狛枝「...いるんだろ、モノクマ。」
と狛枝は虚空に向かって話しかける。そして狛枝がそう発言した数秒後に、
モノクマ「はいはい、出てきますよ〜と。でもいいの?もしこの場面が他のやつに見られちゃったら君拷問されたりするんじゃないの?」
と暗闇からモノクマが姿を表しながら狛枝を煽る様に言う。その発言を聞いた狛枝はふっと鼻で笑った後、
狛枝「ま、その時は自分の不幸を呪うさ。そんなことより準備はできた?」
と軽く流しながらモノクマに確認する。その様子にモノクマはつまらなそうにしながら、
モノクマ「も〜、つれないな〜。まぁいいけど。準備は万端、いつでも出来るよ。」
と簡潔に狛枝にそう伝える。それを聞いた狛枝は満足そうに頷いた後、
狛枝「そう、それならいいよ。なら前伝えた手筈通りに動いてね。」
とそう命令した後狛枝は部屋から出ていく。それを見届けたモノクマは、
モノクマ「...僕のこと、便利屋か何かだと思ってる?」
とそう不満の声を漏らすのであった....
—一方その頃頃慧音は....
慧音「これが狛枝達がいた世界で起きたこと...こんな意味不明な動機でここまで大掛かりな計画を練るなんて江ノ島盾子と言う人間は相当に精神的におかしなやつだったんだな...狛枝や七海がそいつについて話すときにいい表情をしていなかったのはそう言うことか...」
とある程度資料を読み終えた慧音は一人でそう呟く。あれから慧音のいる部屋は特に変わったことということはなく、脱出の手段も掴めないでいたが資料によって狛枝達の世界で何が起こっていたのかを知ることが出来た。それを知った慧音は少し目を伏せた後、
慧音「しかし...信じられないな。あの狛枝が元は超高校級の絶望だったなんて、今のあいつからはとても想像できんな。確かにイかれたところもあったやつだがそこまで堕ちるようなやつには見えなかったんだが...しかし七海はこれについて知っていたということなんだよな。黙っている理由も納得いくがこの事実は誰かに喋ったのだろうか...」
とそのようなことを呟くと扉から鍵が開くような音がする。それを聞いた慧音は、
慧音「...私が資料を読み終えたその少し後に開くなんて偶然にしては出来過ぎだな。おそらくは私を拉致したやつの思惑によるものだろうが...この部屋にいようとも先に進もうとも危険度はさほど変わらないだろう。それならみんなのために色々な情報を仕入れていた方がいい。これが黒幕が張った罠なのか、それともまた別の人物の思惑か...どちらにしろ進むとしよう。」
と最後にそのようなことを呟いた後次の部屋に進むのであった....