狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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狛枝くんは楽しい思い出をいっぱい作るべき.....私個人としては本編終了後に平和で楽しく暮らしててほしい......立場の問題で難しいかもしれないけど......


79話 君の姿は彼に似ている

—それから数分後

 

その後は野良妖怪と遭遇することもなく博麗神社までつくことが出来た。狛枝の体調は多少マシになり、表情からは不調を感じ取れないくらいに隠せる様になった。そして二人が階段を登り切るとそこには

 

霊夢「う〜ん.......調査もどん詰まりだし神社の敷地内の掃除も終わっちゃったしやることないわね〜。」

 

魔理沙「目ぼしい情報はそのドッペルゲンガーを戦闘不能にした時ガラスの破片の様に砕け散るって事が知れたくらいか。」

 

早苗「そうですね〜。これ以上の情報はこの異変の元凶がもっと活発に動いてくれないと出そうにありませんね〜。」

 

と会話をしている霊夢と魔理沙、そして早苗がいた。それにレミリアは、

 

レミリア「あら、魔理沙はともかく早苗もいるなんて珍しいわね?何かあったの?」

 

と狛枝から傘を受け取り、自身で日傘を刺しながら3人に近づく。そして二人に気づいた魔理沙は、

 

魔理沙「お、レミリアに狛枝じゃないか。どうかしたのか?」

 

と二人に声をかける。それを聞いた霊夢は、

 

霊夢「あれ、二人とも来てたの?暇なら貴方達も会話に混ざらない?」

 

と二人を会話に誘う。そして早苗はと言うと狛枝の姿を見て少し複雑そうな表情を浮かべるがすぐにいつも通りの表情に戻り、

 

早苗「こんにちは、狛枝さんにレミリアさん。」

 

と挨拶をする。そしてレミリアは、

 

レミリア「私はただ暇つぶしに来ただけよ。狛枝は日傘係。」

 

と答えながらその会話の輪に入る。そして狛枝は静かに4人から離れ、

 

狛枝(ボクは輪に入らない方が良さそうだな.......おそらくだけど東風谷さんから見たボクの評価は狂人以外の何物でもない。他の3人だけならいいけど、彼女がいるならボクは輪に入っちゃいけない。)

 

と考えながら狛枝は日陰から4人の会話を見守るのであった......

 

—数分後

 

狛枝が木に背中を預けながら空を見上げていると、

 

早苗「あの〜......どうかしました?」

 

と早苗が声をかけてくる。その行動に狛枝は多少驚きながらも、

 

狛枝「ボクは何ともないよ。ただ4人で楽しそうにしてたからお邪魔かなって思っただけさ。そんな事より君はみんなと一緒にいなくていいのかい?」

 

と返す。すると早苗は少し困った表情を浮かべながら、

 

早苗「あはは......あのまま一緒にいたら巻き込まれそうだったので.....」

 

と言う。それを聞いた狛枝は3人の方に目を向けると、

 

レミリア「そこ!」

 

魔理沙「なんの!」

 

霊夢「私をフリーにしていいのかしら!?」

 

などと叫びながら弾幕ごっこをしていた。それを見た狛枝は、

 

狛枝「......3人とも元気だね。」

 

と苦笑いしながら言う。それに早苗は、

 

早苗「ほんとにそうですね......」

 

とこちらも苦笑いしながら言う。すると狛枝は急に真顔になり、

 

狛枝「なんでわざわざボクに話しかけに来たんだい?」

 

と早苗に言う。それを聞いた早苗は、

 

早苗「.....え?」

 

と急に言われたその言葉に固まってしまう。そして狛枝は、

 

狛枝「君、ボクのこと嫌いでしょ?」

 

と言葉を続ける。その言葉に早苗は、

 

早苗「そんな事はないです!」

 

と強めに否定する。その否定に狛枝は、

 

狛枝「別に気を使う必要はないよ。ボクは信仰してくれる人間がいる人里を野良妖怪に襲わせた犯人だからね。君からしたら嫌いなやつ以外の何ものでもないでしょ?」

 

と自嘲気味に笑う。その言葉に早苗は、

 

早苗「それは.....その.....」

 

と言葉を詰まらせる。その様子に狛枝は、

 

狛枝「分かるよ。自分に害となる人物には悪印象は抱いちゃうよね。それは至極同然のことだ。だからさ、無理してボクに話しかけに来なくていいんだよ?結局のところ、ボクと君は他人なんだからさ。」

 

と言いながら早苗に背を向ける。そして、

 

狛枝(さて......歯止めの効かなくなる前に3人を止めないとな......)

 

などと考えて両手をある構えにしようとしているといると、

 

早苗「それでも!」

 

と後ろから早苗が大声で言う。それに狛枝は少しびっくりしながら早苗の方を向く。そして早苗は、

 

早苗「例え現時点で悪印象を抱いていたとしても!仮に問題がある人だったとしても!貴方のことをよく知らないのに貴方を嫌うのは違うと思うんです!」

 

と狛枝に言う。その言葉に狛枝は、

 

狛枝「.........」

 

と少し目を見開きながら驚いている。狛枝のその様子に早苗は、

 

早苗「それに.....宴会の時にあった時の狛枝さんはとても優しい人だと感じたんです。あの優しさが嘘だとは私にはとても思えません。」

 

と言いながら狛枝に近づいてくる。そして、

 

早苗「だから.......私と友達になりませんか?」

 

と手を差し出しながらそう言う。その言葉に狛枝は、

 

「俺と友達になってくれないか?」

 

と記憶の奥深くに眠っていた言葉が頭の中に浮かび思わず頭を押さえる。その様子に早苗は、

 

早苗「え......!?大丈夫ですか!?」

 

と心配そうに狛枝を見る。それに狛枝は、

 

狛枝「.......何でもない。ただ少し思い出を思い出しただけだよ。」

 

と言い早苗の方を見る。そして、

 

狛枝「君は......彼に似ているね。」

 

と呟く。その言葉に早苗は小首を傾げるだけであったがそんな事は狛枝は気にせず、

 

狛枝「友達か......ここでは二人目になるのかな?」

 

と言いながら早苗の手を握る。そして、

 

狛枝「これから友達としてよろしくね。東風谷さん。」

 

と言う。それに早苗は、

 

早苗「....!はい!よろしくお願いします!」

 

と嬉しそうに言うのであった......




早苗さんがまるでヒロインの様なセリフを言っているが狛枝くんは全く女性として意識していない。もちろん早苗も狛枝くんをあまり異性として認識していない......二人ともあくまでいい友人関係を構築しようと考えているだけ......陽の女性は勘違い男製造機になる事がある理由がこの話に詰まっているね.....
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