それから10分ほど会話した後レミリアが、
レミリア「そう言えば貴方温泉って好き?」
と急に狛枝に聞いてくる。その質問に狛枝は、
狛枝「急だね。でも温泉か......ここ数ヶ月は入ってないけど好きだよ。のんびりできるし。.......それがとうかした?」
と少し驚いた様子で返す。その答えを聞いたレミリアは、
レミリア「実は紅魔館に銭湯的な場所を作ろうと考えていたのよ。ほら、紅魔館にはメイド達が使う用の洗い場くらいしかなかったでしょう?今は貴方にもそこを使ってもらってるけど貴方が湯船に浸かる風習がある場所から来たそうだしこれを機に作ろうと思ったのよ。そして貴方がお風呂好きなら内装に何が欲しいか意見を聞いておこうと思ったの。」
と目的を話す。それに狛枝は、
狛枝「そんなことしようとしてたんだ......と言ってもボクはお風呂にそこまでこだわりはないし内装はレミリアさんの自由にしたらいいよ。」
と返す。その言葉にレミリアは、
レミリア「そう.......じゃあ貴方が今欲しいものとかしたいことはある?」
と違う質問をする。それに狛枝は、
狛枝「特にないな......いや欲しいものなら一つだけ。」
と少し考える仕草をした後思いついた様に言う。その様子を見たレミリアは、
レミリア「それはなに?」
と狛枝の方に少し前のめりになりながら聞く。そしてその言葉に狛枝は、
狛枝「戦闘能力。最低でも君たちと戦いが成立するくらいのね。」
と答える。それを聞いたレミリアは、
レミリア「.......理由は?」
と少し警戒した表情で問う。それに狛枝は、
狛枝「(流石に警戒されるか.......)ただ単に自己防衛の為だよ。別に力がなくても命の危険がない場所ならいいけどここ(幻想郷)は違うでしょ?流石にボクでも意味もなく死にたくなんてないし。」
といつもの笑顔を浮かべながら言う。その言葉にレミリアは、
レミリア「......すぐに強くするのは幻想郷にある何らかの方法を使えば強くなれるでしょうけど......流石に今の状況で貴方を強くするのは私たちにも疑惑の目がくるわね。」
と少し考えた後に言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「流石に分かってるよ。ただ他に欲しいものもないからとりあえず言ってみただけさ。」
と言いグラスに残ったワインを飲み干しながら
狛枝(......とは言えずっと現時点でのボク程度の力しかないとなると異変解決の手助けをして信用を得るのは難しいな....慢心してくれるくらいの実力差の状態なら一発逆転の方法も思いつくけどそれは何回も使ったら警戒されて終わりだ.....少なくとも後1つ.....それもよほど使い勝手のいいものか大火力のものじゃないとダメだ......となると何かインスピレーションを得る必要があるね......)
などと考えながら空を見上げるのであった......