狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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63話 拘束生活7日目

—時刻 6時

 

昨日はレミリアとの雑談後特に何か起きるわけでもなくそのまま狛枝は睡眠についた。そして最早習慣となった時間、7時.....ではなく、6時に起きる。起きた狛枝は、

 

狛枝「やっと最終日だ......思ってたより長かったなぁ.....」

 

と言いながら周りを見渡す。今日は特に異常な光景も前に広がっていないことを確認した狛枝は、

 

狛枝(......一人か.....なんだか懐かしい気分だ。拘束生活中はいつも起きたら十六夜さんが朝食を届けに来ていたから起きてしばらく一人だけでいるのは久しぶりだ。.......と言っても、ボクが幻想郷に来てからたった時間はまだ二週間ほどしか経ってないんだけどね。.........日向くん達は元気にしてるかな.......)

 

と一人ここには居ないみんなに思いを馳せるのであった......

 

—時刻 14時

 

それからは昨日と同じく急にパンが飛んできた事以外は特に何もなく狛枝は一人で仮眠を取っていた。そんな時に、

 

......トントン

 

と扉がノックされる。それに狛枝は、

 

狛枝「(最後の最後まで客人が来るんだな.....)どうぞ。」

 

と内心思いながら言う。そして扉が開かれるとそこには霊夢がいた。霊夢の姿を見た狛枝は、

 

狛枝「あれ、博麗さんじゃない。どうかしたのかい?」

 

と質問する。その質問に霊夢は、

 

霊夢「少し貴方の様子を確認しないといけなくなってね。と言ってもその様子だと関係なそうだけど。」

 

と言いながら部屋に入る。そして狛枝は霊夢の言葉に

 

狛枝「確認した言う事......それにボクの様子を確認する必要がある事.....もしかして何か異変でも起きたかい?」

 

と霊夢に聞く。それに霊夢は、

 

霊夢「少なくとも今はまだ異変ってほどしゃないわ。ただ人里で『自分と同じ姿の人間に襲われた』だの、『知り合いと姿の同じ何者かに襲われた』って私のところに助けを求めに来た人間が何人かいてね。それで捜査を始めて人里の住人に話を聞くと、最近そう言ったいわゆる、『ドッペルゲンガー』の目撃情報が色々な人から聞けたのよ。それで、容疑者を色々回って見てるんだけどどうも実力者の中にはいそうにないのよね。それで前に色々やらかした貴方を確認しに来たんだけど、その様子だと貴方も違うわね。」

 

と説明する。その説明を聞いた狛枝は、

 

狛枝「へえ.....ドッペルゲンガーね......とは言え、ボクは動けなかったから何も情報を持ってないよ。捜査を続けるなら他の所に行く方をおすすめするよ。」

 

と霊夢に勧める。その言葉に霊夢は、

 

霊夢「そのつもりよ。後、狛枝。この事件に便乗してまた別の事件を起こそうとするのはやめなさいね。」

 

と最後に釘を刺しながら部屋を出ていく。そして狛枝は、

 

狛枝「.......流石に警戒されてるね。次の事件は起こす方じゃなくて解決する方に力を貸すしかなさそうだ。」

 

と一人そう呟くのであった......

 

—時刻 19時

 

狛枝は、霊夢と別れた後は特にやる事もなく幻想郷についての情報を整理していた。そんな時に

 

......トントン

 

と扉がノックされる。それに狛枝は、

 

狛枝「いいよ、レミリアさん。」

 

と言う。すると扉は開かれて、レミリアが食事を持って入ってくる。そしてレミリア特に何か言うわけでもなく食事の準備を始める。そして狛枝に食事をつまんだ箸を向けて、

 

レミリア「はい、あ〜ん。」

 

と言う。それに狛枝は、

 

狛枝(......これをしてもらうのも今日で最後か......)

 

と思いながら食事をするのであった......

 

—時刻 22時

 

食事を終えた狛枝はやる事もなく、何となくモノクマ人形を見ていた。

 

狛枝(......そろそろ調べるべきか......)

 

などと狛枝が考えていると、

 

......トントン

 

と扉がノックされる。それに狛枝は、

 

狛枝「どうぞ。」

 

とだけ言う。すると扉が開きそこにはレミリアが居た。レミリアの姿を確認した狛枝は、

 

狛枝「やぁレミリアさん。ボクと話していないと寂しく感じ始めでもしたのかい?」

 

と冗談半分で言うと、

 

レミリア「.......そうね。」

 

とレミリアは肯定する。その答えは予想外だった狛枝は、

 

狛枝「.....え?」

 

と素っ頓狂な声を出し、少しの間フリーズする。その間にレミリアはベットに座る。そして、

 

レミリア「.....冗談よ。ただ単に雑談しに来ただけ。それに0時に拘束を解く必要もあるから。」

 

とイタズラを成功させた様な笑顔で言う。それに狛枝は、

 

狛枝「......心臓に悪いよ......」

 

と言いながらため息をつく。それにレミリアは、

 

レミリア「私は、貴方の色々な表情を見て見たいのよ。貴方いつも誰かと話してる時は笑ってるから感情を読み取りにくいのよね。でも安心した。貴方にもちゃんと感情はあるのね。」

 

と冗談を言った理由を説明した。それに狛枝は、

 

狛枝「ボクは別に感情が欠如してるわけでも、価値観が人より大幅にズレてるわけでもないよ。ただ無表情よりは笑顔の方が人からの印象は良くなるでしょ?」

 

といつも笑顔の理由を言う。それにレミリアは、

 

レミリア「それはそうね。でも貴方の笑顔ちょっと胡散臭くて初対面だとむしろただ者じゃないって思われることの方が多そうだけど。」

 

と言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「......そんな表情のつもりはなかったんだけど......」

 

と少し落ち込む。それにレミリアは、

 

レミリア「もう......別に貴方の笑顔が悪いって言ってるわけじゃないんだから落ち込まないの。私は貴方の笑顔好きよ?横に居てくれたら私が困った時なんとかしてくれそうな感じがするもの。」

 

と狛枝を撫でながら言う。それに狛枝は、

 

狛枝「.....ありがとう、レミリアさん。」

 

と言いながらいつもの笑顔に表情を戻し、

 

狛枝「さて、せっかく雑談をしにきてくれたんだ。色々話していこうよ。」

 

とレミリアに言う。それにレミリアは、

 

レミリア「ええ、そうね。」

 

と答え、それから二人は何気ない雑談を0時までし続けるのであった......

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