狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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59話 拘束生活3日目

—時刻 7時頃

 

レミリアが狛枝に夜ご飯を食べさせた後は特に問題も起きずレミリアと別れ、そのまま狛枝は眠りについた。そして狛枝は起き、

 

狛枝「うぅん.......起きても特にすることはないか......二度寝しよう。」

 

また寝ようとする。するとその時、

 

咲夜「入るわよ。」

 

と声だけ聞こえてくる。その言葉を聞いた狛枝は、

 

狛枝「........ボクが起きてたから良かったけど、起きてなかったらどうするつもりだったんだい?」

 

と少し面倒くさい表情を浮かべながら言う。それに咲夜は、

 

咲夜「その場合は叩き起こすだけよ。それと、はいこれ。」

 

と言いながら今日の分のパンを渡してくる。それを狛枝は受け取る前に、

 

狛枝「ねぇ、十六夜さん。食事を持ってきてくれるのはありがたいんだけど、夜ご飯の時毎回どう頑張っても一人で食べれないやつを持ってくるのはやめてくれないかな?」

 

と言う。それに咲夜は、

 

咲夜「......気が向いたらね。」

 

と言いながら部屋を出ていく。それを見送った狛枝は、

 

狛枝(.....今日もレミリアさんに頼まないといけないみたいだね......)

 

と思いながらパンを食べるのであった......

 

—時刻 13時

 

狛枝はパンを食べた後特に何かをするわけでもなく軽い睡眠を取っていると、扉がノックされる。その音を聞いた狛枝は、

 

狛枝「どうぞ。」

 

と入る様に促す。扉が開かれるとそこには魔理沙が居た。狛枝の姿を見た魔理沙は、

 

魔理沙「よ。生きてたか。」

 

と言いながら部屋へ入ってくる。そしてその言葉に狛枝は、

 

狛枝「一応まだ死ぬ気はないからね。それより霧雨さんはどうして紅魔館にいるの?」

 

と返しながら聞く。それに魔理沙は、

 

魔理沙「パチュリーに『いい加減に盗んだ本を返さないと貴方の家全部燃やすわよ。』って脅されてな。さすがにそれは困るから仕方なく返しに来たってところだ。」

 

と困った様に答える。それに狛枝は、

 

狛枝「最初から借りて行くって言ってちゃんと返せばそんな脅しもされなかったのに.....」

 

と呆れながら魔理沙に言う。それに魔理沙は、

 

魔理沙「うっせー。と言うか、問題を起こす事に関してはお前に叱られたくねーよ。」

 

と言いながら部屋に置いてある椅子に座る。そして、

 

魔理沙「昨日はアリスと色々魔法について話したんだってな。私の話を聞いておくか?」

 

と狛枝に聞く。それに狛枝は、

 

狛枝「それは嬉しいな。ぜひ聞かせて欲しいよ。」

 

と言う。それを聞いた魔理沙は、

 

魔理沙「よし、私の話も長いから覚悟しろよ?」

 

と言いながら何処からともなく色々な小道具を出し始める。そしてその内の一つを持ち、

 

魔理沙「これが『マスタースパーク』を打つ為に使ってる道具だ。これを使って打つ事で、私が出せる本来の威力の1.5倍くらいの火力で出せるんだ。とはいえ、使いすぎると壊れるし結構頻繁に新しいのにしないといけないから、多様は出来ないけどな。」

 

と解説を始める。それを聞いた狛枝は、

 

狛枝「マスタースパーク......確か元々色々な人が使っていたのをパクっ......オマージュして君なりに再現した物だったね。博麗さんとの弾幕ごっこでも使ってたし、それが君のメインウェポンって事か。」

 

と宴会の時に聞いていた話を思い出しながら言う。その言葉に魔理沙は、

 

魔理沙「ああ、私は特別な能力とかはないから色々な道具を使ったり魔法の研究をしないとあいつに追いつけないからな。」

 

と肯定する。そして、

 

魔理沙「次はこれだ。これはすごいぞ?なんてったって.......」

 

と解説を続けていくのであった......

 

—時刻 20時30分

 

魔理沙「それでこれは.....」

 

狛枝「じゃあこういう物なら......」

 

二人が魔法の道具について夢中になりながら話していると部屋の扉がノックされる。それを聞いた狛枝は、

 

狛枝「レミリアさん、入ってきていいよ。」

 

といい、それを聞いたレミリアは今日もトレーに夕食を持って部屋に入ってくる。その流れを見ていた魔理沙は、

 

魔理沙「どうして来たのがレミリアだって分かったんだ?それにレミリアが配膳?なんでまた?」

 

と不思議そうな顔をしながら聞く。それに狛枝は、

 

狛枝「ただの勘だよ。」

 

と答えレミリアは、

 

レミリア「咲夜が毎回私に『彼の今日の分の夕食です』って言って私に押し付けてくるのよ。他のメイドに頼もうにも咲夜が手を回しているのか私の視界には誰一人入らなくなるし、仕方なしにやってるの。」

 

と答える。その答えを聞いた魔理沙は、

 

魔理沙「なんでまた咲夜はそんな事を........ああ、そう言う事か。なるほどな。」

 

と途中で察した様な表情になり、

 

魔理沙「じゃ、私はお邪魔みたいだし帰るぜ。またな〜。」

 

と言い部屋を出ていく。その様子を見ていた狛枝は、

 

狛枝「マーガトロイドさんもそうだけど、みんなどうかしたのかな?」

 

とレミリアに聞いてみるが、

 

レミリア「.......知らないわよ。」

 

と顔をぷいっとする。その様子に狛枝はよくわからないと言った表情を浮かべる。そして、

 

レミリア「そんな事よりさっさと夕食にするわよ。ほら、あーんしなさい。」

 

とレミリアは言う。その様子に狛枝は困惑しながらも素直に口を開けて食べ始める。そしてレミリアは、

 

レミリア(......なんかみんなから揶揄われている気分......別に凪斗とはそんな関係じゃないのに......)

 

と内心照れているのであった......

 

—時刻 21時30分

 

食事を済ませた後レミリアは食器を片付けに狛枝の部屋を出た。一人になった狛枝はアリスと魔理沙に聞いた話を思い出しながらある事を考えていた。

 

狛枝(......そろそろ出来そうかな。となると、ボク用のあれを作らないと.....)

 

とそう狛枝が考えていると再び部屋がノックされる。それを聞いた狛枝は、

 

狛枝「どうぞ。」

 

と言う。そして扉が開くとそこにはまたレミリアが立っていた。それを見た狛枝は、

 

狛枝「あれ、レミリアさんじゃない。まだ何か用があるのかい?」

 

とレミリアに聞く。それにレミリアは、

 

レミリア「別に......ただ少し話でもしようかなと思っただけよ。」

 

と返しながらベットに座る。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「ボクでよければ話し相手になるよ。」

 

と狛枝は返す。そしてレミリアは、

 

レミリア「.......ねぇ、凪斗。貴方って趣味とかあるの?」

 

と急にそんな事を聞く。それに狛枝は、

 

狛枝「趣味かい?そうだな.......平穏な場所で散歩とかは好きだな。特に何も起きずにただただ平和な時間を過ごすのはボクにとっては難しいからね。」

 

と答える。その答えを聞いたレミリアは、

 

レミリア「そう......じゃあ、この罰の期間が終わったら一緒に散歩しましょうか。大丈夫、何か起きても私が貴方を守ってあげるから。」

 

と狛枝を見ながら言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「それは嬉しいけど.......いいのかい?ボクなんかといても楽しくなんて......」

 

と言っている途中でレミリアは、

 

レミリア「貴方って本当に自己肯定感が低いのね。大丈夫、前にも言ったでしょう?私は貴方といて楽しいって。」

 

と狛枝の頬を撫でながら言う。その行動に狛枝は、

 

狛枝「.......それなら嬉しいけど......ちょっと恥ずかしいからこう言うのはやめてくれると助かるな。」

 

と頬に触れてるレミリアの手を見ながら言う。それにレミリアは、

 

レミリア「.......私が飽きたらやめてあげる。」

 

とニマニマした笑顔で言う。それを聞いた狛枝はやめさせるのは無理だと判断して

 

狛枝「.......もう自由にして。」

 

と多少顔を赤くしながら言う。それを見たレミリアは、

 

レミリア(.......かわいいところあるじゃない。)

 

とより一層楽しそうな笑顔をしながら狛枝の頬だけではなく頭も撫で始める。それに狛枝は、

 

狛枝(......もうレミリアさんが楽しければいいや。)

 

と諦め、レミリアのナデナデを受け入れるのであった......

 

—時刻 0時

 

レミリア「狛枝、寝ちゃったわね......」

 

ナデナデを続けていたレミリアだったが、途中で狛枝が寝た事に気付く。そして狛枝がぐっすり寝ている様子を見たレミリアは、

 

レミリア「.........ちょっとドッキリしてみましょう。」

 

と言いながら手を叩く。そして次の瞬間、

 

咲夜「お嬢様、なんのご用でしょうか。」

 

と何処からともなく咲夜が現れる。そしてレミリアは、

 

レミリア「あの薬を持って来てくれる?一つでいいから。」

 

と咲夜に頼む。それに咲夜は、

 

咲夜「はい、これでしょうか?」

 

と次の瞬間には手に薬を持っている。その薬を見たレミリアは、

 

レミリア「ありがとう......もう下がっていいわよ。」

 

と言いながらその薬を受け取り飲む。そして咲夜がいなくなったのを確認したレミリアは、

 

レミリア「さて.....びっくりしてくれるかしら。」

 

とワクワクしてそうな笑顔でそう言うのであった.....

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