狛枝「さて....」
とそう1人森の中に来た狛枝はそう呟く。すると、
紫「1人でこの森に来て....一体なんのつもりなのかしら?」
と何もない空間から紫が出てくる。その姿を確認した狛枝は、
狛枝「.....さぁ、なんだろうね?」
と含みのある笑顔でそう返す。その返しに紫は、
紫「....ところでいつの間に着替えたのかしら?ここには着替えるスペースなんてないはずなのだけど。」
とそう疑問をぶつける。そう、今の狛枝凪斗の姿はいつもの緑の上着を羽織り髪型もいつものアンテナヘアーに戻っていた。この森の中で着替えるのは難しいし髪型を戻すのはもっと難しいはずだ。しかしその質問に狛枝は、
狛枝「イリュージョン...だったりしてね。」
と真面目に答える気はない様だ。その狛枝の様子に紫は、
紫「...やはり貴方は危険ね、狛枝凪斗。もっと速く貴方を警戒すべきだった。」
と狛枝の目的が何にしろ紫の勘がここで狛枝を掴めないと取り返しのつかない何かが起きると...そう感じたのだ。そう考えた後紫は狛枝を捕えようと手を伸ばすと、
狛枝「まあ待ってよ。ボクが怪しいのは分かるけどボクを今捕まえるのはよくない....ボクにはこの騒動を収束させる手段を知っているんだよ?」
とそう紫に言う。その言葉に紫は、
紫「....なんですって?」
とそう言ってしまう。その言葉を聞いた狛枝は、
狛枝「やっぱり興味を持ったね。」
と笑顔で言う。その言葉に紫は会話の流れが狛枝に操られているのを理解し、まずい流れだと言う事を理解しながらも、
紫「...一体貴方は何を知っているの?」
とそう聞く。その質問に狛枝は、
狛枝「あのね、モノクマは数が多いし力もそれなりにはある。だけどモノクマには一つ弱点があるんだ。」
とそう説明を始める。そこまで聞いた紫は、
紫「あのぬいぐるみに弱点が...?私も何度か戦ったけどそれらしい物なんて見当たらなかったわよ?」
とそう疑問を口にする。その疑問に狛枝は、
狛枝「そりゃあそうだよ。だってあいつの弱点は攻撃の仕方なんかじゃないんだ。あいつの弱点は...ネズミだよ。」
とそう答える。その答えに紫は、
紫「ネズミ?」
と意外すぎる答えにそう疑問を口にする。その疑問に狛枝は、
狛枝「意外でしょ?でも間違いないよ。その弱点は前のコロシアイ修学旅行でもそうだったし1人でモノクマと遭遇した時偶然モノクマの前にネズミが出てきたんだけど....その時モノクマはびくっと体を震わした後に退散したんだよね。つまり今でもその弱点は変わってないんだよ!それに紫さんの能力なら大量のネズミを出す事なんて造作もないでしょ?」
とそう答える。その答えに紫は、
紫「...まぁそうね。貴方の言葉が本当なら、ですけど。」
とそう警戒を隠すこともなく言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「...ボクを疑っている暇なんてないんじゃない?速くしないと博麗さん達が危険だよ?彼女は君のお気に入りなんじゃなかったのかな!?」
とそう歪んだ笑顔をしながらそう紫に言う。その狛枝の様子に紫は何処か違和感を感じながらも、
紫「....今は一旦見逃してあげるわ。でも次怪しい行動をしたら...躊躇なく貴方を拘束するわよ。」
とそう警告した後襖の中に消えていく。それを見送った狛枝は、
狛枝「....さて、これ以上疑われても仕方ないしボクも戦いに加わるとしようかな。」
とそう呟いた後、紫が来そうにない地底に向かうのであった....