リリカルなのは 魔弾の死神   作:エーベルヴァイン

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シリアスはシリアルになったのだ…
変態紳士の手によってな…


10 魔弾と部活と変態と

「ダンクシュート決まったぁ!!」

実況さんの声が響き渡る。

今私は…これ良いのかな、女子バスケ部の練習試合で助っ人としてプレイしている。

リンカーとTENNO達の力のお陰で、ダンクシュートとか楽々できる。

「やった!勝った、練習試合だけど天下無双高校に勝ったぁ!!」

「嵐ありがとう!君が居なかったら今日は勝てなかったよ!」

「いや、そんなことはないと思うよ…」

シュートとダンクは高確率で入ったけど、ボールとかよく取られてたし。

私だけだと絶対に無理だった、まあ当たり前か、バスケはチーム競技だしね。

「皆、嵐を胴上げだあ!」

というか私抜きだとどうなるのよ、貴女達正規のバスケ部員でしょうが…

て、え?胴上げ?

うわ!腕捕まれたぁ!

ちょ、まっ!

「「「それわっしょい!わっしょい!」」」

「ふぇあ!?ちょ、皆待って…ふぉあ!?」

結局この後も無茶苦茶胴上げされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習試合から3日後…

私、剣城嵐は運動部の女子生徒に何故かモテまくる。

何故かは私もわからない、よく女の子に告白もされる。

あ、ごめんなさい。

私ノーマルなんです、百合の花は好きじゃないんです。

はあ、まあそんなことは置いておいて、さっさとDOJOで暮らしたい訳だが…生憎私はまだ卒業出来ない。

まだ3年生だもの、飛び級とかしたら高校生にはなるけど、私は進学するつもりはないしね。

そんな事を考えながら、学校の校門につく。

昨日の胴上げのせいで腰痛いな…

それに結構怖かったよ…私、160強しか身長ないのに、2メートルありそうな皆に胴上げされるんだもの。

滅茶苦茶て程じゃないけども、やっぱり怖かったよ…

ん?下駄箱の扉が、なんかパンパンなんだけど……嫌な予感。

「マスター…多分それ当たってると思うよ、嫌な予感」

「うん、大体予想つくけども……開けるか…」

そして下駄箱を開けると…

ドザァーと下駄箱から溢れで出て来たのは、大量の手紙…つまりラブレター。

3日前バスケのせいか、いつもより3割増だしだ…

「一様読んでみるか…男子のが入ってると良いけど…」

私は女子からのラブレターは沢山貰う。

それゆえに男子には百合と勘違いされ、全くラブレターなどは来ない。

だから今度こそ、男子のが1枚でもありますように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「災難だね~嵐」

結局、あのラブレターの山は全て女子からの物しかなかったよ…

で、今私に話しかけている娘は幼なじみの首藤鈴華(すどうりんか)。

美少女兼、このクラス1のスポーツ馬鹿だ。

部活は女子ソフトボール部に入っており、福キャプテン。

確か部の打点王だった気がする。

ただし成績は…なんというか…うん、まあスポーツ馬鹿にしては良い方だと思うよ…

退学にならないのが不思議な点数だけど。

「ねえ嵐、今私のこと馬鹿にしなかった?」

「いいや、そんなことはないよ。ただいつもあんな点数でよく退学しないな~と思っていただけだよ」

「酷!良いもん、女の子にだけしかモテない人なんかより!」

「えちょ!」

それ言われたら結構傷つくよ。

私だって男の子にモテたいさ、何故か女の子にしかモテないのは本当に悔しいよ。

「ところで嵐、さっきバレー部に呼ばれてなかった?」

「う?ああ、『いつもの』で解る?」

「ああ、本当に嵐ってスーパーガールだよね…」

スーパーガールってなによ、転生者だけどさ…

チートも一様持ってるけどさ。

「容姿端麗、スポーツ万能、おまけに成績は学校で2位。これをスーパーガールと呼ばすに何をスーパーガールと呼ぶ?」

「さぁね、じゃあそろそろ行ってくるよ、バレー部ところにね」

私は席を立ち、教室から出ていくのだった。

「行ってらっしゃ~い……ん、机の中にもあんのラブレター!?……女の子のじゃなきゃ凄い羨ましいのにな…」

不吉な声が聞こえはしたがね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも皆さんしがない男子生徒だ!

ここでは気軽にA太郎とでも呼んでくれ。

「A太郎、誰と話してんだい」

「B助、A太郎は疲れてんだ…ゆっくりさせてやれ…」

失礼なことをを言われた気がしたが気にしないでおこう。

さて、今俺達は女子バレー部の試合を観戦しに来ている。

正確には練習試合だか…

ちなみに俺達はバレーのバの字も知らないド素人だ。

寧ろバレーなんぞに興味はないね!なら何故バレーの試合を観戦しに来たって?

理由は簡単だ!!

バレーはアタックやトス、ブロックだったっけ、まあそれらの行為をするときジャンプするんだ…多分。

つまりだ…紳士諸君なら解るはずだ、我らの崇高な考えが!

揺れるのだ、何がとはあえて言わぬが揺れるのだ!

そりゃあもう『たゆんたゆん』と!

「「「考えるだけで…グヘヘヘ」」」

男として最低?プライドはないのかって…そんなもんでエロスは押さえられぬぅ!!

さあ行くぞ、我らが聖地へ!!

 

 

 

そこで俺らは女神を見た。

 

 

 

「白い…女神だ」

その言葉しか出てこなかった。

コート場の白い女神がそこにいた。

煌めく白い髪、紅と金の魅力的な瞳。

胸は残念だか、他の少々達が霞むほどの美貌だった。

「美しい…ハッ!!」

可愛いではない、妖艶で美しいのだ。

つい例の台詞を言ってしまった。

しかしそれしか言葉が浮かばないのもまた事実。

「なあC雄、俺変態やめてあの子に告りに逝くわ…」

「あぁ~なんか鼻から出てきそうじゃあ~…よし逝ってこいB助、骨は拾ってやるよ~」

あぁ強敵(とも)が逝ってしまう、俺も逝かねば、彼女の元へ…彼女に殺されたって構わない。

あんな女神に告白したって事実さえ残れば良いのだぁ~

「A太郎、千の風になってきます…」

そうして俺達は駆け出した…彼女のいるコート場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、この嵐に告白しに行き、見事玉砕したこの二人を、世の変態紳士諸君は『紳士世界の神』と崇めたそうな。

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