敷地内には特に変わったところはなく、狛枝は
狛枝(ここが博麗神社......思っていたより見た目は普通だな。)
と言った感想を抱きながら狛枝は敷地内へと入る。すると
??「あら、朝から客人がくるなんて珍しい。」
と上から声が聞こえる。その声を聞いた狛枝は上を向く。そこには赤い巫女服を身に纏った少女がいた。手には買い出しに行っていたのか色々な食材やお酒が入っていることが分かる。それを確認した狛枝は、
狛枝「やぁ、博麗霊夢さん。お邪魔しているよ。」
と発言する。すると少女は
霊夢「私の名前をフルネームで呼ぶのなんて珍しい......ってああ、そう言うこと。貴方が紫の言っていた例の外来人ね?」
と言いながら地面に着地する。その言葉に狛枝は、
狛枝「うん、そうだよ。はじめまして博麗さん。ボクの名前は狛枝凪斗だよ。」
と答える。その言葉に霊夢は
霊夢「紫から話は聞いてるわ。でもどうしてこんな時間に?宴会までまだ時間はあるでしょうに。」
と言った疑問を投げかける。その疑問に狛枝は
狛枝「いや、ただ人に準備を任せっきりってのもどうかと思ってね。ボクに何か手伝えることがあるなら手伝おうかなと。」
と答える。その答えに霊夢は、
霊夢「あら、手伝ってくれるの?それは助かるわ。ここにいる連中はみんな宴会の準備を他人に押し付けるのよ。.....ってそろそろあいつが来る時間ね。」
と言う。その言葉に狛枝は
狛枝「あいつ?もう直ぐ誰か来るのかい?」
といった疑問を口にする。それに霊夢は、
霊夢「宴会前に少し運動しようぜ、と弾幕ごっこを仕掛けられたのよ。私としても最近動いていなかったから肩慣らし程度に受けたんだけど、貴方は巻き込まないようにしないと。」
と答える。その答えに狛枝は、
狛枝(弾幕ごっこ.....確か幻想郷での対決の総称だったね。殺し合いにならないようにするためのルールで、弾幕って言われるものと確かスペルカードと言う俗に言う必殺技みたいなものを使って戦うもの......)
と思い出していると、空から
魔理沙「お〜い霊夢〜!来たぞー!って、狛枝〜?」
と言った声が聞こえてくる。上を見ると魔理沙が箒で飛んでいた。その言葉に霊夢は、
霊夢「あれ、あんたたち面識あったの?」
という疑問を言う。その疑問に狛枝は
狛枝「以前少し会う機会があってね。その時魔法について教えてもらったんだ。」
と答える。そんな会話をしていると魔理沙が降りてくる。そして
魔理沙「どうして狛枝がいるんだ?まだ宴会まで時間はあるはずだろ?」
と疑問を持つ。それに霊夢は
霊夢「宴会の準備を手伝いに来てくれたのよ。」
と答える。それを聞いた魔理沙は
魔理沙「へぇ〜好き好んで準備を手伝うやつなんて珍しいな。」
と言う。すると霊夢は何かを思いついた様な顔をし
霊夢「そうだ魔理沙。貴方今回の弾幕ごっこで負けたら貴方も準備手伝いなさい」
と言う。それに魔理沙は
魔理沙「ええ!?私は嫌だぜ!めんどくさいし!」
と反対するが、霊夢が
霊夢「私に負けるのが怖いの〜?なら仕方ないわね〜。私に勝つ自信がないならね〜」
と挑発する。その挑発に狛枝は
狛枝(そんな挑発に乗るわけ.....)
と思ったが魔理沙は
魔理沙「上等だ霊夢!今日こそお前にギャフンと言わせてやる!」
と言う。それに狛枝は
狛枝(乗るんだ....)
と内心思う。そんな事を考えていると霊夢が
霊夢「狛枝、少し離れてなさい。今から弾幕ごっこをするから。これが終わったら3人で準備を始めましょう。」
と言う。その言葉に魔理沙は
魔理沙「私が負ける前提で話していていいのか〜?負けた時大恥晒すことになるぜ!」
と言う。その言葉に霊夢は
霊夢「上等よ、魔理沙。今回も貴方を負かしてあげる。」
と言い魔理沙の方を向く。その様子に狛枝は
狛枝(煽り耐性はお互い低いみたいだね....)
と思いながら巻き込まない様に離れるのであった.....
22話目にしてやっと東方の主人公の初登場になるとは.....