狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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60話 拘束生活4日目

—時刻 7時

 

狛枝は深夜ごろに寝た事もありまだ眠気に襲われていた。そして少し意識が戻っても、

 

狛枝(眠い......どうせやる事もないし二度寝しようかな......うん?なんかいつも使ってる枕と違う様な.......まぁいいか。枕をクッションにして二度寝しよう.....うん?なんか枕が動いてるような......?まぁいいか。)

 

と思考して二度寝する事にするのであった.......

 

—一方その頃レミリア目線

 

レミリアは咲夜に用意させた、「一時的に眠気をなくせる薬」(効力約6時間)も飲み、狛枝にドッキリを仕掛けようとしていた。その内容は、起きたらレミリアが膝枕をしておりそして狛枝が状況を理解する前にとことん甘やかすと言う物だ。レミリアはこれにより狛枝を驚かせると同時に甘える事を覚えさせようとしていた。のだが........

 

レミリア(どうしてこうなるのよ〜!)

 

レミリアは現在寝ている狛枝にクッションにされている状態である。狛枝は寝ぼけていたのかレミリアを枕と認識してそのまま二度寝をしていた。こんな事になるとは思ってもおらずレミリアは出ようとも考えるが、

 

レミリア(でも.....私が無理にこの状態から立つと凪斗起きちゃうわよね......さすがにそれは可哀想だし.......)

 

と思い出ることはしなかった。しかし狛枝との距離が近いため、レミリアはめちゃくちゃドキドキしていた。さらに狛枝の顔も近く緊張はさらに加速する。そんな中内心レミリアは、

 

レミリア(......でも凪斗っていい匂いする.....なんだか落ち着く......)

 

と何故かそのような感想を抱くのであった......

 

—時刻 11時

 

狛枝「ふぁ.....よく寝た......うん?」

 

狛枝は起きると自身が何かをクッションにしている事に気づく。最初は枕かと考えたがどうもそうではないらしい。それを狛枝は疑問に思い目を開けようとすると、

 

レミリア「すぅ.......」

 

と何故か側からレミリアの寝息が聞こえる。その寝息を聞いた狛枝は一気に意識が覚醒する。そして目を開けると何故かレミリアが狛枝を抱いている様な状況にあると気づく。それを理解した狛枝は、

 

狛枝(え?なん.......え?なんでレミリアさんが......それにボクを抱いて......え?)

 

と錯乱し始める。そんな時扉が開かれ、

 

文「失礼しま〜す!ちょっと取材させてもらってもいい...です.....か?」

 

と言いながら射命丸が入ってくる。そして射命丸は言っている途中で狛枝とレミリアがベットの上で狛枝がレミリアに抱かれている状態を見て一瞬フリーズする。そして状況を理解し切る前に、

 

文「......えっと.....失礼しました!」

 

と勢い任せに部屋を出る。その流れを見ていた狛枝は、

 

狛枝「.......絶対に嫌な方に解釈された......」

 

と途方に暮れるのであった......

 

—時刻 19時

 

その後はなんやかんやあって射命丸は『あれは抱き枕にしていただけよ。』と言う咲夜の言い分を聞き狛枝&レミリアの写真を撮り最後はご機嫌な様子で帰っていった。そしてそれを咲夜越しに聞いていた狛枝は、

 

狛枝「うん、何をしているのかな君は?」

 

と本当に訳がわからないといった表情で咲夜に言う。それに咲夜は、

 

咲夜「私が何を言ってもあの天狗はこれ以外の答えでは納得しなかったと思うわ。お嬢様が起きてまだあれが居たとしたらどうなるか分かる?きっと紅魔館全体を巻き込んだ問題に発展するわよ。」

 

と割と真面目な顔で答える。それに狛枝は、

 

狛枝「はぁ......もう過ぎたことは一旦置いておくとして、レミリアさんはいつごろ起きてくれるのかな?」

 

とまだ狛枝を抱いているレミリアを見ながら言う。それに咲夜は、

 

咲夜「そろそろ起きるとは思うわ。後、私はこれから食事の準備してくるから。」

 

と言い部屋を出ていく。そして咲夜が部屋を出た直後に、

 

レミリア「うぅん......」

 

とレミリアが起きる。それを確認した狛枝は、

 

狛枝「レミリアさん、おはよう。」

 

と挨拶をする。それを聞いたレミリアは、

 

レミリア「.........うん?」

 

と頭を覚醒させる。そしてレミリアは今現在自分が狛枝を抱いていることに気づく。それに気づいたレミリアは、

 

レミリア「っっっっ!?!?」

 

と照れと驚きが混ざった様な表情をしながら立つ。その様子を見ていた狛枝は、

 

狛枝「......レミリアさん、出来ればボクが寝ちゃった後の話を聞かせてくれない?レミリアさんも故意に抱きついたわけじゃないでしょ?」

 

と自身が寝た後のことについて説明して欲しいとお願いする。それを聞いたレミリアは、

 

レミリア「......ちょっと心を落ち着かせるから待ってちょうだい。」

 

と言い、うずくまるのであった.......

 

 

—時刻 22時

 

レミリア「.......って事があったのよ。」

 

狛枝「........ごめん。」

 

しばらく時間を置くとレミリアは落ち着き、狛枝がレミリアをクッションにして寝たところまでを解説した。それを聞いた狛枝は本当に申し訳なさそうな顔をしている。その顔を見たレミリアは、

 

レミリア「えっと......別にそこまで嫌でもなかったし気にしないでいいからね?」

 

と気遣う様な表情で言う。それを聞いた狛枝は、

 

狛枝「気を使わなくてもいいよ。ボクなんかが君をクッションにしてしまうなんて君からしたら気持ち悪い以外の何物でもないよね......拘束されてなかったら腹を切ってお詫びするところだよ......」

 

とより一層顔には後悔の念が感じられる。だが、その言葉を聞いたレミリアは、

 

レミリア「........貴方、自分を卑下しすぎる癖はまだ直せないのね。でもね、凪斗。私が本当に嫌な思いをしていたのであれば貴方に文句を言っているし、なんなら血を吸ってでも起こしたわ。私は本当に嫌な思いはしてないのよ。」

 

と狛枝に優しい声で言う。それに狛枝は、

 

狛枝「........そっか。」

 

と色々な感情が混ざった様な表情で言う。そんな会話を二人がしていると、

 

咲夜「お嬢様、彼の今日の分の夕食です。」

 

とタイミングを見計らった様に咲夜が食事の乗ったトレーを持って出てくる。それを聞いたレミリアは、

 

レミリア「わかったわ........って、ナチュラルに私に食べさせようとするんじゃ.......ってもういないし!」

 

と言っている途中で咲夜がいなくなったことにツッコむ。それに狛枝は、

 

狛枝「あはは.....今日もお願いする事になるね......」

 

と苦笑いをしながら言う。それにレミリアは、

 

レミリア「はぁ.....まぁいいわ。貴方もお腹が空いているだろうし、さっさと食べ始めましょうか。」

 

と箸を手に取り狛枝に食べさせ始めるのであった......

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