慧音「うぅん....私は何を...」
とその様なことを呟きながら慧音は立ち上がる。慧音は今先ほど自分が何をしていたのかが思い出せないでいたが、一つだけ感じているものがあった。それは、その忘れた記憶は何か重要な出来事であったと言うことだ。しかしどれだけ頭を回転させても慧音は思い出せず、
慧音「仕方ない。今はみんなと合流することが優先だ...ってここはどこだ?」
と一旦皆と合流することにした慧音はその様に言った後、自身が今どこにいるのかがわからないでいた。周りを見渡すとそこは石造りの部屋の様なところでその部屋にはソファやベットが置いてある。そして上を見ると突貫工事のような跡があり、そこには元々穴が空いてあったことがわかる。最後に奥には部屋から出るための扉が置いてある。そこまで理解した慧音は、
慧音「しかし...現状を把握したところで一体何ができると言うのだ。と言うかここは一体...」
とそう疑問に思いながら扉の方に行き開こうとする。しかし...
—ガチャガチャ...
とそう音が鳴るだけで開く気配はなかった。それを確認した慧音は、
慧音「やはり閉じ込めるだけあって開くことはないか...そして下手に破壊すれば天井が落ちてくる可能性もあるからわざわざ地下に私を拉致したと...なるほど、私は誘拐されたと見て間違いないらしい。」
とそう呟きながら部屋全体を改めて見渡す。そして本棚があることに気づき自然と慧音はその本棚に近づく。そして本の題名を確認した慧音は、
慧音「希望ヶ峰学園...そして人類史上最大最悪の絶望的事件...希望ヶ峰学園は以前狛枝から名は聞いている。確か元々狛枝達が通っていた場所だと言う話だったな...となれば私は狛枝達と関係あるもの...十中八九モノクマの仲間か操っているものが私を拉致したと考えて間違いないだろう。しかし気になるのはその動機だ...私を拉致するにしてもモノクマを使える様なやつなら動けなくしておけば人質としても使いやすいだろうにわざわざ私をある程度自由に動ける状態で放置している。そして洗脳なりなんなりするにしてもその様子は今のところ見られない...まるで愉快犯だ。私を拉致したやつはふざけたやつなのかそれとも私にはわからない様な理由があるのか...どちらにしても私はこの本達を読んだ方が良さそうだな。みんながここまで来て私を見つけ出してくれるとも限らないが、今私に出来るのはこのくらいだ。なら私は最善を尽くしてここにある本を読み切るとしよう。」
とそう呟いた後そこに置いてあった資料を読み始めるのであった...