狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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33話 過去と現在

??「この飛行機はハイジャックした!」

 

飛行機内でその様な声が響いた。どうやらテロリストによって飛行機をハイジャックされたらしい。乗客達は混乱して騒ぐが、

 

テロリスト「騒ぐな!神経が苛立つ.....」

 

と銃を撃ち、乗客達を黙らせる。そして、乗客達の中には3人の親子がいた。両親が守る様に一人の白髪の少年を抱いている。そして

 

母「凪斗、大丈夫だからね.....最後まで諦めなければきっと運命は貴方に味方してくれるから.....」

 

と母は子に言う。そんな事をしていると、テロリストが

 

テロリスト「俺たちの目的はあんたらを人質として国から軍資金を得る事にある。騒がなければ不必要な殺害はしない。だが......」

 

と言い、少し貯めて

 

テロリスト「俺たちが本気だって事を国に伝えるために一人死んでもらう事にする!」

 

と発言する。その発言に機内は恐怖に包まれる。そして、テロリストは乗客を眺めながら殺す相手を選んでいる。そして、

 

テロリスト「そこの目立つ白髪のガキ、お前がいい。」

 

と口にする。その言葉を聞いた両親は、

 

母「やめてください!凪斗は、凪斗だけは!」

 

父「私たちの命なら差し上げます。ですから子供だけは!」

 

とテロリストへ講義するが、

 

テロリスト「うるさい!3人まとめてあの世に行きたいか!おい、この二人を抑えとけ。」

 

と言い、テロリストの仲間が両親を拘束する。そして、

 

テロリスト「悪いな坊主。恨むんならその目立つ白髪の髪を恨まな」

 

と言いながら席に座っている少年へ銃を向ける。その行動に少年は顔色を変えない。だが、

 

母「やめてください!凪斗、凪斗ぉぉぉ!」

 

父「息子の命の代わりに私の命でどうか、どうかお願いします!」

 

と両親は叫ぶ。それにテロリストが

 

テロリスト「うるさいぞ!本当に3人まとめてあの世に.....」

 

と言ったその時、上空から何かが降ってきて飛行機に激突する。その激突した物により、テロリストや両親は肉の塊となる。少年の顔にべったりと血が付着する。そして、飛行機は墜落し始め乗客達は

 

乗客1「助けてくれ!誰か、誰でもいい!誰かぁぁぁ!」

 

乗客2「やだやだやだやだ!死にたくなんてない!やだぁぁ!」

 

などの絶望の声が響き渡る。そして少年は、

 

少年(これが......絶望ってやつなのかな......)

 

と思いながらその景色を眺める。そしてそんな助けを求める声虚しく、乗客テロリスト含め”1人の少年”以外は全員なくなった。少年は、”偶然”

にも上からパラシュートが降ってきてこれまた”偶然”にも少年の背中に装着されそして更なる”偶然”が重なり、そのパラシュートが開かれ最後の”偶然”で海ではなく、砂漠のオアシスに着地する事が出来た。そしてすぐそばには墜落した飛行機もある。そして少年は、

 

少年「あは.....あははははは!ボクはなんて幸運なんだろう!母さんや父さん含めてみんな死んだって言うのに、僕は生きている!あはははは!」

 

と一人泣きながら狂った様に笑い続けるのであった......

 

 

 

—あれ、僕は何をしていたんだっけ.....?確か射命丸さんに避けてと言われた後に何かにぶつかって.....うん?誰かが僕の頬を触っている.....

 

と思いながら狛枝は意識を回復させる。狛枝が目を開けると寝かされており、上には顔を覗き込んでいるレミリアがいた。

 

レミリア「あ....よかったぁ......」

 

とレミリアは安堵した表情を見せる。そして狛枝は自身が泣いている事に気づき更にレミリアに膝枕をされている事に気づく。その状況を把握した狛枝は、

 

狛枝「え......?なんでボク泣いて.....と言うか膝枕.....?え?」

 

と混乱する。その様子を見たレミリアは、

 

レミリア「混乱するのも無理はないわ。でも大丈夫。今から簡単にだけど教えてあげるから。」

 

と優しい声で言いながら狛枝の涙を手で拭う。そして、

 

レミリア「まず、貴方何かにぶつかったのは覚えてる?.....ごめんなさい、それ私なのよ。」

 

と気まずそうに言う。そして、

 

レミリア「私がぶつかった後貴方は気絶して、気絶した貴方を急いで永琳に診てもらったんだけど命に別状はないと判断されたの。で、目が覚めるまで私が面倒を見ろって言われて今の状況というわけ。」

 

と解説する。その解説に狛枝は、

 

狛枝「大体わかったけど.....ボクは何で膝枕されてるの?」

 

と疑問をぶつける。それにレミリアは、

 

レミリア「......もう記事にされるのは確定しちゃったから、もうどうでもいいかなって。......後私の原因でもあるからなにかお詫びもしようとも考えて.....咲夜のアドバイスを参考にしてこれにしたの。」

 

と言う。それに狛枝は、

 

狛枝「うん.....まぁ、悪い気分ではないけど.....」

 

と言いつつ、

 

狛枝「さすがに少し恥ずかしいから、これからはいいや。」

 

と言いながら立つ。その様子にレミリアは、

 

レミリア「今回だけの特別よ。次はないわ。」

 

と言いながら立つ。そして、

 

狛枝「ボクの勘がこの宴会中でまた関わりそうと言っているから、また後でね。スカーレットさん。」

 

と狛枝はいい、レミリアも

 

レミリア「ええ、また後で。」

 

と答え、狛枝は宴会に戻る事にするのであった.....

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