(書籍発売中!)逃げる魔法使い 〜寿命を削って魔法を使っていただけなのに、なんだか周囲の様子が変です〜   作:うちっち

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【2期】2話 「到着、魔法都市!」

【逃げる魔法使い2期】第2話「到着、魔法都市!」実況&感想スレ

 

1:風の名無しさん

 魔法都市か

 

6:風の名無しさん

 観光で行きたいタイプの街並み

 

7:風の名無しさん

 あの旗の模様オシャレ

 

11:風の名無しさん

 なんでこういうとこの塔ってとんがってるんだろうね

 

14:風の名無しさん

 天や神、真理に近づくことの象徴とされている[1]からだぞ

 

17:風の名無しさん

 その数字はなんですかねえ……

 

18:風の名無しさん

 石畳の模様が凝ってて背景美術が本気出してる

 

19:風の名無しさん

 美術班ありがとう

 

21:風の名無しさん

 空に浮いてる巨大なやつ何!?

 都市機構??

 

22:風の名無しさん

 あれ移動してない?

 

23:風の名無しさん

 絶対魔力で動いてるやつでしょ

 ゴウンゴウン鳴ってるし

 

24:風の名無しさん

 なんか未来都市っぽいよね

 で、街の中心の大きな建物が大神殿っぽいね

 

26:風の名無しさん

 石造りのドーム状の大聖堂

 ガランゴロンと聞こえる鐘の音

 ……教会かな?

 

28:風の名無しさん

 教会! 教会来た!

 教会に勇者と魔法使いちゃんが来ました!

 これもう実質結婚では⁉

 

30:風の名無しさん

 勇×魔過激派が荒ぶってて草

 落ち着けよ

 

33:風の名無しさん

 しかしここで大神殿に突撃した魔法使いちゃん

 即つまみ出される

 

37:風の名無しさん

 衛兵さん仕事早いwww

 

39:風の名無しさん

 「数年前に亡くなった大僧正って私の知り合いだったんですよ! いつ知り合った? 1000年前です!」じゃねえんだわ

 

40:風の名無しさん

 嘘が可愛いwww

 

42:風の名無しさん

 これもう出禁では

 

46:風の名無しさん

 毎日こう名乗る人いっぱい来てそう

 

67:風の名無しさん

 首根っこからぷらんと持ち上げられて猫みたいだった

 

78:風の名無しさん

 BGMが止まったの笑う

 

80:風の名無しさん

 「私に任せてください!」ってどや顔から

 (゜Д゜)に変わるまでの流れが速すぎる

 

94:風の名無しさん

 即落ち2コマやめろ

 

105:風の名無しさん

 こういうの毎回やってほしい

 

118:風の名無しさん

 当たり前だけど、やっぱ長生きの方法は秘密なのね

 

129:風の名無しさん

 そりゃそうだ

 

132:風の名無しさん

 なんか悪いことしてる予感

 狂信的な信徒から寿命を吸い取るとかやってるだろこれ

 

140:風の名無しさん

 お、王女様が取りなして大神殿には入れるんだって

 ありがとう王女様

 

152:風の名無しさん

 流石国の王

 交渉力高すぎる

 

165:風の名無しさん

 王女様万能説

 

177:風の名無しさん

 さっき来た1000年前の自称知り合いを入れてくれるとか神殿の器大きすぎるだろwww

 

189:風の名無しさん

 逆にノリがいいのでは

 

191:風の名無しさん

 ところで王女様って王様の跡継ぎなんですよね?

 王宮に戻らなくていいんですか?

 

197:風の名無しさん

 出発直後は王宮とか家臣の話も楽しそうにしてくれてた王女様が、だんだんそっち方面の話をしなくなって笑った

 

199:風の名無しさん

 あっ(察し)

 

210:風の名無しさん

 剣士も道場の先生なんだよね?

 

217:風の名無しさん

 そういやそうだった

 

222:風の名無しさん

 あれ最近来ないな……ってならないのかな

 

234:風の名無しさん

 剣士は全然気にしてなさそう

 なんなら道場の弟子も気にしてなさそう

 代わりにお地蔵さんとか置いて

 「先生」って呼んでそう

 

244:風の名無しさん

 シュールすぎるw

 

255:風の名無しさん

 完全にいなくてもいい扱いですやんwww

 

268:風の名無しさん

 あっ(察し)

 

272:風の名無しさん

 剣士「俺は嫌われてない」

 

286:風の名無しさん

 勇者はまあ……いいか

 

297:風の名無しさん

 むしろ見てて安心する枠

 

308:風の名無しさん

 魔法使いちゃんと一緒にいて楽しそうだし

 癒やされるわこのコンビ

 

315:風の名無しさん

 相変わらず仲良しだなこの二人

 

319:長命種ニキ

 あの

 さっきの魔法使いちゃんの台詞って嘘じゃないかもしれないですよ

 

321:風の名無しさん

 長命種ニキ

 どういうこと?

 

324:風の名無しさん

 お、誰か神殿から出てきた

 シスターみたいな女の子が寄ってきた

 ヴェール可愛い

 

326:風の名無しさん

 BGMが変わったぞ

 

330:風の名無しさん

 白い! まぶしい! 光って見える!

 

342:風の名無しさん

 周りがざわざわしてる

 

354:風の名無しさん

 あの子有名人?

 

366:風の名無しさん

 「白巫女様」って呼ばれてるね

 

379:風の名無しさん

 声が柔らかい

 大僧正の跡継ぎだって

 

401:風の名無しさん

 え、すごい人じゃん

 めっちゃ偉い人じゃん

 

409:長命種ニキ

 魔法使いちゃんの寿命って、ひょっとして、俺たちが思っていたよりずっとずっと長かったんじゃないかなって――

 

426:風の名無しさん

 巫女様可愛い

 これは推せる

 

438:風の名無しさん

 癒やし系だな

 守ってあげたくなるタイプ

 ほらこっちおいで

 

439:風の名無しさん

 衛兵さん!

 こいつです!

 

444:風の名無しさん

 魔法使いちゃんのことめっちゃ見てるな

 

458:風の名無しさん

 ていうか目がまん丸で草

 

473:風の名無しさん

 ていうか見すぎwwww

 まばたきしてwww

 

480:風の名無しさん

 待って

 さっき長命種ニキが何か言わなかった?

 

 

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * *

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あ、あなたは、どうしてこちらに……?」

 

 大僧正の跡継ぎ――『白巫女』と名乗った少女が、声を裏返してそう問いかけてきた。

 綺麗な子だった。ミルク色の長い髪は陽の光をやわらかく反射し、真っすぐに腰まで流れている。顔立ちは柔らかく、落ち着いた微笑みをたたえているはずなのに、今は驚きが勝って口元がわずかに開いていた。

 額から肩口にかけては、薄い布のヴェールがかかっている。衣の白は清らかで、神殿の空気の静けさによく似合っていた。

 

 

 

 ……それにしても、すっごく見てくる。

 私の頭の天辺からつま先まで、視線が何度も往復しているのがわかる。瞳の動きが忙しく揺れ、まるで珍しい標本でも観察しているみたいだ。

 

 

 

 それはともかく、さっきの問いかけは確実にこちらに向けられたものだった。

 私は一行の中から代表して、控えめに口を開く。いったい、何をしに来たか。

 

「寿命が長くなる方法を探しに……?」

 

 うん、そう、そのはずだ。

 目標としては――みんなと私が、千年後も一緒に遊ぶための方法を探すこと。

 

 しかし、それを聞いた彼女は、眉尻を下げ、頭上に「?」を五つくらい浮かべたような顔をした。

 そして、白い裾をふわりと揺らしながら、一歩、二歩と距離を詰めてくる。気づけば、息が触れそうなほど近くまで来て、両手を胸の前で組み、ひそひそと耳元に古代語で囁いた。

 この言葉を口にできる人間は極めて少ない。彼女はどうやら内緒話をしたいらしい。

 

 

 

『長命種なのにですか……? というかあなた、どれだけ寿命あるんですか……。見たことないですよこんなの。わたし、正直、今ちょっと引いてます』

 

 

 

 ――あ、見ただけでわかるんだ。

 確かに、そういう目を持った人はたまにいる。こういうタイプが研究者の中に紛れ込んでいると、後々面倒なことになるので……この子には、ぜひ今後も大神殿でのお仕事に専念してもらいたい。

 

 

 

 

 

『正確には、仲間の皆の寿命を伸ばしたいんです。いっそ私と同じくらいに』

『……ああ……そういう……え? あなたと? え? 同じ?』

 

 

 

 彼女は、その瞬間、私を三度見くらいした。

 そして私の背後――控えていた仲間たちへちらりと視線を流すと、こめかみに指先を添え、まるで急な頭痛をこらえるように目を細めた。

 

 

 さらに、なぜかそのまま難しい顔で1分ほど沈黙する。そして天を仰ぎ、意を決したように口を開いた。

 

 

『あのー……いいですか? 普通の人間が寿命を伸ばすって、とても覚悟がいることなんです。少し伸ばすだけでも、です。もちろん、それはお分かりですよね。念のために聞いてますよこれ』

 

 

「おい、この人なんて言ってるの?」

「ひゃっ」

 

 突然、脇腹をつんつんと突かれ、反射的に変な声が漏れた。不覚。

 もちろん、そんな悪戯をするのは一人しかいない。

 

 私は横目で、悪びれもせず笑う勇者を睨む。

 

「やめてくれる?」

「そっちこそ、いきなり二人だけで話し出すのやめてくれますー?」

「もう、やめなさい」

 

 王女様がすっと間に入り、私と勇者の睨み合いを制した。……ええと、何の話をしてたんだっけ?

 

 

 

 

 私も巫女さんを真似て、少し距離を取って仲間とひそひそと作戦会議を開く。しかしきっと、これは――覚悟を試されているに違いない。

 

「寿命を伸ばすのはすごく覚悟がいるんだって。それが分かってるかって」

「当然だろ! お前の寿命のためならなんだってするっての」

「愚問ね」

 

 剣士に視線をやると、無言で力強く頷かれた。以下同文、らしい。

 

 

 

 

 私は再び、待っていた巫女さんのもとへ戻り、真剣な面持ちで告げる。

 

「大丈夫です、みんな溢れるほどに覚悟があります!」

 

 すると巫女さんは一瞬「マジかよ」みたいな顔をしたが、すぐに澄ました顔に戻り、「ついてきてください」と言って、背筋を伸ばして神殿の奥へと歩み出した。

 

 

 

 ……おお、どうやら認めてくれたらしい。けれど思ったよりもあっさり。寿命を伸ばしたいと願う者なんて、他にも山ほど来るだろうに……。

 

 

 

 私の疑問が顔に出ていたのか、巫女さんはくすりと笑う。

 

「お師様が、よくあなたのことを話していました。アリナなら見たらすぐわかるよ、と言っておられましたが、本当でしたね。そして、あなたが来たら、力になってやってくれと」

「んん?」

 

 ――なんだか、私の知っている大僧正の性格とは違う。そんな殊勝な言葉を残す人だったろうか。いや、ありがたいし嬉しいけれど。

 

 

 

 

 巫女さんはさらに表情を和らげ、唇の端を上げる。

 

「いえ、正確に言うと。『観察すると退屈しないから、近くでぜひ鑑賞するといい』と。ですが、お師様は素直じゃありませんでしたから。きっと、あなたのことは気に入っていたんだと思いますよ」

 

 

 

 そう言ってふいに立ち止まると、こちらに向き直り、深く一礼をした。

 

「申し遅れました。私はアリナステラ。白巫女と呼ばれ、この大神殿を統べる者です。私が知る限りの、死を遠ざける方法をお伝えいたします。……まあ……」

 

 

 

 そこで彼女は言葉を切り、目をつぶったままでぼそりと呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『全部試しても、1000年生きることすら絶対無理だと思いますけどねー……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * *

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【逃げる魔法使い2期】第3話「限りある未来を」実況&感想スレ

 

1:風の名無しさん

 えー、放送が始まる前に今回からの追加ルールです

 長命種ニキが喋っているときはみんな黙りましょう

 

3:風の名無しさん

 いや、だってなあ……

 

4:風の名無しさん

 いっつもタイミング悪いもん……

 

7:風の名無しさん

 そんなこと言うと長命種ニキがまた喋りづらくなっちゃうだろ! やめろ!

 

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