Picrewで画像作れたら作ろうかなと思ってます。
研究所を脱走した「悪魔」は殺戮と破壊を繰り返しながら紛争街を宛もなく歩いていた。
その動きは「軍人」…あるいは「傭兵」と言えるものだが誰かに従ったり、何処かの組織に属することはなく「自身に危害を加える人間」は勿論、「武装した人間」すら「敵」と認識し攻撃。
その装備や時にはなけなしの食料すら奪って生きながらえていた。
そんな彼が愛用していた武器は主にコンバットナイフ。これを使った狹暗所での戦いでは無敵であり、両目のヴォーダン・オージェ(人間に移植されたハイパーセンサー)による索敵や高度な行動予測による戦闘は他の何者も寄せ付けないほどの強さを発揮していた。
そんな彼はこの紛争地帯で
1回目はブラックマーケットにて。
空腹だった彼は肉を焼くような匂いに釣られるように歩いていると仮設テントがいくつも立ち並ぶ場所へと来ていた。
ブラックマーケット…表沙汰にはできない取引が行われているような場所だが、生憎彼は「売買行為」というものを知らず肉を強奪し、止めに入った警備員2人を負傷させる。
しかし彼が人の言葉を解するというのは肉を奪われた店主にとっては幸運だった。物々交換として武装した人間から奪い取ったライフルを要求された彼はもう一本の肉と引き換えにライフルを譲渡。
店主は何年もの寿命と引き換えに安い買い物ができたことは間違いない。
これを機に彼は「物々交換」を学んだが、運命の出会いを果たすのはもう…ほんのちょっとだけ先の話である。
肉を両手に持ってマーケット散策を再開した彼の目にとまったのは主に南米で使われている鉈、マチェット。
彼はその武器に呼ばれるかのように近付き、今まで使ってきたナイフや先程手に入れた肉との交換を試みる。
しかし武器屋の店主はそれらを目にしても首を縦には振らず…代わりに彼にある提案をした。
「俺の傭兵として戦わないか?」
怪物はマチェットを受け取りつつ解ったと肯定を示すと勢いよく振り上げ………
切り裂いたのは装備を固めた兵士。
防弾チョッキに軽機関銃としっかりと装備を固めた兵士すらその小柄を活かして神出鬼没の動きをする「怪物」には手も足も出ずに狩られるばかり。
血に濡れながらも久々の殺戮の感覚に愉悦の表情をうかべる彼はこの日、2つ目の運命機な出会いをした。
その「運命の相手」の接近に気付いた彼が咄嗟に大きく跳ぶと先程まで彼がいた所へと銃弾の雨が降り注ぐ。
戦闘機かヘリコプターか、或いは
見上げた彼の目に映った物体は想像を上回るものだった。
人が、浮いていた。
思わずこすった目を凝らして見ようとした彼を抱えながら友軍の兵士は建物内と走り出す。
何をするんだと抗議する怪物に、彼は顔を青くしながら返した。
「あれはIS、新世代の兵器だ!」
ISの兵器運用が禁止されたのはつい最近のこと。戦闘の鎮圧では勿論、紛争地帯にての秘密兵器として使われることも少なくなく…今回は彼らがこの新兵器の餌食となっただけである。
さて、友軍に抱えられて建物内へと逃げ込んだ彼はマチェットを手に迎撃を試みるが、ISに乗った敵は奇襲を察知し即座に防御。
渾身の一撃を容易く防がれたことへの驚きで目を見開いた彼は反撃のカウンターパンチを食らい、暗闇の奥へと吹き飛んで行った。
「ギャハハハハ!生身でISに挑むとかお前は馬鹿かよ!男共の時代はもう終わったんだよ!」
痛みと衝撃でぼんやりとする意識の中で彼が見たのは自身を吹き飛ばした人間が高笑いしながら友軍を殺害する様子。
怪物は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の女を除かなければならぬと決意した。怪物には戦術がわからぬ。怪物は、実験の産物である。武器を持ち、敵を殺してで暮して来た。けれども受けた傷に対しては、人一倍に敏感であった。
近場にあったドラム缶を支えにして立ち上がりながら怪物は思案する。
如何にしてあの機械を欺くか。如何にしてこの女に地獄を見せるか。
ふと、ドラム缶を持ち上げながら彼はそれを女へと投げつけた。
それだけでは無い。
木材、鉄鋼…恐らく資材置き場なのであろうこの建物にあった全ての物体をISを纏った女目掛けて投げつける。
「気でも狂ったか?それとも怖さのあまり駄々でも捏ねちゃったんでちゅかー?」
嘲笑いながら付属の武器を向けた彼女は自身の目を疑った。
先程までそこにいたはずの
血相を描きつつもハイパーセンサーを使った索敵で…彼女は周りを飛ぶ鉄屑の合間をなにか小さなものが跳ぶのを見た。
「嘘でしょ…ありえない!」
ISにより振るわれる剛腕は愚か、射撃すらも怪物を捉えることは出来なかった。
それどころが彼はIS脳ですらも足場として彼女を錯乱し…
「こいつ…正々堂々戦いやがれ……!」
再度振るわれた豪腕が直撃し壁へと叩きつけられたのを確認した彼女は…勝利の笑みを浮かべる代わりに強烈な息苦しさを感じた。
首が締められてる…と言うよりもまるで空気が漏れるような感覚。
その瞳が最後にとらえたのは、壁へと吹っ飛ばしたはずの少年が自身に向けて
「……………」
マチェットを引き抜くと同時にその上に乗っていた球体が落ち、崩れ落ちた躰体に今なお纏われているISへと手を伸ばす怪物。
手が触れた直後に目の前からそれは消え…代わりに怪物への身体へと装着されていた。
「………」
そのままマチェットを拾い上げた彼は天井を突き破って建物を出ると、そのまま…自身に襲いかかってきた人間のようなものが来ないような安全な場所を探して飛び立った。
そしてその様子を見ていた人物は1人、興味深そうに笑みを浮かべた。
「へぇ…男の子…しかもあんなに小さな子供がISを動かしちゃうなんて………束さん、少しだけあの子のこと調べちゃおっかな〜」
後にIS男性操縦者が発見される3年ほど前のことだった。
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次回、オリ主VS織斑千冬
セリフ誰が喋ってるのかわかるようにする?
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○○「そうした方がいいと思う」
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「そうしなくていいと思う」