—それからなんやかんやあって.....
狛枝は自身の引き寄せる力と引き離す力、そして今までしてきた応用方法についてレミリアに説明した。そして、
狛枝「今のボクだと発動まで隙が出来るし消耗も激しい。ボクが君たち実力者に勝つ、なんて事はないよ。」
と付け加えながら自身の手をレミリアに見せるとその手は脂汗が出ておりさらに震えもしている。それを見たレミリアはハッとした様な表情を浮かべ狛枝の顔を覗き込む。その顔は手と同じく脂汗を出しながらさらに顔色もあまり良くない様に見える。すると次の瞬間狛枝は倒れ込もうとする。それを確認したレミリアは、
レミリア「凪斗、大丈夫!?」
と言いながら、狛枝の肩を持ち支える。そして狛枝は、
狛枝「っ!......ごめんね。」
と謝罪しながら
狛枝(まずいな.....反転を攻撃に転用する事がここまで消耗が激しいなんて思ってもみなかった....)
と思考しながら一人で立つ。その様子にレミリアは
レミリア(なんで気づかなかった!?凪斗がこんなに苦しそうにしてるのに!)
と少し焦る様子を見せながら、
レミリア「大丈夫......?永遠亭に向かった方が......」
と狛枝に言うが、
狛枝「いや、大丈夫だよ。ボクなんかの為に君の楽しみを潰すわけにはいかないからね。」
と言いながらいつもの笑顔を作る。だがレミリアから見たその笑顔は何処か無理をしているのがわかってしまう。そしてレミリアは、
レミリア「自分の事を大切にしなさいよ!なんで自分の体調より私の娯楽を優先しようとしているのよ!?」
と狛枝に怒鳴る。それを聞いた狛枝は、
狛枝(なんで怒ってるんだろう.....?ボクとレミリアさんとならレミリアさんを優先するのが当然だろうに......)
と思いながら、
狛枝「そんなに心配しなくとも、ボクは大丈夫だからさ。少し経てば元通りの体調に戻るし。」
とレミリアを安心させる様に言う。それにレミリアは、
レミリア(.....こうなった凪斗は絶対に折れない......変なところで頑固なんだから......)
と内心思いながら、
レミリア「.......私が永琳に見てもらうと判断したらすぐにそれに従う事。いいわね?」
とジト目を狛枝に向けながらしながら言う。それに狛枝は、
狛枝(不機嫌にさせちゃったかな.....)
と少しまずいと思った狛枝は、
狛枝「わかったよ。」
と素直にその言葉を受け入れる。それを聞いたレミリアは、
レミリア「それならよし。それじゃあ博麗神社へ行くわよ。不幸中の幸いかもう距離はそんなにないから歩いても数分で着くだろうし。」
と言いながら狛枝に手を差し出す。それに狛枝は、
狛枝(.....いや、これは不機嫌なんじゃなくて本当に心配してるだけか.....レミリアさんは本当に従者を大切にする人なんだな....)
などと思いながらその手を取るのであった.....