狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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全てのChapterで事件や異変が起きるわけではないのは先に言っておきます。


Chapter1 希望に溢れた世界 日常編
41話 適正


—現在時刻10時

 

仮眠を取った狛枝はベットから起き上がる。そして時刻を把握し、

 

狛枝「.....朝食が欲しいな。」

 

と呟き部屋から出る。そして食堂に行くとそこには珍しく美鈴がいた。

 

狛枝「あれ、紅さんじゃないか。ここにいるなんて珍しいね。」

 

と狛枝は声をかけると、

 

美鈴「ああ、狛枝さん。実は咲夜さんから朝食分の食事を置いたから食べに来なさい、と言われたので。昨日は寝たのがバレて晩ご飯抜きくらってましたし。」

 

と美鈴は言う。それに狛枝は、

 

狛枝「真面目に門番の仕事をしていればそんな事にならないのに.....

あ、そこのメイドさん。朝食の準備お願いできる?」

 

と呆れながら言い、メイドに食事を頼む。そして少しすれば食事は運ばれてきて、狛枝は運ばれてきたものを食べる。食べ終わる頃にはもうパチュリーとの約束の時間が近づいていた。それに狛枝は、

 

狛枝「そろそろ向かおうかな.....」

 

と呟き地下へ向かう。そして地下に着くと、

 

小悪魔「あ、来ましたか。パチュリー様がお待ちですよ。」

 

と小悪魔が話しかけてくる。それに狛枝は、

 

狛枝「君の様子からすると、もう準備は出来ている感じなのかな?」

 

と聞いてみる。それに小悪魔は、

 

小悪魔「はい。宴会から帰ってすぐに準備に取り掛かってらっしゃいましたから。」

 

と答える。その答えを聞いた狛枝はパチュリーの研究室の方へ向かう。扉の前まで行き狛枝は、

 

狛枝「入っても大丈夫かい?」

 

とノックをしながら聞く。すると扉の奥から、

 

パチュリー「大丈夫よ。」

 

とパチュリーの声が聞こえる。それを聞いた狛枝は扉を開け中へ入る。

 

中は分厚い本やフラスコ、後は謎の魔法陣などがある。そしてその中央には準備を終えたのであろうパチュリーが立っている。狛枝が入ってきたのを確認したパチュリーは、

 

パチュリー「待っていたわよ、狛枝。」

 

と話しかける。それに狛枝は、

 

狛枝「宴会から帰ってきたばっかりだっていうのに、準備させちゃってごめんね。」

 

と返す。それにパチュリーは、

 

パチュリー「別にいいわ。これが終わったら私は休むし、儀式自体も長引かないから。」

 

と言う。そして一つの魔法陣を指差し、

 

パチュリー「その魔法陣の中央に立ちなさい。」

 

と言う。狛枝は言われた通りその魔法陣の中央に立つ。それを確認したパチュリーは、魔導書らしき物を持ち手を翳す。そして、

 

パチュリー「使う詠唱はなんでもいいけど.......よし、決めた。

『素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

祖には我が大師シュバインオーグ。

降り立つ風には壁を。

四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

 

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する......』」

 

とパチュリーは詠唱を唱える。すると魔法陣は光始め狛枝の周りに文字の様なものが浮かび上がり始める。そして最後にパチュリーが

 

パチュリー「『抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』」

 

と詠唱を唱え終える。すると魔法陣の光は徐々に薄まっていき、少しすると元通りになる。それを確認した狛枝は、

 

狛枝「.....今の詠唱が分析に必要なものだったのかい?」

 

と最初に気になった事を聞いてみる。それにパチュリーは、

 

パチュリー「いいえ、全然違うわ。そもそもこの儀式に詠唱はいらなかったもの。ただ雰囲気を出したかったから詠唱しただけよ。」

 

と答える。その答えに狛枝は、

 

狛枝「そう......まぁいいや。それよりノーレッジさん。僕の魔法適性ってなんだったの?」

 

と問う。その問いにパチュリーは、

 

パチュリー「......驚いた、まさか五大属性以外の適性が出るなんて。」

 

とどの適正か確認したのかそう言う。それに狛枝は、

 

狛枝「例の特殊な適正ってやつか......それで?その属性が何か分かったの?」

 

と反応する。それにパチュリーは、

 

パチュリー「ええっと......『引力』と出てるわ。」

 

と答える。その答えに狛枝は、

 

狛枝「引力.....物体が引き合う、って感じの意味だったよね?それが適正ってことは.....引き寄せるのが得意ってことなのかな?」

 

と聞く。それにパチュリーは、

 

パチュリー「もしかしたら突き放す様な攻撃にも転用できるかもね。未知数だからなんとも言えないけど。」

 

と答える。その答えに狛枝は、

 

狛枝「そっか。まぁ今回は適性が分かったからいいよ。今日は無理言っちゃってごめんね、ノーレッジさん。」

 

と言う。それにパチュリーは、

 

パチュリー「別にお礼はいらないわ。だけど......少し.....休ませて.....」

 

と言いながら近くの椅子に座り眠りに着く。それを見た狛枝は部屋を出て図書館で本の整理をしている小悪魔に

 

狛枝「小悪魔さん、ノーレッジさんが寝ちゃったから布団か何か持って行って貰えるかな?」

 

とお願いする。それに小悪魔は

 

小悪魔「分かりました。」

 

と請け合いパチュリーのいる方へ向かう。それを確認した狛枝は、

 

狛枝(さて、今から何をしようかな......下準備に必要なものは.....)

 

と考えていると、

 

??「お兄ちゃん、だぁれ?」

 

と後ろから少女の様な声に話しかけられるのであった....

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