「さて一体全体どうしてこうなったのかを詳しく聞こうじゃない」
食堂に移動して自己紹介から始めた。
「まず先輩からお願いします」
「えっと…二年
「一年
「同じく一年
由良さんは茶色の長い髪をツインテールに結ったたれ目気味のかわいい系で、楓さんは茶髪のショートヘアで綺麗なアーモンドアイが目を引く美人さんだが、今は二人とも憔悴していて見るだけで痛々しい雰囲気を醸し出している。
「ぼくの主観で話していくから違ったらその都度訂正してね」
そして今日何があったのかをメンバーに話していく。最初はニヤニヤしながら話を聞いていた涼香さんも、話していく内に目に見えてドン引きしていたので、もっと軽い話だと思っていたのだろう。
「うっわ~知識では知っていたけど実際に聞くとホント胸糞悪いわね。それで、カナデ先輩はともかく貴女達二人はどうしたいの……言いたくは無いけど貴女達このままだとまたソイツ等に捕まって玩具にされるわよ」
「ひっ助けてください、もうあんなのは嫌です何でもしますから」
「ほんとにお願いします」
「それでそのエンジョイ勢の強さはどんなモノだったの」
「そうだな……アイと涼香さんなら正面からなら楽勝。冬子は仲魔がいないと厳しい、ゆかりさんは近づかれたらアウト、忠一なら敵じゃない」
「それなら大丈夫ね。ヒカル一応聞いておくけど一体どうしたいのよ、大方最初はカナデ先輩だけを誘うつもりだったけど見捨てられなくて2人とも連れて来たんでしょうけど」
「はいその通りです、流石に受け入れるにしても冬子とアイに連絡もなく進めるのは流石に不誠実すぎるからさ」
「まあいいわ、どちらにせよクラブを作らなきゃいけないから、一旦仮決めで何度か潜って決めれば良いでしょ。アイはどうなの」
「うーんあんまり賛成は出来ないけど、ふーちゃんと私だとヒカルに負けっぱなしだからねー。だからまあいいかな」
「決まりね。ヒカルアンタはシャワー浴びて準備してきなさい、こっちにも準備が要るから。それじゃ行きましょうカナデ先輩あなたもですよ」
そういって冬子は彼女たちを連れて行ってしまった。
「いやーやっぱこの学園やばいわー…話聞いただけなのにドン引きしちゃったよ。その点私たちは運が良かった」
「うん……あの時スズちゃんが誘ってくれなかったら、忠一に会えなくて私もああなっていたかもしれないと考えたら……他人事じゃないかな」
「そうだね。私もふーちゃんに教えてもらわなかったら先生にこの学校を卒業すれば良いところに就職できるって聞いてただけだから、こんな所だと思わなかったもんね」
「しかしヒカルなぜ既知領域にダイブしたんだ、おそらく経験値効率なら今のまま既知外領域を進む方が良いと思うが」
忠一が左手で顎をさすりながらなぜ既知領域にダイブしたのかを聞いて来る。
「あ~その事だが。実は第三次職になるには10階層に到達する必要があるみたいでだからひとまずクラスアップを目指して道の分かっている既知領域を進んでいた」
「なに?そうなのかそれなら明日はワシも連れて行ってくれとりあえず実績の解除はやっておきたい。あーそれと今度ダイブに連れていきたい奴がおるんやけど。ヒカルも知っていると思うがクラスメイトの大地だ。あのちっこい」
「大地くん?また何で」
「ああ、この学園に幼馴染を追いかけて来たらしい。それでその幼馴染を守るために強くなりたいと、だから今日その覚悟を確認がてら一緒にダンジョンに行っていた」
「うわっ幼馴染を追いかけてとか……その幼馴染はクラスに居るの?」
「そこは大丈夫みたいだ、クラスメイトの彩音さんがそうらしい」
「あ~それであの二人一緒に居ることが多いんだ。大地くんはダンジョンには潜ってるの?」
「ああラスト10分だけソロで潜っているそうだ」
「あー死に戻るよりはその方がいいかもね。この時期一番多いのはPKだと思うから、それならまだクラスチェンジはしてなさそうだね。判ったよ明日は一緒にいこう。それじゃあ僕も準備があるから行くね」
そうしてヒカルは一旦
そして
神木光 Lv97
神木光 Lv97
職種:
定型技能
剣術(剣操作に補正)Lv3
蹴術(蹴り攻撃に補正)Lv1
聞き耳(足音等を聞き取りやすくなる)Lv7
振り分けポイント:25→56
力35
速35
防40
精10
操37
運0
取得可能技能
対神特効 NEW
称号:霊落者
「なんか増えてる……」
神木光 Lv97→Lv98
職種:
定型技能
剣術(剣操作に補正)Lv3
蹴術(蹴り攻撃に補正)Lv1
聞き耳(足音等を聞き取りやすくなる)Lv7
対神特効Lv1 NEW
振り分けポイント:56→16
力35
速35
防40
精10
操37
運0
取得可能技能
称号:霊落者
「たっか!40ポイントも要るのかそれにレベルが1しか上がらない。コレでどれ位効果有るのかな、マジでアイツ硬かったからな。先輩が拘束してくれなきゃヤバかったもんな」
効果次第では皆でアグレッサー狩りをしないといけないかなと考えながらシャワーを続けた。
「カナデ先輩……すごい大きさですね、完全に浮いてるじゃないですか」
涼香の言う通り一人だけ桁が違うモノを湯船に浮かせている。程よく肉の着いた160cm程度の体に100cmに迫るモノが付いてるのは、同姓と言えど視線を引き付けられる。
「やーそんなに見ないでよ、ちょっと恥ずかしいから」
「ウチもそこそこ有ると思うけど先輩に比べると誤差ですね。スッゴめちゃ重いこれ片方何キロ有るんですか?」
「も~やめてよ、くすぐったいから」
涼香がカナデの胸をたぷたぷしながらじゃれているのを気にも止めずに、アイは湯船に仰向けに浮かんでいる。
「あの冬子さん」
湯船に浸かり頭にタオルを巻いた楓が隣の冬子に話かける。
「冬子さんとアイさんはヒカルさんのパートナーなんですよね。ヒカルさんっていったい何者なんですか、ヒカルさんも同級生ですよね。わたし良く覚えてませんけどあそこにいた上級生って全員ヒカルさんが倒しちゃったんですよね……いくら何でも強すぎませんか?」
ダンジョンの中で犯され意識が朦朧とする中でも、彼が上級生を圧倒した事は判ったし、その後現れた強力なモンスターもカナデ先輩と一緒とは言え倒してしまった。
そもそもの発端は、カナデ先輩に巻き込まれたみたいなものだがまあそこはしょうがない。むしろこの出会いをもたらした事に感謝を感じる位には、この学園に来てまだ2週間ほどではあるがこの学園のヤバさを分からせられていた。
「まあ普通じゃ無いのは確かだけど、貴女達も直ぐにエンジョイ勢程度鼻歌歌いながら撫で斬り出来るようになるわよ。ぶわっぷ・・・アイ風呂で泳ぐなっていつも言ってんでしょうが」
浮かんでいるのに飽きたのか湯船の中で泳ぎ始めたが、その飛沫が冬子の顔に直撃する。
「えーいいじゃん今は他に人いないし」
「そういう問題じゃ無いっていつも言ってんでしょうが」
そんな冬子の言葉はどこ吹く風とススーと泳いで行ったアイであった。
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「こらアイ今ドライヤーしてんだから動くなっての」
「え~もう乾いてるよ~」
「まだ湿ってるでしょうが。たくこんな適当さで良くこの髪質を維持できるわね、ホントどうなってんのよ」
「ぶぅー、ふーちゃん何かおばちゃんみたいなこと言うよね~」
「余計な事言ってないでちゃんとケアしときなさい。今は良くても20年後に後悔するわよ」
「はーい」
現在アイ達の部屋に居るのだが、この部屋に男一人に女五人は流石に狭いし、男女比が狂いすぎて気まずい。
「さあ始めましょうか、最初は由良からだからヒカルお願いね」
「よろしくお願いします」
そう言って由良さんはお辞儀をして来るので、その手を取り引き寄せる。
「キスは大丈夫?」
顔を赤くして頷くので、そのぷっくりとした唇にキスをしてベッドに誘導して行く……。
やはり
途中からは我慢できなくなったアイが乱入してきたら冬子も参戦して三人同時に相手する事に成ったが、三人とも満足させれたと思う。今は左右からアイと冬子に抱きつかれ、上には先輩がうつ伏せで力尽きている。
「ねえ……」
冬子が不意に話しかけてくる。
「ふと思いついちゃったんだけど…この世界、推しの子の世界が混じっているのよね」
「そうだなツクヨミが言うには推しの子が混じったみたいだけど」
「なら推しの子と同じ世界の話のカグヤ様も混じっているのよね……」
「まあそうだろうな。でも何かと過保護なあの親父なら此処には入学させないだろうし、入ってたとしても特級科だろうし会長もここには入らないだろうから話が始まらないな。流石にそこまで面倒見れないぞ」
「違うわよ、カグヤ様と繋がっているのなら四宮財閥を確認すれば一発でしょう。でも同じ作者つながりで………インスタントバレットとも繋がっていたらヤバくないかと思っちゃったのよ」
冬子の言葉を咀嚼してその厄介さにめまいがしそうになる。
「うっわ~……やめて。この悪意しか無いような場所でインバレはヤバいでしょ。明日にでも世界が滅んでも不思議じゃないぞ、そこまで行くともう神様案件でしょう」
「そうなんだけど、私たちが知らないだけでかぐや様とインスタントバレットが同一世界だったとか考えちゃったんだからしょうがないじゃない」
「まあどっちにしろ、レベルを上げて物理で殴れるように備えなきゃならない事には変わりないから。明日は忠一とダンジョンに行く約束をしているから」
「あんまり無計画に女の子増やさないでよ。アイが寂しがるわよあの子大分情緒が成長してきて、私たちの事を家族みたいに思って来てるみたいだから、しっかりかまってあげなさいよ」
「わかったよ善処します」
そんな会話をして二人は眠りについた。