狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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35話 宴会らしく

狛枝(さて....誰かと面識を持とうと動いたはいいけど正直興味があった人とはあらかた話し終えたんだよね.....次は誰に話しかけようか....)

 

と狛枝は一人考えながら歩いていると、

 

??「お、例の外来人じゃないか。」

 

と後ろから声が聞こえる。その声を聞いた狛枝は振り向きその声の主の姿を確認する。そこには二人の姿がある。一人は金髪のロングヘアーで体操服の様な服を着ているのが特徴的だ。もう一人は小学生の様な見た目で薄い茶色の髪が特徴的であり、二人とも盃を右手に持っており、頭に角が生えている。その姿を見た狛枝は、

 

狛枝「やぁ、はじめまして伊吹萃香さんと星熊勇義さん。」

 

と笑顔で挨拶する。その言葉に二人は

 

勇義「お、本当に名前を当てられた。」

 

萃香「幻想郷の実力者については事前に調べていたって言う話は本当らしいな。」

 

と言いながら杯に入っている酒を飲む。その様子を見ていた狛枝は、

 

狛枝「え〜と.....ボクに何か用かな?」

 

と二人に聞く。その質問に勇義が、

 

勇義「いや、この宴会の主役に会っておこうと思ってな。少し前も話しかけようとも思っていたんだがお前は気絶していたからな。」

 

と答える。その答えに狛枝は、

 

狛枝「ああ、そう言う事ね。じゃあ、改めて.....こんにちは、ボクは狛枝凪斗だよ。」

 

と改めて二人に挨拶する。その言葉を聞いた萃香は、

 

萃香「ああ、よろしく。....ああそうだ。私たちと一緒に飲まないか?お前の話も聞いてみたいし。」

 

と思いついた様に狛枝に聞いてみる。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「う〜ん......どうしようかな.....」

 

と少し悩む。その様子を見た勇義は、

 

勇義「別に私たちだけと飲もうって話じゃないさ。多分他の奴らも一緒に飲み始めるからまだお前が会ってないやつとも会えると思うぞ。」

 

と言う。その言葉を聞いた狛枝は、

 

狛枝「そうか......うん、なら参加させてもらおうかな。」

 

と決める。その言葉を聞いた萃香は

 

萃香「よ〜しいい返事だ。じゃあ他の奴らも参加しやすい広い場所に行こう。」

 

と言い狛枝を広い場所に連れていく。そして狛枝は自身の器にお酒を注ごうとすると、

 

紫「最初にそのお酒は少しきついわよ。こっちにしておきなさい。」

 

と何処からともなく出てきた紫が狛枝の器にお酒を注ぐ。その様子に狛枝は、

 

狛枝「わぁびっくりした....でもありがとう、八雲さん。」

 

と言う。そして紫に気づいた勇義は、

 

勇義「おお、紫。お前も参加するか?」

 

と紫に聞く。その言葉に紫は、

 

紫「そうさせてもらおうかしら。どうせやる事もないし、みんなここに集まってきそうだし。」

 

と言いながら座る。そしてさらに、

 

霊夢「あら、紫。それに勇義と萃香、さらに狛枝じゃない。みんなで飲んでるの?私も参加していい?」

 

魔理沙「お、みんなで飲んでるのか?私も混ぜてくれよ。」

 

幽々子「賑やかに飲めそうね〜。私も混ざっていいかしら?」

 

さとり「ふぅ、やっと見つけたわよこいし。.....ってなんか集まって飲んでるわね。私たちも混ざっていいかしら。」

 

とどんどん人が集まってくる。そんな様子に狛枝は、

 

狛枝(.....この調子で集まってきてくれるなら今いる人とは面識が持てそうだね。まぁ、ボクを放って盛り上がってる気がするけど、そこは問題ではないね。後はまだ来ていない人達だけど......まぁ、幻想郷にいるならいつかは会えるか。)

 

と一人考えながら一人で飲み始める。

 

—それから2時間後

 

狛枝は、宴会を楽しんでいる皆んなを遠目に一人お酒を飲んでいると、

 

レミリア「こんなに賑やかなのに貴方は一人でいるのね。」

 

とレミリアが横に座りながら話しかけてくる。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「まぁ、ボクがいなくてもみんなは楽しくやれるからね。むしろ僕がいない方が気楽に話せるんじゃないかな?」

 

と言いながらレミリアの盃にお酒を注ぐ。それを聞いたレミリアは、

 

レミリア「それはないわね。あいつらに遠慮とかそう言うのはないと思うし。」

 

と言いながらその盃を受け取る。そして狛枝は、

 

狛枝「そうかな。まぁでもボクはみんなが楽しそうなのを見ているのは嫌いじゃないよ。それに僕と関わってもいいことなんてないし。」

 

と言いながら自虐気味に笑う。その言葉にレミリアは、

 

レミリア「.....凪斗」

 

と言いながら狛枝の顔を見る。その行動に狛枝は、

 

狛枝「?どうかしたのかい?」

 

と疑問を口にする。それにレミリアは、

 

レミリア「行くわよ。」

 

ととだけ言い狛枝の手を引っ張りながら歩く。その行動に狛枝は、

 

狛枝「え!?ちょっとスカーレットさん!?なに!?」

 

と焦りながら聞く。その質問にレミリアは、

 

レミリア「楽しいかどうかなんてあいつらが決めることよ。貴方が自分といても楽しくない、と言ってもあいつらが貴方といて楽しめるかもしれないじゃない。だから関わること自体から逃げちゃダメよ。」

 

と言いながらみんながいる方へ進む。その行動と言葉に狛枝は、

 

狛枝「そんなはずない!だって僕は.....」

 

とそこまで言うと、

 

レミリア「もう、頑固ね!少なくとも私は貴方といて楽しいわ!だからそう自分を卑下しない!」

 

とレミリアは言葉を遮る。その言葉に狛枝は動揺して何も言えなくなる。そしてさらにレミリアは、

 

レミリア「貴方からも歩み寄りなさい。仲良くしたいかどうかなんて一度ちゃんと話してから決めなさいな。」

 

と優しい口調で言葉を追加する。そこまで聞いた狛枝は、

 

狛枝「.....わかったよ。」

 

と言い、姿勢を正す。そして、

 

狛枝「君の言葉を信じてみるよ。」

 

とレミリアの顔を見ながら言う。その言葉にレミリアは、

 

レミリア「そう、それでいいのよ。自分が信じれないなら私を信じて。それならできるでしょう?」

 

と答える。その言葉に狛枝は頷きながらも、

 

狛枝(.....眩しいなぁ、スカーレットさんは。でも......僕はやっぱり自分を信じれないよ....だってボクは、人を不幸にしか出来ないんだから....)

 

と一人思うのであった.....

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