紫の声を聞いた狛枝は、
狛枝「じゃあレミリアさん、行こう。」
と言いながら紫の襖へと入っていく。そしてレミリアも特に何かするわけでもなく入る。襖の中で目を開けると、そこは裁判場の様な場所だ。だが、違う点もありそれは15人前後が立って話し合う様な形状になっている事だ。それにレミリアは、
レミリア「これは......?」
と紫に聞くと、
紫「以前狛枝からのリクエストがあったのよ。大人数で重要な話し合いをする場はこんな感じがいいって。別に断る理由もないし作ったけど、こんな感じでよかったかしら?」
と答えながら狛枝に聞く。それに狛枝は、
狛枝「うん、そうそうこんな感じ。ありがとう八雲さん。」
と満足そうに頷きながら言う。そしてそんな会話をしていると、
霊夢「こんな場所あったんだ......」
妹紅「おお、雰囲気出てるな。」
と続々と人里にいた者達と咲夜が入ってくる。そして最後にパチュリーが来て、
パチュリー「もう私以外全員揃っているのね。ならもう始めれるって事かしら?」
と言う。それに紫は、
紫「ええ、始めましょうか。全員自分の名前が書かれている場所について。」
と言い紫自身は裁判官の席の様な場所に座る。それを聞いた者達はそれぞれ自身の名前の書かれたプレートの場所へ立ち、全員が準備が整ったことを確認した紫は、
紫「じゃあ、自由に話し合ってちょうだい。基本的に私は傍観しておくから。」
と話し合いをすることを促す。だが狛枝は、
狛枝「その前に確認しておきたいんだけどさ、今回の事件は本当に幻想郷外の者が起こした犯行の可能性はないの?」
と言う。それに紫が
紫「ないわね。誰かが幻想郷内部に入った形跡はなかった。間違いなく犯人は元々幻想郷にいた人物よ。」
と反応する。その答えに狛枝は、
狛枝「なるほど、なら議論を進めて大丈夫そうだね。」
と言う。それを聞いた慧音は、
慧音「それならまずはどこから議論をする?」
と言う。それに妹紅が、
妹紅「私としては、何故妖怪が人里を襲ったのかについて議論したいな。」
と言う。それに狛枝が、
狛枝「やっぱり気になるのはそこだよね....急に野良妖怪が人里を襲うなんて変だもん。」
とその議論を進めることに同意する。それを聞いていた魔理沙が、
魔理沙「私はあんまり調査できてなかったんだが、何か手掛かりになりそうな物はあったか?」
とみんなに聞く。それに霊夢が、
霊夢「それについては少し心当たりがあるわ。」
と言う。その言葉に咲夜が、
咲夜「心当たり?何かしら?」
と聞く。それに霊夢は、
霊夢「私とレミリアが野良妖怪の足跡を追ってみたんだけど、足跡の先にはちょっとした地下空洞があったのよ。そこには何かを拘束していた様な後があったわ。」
と答える。それを聞いたパチュリーが、
パチュリー「状況証拠からして、そこに野良妖怪が拘束されていたってことかしら。それにその話が本当なら僅かに可能性があった『気が狂った野良妖怪が人里を襲った』と言う線は消えるわね。」
と言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「ボクも確認したから間違いないよ。それに、その地下空洞は一つだけじゃなくて反対側にももう一つあったよ。」
と情報を付け加える。その話を聞いた慧音は、
慧音「じゃあ、野良妖怪達は何者かに拘束されて拘束を解かれた後、極限までお腹が空いた野良妖怪は、人里を襲ったってことになるのか?」
と言う。それに狛枝は、
狛枝「そう考えて間違い無いんじゃないかな。」
と言う。それを聞いた魔理沙は、
魔理沙「それについての議論はもう良さそうだな。じゃあ、次の議論に移ろうぜ。」
と議論を別の話題に移すように促すのであった.....