AC好きの高校生、透き通った世界に転生する。 作:はぶらし023
「はあああああああ?!?!?!?!AC?!?!?!」
なんでこんなとこにACがあんだよ?!おかしい、何かがおかしい。
いや、待つんだ。一回落ち着こう……。
アスカ「いや無理だろこれは?!」
夢にまで見たACが……現実に……?
でも、なんでこんなところに……工場みたいな見た目なのはこういうことだったのか。
工場の中を見渡すと、ACを組み立てるための機械が所々に置いてある。しかも、見たことがある足の部品、腕の部品が鋼鉄の地面に掘られた大きな四角い穴の中に乱雑に放り込まれていた。
アスカ「なんじゃぁここは……なんでこんな所にACが……。死んだと思ったら知らない砂漠にいるし、なぜか現実にACが居るし……まさか?!」
「俺は…
転生…したのか…?
いやいやいや、そんなわけない。これも何か…そう!ただの夢だ!ただの夢!ほっぺを引っ張っても痛くなー…痛?!……マジ?」
幾度となく情報が流れ込み混乱していたが、何とか落ち着いた。傍から見たら急に叫んででけえ独り言を饒舌に話す変人である。だが今は人はいないので、そんなことはどうでもいい。俺は今、この転生をとてもじゃないが受け入れたくはない。今すぐにでもここから逃げ出したい。
なぜか?アーマドコアというゲーム、ただかっこいいメカが戦ってるだけの、ただ男心がくすぐられるだけのゲームではない。非人道的な実験は何の躊躇もなくするし、仲良くなった人は敵に殺されるか敵対して自分の手で殺めることになるし、オペレーターの人が敵に寝返って殺して来ようとするし……まあ、倫理観というものが欠けているのだ。
つまり、俺もそうなる可能性があるということ。せっかく第二の命を授かったのに、すぐ死ぬのなんてまっぴらごめんだ。簡単に人を信じれるような世界でもないし……このACで戦うにも、傭兵ができるほどACの操縦ができるとは思えないし……。
万事休すである。
だが、この世界がアーマードコアの世界だと確信を持てるかと言われると、答えはノーだ。
なぜなら先ほど出た時、砂漠の他にもう一つ目につくものがあった。それは、
俺の知る限り、アーマードコアの世界で青い空に青い丸の線というのはAC6の賽は投げられた√のエンディングでしか見たことがない。
しかし、あの塔はなんだ?ACVDにはタワーという建造物があったが、それのようにゴツゴツして鉄臭いような建物でもなかった。
この世界はなんなんだ?
前の世界で見たことがあるような無いような、そんな気がする。なんだっけ……確か、友達が似たようなゲームをお勧めしてくれたっけ。ブルー……なんちゃらみたいな名前だったような?正直、アーマードコア一筋だったから覚えてねえ……。
そいつは確か、「簡単に言うなら、美少女版GTAだな!ワハハ!!」って言ってたな。
………結局やばくない?
いやもちろん、アーマードコアの世界じゃないならまだマシだが、銃なんて撃たれたら2度目の死だぞ……洒落にならん。もしかしたら神様はこの世界で生きていく為にACを用意してくれたのか?!神様感謝……。
とりあえず、神様が与えてくれたこのACのアセンブルを確認しよう。知らない人のために言っておくとアセンブルとは、簡単に言うと身体の部品の構成である。
確認する端末がどこかにあるのではないかと思い、機体の近くに目をやると
(機体の近くに謎の端末が……あれか?)
そこには、地面に繋がった謎の端末が佇んでいた。
(多分あれだわ。あんな感じなんだな)
そう思い近づいてみるとその端末はタブレットのような形をしており、ボタンらしきものは何もなかった。
(……画面を押してみるか。)
軽くタップしてみた。すると
ボワン
音が鳴り、タブレットが画面を映し出した。そこには、置いてある機体と同じ見た目のロボットが映っていた。
(ビンゴ!こいつでアセンを確認するんだな。結構近未来的だな。さてさて、お待ちかねのアセン確認だー!)
一つ言わせて頂こう。めちゃくちゃジャンクじゃねえか!?
いやまあ文句は言えないし、言ったところでどうにもできんからどうしようもないんだよなぁ………。組み立てる機械とか使い方わからんし。
とりあえず武装を見ていこう。
右腕はベイラム製のマシンガン。使いやすくていい感じだね。
左腕はチェンソー…。確かに強いが、当てにくいのが弱点かな。
右肩には6連装ミサイル。ファーロン製だから安心だね。
左肩は拡散バズーカ。普通に強い。
中身はまあ…良いか悪いかで言ったら悪い方だが、使えないことはない。
と、いうのがこいつの武装構成だ。
……なんか、全体的に普通に使いやすそうだな。機体がジャンクなのを除いて。
んー……どうしようか。色々心配事はあるが……とりあえず一回乗ってみるか!多分行けるっしょ!知らんけど!!
てことで搭乗するための入り口は〜……あの階段か。やっぱこう見るとACってでかいんだなぁ……あんなでっかいのを操作して当たり前のように戦ってるあの人達って……もしかして、化け物?
ACが佇んでいる周りには上に上るための階段があったので、そこから上に上がった。
階段を上ると階段の先にはコアにつながる足場がつながっており、コアを見るとコックピットの扉が開いていることが分かった。まるで誘われているようであったが、何も怪しまずにコックピットに乗り込んだ。*1
アスカ「ぬおー!!すげぇ!……って思ったけど意外とシンプルなんだな。」
中に入ってまず目につくのは、両手がくる位置にあるたくさんのトリガースイッチが付いたレバー?のような二つの操縦桿。このたくさんのトリガーそれぞれが、ACの動きに連動しているのであろう。そして、コックピットの前方にはモニターであろう画面がコックピット内前方の壁全面に張り付いている。
今は自分の顔を反射しているが、起動したら頭部のカメラが外の状況を映し出すという感じだろう。椅子の背凭れには脊髄ら辺に謎の接続パーツが。これでACと繋がる事ができるのか。だが俺はまだ強化人間ではないので、正直要らない。
モニターや椅子の周りには、幾つかの小さいスイッチやレバーが。おそらく、起動用のエネルギー循環用の物や、スキャン機能用の物だろう。なぜわかるのかって?スイッチの近くに書いてあるんだよねー。
誰が書いてくれたのかわからないけど、ありがたや……。
と、こんな感じになっている。
アスカ「とりあえず………動かしてみっか!スイッチオン!!」
椅子に座り、さっそく発進するために起動スイッチを押した。
ウィーーン
【メインシステム戦闘モード起動】
アスカ「ぬおおおおおおおおお!!?」
聞き覚えのある起動音!そしてモニターが映ってる!!すげえええええ!!!!
アスカ「動かし方は、、こうか!」
なんとなくで右手で握っていた操縦桿を前に倒す。
ガシャン
右手の操縦桿に連動して、右足がゆっくりと上に上がり、少し前側に着地した。
アスカ「動いた!よし…このままあのシャッターの所に行こう!」
ゆっくり……慎重に……真っ直ぐに……
右、左、右、左、とリズミカルに操縦桿を押し引きし、正面にある巨大なシャッターの前まで進んだ。
アスカ「よし!後はシャッターを上げるだけだ!」
モニターにはシャッターの所にアクセスポイントが表示されており、アクセスするとシャッターが開き始めた。アクセスが終わるのと同時に、モーターの音を鳴らしながらシャッターが巻かれていった。そして、やはりここも長い間使われなかったのか、砂埃を落としながらゆっくりと上に上がっていく。
その時間は永遠にも思えて、身体がうずうずし始めた。
そしてやっとシャッターが上がり切ったので、右腕の操縦桿を前に動かして砂漠に錆びた鉄の足を踏み入れた。先程なっていた硬い足音とは違い、サクサクとした足音に変わった。
アスカ「よし!とりあえず外に出られたな。ここからどうしたものか……とりあえず、まずは動作確認だな。」
ある程度歩き、工場のような見た目の建物からほんの少し離れた場所に来た。そして動作確認として、適当に右手の人差し指のトリガースイッチを押してみた。
すると、動画などで聞いたことのあるような発砲音が聞こえた。サブマシンガンの音だ。
アスカ「ぬわっ?!右手の人差し指は右手武器ね…。てことは左手の人差し指は……?」
今度はチェンソーの見た目通り、木の伐採などで聞いたことのあるようなギュイーンという音が聞こえた。
アスカ「やっぱり左手武器か。じゃあ中指は?」
ボタンを押す。ACが構えたと思った刹那、左肩から散弾のように弾が飛び、すさまじい爆発と衝撃音が少し離れた場所に生まれた。
アスカ「左手の方は左肩武器…じゃあ右はミサイルか。多分確定だし、無駄遣いはやめておこう。」
てことで次はブースターの起動だ!
……とは言ったものの、やり方がわからない。どうしたものか。どのスイッチを見てもそれらしきものは無し……万事休すかぁ……。ならとりあえず、徒歩でいっか……。
ということで歩き始めよう……と思ったその時だった。
アスカ「アスカ!行っきまーす!!」
勢いが余って、両手で同時に操縦桿を押してしまった。
アスカ「あ。やべ」
でも、俺はとても運がよかった。足が同時に動いて転ぶ姿を想像して少し笑ってしまったが、全くそんなことにはならなかった。
アスカ「うわああああああ?!」
なんと、何かが燃焼する音が聞こえたと思ったら、急にとんでもない速度で加速し始めたのだ。Gを感じてからコンマ数秒で理解した。ブースターが起動したんだ。
アスカ「ブースター起動した!?……なるほど、操縦桿同時に押すのか。てことは止める時は?」
両手の操縦桿を後ろに引いた。
するとやはりブースターは止まり、歩くモードに移行した。
(ほえー…よく作られてるなぁ。っていうか、かなりのスピード出てたはずだよな?結構Gがかかってる筈なのに、あまりそれを感じなかった…?そんなことあり得るのか?)
違和感。視界の速さと身体で感じた速さが噛み合っていない気がする。おそらくジェットコースターよりもGを感じるであろう速さであったはずなのに、今さっき感じたGは車の急加速程度のGだった。
疑問に思った。やはり何かおかしい……いや待て、おそらく俺は転生したんだよな?なら何か特典が貰えてる……筈だ。つまりその特典がこれって事か!
とりあえずそう考えておくことにしよう。考えてもキリが無さそうだ。
(アサルトブーストは…………薬指とか?……まさかとは思うが、物は試しって言うしね)
両手の薬指のトリガーを引き、操縦桿を前に押す。すると、パワーをためるような音が聞こえたと思ったその瞬間、先程よりも急激に速く加速し始めた。
アスカ「うお!できた!俺運良いな!!」
かなり速い。だが、その速さも長くは持たなかった。
ポーンポーン
飛行機の離陸直前のアナウンスのような音が鳴り、アサルトブーストが止まった。エネルギー切れである。
アスカ「んー……ジェネレーターの性能がやはり良くないなぁ……ま、そんな長いこと使うことも無いだろうし、大丈夫だよねー!」
そんな楽観的思考で良いのか。と自分でも心配になるが、とりあえず良いことにしておこう。
アスカ「とりあえずどこに行こうかなぁ…………あの塔に向かってみるか!」
この世界のことをもっと知りたい。なので、あの塔を目的地にこの機体と共に羽ばたいてみることにした。
アスカ「もう一回!アスカ!行っきまーす!!」
アサルトブーストを噴かし、塔の方向に向かった。
塔に向かう途中
アスカ「あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅー♪」
愉快に鼻歌を歌っていた時だった。
ズガガガガガガガ
バン
ズガガガガガ
ドォン
バンバン
何処かで戦っている音がした。戦争を想起させるような、激しい銃撃戦の音だ。急停止してそちらの方向を向いてみると、学校のような建物が建っていた。
(学校?銃声が……学校から???)
意味不明な事態に遭遇してとても混乱したが、この世界のことを知りたかった俺は、ひとまずは学校のような建物の方に向かうことにした。
学校らしき建物から少し離れた場所にやって来た時、戦いはまだ続いていた。銃声が鳴り響き、途中には手榴弾のような爆発音も。そこには、銃撃戦を繰り広げる人達の姿があった。
(この世界で初めての人間だ!でもなんで戦ってるんだ……俺は本当にアーマードコアの世界に来てしまったのか……?)
考えても仕方ないので、とりあえず様子を見ることにした。
(あそこにいるのは……ゴーグルをつけて黒や赤のヘルメットを被った人達と、ピンク髪の……少年?少女?どっちだ?……まあ良いか、とりあえずなんか争ってるなぁ。)
いろんな見た目の人がいるなぁ。と、何も考えずに見ていたが、よくよく考えればおかしな光景であることに気が付いた。それ気づいたとき、背筋が凍って全身の鳥肌が一斉に立った。たとえるなら意味恐を見ててその意味に気づいたときのような、そんな感じだ。
(…………待て、あれ銃で戦ってるんだよな?
当たってるよな?倒れてるよな???何で血が出ていない?!なんで銃弾に当たっても死なない?!?!)
(この世界は何かがおかしい……いやACがある時点でおかしいんだが?!)
アーマードコアの世界では、しっかりと死ぬ描写がある。つまりこの世界はアーマードコアの世界ではないということになる。じゃあここはどういう世界なんだ……?
やはり、ここは友達の言っていた、ブルー………なんだっけ?ブルー…ブルー……トゥース?それは違うな。確かあいつは、ブルアカと略していたな……ブルー…赤……アーカイブ!そうだ!ブルーアーカイブだ!
………いやまあ、だからなんだって話ではある。結局この世界もかなりやばいのは変わりない。銃で撃たれて死なない身体ってなんだよ……化け物すぎる。身体能力もかなり高いらしく、多人数を相手にしているピンク髪の人は銃弾をも避けているようだ。
(………これACがあってもこの世界生きれるのか?俺)
これからどうなるのか。と絶望していたが、モニター越しに見ていた戦闘が終わりを迎えたので、思考を止めざるを得なくなった。
(どうする……俺はこの状況の中でどうすれば良いんだ……?!)
が、そんな事を考える暇も無かったようだ。ピンク髪の人が走ってこっちに来ている。しかも、普通の人が出せるような速度を超えた速さで走ってきた。
(やべえってこっち来てるじゃん?!っていうか速っ?!)
あっという間に足元に辿り着き、不審がりながらACを観察している。
ピンク髪の人「なんですか、この巨大な人型の……兵器らしき物は……誰か入ってるんですかー!!入っているのなら出てきてください!もし怪しい動きをしたなら、即刻破壊します!!!」
ピンク髪の人は、ACに向けてショットガンを向けた。普通なら無謀な行為だが、あの戦闘を見た後だとこいつで戦っても勝てない気がする。勝てたとしても、多大な被害を被るだろう。ACの組み立て方を知らない状態でそんなことになってしまったら、それを学ぶまでの間、生身で生きていかないといけないことになる。この世界を何も知らないのにそんなことになってしまうなんて、そっちのほうが危険だ。
(やべえ。もうこれ出るしかないよな……?頼むから撃たないでくれよ……)
意を決してコックピットから出ることにした。*2少なくともこのACが壊れて無くなるよりはマシだ。もしかしたらこの人に助けてもらえる可能性もある。
ピンク髪の人「?!誰ですか!?貴方は!?」
アスカ「待って!?撃たないで?!悪い人じゃないから!!」
出てきた途端、ピンクの髪の人がこちらにショットガンを向けてきた。
ピンク髪の人「私はそんな簡単に騙されるような人間ではありません!!貴方は誰なんですか!何をしに来たんですか!答えなさい!」
アスカ「ちょ、ちょっと待って?!急にそんなこと言われても……」
ピンク髪の人「良いから黙って答えなさい!!」
アスカ「いや黙ったら何も答えれn「良いから答えろ!!!!」えぇー…」
何だよこいつ。理不尽すぎるだろ……せめて喋らせてくれ……。
アスカ「お、俺は、渡曾アスカ。目的……なんてものはない。っていうか、俺はここがどこかすら知らないんだ。だから、何もわからないし、君に何かする訳でもない!俺は記憶がないんだ!」
咄嗟に記憶がないと嘘をついてしまった。だが、今は生き残る事だけを考えたほうがいい。ある程度信頼されてから嘘だったと伝えれば何とかなるだろう。
ピンク髪の人「ここがどこかわからない?記憶が無い?そんな嘘が通用するわけじゃないでしょう。こんな人型兵器に乗って来ているのに、何もする訳でもない、なんて戯言を抜かさないでください。」
アスカ「ほ、本当なんだって!!マジで俺はここがどこか知らないし、君に何かしようとしてここに来た訳じゃないんだ!!俺は君の事を何も知らない!だから……信じてくれ!!」
ピンク髪の人「信じてくれ?そんなの無理に決まっているじゃないですか。急に現れて、こんな兵器と共に現れるなんて、『アビドス高等学校』を奪いに来た、『カイザー』の手下なのでしょう?」
言っていることはごもっともである。そして、知らない単語が出てきた。横文字感あふれる単語ばかりだ。この世界の何かである事しかわからないが、「カイザー」はおそらくこの人からした敵対組織なのだろう。「アビドス高等学校」は、この人が所属している学校なのだろう。よく見ると、ピンク髪の人の服装は学校の制服のようなものになっている。やはりここは、ブルーアーカイブの世界で間違いはないようだ。プレイ画面を見せてもらったが、出てくるキャラは皆制服のようなものを着ていた。制服かどうか怪しいものもあったが、今は気にしなくてもいい。
アスカ「は?『アビドス高等学校』?『カイザー』?何ですかそれ、俺知らないんですけど……」
ピンク髪の人「嘘をつかないでください!貴方はカイザーの手下なのでしょう?!さっきの『カタカタヘルメット団』だって………もしや、貴方が最近頻発している『砂嵐』を起こしている犯人なのですか?!」
さらに単語が出てきた……もはや他言語の言葉を聞いている気分だ。唯一分かるのは砂嵐という言葉だけ。おそらくこの砂漠の景色は、その砂嵐とやらが関係しているようだ。
アスカ「待って?話が飲み込めないんですけど、何?『カタカタヘルメット団』?『砂嵐』??何を言っているかがさっぱり分からないんですけど??」
ピンク髪の人「白々しいですね!!もう良いです!今ここで貴方を制圧しm「ホシノちゃん!何してるの!」
(ん?ホシノちゃん??)
ピンク髪の人「ユメ先輩?!どうしてここに?!」
(???ユメ先輩??もう話がよくわからないんだが)
どうやら、ピンク髪の人の名前は、ホシノ。青緑色の髪の色々大きい人が、ユメ先輩と言うらしい。
ユメ「どうして……って、ヘルメット団をやっつけたのに、ホシノちゃんが戻ってこないから。私、心配したんだよ!」
ホシノ「私なら大丈夫です!それよりも、今すぐこいつから離れてください!!」
ユメ「離れて……って、この人から?なんで?」
ホシノ「そうです!今すぐ離れてください!こいつはカイザーの手下です!!」
アスカ「いや待て待て待て、お前勝手に断定してんじゃねえy「黙ってください!!!」ヒェ……」
この人怖い……ていうか、やっぱ勝手に知らない組織の人にさせられてる……。カイザーとかいうあからさまな敵の組織に勝手に入れられてる……。
ユメ「カイザーの……手下?この子が?」
ホシノ「そうです!こいつはカタカタヘルメット団との戦いで消耗した時を狙って、アビドスを奪おうとしたんです!!」
ユメ「そうなの?そうは見えないけどなぁ……」
アスカ「そうだそうだ!俺は君達を襲う気なんて微塵もなかったんだぞ!」
ホシノ「そんな事、信じられる訳無いでしょう!大体、こんなロボット兵器に乗って来ている時点で、怪しすぎるんですよ!」
うーん……こいつに乗ってきたの間違えだったかもしれないなぁ……。そんな怪しまれるとは。だが今思えば、こんなでっけえの乗ってきた人が何も知らないとか言ってたらそりゃ怪しまれるよなぁ……。頑張って砂漠歩いたほうが良かったかもしれないな。
ユメ「ロボット兵器……ってこのおっきいの?すごい!これ、貴方が乗って来たの?」
アスカ「え?まあ……はい。そうですけど……」
ユメ「そうなの?!すごいね!!」
アスカ「え??……あ、ありがとう……ございます……?」
謎に褒められてしまった。このユメ先輩と呼ばれている人は、かなり優しい朗らかな性格ということが会話からひしひしと感じられる。
ホシノ「褒めてる場合ですか?!いつこいつが攻撃してくるかわからないn「ホシノちゃん」……なんですか。」
ユメ「その人は、本当にアビドスを襲おうとしたのかな?」
ホシノ「わかりません!ですが…「わからないんでしょ?」……。」
ユメ「わからないなら、勝手に決めつけちゃ、めっ!だよ。ホシノちゃん!」
ホシノ「そんな事言ったって、この人が急に襲ってきたりしたらどうするんですか?!」
ユメ「その時は……ホシノちゃんに助けて貰おう!」
ホシノ「貴方はいつも呑気な事を言って……どうなっても知りませんよ?!」
疑われている本人が思うことではないが、こればっかりはホシノさんに賛成だ。流石に不用心すぎないか……?この人。
ユメ「ホシノちゃん!そんなに人を疑ってちゃ、友達もできないよ?」
ホシノ「五月蝿いです!!」
楽しく?会話をしてもらうのは良いことなのだが……。流石にそろそろ腕が死ぬ……。脅されて腕をずっと上げてたが……流石にもうやばい。めちゃくちゃプルプルしてる。
アスカ「はははは……所で……俺はどうすれば……?そろそろ腕がキツいんですけど……」
ユメ「ホシノちゃん!銃を下ろしてあげて?」
ホシノ「……どうなっても、知りませんよ」カチャ
ユメ「ひぃん!!ホシノちゃん酷い!」
ホシノ「もー!五月蝿いですね!!」
この人達は姉妹か??恐らく違うだろうが、それぐらい仲良しであることは伝わってくる。
アスカ「…………えっとぉ……初め……まして??」
ユメ「あ、ごめんね?話が盛り上がっちゃって。」
アスカ「いえ…大丈夫ですけど……」
ユメ「初めまして!私は梔子ユメ!こっちのピンクの髪の子は、小鳥遊ホシノちゃん!私の可愛い後輩だよ!」
ホシノ「可愛いって言わないでください!!//」
……ハハ、目の前でイチャイチャされてもこちらが困るのだが。
アスカ「……俺は、渡曾アスカって言います。よろしくお願いします」
ユメ「よろしくね!アスカ君!」
アスカ「よろしく……お願いします…」
ユメ「ほら!ホシノちゃんも挨拶!!」
ホシノ「はぁ……もしユメ先輩に何か危害を加えたり、怪しい言動をしたら、何も見れないぐらいボコボコにして、適当に砂漠のどこかに捨てますから」
アスカ「あははは……」
とても刺激的な挨拶だな……。
ユメ「もう!それ挨拶じゃなくて脅迫じゃん!!」
ホシノ「私は絶対こいつの事を信じません。何があろうとも」
ユメ「もう……ごめんね?アスカ君、ホシノちゃんはいつもこんな感じで…」
アスカ「いや、大丈夫です。確かに、こんなでっけえの連れて来たら怪しみますもんね、普通」
ユメ「ごめんねー……っていうか、こんな話している内に、もうお日様が沈んじゃう?!」
アスカ「え、まじすか?!」
ホシノ「はぁ……やっと気が付きましたか……私もう帰りますy「え、俺家無いんだけどどうすれば……」………は?」
ホシノ「家が無いってなんですか??」
アスカ「なんですかって言われても……そのままの意味だけど?」
ユメ「家が無いの?!どうして?!」
アスカ「いや、どうしてって言われても……気が付いたら、砂漠に居て、近くにこいつがあったから乗って塔の方向に向かおうとしたら、偶然この学校があって……それで今の状況になっているので……」
ホシノ「……どうしますか?こいつ。放って帰りますか?」
うーん……この人はとても辛辣な人間なんだなぁ。
ユメ「そんな事できる訳無いじゃん?!ホシノちゃん!人に優しく!」
対してこの人はやはり優しい……真逆の性格だな。
ホシノ「だったらどうするんですか……私、家に泊めたくありませんよ、こんな怪しい奴。」
ユメ「そうだなぁ…………あ!学校があるじゃん!!」
ホシノ「はあ?!学校に泊めろって言うんですか?!絶対に嫌ですよ!!こんな怪しい奴を学校に入れたら、何をされるかわかりませんし!」
ユメ「そんな事言われても…………じゃあ、ホシノちゃんと私で、アスカ君を見張る。っていうのはどうかな?」
ホシノ・アスカ「は?」
ホシノ「いやいやいや!なんでそうなるんですか?!私嫌です!!こんな怪しい変態みたいな奴と一緒に学校で泊まるの!?」
アスカ「心にダイレクトダメージ喰らわすのやめましょう?ホシノさん。あと俺は変態じゃありません」
ホシノ「馴れ馴れしく呼ばないでください!!」
……さん付けは馴れ馴れしくないだろ。
ユメ「まあまあ……でも、それ以外に方法がないんだよね……私の家も広くないから、寝るスペースがないし………ホシノちゃん、お願い!」
ホシノ「…………分かりました。ユメ先輩がそこまで言うなら……」
ユメ「ほんと?!やったー!!ホシノちゃん大好き!!」
ホシノ「っ/////?!わ、分かりましたから!抱きつかないでください!!」
ユメ「あ、ごめんね……」
もう付き合っちゃえよ!!イチャイチャ見せつけてくるんじゃねえ!前世人に恵まれなかった俺を侮辱してんのか?!ああん?!
ホシノ「ふう………分かりました。貴方をアビドスに案内します。ただし、もしその兵器で何かをしようものなら………分かってますよね?」
アスカ「はい。分かってます。マジで何もしません。ハイ」
ホシノ「………はぁ……分かりました。ついて来てください」
ユメ「わーい!お泊まり会だー!!」
ホシノ「あくまでも監視ですからね?!」
ユメ「ひぃん、分かってるよぉ……」
アスカ「あははは……」
斯くして、俺はアビドス高等学校に泊まる事になった。これからどうなっていくのだろうか……
ホシノとユメ先輩のやり取り書くの面白い。
ACのコックピットの描写はすべてオリジナルです。もし解釈違いなどがあれば、申し訳ありません。(実写ドラマ版のアーマードコアのコックピットをイメージしました)