—狛枝は人里の探索を始めた頃
レミリア「慧音、少しいいかしら?」
捜査を始めて少し経った頃にレミリアは慧音に声をかける。それに慧音は、
慧音「レミリア?どうかしたのか?」
と反応する。そしてレミリアは、
レミリア「貴方は人里が襲われる前から人里にいたのよね?何か変わった事はなかった?」
と質問する。それに慧音は、
慧音「変わった事......一つ妙な物が私に送られてきたらくらいだな。」
と答える。それにレミリアは、
レミリア「妙な物?」
と聞くと、
慧音「ああ、これだ。」
と慧音は言いながら封筒を渡してくる。封筒には紙が1枚入っている。
紙の内容
「警戒せよ。今日の夜、必ず人里は妖怪の襲撃に遭う。」
内容を見たレミリアは、
レミリア「これは犯罪予告.....?」
と少し考える様な仕草をする。その様子に慧音は、
慧音「今日の昼私の目の前に真上から落ちて来たんだ。空には鳥しかいなかったから誰かが落としたとも考えにくいし、誰の仕業か話す為に夜に妹紅と話す約束をして、妹紅とこれについて話している途中に本当に野良妖怪の襲撃にあったんだ。真偽がわからなかったからみんなに伝えなかったが、こんな事なら伝えておくべきだったな.....」
とそれについて説明する。それを聞いたレミリアは、
レミリア「そう......わかったわ。」
と言い慧音と別れる。
慧音と別れた後、レミリアは空を飛ぶ。大きな爆発音がしたと言う証言があったからそこを調査する為だ。数分もすればレミリアは爆発したと言う場所に着く。着くとそこは大規模な爆発の跡が残っている。それを見たレミリアは、
レミリア(この爆発の仕方........もしかして)
と考えていると、
咲夜「お嬢様、妹様が見つかりました。」
と咲夜が現れ報告する。その報告にレミリアは、
レミリア「......そう、どこで見つかったの?」
と聞くと、
咲夜「いつの間にか地下に戻っていたそうです。本人に何をしていたか聞いても、『何をしようと私の自由でしょ』といい教えてくれそうにありませんでした。」
と咲夜は答える。その答えにレミリアは、
レミリア「......そう、分かったわ。貴方も自由に調査しなさい。」
と命令をし、それに咲夜はお辞儀をし消える。そしてレミリアは人里に戻る。上空から見下ろしているとちょうど住人に話を聞いていた妹紅を見かける。それを見たレミリアは降りて、
レミリア「聞き込みで何かわかったかしら?」
と妹紅に話しかける。それに妹紅は、
妹紅「ああ、レミリアか。残念だけどあんまり重要そうな情報はないな。」
と答える。それにレミリアは、
レミリア「そう......そういえば貴方は昼頃から人里に居たらしいわね。何か知っている事はある?」
と質問する。それに妹紅は、
妹紅「変わった事.......慧音に相談を受けた以外だとあんまりないな。」
と答える。その答えにレミリアは、
レミリア「人里に誰か怪しいやつがいた、とかはないわけ?」
とさらに追求すると、
妹紅「誰かね.....特にはいなかった.....いや、一人見たな。」
と妹紅は思い出した様に言う。それにレミリアは、
レミリア「それは誰なの?」
と聞くと、
妹紅「狛枝だよ。確か人里の構造を知っておきたいとか言って人里を回ってたんだ。あいつも容疑者なら何か知ってるんじゃないか?」
と言う。その答えにレミリアは、
レミリア「......凪斗が?人里で?.......どこで見かけたの?」
と少し困惑しながら聞く。その質問に妹紅は、
妹紅「ここから後ろへ真っ直ぐ行ったところで見たな。そこには人里を囲む柵があるんだが、そこは柵がボロボロになっているから気をつけろよ、とだけ言ったんだ。」
と答える。その答えにレミリアは、
レミリア「そう.......わかった。ありがとう。」
と言いながら妹紅と別れる。一人で歩いているレミリアは、
レミリア(......凪斗が?私たち人外ならともかく彼は人間のはず......故意に人間を危険にさらすなんてことはしないと思うのだけど......)
と考えながら妹紅が言っていた場所まで行く。里の端まで行くと、そこには壊れた柵がそこにはある。
レミリア「ふぅむ......妖怪達はここから侵入して来たみたいね。」
とレミリアは一人でボロボロになった柵を見ながら言う。
レミリア(昔からあったような傷もあるし元々ボロボロだったのね。)
レミリアがその様な事をしていると、
霊夢「あら、レミリアもこっちに調査しに来たのね。」
と後ろから声をかけられる。それにレミリアは、
レミリア「ええ、少し気になることがあってね。」
と答える。それに霊夢は、
霊夢「ここから侵入したのは間違いなさそうだけど、問題はなんで侵入して来たかよね.....」
と壊れた柵を見ながら言う。それにレミリアは、
レミリア「そうね。貴方達の話によると統率が取れてるわけでもないって事らしいし。普通はここまで侵入してこないはずなんだけど......」
と返し、二人は思考を巡らせる。そして柵の外を見ると大量の足跡がある。
霊夢「大量の足跡.....この先から来たって事よね。行ってみようかしら。」
と言いながら霊夢はその足跡の先へ行く。それにレミリアは自身も気になるしついていくことにした。二人が少しの距離歩くと足跡が地下空洞へと続いていることがわかる。それを見つけた二人は、
レミリア「人里の近くにこんなものが......」
霊夢「少なくとも一週間前はこんなところに空洞なんてなかったはずなんだけど.....」
と言いながら空洞へと入っていく。空洞内はあまり広くなく、通路の様な物もあまり精巧に作られてはいないことがわかる。少しすると少し広い空間へと出る。そこには壊れた長い鎖の様な物が置いてある。それを見つけた霊夢は、
霊夢「これは......ここで何かを拘束していた?」
と考える。そんな中レミリアは、
レミリア「これは......何かしら?」
と言いながらそこにあったものを拾う。それは鉄球の様なもので重さはそれなりにある。それを見た霊夢は、
霊夢「......鉄球?なんでこんな物が?」
と言いながら周りを見てみると、
霊夢「レミリア、貴方はあそこの穴に気がついた?」
と上を指差しながら言う。レミリアはその指の先をみるとそこには丁度レミリアが今持っている鉄球が入るくらいの穴があった。それを見たレミリアは、
レミリア「.....気が付かなかった.....穴は何処か遠くに繋がってるみたいね。」
と穴の中を見ながら言う。それを聞いた霊夢は、
霊夢「.....これ以上は何もなさそうね。上に戻りましょう。」
と言う。その言葉にレミリアは従い空洞を出る。そして霊夢は、
霊夢「とりあえず私は他のところを調査してくるわ。レミリア、またあとでね。」
と言いながら何処かへ行く。それを見送ったレミリアは
レミリア(さて.....次はどこを.....)
と考えていると、前から誰かの影が近づいてくる。そしてその影は月明かりに照らされ誰かが分かる。それは髪は白髪の癖毛でいつも貼り付けた様な笑顔をしている男、そう狛枝凪斗だ。姿を見せた狛枝は
狛枝「やぁ、スカーレットさん。調査するべき場所がわからなくて困っているのかい?」
とレミリアに話しかけるのであった.....