推しの子を目指して   作:滑空ペンギン

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第6話 謎の神託

「ねえヒカル」

休み時間に違和感を感じて教室を見まわしてる時に冬子が話しかけてくる。

「なに?」

「いやさ、今2002年じゃないだからアデプトの先輩達いないじゃん、だから武器や装備どうするのかなと気になって、何か当てが有るのかなと思って聞いてみた」

 

そうなんだよな、叶馬と同学年だと勘違いしてたけどまさか、下手したら原作組の親の世代だとは想像すらしてなかった。武器の作成やメンテナンス等を依頼する前提でいたから今は完全なノープランである。

 

「いや、全くのノープランだよ。これからの事を考えるとクラブを作ってクラフター育てるしかないと思ってるけどね」

そう強くなるためにダンジョンを深く潜るなら職人(クラフター)は必須の人材だけど、この学園での扱いはかなり悪い男子だと戦闘系に転職しようとするし、女子だと質の悪いエンジョイ組に捕まってニンフやSSR職に成るまでひたすら転職ガチャを回させられたりするから必須なのに絶対数が少ないのに、良く原作ではあんな超有能な技術屋集団がフリーで居たよドンだけ職人に感心が無いんだよ。

 

「こっちからも聴きたいんだけど、なんか怪我してる男子多くない?」

 

そう何だか知らないけどちらほらと顔にアザや擦り傷を作っている男子がいるのだ、怪我をしている男子生徒は髪を派手に染めていたり、ピアスをしていたりと柄の宜しくない生徒が多い印象だ。

 

「ああそれはどうやら今一部の男子が学年のトップを決めているみたいだ」

 

近くに居た忠一が絞った声で信じられん事を教えてくれる。

 

「えっこのダンジョン実習も始まってないこの時期に?それ意味あるのか、そんなの今決めてもクラスアップ一つで乱高下するようなの決めても意味なくないか?」

 

「彼らには大切な事なんやろ、ワシが聞いた時は一年を平定したら次は二年生でゆくゆくは学年制覇で天下統一だと豪語していたで、何でも少年院に行くか学園かの二択だったとか中学時代の武勇伝とかコーラ数本でペラペラとようけ教えてくれた、ダンジョンの記憶は無いみたいだから無職(Lv1)だろうけど」

 

「いや無謀すぎるだろこの時期の普通の一年だと何人いても、最下層のエンジョイ勢でも虐殺しか起きないだろ」

 

「それよりヒカル今日放課後付き合ってくれ」

 

「良いけど何するんだい?」

 

 

 

そして放課後ぼくは忠一と二人で羅城門前の広場にいた。

 

「おい忠一こんな所に来てどうするんだ、まだ一年には開放されてないだろ」

 

「問題ない、監視員などは居ないし普通にダンジョンには入れた」

 

こいつとんでもないことを言い始めたぞ。

 

「ちょっと待てお前ダンジョンに入ったのか?」

 

「ああ昨日、閉門1分前にダイブして問題なかったから、今日は本格的にレベルを上げるためにヒカルを呼んだんだ、さあ行くぞ」

 

そう言って忠一はまばらに生徒が入っていく常世門の一つに向っていった。

 

「ほんとに入れたし」

 

ぼく達二人は無事に常世門でダンジョンの中に転送された、転移した周辺にはモンスターも居らずひとまず安心した

 

保管庫(ストレージボックス)から取り出したゴブリンスピアを手に文官(オフィサー)のスキル索敵(エネミーサーチ)を使ってみる、レベルが1だからだろう範囲も狭くはっきりしないが少し先にモンスターがいるようだ。

 

「少し先にモンスターの反応がある、注意していこう」

 

少し進んだところの玄室を覗き込むと中には10体ほどのゴブリンがたむろしていた、こちらにはまだ気が付いてはいない

 

「ヒカルワシが右側をやるから左側を頼む3・2・1・GOで突っ込もう良いか?」

 

「KO」

 

「3・2・1・GO」

 

忠一の掛け声に合わせて玄室に忠一の後から入り左側の一番近いゴブリンの背中から心臓のあたり目掛けて槍を突き込む、忠一に砥石を借りて研いだのが良かったのか槍の穂先はあまり抵抗を感じずに突き刺さり貫通したのでそのままゴブリンを貫いたまま走り次のゴブリンに突き刺す、貫通したゴブリンは絶命したのか瘴気に成って掻き消え突き刺した衝撃であおむけに倒れたゴブリンの喉元を踏みつけ首を折り止めを刺す、そのまま動揺したゴブリンたちを殲滅するのに時間はかからなかった。

 

神木光Lv20→10

職種騎士(ナイト)Lv1 文官(オフィサー)Lv1→Lv2 遊び人(ニート)Lv1→Lv2

貪欲吸収(グロウアップ)

保管庫(ストレージボックス)

定型技能

振り下ろし(武器を振り下ろす威力に補正)Lv5

踏みつけ(踏みつけ攻撃に補正)Lv1

聞き耳(足音等を聞き取りやすくなる)L2

振り分けポイント:0→6

力10

速7

防7

精3

操0

運0

取得可能技能

称号:霊落者

 

無事にレベルも上がりポイントも確保できたので忠一のステータスを開く

 

南雲忠一Lv0

職種闘士(ウォーリア)Lv1

定型技能

振り分けポイント:0→6

力0

速0

防0

精0

操0

運0

取得可能技能

称号:

 

「忠一ステータス振るけど、どれを上げる?」

 

忠一は運を上げてくれと即答する

 

「了解」

 

南雲忠一Lv0→1

職種闘士《ウォーリア》Lv1

定型技能

振り分けポイント:6→5

力0

速0

防0

精0

操0

運0→1

取得可能技能

称号:

 

問題なく振ることが出来た。

そのまま二人でモンスターを狩り続けていると、レベルも上がり戦闘にも余裕が出来て今まで全てゴブリンだと思っていたモンスターが結構違う事に気がついた、ゴブリンは腰布に槍や棍棒等の武器を持っていて形勢が不利になったりすると、パニックを起こしたりして逃げようとするのだが、そのモンスターは背丈はゴブリンと変わらないが下腹部が大きく武器を持たず自身の爪や牙を武器にして理性を感じない獣のように襲って来るのだ、鑑定等のスキルがあれば正体も解るのだろうが、生憎そんなモノはないし戦闘力はゴブリンより少し強いかなと言う位なので、問題なく倒せているそして運が良いことに未だに超越個体(オーバーボーダー)には遭遇していない、順調に進みもう直ぐ閉門時間を迎える。

 

神木光Lv20→10

職種騎士(ナイト)Lv1→Lv4 文官(オフィサー)Lv1→Lv8 遊び人(ニート)Lv1→Lv8

貪欲吸収(グロウアップ)

保管庫(ストレージボックス)

定型技能

振り下ろし(武器を振り下ろす威力に補正)Lv5

踏みつけ(踏みつけ攻撃に補正)Lv1→2

聞き耳(足音等を聞き取りやすくなる)L2

振り分けポイント:5→40

力10

速7

防7

精3

操0→5

運0

取得可能技能

称号:霊落者

 

 

南雲忠一Lv1

職種闘士(ウォーリア)Lv1→Lv2

定型技能

振り分けポイント:5→40

力0

速0

防0

精0

操0

運1

取得可能技能

称号:

 

ジョブが3種あるせいか経験値が分散して思ったよりレベルが上がらなかった、そして自分で倒さないとポイントがもらえないのが地味にきついなんとか目標の20ポイントは確保できたので、これで二人を戦士(ファイター)にできるともっとやりやすくなるだろう。そんな事を考えながらダンジョンから帰還した生徒の波に紛れて羅城門を後のするのだった。

 

 

自室で準備が終わると連れだって雲雀荘(ひばりそう)に向かい忠一は涼香さんたちの部屋に向い、ぼくはアイ達の部屋に向う。

 

「も~遅いよヒカルくんどこ言ってたのさ~」

 

部屋に入るなりアイが抱き着いてくる、冬子はベットに座ってDSをいじっているが視線だけこちらに向けてくる。

 

「それで一体二人でどこに行ってたのよ」

 

「忠一に連れられてダンジョンに潜ってた」

 

「はあ?アンタたち正気?解放前のダンジョンにロクな武器もなしに、なおかつ不法侵入とか馬鹿じゃないの」

 

正直何も言い返せない、御もっともな正論パンチを冬子から喰らい地味にダメージを受けるが、サブジョブの説明を二人にし始める、二人とも戦士(ファイター)を付けることに異論はなくスムーズに進んだのだが不意に扉がノックされツクヨミが入室してくる。

 

「どうしてたのよツクヨミ?そんな変な顔をして」

 

冬子の言う通り部屋に入ってきたツクヨミはいつもの、ふてぶてしい顔ではなく何だかとても困惑しているのが伝わってくる。

 

「えー上司に言われたのよここ数年はダンジョンから大規模異世界(レイド)の進行が続くからしっかりレベルを上げて備えること」

 

どうやら昨日相談していた、懸念は当たりそうだヘラクレスいやだな~

 

「それともう一つ念を押されて言われたのだけど…レイドに備えてその…ゴルフの練習をしておくようにと言われたわ」

 

「「「は?ゴルフ?」」」

 

ツクヨミが発した言葉に3人とも意味が分からず思わず聞き返す。

 

「いや、ゴルフの技術が必要なレイドってどんなレイドなんだよ」

 

伝承(レジェンド)タイプのレイドだとしても一体どんな伝承を元にするのよ、ゴルフとか…あっ球技のゴルフじゃ無くて呉・竜府(ご・りゅうふ)の聞き間違いで纏劾狙振弾(てんがいそしんだん)を習得しろってことじゃない?」

 

冬子が何か言っているが、ツクヨミにきっぱり否定される。

 

「いや球技のゴルフらしい、その呉・竜府(ご・りゅうふ)とは一体なんだい?」

 

「ツクヨミ本当にゴルフを練習しておけと言われたのか?」

 

「えぇ、これから数年は侵攻が重なるからレベルを上げておくようにってね」

 

「まあどっちにしろレベルは上げる必要があるからしっかりと経験値を稼いでいこうか、それとゴルフの練習も」

 

 

 

 

 

 




主人公が性欲の増大をあまり感じないのはスキルのせいで性欲に回る分の瘴気も完全に吸収しているからというオリジナル設定があります。
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