狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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274話 生死の重要性

こころ「しかしお主は何回か死ぬ寸前の経験をしていそうだな。」

 

と一呼吸開けた後こころはそう狛枝に言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「うん、結構あるね。今回もなんやかんやあって助かるんだろうなとは思ってたけど。」

 

とそう言う。するとその言葉を聞いたこいしが、

 

こいし「でもいくら経験しても怖いものは怖いんじゃないの?」

 

とそう疑問を口にする。すると狛枝は少し考えるような仕草をした後、

 

狛枝「怖いか...そうは思わないけどここで死んでいいのかどうかは少し考えるね。もっと何かやった後に死んだ方が有益そうならそっちの方向に行けるように頑張ると思うな。」

 

とそう答える。するとその答えを聞いたこころが、

 

こころ「生き残ろうとするのではないのだな。」

 

とそう反応する。その反応を聞いた狛枝は、

 

狛枝「死んだ方がメリットがありそうならそうすると思うからね。まぁ今やったらレミリアさんあたりに止められそうだけど。」

 

とそう言葉を返す。その返しを聞いたこころは少し呆れたようにため息をついた後、

 

こころ「生き残るよりメリットデメリットを重要視するのか。人は死んだらそこで終わりだと言うのにな。」

 

とそう言うと狛枝は、

 

狛枝「それは違うよ。人の生死なんてそこまで重要じゃないんだ。重要なのは生きるにしろ死ぬにしろ何をするかって部分さ。ボクは何もしない生より何か意味のある死の方がいいとボクは思うんだ。」

 

とそう反論してくる。するとその反論にこいしが、

 

こいし「そんなことない。確かに何をするかは重要だけど死んで何かを成すよりは生きてチャンスを待つ方が私はいいと思う。」

 

とさらに反論してくる。その反論に狛枝は、

 

狛枝「チャンスを待つ、か。それも悪くはないとは思うよ。ただそのチャンスとやらが来てくれるとも限らないんだ。それなら今あるチャンスを最大限活かす方がずっといいとは思わない?」

 

とさらに反論してくる。その反論にこいしはまた反論しようとするが、

 

こころ「そこまでだ。生死の価値観など人によって違うのだから議論するだけ無駄というもの。ただどちらかと言えばこいしの考えの方が正しいとは私は思うがな。」

 

とそうこころは言葉を遮り静止する。そしてその静止の言葉に狛枝は、

 

狛枝「ボクもその考え自体を否定するつもりはないさ。ただボクはそう思ってだけ。でもまぁ本当に死の直前になったらもしかしたらボクも生きようとするのかもしれないね。」

 

とこの議論を続けるつもりはないようだ。その狛枝の様子にこいしは、

 

こいし「じゃあなんのための口論だったの...いやもういいや。狛枝お兄ちゃんがよく分かららない言葉を言うのはそう珍しいことでもないからね。」

 

とこの点においては狛枝と相互理解できないのであろうと言うことを理解してそう呟くのであった...

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