狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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270話 必ず連れ戻す

—ジャバウォック島のある一室

 

左右田「日向、いい加減休んだらどうだ?狛枝が心配なのはわかるけどよ...」

 

とそう左右田は日向に言う。ゲーム世界によるコロシアイ修学旅行から生還した後生き残った者たちはコロシアイ修学旅行の犠牲者をなんとか生き返らせるために色々な試作を試み、狛枝凪斗以外はなんとか意識を取り戻すことに成功した。しかし狛枝凪斗の精神だけは何故か復元することができず日向はここ数ヶ月狛枝を生き返らせるために機械と睨めっこ状態になっていた。その状況を見かねた左右田は日向にそう休むように言ったのだが、

 

日向「俺は大丈夫だ。それにもう少しであいつを取り戻せそうなんだ、今休むわけにはいかないさ。」

 

とそう日向は拒否する。その日向の様子に左右田は、

 

左右田「...そうか。前みたいに何か俺たちに手伝えることがあるなら遠慮なく言うんだぞ。」

 

とそう言った後その部屋から退室する。すると、

 

九頭竜「どうよ、日向の様子は。」

 

と廊下でそう九頭竜が話しかけてくる。その言葉に左右田は、

 

左右田「相変わらず画面と睨めっこしてるよ。本人曰くだいぶ進んではいるらしいがあの調子だとあいつが先にぶっ倒れちまうよ。」

 

とそう左右田は答える。すると、

 

弐大「うぅむ...相変わらずその調子なんじゃの...」

 

とそう弐大が会話に入ってくる。その声を聞いた左右田は、

 

左右田「おう、弐大。体の調子はもういいのか?」

 

とそう弐大に聞くと、

 

弐大「応、心配無用じゃー!お主らが蘇らせてくれたおかげでこの通り弐大猫丸は元どうりじゃー!」

 

とそう大きな声で答える。すると、

 

田中「相変わらず貴様は溢れんばかりの生命力だな。だがそれでそこだ!それでこそこの俺と殺し合った男に相応しい...」

 

とその様なことを言いながら田中も入ってくる。そのいつも通りの様子に左右田は、

 

左右田「おめ〜は普通に喋らないのかよ!」

 

と左右田もいつも通りツッコミを入れていると、

 

花村「まぁまぁ、田中くんはそれだけ元気な方がいいんじゃないかな?」

 

とそう珍しくなだめるような言葉を言いながら花村が話に入ってくる。するとこの光景を見ていた九頭竜が、

 

九頭竜「今いる男子組は全員揃っちまったな。後は日向と狛枝がいりゃ全員揃うんだが....」

 

とそう九頭竜が呟くと、

 

弐大「そうじゃの...だが狛枝を連れ戻すことは今の日向にも難しいとのことじゃからの...」

 

とそう珍しく弐大が不安そうな言葉を呟くと、

 

田中「ふん、あの混沌を体現したような男がそう簡単にくたばるものか。」

 

とそう田中が言う。その言葉に花村が、

 

花村「僕としては正直言ってやりたい気持ちもあるけど...狛枝くんには戻ってきて欲しいよ。狛枝くんも僕たち77期生の仲間なんだし。」

 

とそう反応する。その光景を見ていた左右田は、

 

左右田「...頼むぞ、日向。俺たちに出来ることはなんでもやるからよ....」

 

とそう改めて呟くのであった...

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