フラン「ね〜、世破。お姉様はどうして狛枝に惚れたんだと思う?」
と我が物顔で世破のベットに転がりながらフランが聞く。その様子に特に何か文句を言うわけでもなく世破は少し考えた後、
世破「貴方は身近な男性があまりいなかった環境かつ、身内に転がり込んできたのが美形である狛枝凪斗だったというのも大きな理由だと考えていますね?」
とフランに確認をとる。その世破の言葉にフランはぽけ〜と驚いたような顔をした後、
フラン「よく私の考えがわかったね?でもその言い方だと世破はそうは思ってないってこと?」
と驚きの言葉を口にした後そう世破に確認する。その確認に世破はまた少し考えるような仕草をした後、
世破「まだレミリアさんとのコミュニケーションをとった回数があまり多くないので断言は出来ませんが私はそう考えています。彼女が狛枝凪斗に惚れた理由とは彼の二面性をみて放っておかなくなったのだと私は考えています。」
とそう自身の考えを口にした。その世破の答えにフランはよくわからないと言った表情を浮かべた後、
フラン「二面性?それってイかれた部分とまともな部分のギャップにやられたってこと?」
と自身の解釈を世破に言う。そのフランの言葉に世破は頷いた後、
世破「簡単に言えばそうなるでしょうね。彼女は会った時から狛枝凪斗を面白い人間だと感じ取り紅魔館へ向かい入れた。ただ狛枝凪斗と言う人間は彼女が思っていた以上に複雑な精神構造をしていたのです。それを知ったレミリアさんはその歪みをどうにかしてあげたいと思い積極的に話しかけて、狛枝凪斗の普通の部分にもふれて行っていく内に心を許していって....その結果ああなったのだと私は考えています。」
とそう自身の考えを正確に言葉にする。その世破の言葉にフランはベットにごろんと寝っ転がり直した後、
フラン「要するに絆されちゃったんだ、じゃあ狛枝の方はどうしてお姉様を?」
と一言でまとめた後狛枝の惚れた理由を聞いてみる。その質問に世破は目を伏せた後、
世破「彼は....貴方も知っているでしょうが彼は生前孤独な人生を歩んでいました。幼い時に両親を失い、肉親もおらず友人も作れず作れたとしても彼の超高校級の幸運によって失い...その結果希望を絶対視するようになり、人との距離も必要以上につめないようにした。詰めすぎたらその人物が不幸に見舞われるとそう考えての行動でしょうし、彼の普段の様子から通常時も嫌われることはないが好かれることもない、そのような立ち位置になっていたのでしょう。かと言って非常時になると彼は希望を最優先で動く狂信者に。ただ彼も奥底では寂しいと言う感情はあったのではないでしょうか。あったが自覚も出来ずにいたところにレミリアさんがぐいぐい距離を縮めてきて、自分でも彼女を好きになっていく実感があった。だが今度はレミリアさんが不幸に見舞われると感じた狛枝凪斗は距離を取ろうと考えていた時に...彼女に告白されたのではないのかなと。」
とそうフランの問いに自身の考えで答える。その答えを聞いたフランは、
フラン「ふ〜ん...でも結局近づいちゃったらお姉様に不幸が降りかかるのは避けれないんじゃないの?」
とそう疑問を口にすると世破はそれは簡単な答えだと言わんばかりの表情で、
世破「単純に近くにいた方が守りやすいと考えたのでしょう。彼女の危険を考えるのなら告白を断るのが正解だったのでしょうがその正解を選ばないくらいには狛枝凪斗も彼女のことを好きになっていた、と言う事ではないでしょうか。」
とそう答えるのであった....