狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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36話 狛枝の病気

その後、狛枝とレミリアは宴会を楽しんでいるみんなの方へ向かう。すると狛枝が来た事に気づいた魔理沙が、

 

魔理沙「おっこっちに来たのか。今ちょうどアリスとパチュリーと一緒にお前用の魔法についての講義をしようって話をしててな〜......って私お邪魔だったか?」

 

と途中でレミリアが横にいる事に気づいた魔理沙は言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「別に大丈夫だよ。後、魔法についてはまだ知らない事もあるだろうし助かるよ。」

 

と笑顔で言う。その様子にレミリアは、

 

レミリア「よかったわね凪斗。でも、魔法なんて覚えてどうするつもりなの?力が欲しいなら私が今館に置いてある吸血鬼になれる石の仮面でもあげるけど。」

 

と言う。それに狛枝は、

 

狛枝「力が欲しいわけじゃないさ。ただ知識として知っておきたいんだよ。でも吸血鬼になれる石の仮面.....少し興味があるね。後で見せて欲しいな。」

 

と答える。その答えにレミリアは、

 

レミリア「好きに見ていいわよ。後、使いたくなったらいつでもいいなさい。その時は同族として貴方を向かい入れてあげる。」

 

と微笑を浮かべながら言う。その様子を見ていた魔理沙は、

 

魔理沙「そんな物騒な仮面置いてあるのかよ.....まぁレミリアが持ってるなら問題にはならないだろうけどよ。」

 

と少し呆れながら言う。そんな事を話していると、

 

アリス「あら、狛枝と.....レミリア?レミリアも魔法について知りたいの?」

 

パチュリー「狛枝はともかく、レミィは魔法についてあんまり興味ないでしょうに。」

 

も言いながら二人が近づいてくる。その言葉にレミリアは、

 

レミリア「別に私はいいわ。興味がないわけじゃないけど、今はまだ戦闘に関する別のスキルツリーを伸ばすつもりはないから。」

 

と答える。そして3人揃った事を確認して狛枝は、

 

狛枝「そう言えば聞きたいんだけど、魔法には人それぞれあった属性があるって言うじゃない?それって魔法を覚える前に分かったりするのかな?」

 

と聞いてみる。その質問にパチュリーが

 

パチュリー「分析に優れた魔法使いならできなくはないわ。でも、アリスと魔理沙は別の分野だし私もなんの道具も無しじゃあ無理ね。調べたいなら紅魔館に戻ってからになるわ。」

 

と答える。その答えに狛枝は

 

狛枝「そう.....なら後で頼むよ。」

 

とお願いする。その言葉にパチュリーは、

 

パチュリー「わかったわ。なら明日の昼頃に私の研究室に来てちょうだい。準備はこちらで済ませておくから。」

 

と承諾する。その会話を聞いていた3人は、

 

魔理沙「狛枝の適性か.....何になると思う?私は風だと予想するぜ。」

 

アリス「そうね.....私は敢えて火にかけるわ。」

 

レミリア「じゃあ私は大穴のどの属性にも属さないやつで。」

 

と狛枝の適性について予想をしている。そんな事をしていると、

 

霊夢「あれ、なんか集まってるわね。なんの話をしているの?」

 

幽々子「あ、狛枝もいるじゃない。ちょうど貴方に聞きたいことがあったのよ〜」

 

白髪のボブカットの少女「ちょっと幽々子様。食べながら歩くのは行儀が悪いですよ。」

 

と言った感じで面識あるもないも関係なく人が集まってくる。そんな状況で狛枝は、

 

狛枝「あはは.....なんだか賑やかになってきたね。」

 

と一人呟く。その呟きにレミリアは、

 

レミリア「だから言ったでしょう?一回は歩み寄りよってみなさいって」

 

と答える。その答えに狛枝は

 

狛枝「.....確かに歩み寄るのも大事みたいだね。」

 

とだけ返す。すると後ろから

 

永琳「狛枝。輝夜を連れてきたわよ。」

 

と声が聞こえる。その声に狛枝とレミリアは振り向く。そこには永琳ともう一人女性がいる。黒髪の長いストレートの髪型が特徴的だ。その女性を確認した狛枝は、

 

狛枝「こんばんは、蓬莱山輝夜さん。僕は狛枝凪斗だよ。」

 

と挨拶する。その挨拶に女性は、

 

輝夜「ええ、こんばんは。貴方が例の外来人ね。私は蓬莱山輝夜。永琳から聞いたけど私と会ってみたかったそうね。何か用があるの?」

 

と返す。その質問に狛枝は、

 

狛枝「用って言うほどじゃないけど.....一個質問をしてみたくてね。」

 

と言う。その言葉に輝夜は、

 

輝夜「質問?なにかしら?」

 

と聞く。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「.....不老不死の薬って不治の病にも効くのかな?」

 

と答える。その質問に輝夜は、

 

輝夜「........それを知ってどうするつもり?」

 

と質問を返す。それに狛枝は、

 

狛枝「どうもしないさ。ただ、少し気になっただけだよ。」

 

と笑いながら答える。その答えに輝夜は少し考える様な仕草をした後、

 

輝夜「.....おそらく、不治の病によって起こる痛みとかは治らないわ。ただ、不治の病と言っても時期が来たら死ぬってタイプだったら多分薬の不死生がその病の症状に勝つとは思うけど。」

 

と答える。そしてさらに永琳が、

 

永琳「貴方、何か病を持っているの?それなら診察するから永遠亭まで運ばせてもらうけど。」

 

と狛枝に言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「......実はボク、悪性の癌を持ってるんだ。元いた世界では余命は後1年とか言われたっけ。」

 

と答える。その言葉はあまり大きい声ではなかったが、近くにいた者達に聞こえるには十分な声量だった。そして狛枝に視線が集まる。レミリアに至っては顔が真っ青になっている。そんな状況の中永琳は、

 

永琳「......なんで数時間前私に言わなかったの?」

 

と狛枝に聞く。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「.....こう言う状況になるって分かってたからかな。」

 

と答える。その答えにレミリアは、

 

レミリア「凪斗、なんで私に黙っていたのよ!それを知ってたら私....」

 

と言うが狛枝は、

 

狛枝「だって聞かれなかったし、別に教える必要もない情報かなって。」

 

と飄々とした表情でいう。それに対してレミリアは、

 

レミリア「何処が教える必要のない情報よ!?貴方死ぬって意味わかってるの!?」

 

と怒鳴る。それに狛枝は、

 

狛枝「ちょっとスカーレットさん、怒らないでよ。ほら怒ってるなら.......」

 

と言おうとすると、

 

レミリア「怒るわよ!貴方自分が死んだら他人がどんな思いをするか考えれないほどバカじゃないでしょう!?なのになんでそんな自分の身の安全の事を常に後回しに出来るのよ!?」

 

とレミリアは、さらに声量を上げて怒鳴る。そこまで怒鳴られた狛枝は、

 

狛枝「......えっと、ごめんね?」

 

と疑問系ながらも謝る。それを聞いたレミリアは、

 

レミリア「謝るより先に永琳に診てもらいなさい!治るならそれでいいし、治らないなら私が治す方法を見つける!だから貴方は自分のその病気を治すことに専念しなさい!」

 

と言いながら狛枝を永琳の方へ突き飛ばす。その様子を見ていた永琳は、

 

永琳「話は纏ったみたいね。」

 

と言いながら狛枝に何かを刺す。それを刺された狛枝は、

 

狛枝「すぅ......」

 

と即座に寝る。そして永琳は、

 

永琳「出来るだけ早く治して戻ってくるわ。後、この話は他言無用でいきましょう。話を聞いてしまった人はこの際仕方ないけど、他の奴らにもこの話をすると宴会が台無しにはなるわ。この子だって宴会を台無しにはしたくないでしょうし。」

 

と言いながら狛枝を抱える。その言葉に周りで話を聞いていた者は頷く。そしてレミリアは、

 

レミリア「.....永琳、凪斗をお願いね。」

 

と最後に言う。その言葉に永琳は、

 

永琳「ええ、必ず貴方の元へ返すわ。」

 

と言いながら飛び、永遠亭へと向かうのであった.....

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