AC好きの高校生、透き通った世界に転生する。   作:はぶらし023

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お久しぶりです。夏休みの貯蓄が尽きたら不定期投稿に戻ります。


柴関ラーメン

ホシノさんと戦って休憩した後、昼飯を食べようとなったのでどこにするかを迷っていたのだが……

 

 

ユメ「おすすめの場所があるの!一緒に来て!」

 

 

と、ユメ先輩が言うので、着いていくことにした。

 

すると、見えてきたのは木の板に「柴関ラーメン」と書かれた、わかりやすいラーメン屋だ。

 

 

アスカ「おすすめの場所って、この柴関ラーメンってところですか?」

 

 

と聞くと

 

 

ユメ「うん!ここのラーメン、とっても美味しいんだ!」

 

 

満面の笑みでユメ先輩は答えた。

 

 

ホシノ「ここのラーメンはすごく美味しいですよ。アビドスの中で1番かもしれません」

 

 

意外だ。ホシノさんが褒めることなんてあるんだな……。ていうか笑ってる?!……明日は槍でも降るのだろうか。

 

 

ホシノ「……馬鹿にしてます?」

 

アスカ「ナチュラルに心読んでくるのやめません?」

 

ユメ「大将ー!」

 

 

ユメ先輩が入店した。俺とホシノさんも、それに続いて入店した。途端に中華料理のいい匂いが、鼻の中に入ってくる。すでに腹が減っていると言うのにさらに腹が減ってきて、お腹がグゥ〜と鳴った。

 

 

アスカ「どこに座りますか?」

 

ホシノ「カウンター席で良いでしょう。すぐにラーメンが出てきますし」

 

ユメ「そうだね!」

 

 

そういえば、ここの店員さんってどんな人なのだろうか。大将と言われるぐらいだし、かなり元気の良い人なのだろうか……

 

と、思っていたアスカの所に、大将が現れた。

 

 

大将「おう!ユメちゃん、ホシノちゃん、来てくれたんだな!そして…珍しいな!男の子か!初めて見る子だ」

 

アスカ「???????????」

 

 

大将を見た瞬間、思考が止まってしまった。致し方ない事ではある。だって犬が立って喋ってるんだもん。ブルーアーカイブというゲームは犬が立って歩くのが普通なのか……?

 

 

ユメ「……くん!アスカ君!

 

アスカ「ヘアッ?!

 

ホシノ「なんて声出してるんですか……」

 

 

ユメ先輩がめっちゃ呼んできてたらしい。色々考えてたから変な声出ちゃったよ……ホシノさん呆れてるし。

 

 

ユメ「紹介するね!この人は柴大将!このラーメン屋さんの大将さんだよ!」

 

アスカ「……うへ……」

 

 

普通らしい。これがごく普通らしい。嘘だろ。この世界の犬は立って歩くのが普通らしい。冗談だろ。まじで?って言うかこの人が大将ならこの人がラーメン作ってることになるよな……奥に従業員らしき人も居ないし。それって衛生面大丈夫なのか……?

 

 

ホシノ「……また動きが止まりましたね」

 

ユメ「アスカくーん!起きてー!!」

 

アスカ「んあ……考え事してました。とりあえず、この人が大将……なんですよね?」

 

柴大将「おうよ!君の名前はなんて言うんだい?」

 

アスカ「渡曾アスカって言います。よろしくお願いします」

 

柴大将「よろしくな!気楽に話しかけてくれよ!」

 

アスカ「ありがとうございます」

 

 

かなり元気の良い人?だ。親しみやすくて大将に向いている感じがする。……衛生面が怖いことを除けば。

 

 

柴大将「さて、ラーメンは、いつもので良いかい?」

 

ユメ「はい!」

 

ホシノ「お願いします」

 

アスカ「えーっと……俺は……」

 

柴大将「俺のおすすめで良いかい?」

 

アスカ「あ、お願いします」

 

柴大将「あいよ!」

 

 

ユメ先輩とホシノさんは、「いつもの」で頼めるほど通っているらしい。俺は大将のお勧めらしいが……料理を始めたので、美味しい匂いが辺りに漂ってくる。

 

 

ユメ「早く食べたいなぁ〜」

 

ホシノ「空腹は1番のスパイスって言いますし、気長に待ちましょう」

 

アスカ「…………」

 

 

初めての光景だ。前の世界なんて、スーパーで買ってきた安いカップラーメンを食べるぐらいしか、ラーメンを食べる機会なんてなかった。

 

 

ユメ「……今日はいっぱい食べてね」

 

アスカ「あ、ありがとうございます」

 

 

顔に出ていたらしい。気持ちを察したユメ先輩が、声をかけてくれた。

 

大体10分ぐらい経っただろうか。ホシノさんとユメ先輩と話しながら、時間を潰していたところ。

 

 

柴大将「へいお待ち!ユメちゃんはこれ、ホシノちゃんはこれね!」

 

柴大将「そして、アスカ君には俺のおすすめだ!」

 

 

ラーメンが出来上がり、目の前に運ばれてきた。

 

そうして出てきたのは、一杯の醤油ラーメン。煮卵、海苔、めんま、なると巻、チャーシューが乗っている、the・ラーメンなラーメンだ。

 

 

柴大将「特製醤油ラーメンだ!腹いっぱい食べて、疲れを吹き飛ばしな!」

 

アスカ「ありがとうございます」

 

ユメ「それじゃあみんな!いただきまーす!」

 

ホシノ「いただきます」

 

アスカ「いただきまーす」

 

 

スープを一口飲んでみる。するとどうだろう、中華スープの良い香り、醤油の旨味が口の中に入ってくる。ラーメンってこんなにも美味かったのか。その勢いのまま麺を啜る。スープの旨みと香りはもちろん、小麦の風味なども感じられて、本当に美味しい。

 

アスカ「うめえ……」

 

ユメ「でしょ!ここのラーメンは本当に美味しいんだよ!」

 

柴大将「ははは!そう言ってもらえてこっちも嬉しいってもんだよ!」

 

アスカ「あー……美味かったです!」

 

ユメ「……ええ?!もう食べちゃったの?!」

 

ホシノ「…………はあ?!

 

柴大将「はっはっは!本当に面白い子を連れてきたね!」

 

 

美味すぎて一瞬で平らげてしまった。卵もチャーシューもなると巻も何もかもが美味かった……こんなにもラーメンが美味いなんて、前の世界じゃ絶対に知れなかっただろうな。

 

 

ユメ「ホシノちゃん!私たちも負けてられないね!」

 

ホシノ「…………」

 

 

満腹になりながら、先輩達の話を聞く。機嫌のいいホシノさんでも、こういうのには乗らないだろ……流石に。

 

 

ホシノ「絶対ユメ先輩に勝ちますよ!」

 

 

乗るんだぁ……めっちゃ目がキラキラしてるぅ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、なぜか早食い対決が始まりなんとホシノさんが圧勝。ユメ先輩は悔しかったのか、大食い対決を挑んできたが、流石にやばいのでどうにか説得して帰ってきた。お金はユメ先輩が「先輩に任せて!」と言って全部奢ってくれた。

 

 

アスカ「あー、美味かったっすね〜」

 

ユメ「ほんとにね〜」

 

 

今は学校に戻ってゆっくりしている。満腹の幸福感というのは、やはりかけがえのないものなのだと、改めて実感した。

 

 

ホシノ「…………」

 

 

部屋には、カチャカチャと言う音が漂う。ホシノさんが銃を分解して色々やっているらしい。手際が良く、銃を少しとはいえ齧っていた身としては、とても興味深い。

 

 

アスカ「…………」

 

ホシノ「……あの、そんなにジロジロ見ないでくれますか?やり難いです」

 

アスカ「あ、ごめんなさい……つい、気になっちゃって」

 

ホシノ「気が散るので、違う所見ててください」

 

アスカ「すみません……」

 

 

窓から外を見る。景色は一面砂漠だが、奥にはビル群と、謎のタワー。そして、ACが見えた。そういえば最近ACに乗っていない……

 

 

アスカ「……久しぶりにのってこようかな……

 

ユメ「ん?何に乗るの?」

 

アスカ「あのおっきいロボットですよ。最近乗ってないなぁって」

 

ユメ「あー!そういえば、ずっと放置してたね!」

 

アスカ「ちょっと行ってきます。すぐ戻ってきます!」

 

ユメ「行ってらっしゃーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年移動中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ACに乗り込み、久しぶりのコックピットに少し感動してから起動した。

 

 

 【メインシステム戦闘モード起動】

 

 

嗚呼……至福……っと、危ない危ない。危うく昇天しかける所だった……。

 

ACに実際に乗れるなんて、AC民からしたら本当に神のような体験である。まあ、だからと言ってその世界に行きたいと思う訳でもないのだが。

 

そんなことは置いといて、今はACに集中しよう。久しぶりの操作だけど、何故か身体に馴染む感覚がする。それに、感覚が少し鋭くなった気がする。プラシーボって奴だろうが、強化人間になった気分だ。

 

 

アスカ「いっくぞおおおおお!!」

 

 

思いっきり両手を押した。少ししてから、ブーストが吹かれ、ACがすごいスピードで加速し、とんでもない速さで飛び始めた。

 

 

アスカ「この加速感、最高!!」

 

 

地面に着地し、地面を滑りながら移動する。Uターンして、学校の方向に向けて進む。時折クイックブーストを吹かせて、弾を避けるイメージで動かす。イメージトレーニングは大事。

 

学校に着いた途端、足でブレーキをかけて、先程までのスピードが嘘かのように止まる。この加速と減速の凄まじさが、ACの技術力を認識させる要因の一つなのだろう。

 

他にも、姿勢制御システムによって弾丸が当たっても弾きやすい方向に向きを微調節し、ダメージを抑えたり、そもそもバランスが悪い組み合わせでも難なく扱えたりすることがあったりするのだが……ここまでにしておこう。ヲタクトークが止まらなくなる。

 

 

ACから降りて、学校に入る。階段を上がって、先輩達がいるであろう教室を開けた。

 

先輩とホシノさんが、何やら話し合っていたらしい。……なんか焦ってね?

 

 

ユメ「あ!アスカ君!?大丈夫だったの?!」

 

アスカ「へ?」

 

ホシノ「あんなスピードで動いて、普通の人ならGで失神しますよ!?」

 

アスカ「まあ?」

 

ユメ「まあ?じゃないよ!身体は大丈夫なの?!」

 

アスカ「大丈夫ですけど……」

 

 

何を焦ってんだ?普通に操縦してただけなのに……まあ、確かにあの加速は普通の乗り物じゃありえない程速いけど……

 

 

アスカ「ヘイローがあれば平気でしょう?」

 

ユメ「流石にあんな速さしてたらとんでもないことになっちゃうよー!」

 

ホシノ「あんなスピード出してたら、普通は気絶しますよ……」

 

アスカ「ええ?」

 

 

平気じゃないらしい。そういえば、俺に特殊な力があるって、ヘンなのが言ってたっけな。もしかしたら、それのお陰なのかもしれない。

 

 

アスカ「まあ、平気なので気にしないでください」

 

ユメ「本当に?無理してない?」

 

アスカ「大丈夫ですって」

 

ホシノ「……あの加速を平気で受けられる身体……黒服が目をつけたのは……

 

アスカ「ホシノさん?なんか言いました?」

 

ホシノ「……いえ、何も言ってません」

 

アスカ「なら良いんですけど……」

 

 

ACの加速に耐える“特殊な力”

 

そういえば、乗った時に身体が馴染む感覚があったな……あれももしや?感覚が鋭くなる……と言うより、知覚が増幅したのも。まるで……「強化人間」のような。

 

これが、転生の特典なのだろうか?

 

…………あまりにもわからない事が多すぎる。そろそろ、ホシノさんと一緒にヘンなのの所に行ってみても良いかもしれない。

 

 

アスカ「ホシノさん。相談があるんですけど……」




皆さんは、ワイルドハントのイベントを楽しめたでしょうか。自分は忘れてまったくやっておりませんでした。
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