赤龍帝と騎士王の現し身   作:ファブニル

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 ドーモ、ファブニルです。

 正月で時間が取れている為、早めにもう一話作ってみました。
 先日、総合評価が1000ptを超えました。これも皆さまの応援のお陰です。本当にありがとうございます。これからも精進して参ります!

 よろしければ今回もお気に入り登録や高評価、感想をお願いします。

 それでは第四十二話、どうぞ!


グレモリー本邸にて

『まもなくグレモリー本邸前。皆さま、ご乗車ありがとうございました』

 

 

 列車は遂に目的の駅、グレモリー本邸前駅へと到着した。駅の外には大きな人混みが出来ているが、全員が武装している。アレこそ今だに残る伝統的なグレモリー家の軍団である。

 

 

「イッセー、もうすぐ着くわ。窓を閉めるわよ」

「は、はい、部長」

 

 

 リアスに促され、一同は降りる準備をしだす。しだいに列車の速度は緩やかになり、徐々に停止させていく。

 

 

 ガクン

 

 

 静かな停止のあと、リアス先導の元オカルト研究部は空いたドアから降車していく。しかしアザゼルは降りる様子を見せなかった。

 

 

「あれ、先生は降りないんですか」

「ああ、俺はこのままグレモリー領を抜けて、魔王領の方へ行く予定だ。サーゼクス達と会談があるからな。どうやら北欧の方から話が来たみたいでな。終わったらグレモリーの本邸に向かうから先に行って挨拶済ませて来い」

 

 

 アザゼルは手を振って説明する。北欧、という事はアースガルドから何かしらの接触があったのだろうか?

 

 

「じゃあ、先生あとで」

「お兄様に宜しくね、アザゼル」

 

 

 イッセーとリアスに手を振って応えるアザゼル。アザゼルを除いたメンバーで駅のホームに降りた瞬間。

 

 

『リアスお嬢様、おかえりなさいませっ!』

 

 

 パンパンパンパン!

 

 

 花火が上がり、兵隊達が空砲を空に向けて放ち、楽隊が一斉に音を奏で始める。空をワイバーンやグリフォンに騎乗した兵士達が飛び、整然と旗を振っていた。

 イッセーとアーシアは突然の出来事にどうしていいか分からずただただ身を寄せ合っていた。祐斗達やアルトリアは慣れているが、初見では確かに驚きと困惑でいっぱいになるだろう。

 

 

「ヒィィィィ…。人がいっぱい…」

 

 

 眷属としては先輩になるが、こういう場に出てこなかったギャスパーもまたあまりの人の多さに怖気づき、イッセーの背中に隠れてしまう。すると向こうから執事やメイドの一団がやってくる。リアスがそちらに近づくと一斉に頭を下げた。

 

 

「「「リアスお嬢様、お帰りなさいませ」」」

「ありがとう、皆。ただいま。帰ってきたわ」

 

 

 リアスも笑顔でそれに返していた。それを見て、執事やメイドたちも笑顔を浮かべる。そこへ見知った顔の女性が一歩出てきた。銀髪のメイド、グレイフィアだ。

 

 

 

「お嬢様、お帰りなさいませ。お早いお着きでしたね。道中、ご無事で何よりです。さあ、眷属の皆さまも馬車へお乗りください。本邸までこれで移動しますので」

 

 

 グレイフィアに誘導されて、豪華絢爛な馬車の元へ向かう。繋がれている馬も普通の馬ではなく、人間界の馬よりも巨躯で眼光も鋭い、魔物にも分類される冥界の馬だった。信仰を集める妖精馬であるグイントには及ばないが、公爵家らしくなかなかの駿馬を揃えている。

 メイドたちの能力を高く、イッセーが荷物を持ってきていないことを気にしている素振りを見せたときにはとっくに列車から荷物を運び出していた。

 

 

「私は下僕たちと行くわ。イッセー達は初めてで不安そうだから」

「わかりました。何台かご用意しましたので、ご自由にお乗りください」

 

 

 グレイフィアはリアスの意見を快諾し、一番前の馬車にリアスとイッセー、アルトリア、アーシア、グレイフィアが乗り込んだ。その次の馬車に残ったメンバーが乗った。全員が乗り込むと馬車は蹄の音を鳴らしながら進みだした。

 人間界の馬車は余り乗り心地が良くないが、これは魔法でサスペンションのような機能を付けているらしく、内装と含めてかなり快適だった。風景を見れば、綺麗に整備された石畳の道とキレイに選定された木々が真っ直ぐ伸びている。ここは本邸へのメインストリート、いつもながら丁寧に整備されている。

 そんな景色を見ていたイッセーは馬車の行き先に見える物に驚きを隠せなかった。

 

 

「ぶ、ぶ、ぶ、ぶ、部長…あ、あの巨大なお城は…?」

 

 

 イッセーは驚きながらも巨大な城の如き邸宅に窓から指を指している。

 

 

「私の御家の一つで本邸なの」

 

 

 ニッコリ微笑むリアス。そう、此処はあくまでグレモリー家の本邸。この他にもリアス個人の邸宅や特訓に使われた別荘など、様々な邸宅をグレモリー家は保有している。

 外を見れば美しい花が咲き誇り、見事な造形の噴水から水が噴きあがり、色とりどりの鳥が飛び回っている。贅と美を尽くした芸術がそこにはあった。

 

 

「着いたようね」

 

 

 リアスがそうつぶやくと、馬車のドアが開かれた。ドアの先では執事が会釈をしている。リアスが先に降りて、後からイッセー達も続く。二台目の馬車も到着し、祐斗達も降りてきた。

 

 

「お嬢様、アルトリア様、そして眷属の皆さま。どうぞ、お進み下さい」

 

 

 大きなドアが開き、グレイフィアが会釈をして、一行を中へと促す。

 

 

「さあ、行くわよ」

 

 

 リアスは屋敷内に敷かれた赤いカーペットを歩き出す。皆もそれに続いて中へと入っていった。中に入ってからも左右をグレモリー家に仕える者たちが整列しており、イッセーはその光景に圧巻としている。

 すると向こうから小さな人影が走ってきた。紅髪と碧眼を備えた少年はリアスへと抱き着く。

 

 

「リアスお姉さまー!お帰りなさい!」

「ミリキャス!ただいま。大きくなったわね」

 

 

 リアスもまたその少年を愛おしそうに抱きしめていた。

 

 

「あ、あの、部長。この子は?」

 

 

 イッセーが聴くと、リアスはその少年を紹介した。

 

 

「この子はミリキャス・グレモリー。お兄様、サーゼクス・ルシファー様の子供なの。私の甥ということになるわね。ほら、ミリキャス。あいさつをして。この子達は私の新しい眷属なのよ」

「はい。ミリキャス・グレモリーです。初めまして」

「こ、これは丁寧なごあいさつをいただきまして!お。俺…いや、僕は兵藤一誠です!」

 

 

 緊張して噛んでしまうイッセーを横目に、アルトリアもまた主人の息子に騎士の礼を取った。

 

 

「お久しぶりでございます、プリンス・ミリキャス。名誉騎士候アルトリア・ペンドラゴン。只今参上致しました」

「よく来てくださいました、サー・アルトリア。いつもリアス姉さまがお世話になっております」

 

 

 アルトリアの礼に対し、ミリキャスもまた優雅な礼を取った。廊下にも関わらず、そこだけ式典の場のような空気を醸し出していた。

 

 

「魔王の名は継承した本人のみしか名乗れないから、この子はお兄様の子でもグレモリー家なの。私の次の当主候補でもあるのよ」

 

 

 魔王ルシファーの名跡はあくまでもサーゼクス個人が継いだものだ。現時点でミリキャスが継ぐかどうかは分からないが、それでも彼は冥界のプリンスと呼べる存在だ。

 

 

「皆さま、奥へどうぞ」

 

 

 グレイフィアが奥に存在する一室へと一同を案内した。その部屋へミリキャスが走り出す。

 

 

「リアス姉さまがお帰りになりましたー!」

「これこれ、何です?お行儀の悪い」

 

 

 部屋の中には一人の女性がいた。美しい亜麻髪を持ち、リアスと同程度のスタイルを持つ婦人。一見するとリアスの姉の様にも見えるが、実態は異なる。

 

 

「お母様。ただいま帰りましたわ」

「は?お、お、お母さまぁぁぁぁぁああああ!?え?だって、どう見ても部長とあまり歳の変わらない女の子じゃないですか!」

 

 

 イッセーが驚き過ぎて大声を出している。確かに歳は変わらないように見えるが、悪魔は長命な種族であり、加えて悪魔の見た目と年齢はあまり比例しない。ぶっちゃけた話をすれば見た目は本人の自由なのだ。

 

 

「あら、女の子なんてうれしいことをおっしゃいますのね」

「悪魔は歳をとれば魔力で見た目を自由に出来るのよ。お母様はいつも今の私ぐらいの年恰好なお姿で過ごされているの」

 

 

 悪魔の見た目と年齢が合わないという事実と幼さも感じさせる美貌にイッセーはあっけに取られる。しかしそんな惚けたイッセーの頬をリアスは抓った。

 

 

「…私のお母様に熱い視線を送っても何も出ないわよ?」

「リアス、そちらの方が兵藤一誠君ね?」

「お、俺、僕のことをご存じなんですか?」

 

 

 イッセーの問いに彼女は頷く。

 

 

「ええ、娘の未来の掛かった試合くらい観戦致しますわ、母親ですもの。初めまして、私はリアスの母、ヴェネラナ・グレモリーですわ。よろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 ヴェネラナとの挨拶の後、メンバーはそれぞれ割り当てられた個室で身体を休めたのち、ダイニングルームに集まっていた。ここでは当主ジオティクス主催の歓迎の宴席が設けられていた。

 テーブルの上には高級な食事が多数並んでおり、イッセー達新規の眷属たちは冥界でのマナーが分からず何処から手を付けたものかと悩んでいた。

 席に座るのはグレモリー家のジオティクス、ヴェネラナ、ミリキャス、リアス。イッセー達眷属悪魔、そしてアルトリアである。

 

 

「リアスの眷属諸君、此処を我が家だと思って遠慮なく楽しんでくれたまえ」

 

 

 ジオティクスの一言で会食は始まった。10人以上が席についても余裕のある横長のテーブル。天井には豪華なシャンデリア。椅子や壁面の照明など、すべてが貴族に相応しい高級なもので出来ていた。余りの豪華さにイッセーやアーシアはやや居心地が悪そうである。アルトリア自身はすぐに慣れたが、こういった環境に慣れるところからイッセーの上級悪魔への道は始まりそうだ。

 

 

「 (ふむ、やはり美味い。流石にグレモリー家のコックは一流ですね)」

 

 

 アルトリアは出された料理に舌鼓を打つ。ちらりと周りを見ればリアスの隣に座るイッセーは緊張で料理に手を付けられずにいた。加えてマナーが分からないために手を付けられていないでいた。朱乃と祐斗は静かに食事を行っている。アーシアとゼノヴィアも苦戦はしているが、ナイフフォーク文化圏の生まれだけあって様にはなっている。ギャスパーに至っては縮こまって涙目で食べている。この広さ、これだけの人数での食事は彼には厳しいだろう。

 そんな中、小猫だけは食事に手を付けてなかった。いつもであれば人一倍食欲に忠実であるはずの彼女がこのご馳走を前に手を付けていない。やはり何か悩みを抱えているのだろうが、中々口に出してくれない。

 

 

「冥界に来たばかりで勝手がわからないだろう。欲しい物があったら、遠慮なくメイドに言ってくれたまえ。直ぐに用意しよう」

 

 

 ジオティクスとアルトリアが顔を合わせたのはあの試合以来だ。あの後、彼等も自分たちの早計を反省したらしく、また何処かから婚約者を引っ張ってくるという事もない。

 

 

「ところで兵藤一誠君、ご両親はお変わりないかな?」

「は、はい!二人とも元気です!ぶ、部長…リアス様の故郷に行くと言ったらお土産を期待するほどです!あ、あんなに立派な家にリフォームしていただいた上でそんなこと言ってくるなんて、本当、わがままな顔で…アハハ」

 

 

 イッセーは冗談交じりに言うが、ジオティクスは真剣に顎に手をあて考え出した。

 

 

「ふむ。お土産か。なるほど」

 

 

 ジオティクスは手元の鈴をチリンチリンと鳴らす。するとすぐに執事の一人が近づいていく。

 

 

「旦那様、御用でしょうか?」

「うむ。二人のご両親宛に城を一つ用意しろ」

 

 

 !?城!?あの邸宅を立てた上で追加で城!まさかの言葉にアルトリアも手を止め、ジオティクスを見てしまう。

 

 

「はっ。西洋式でしょうか?それとも和式でしょうか?」

 

 

 執事も普通に答えている。冥界の貴族ではイッセークラスの相手に対して城を送るのは普通などだろうか。まだまだアルトリアも冥界で学ぶところが多い。

 

 

「悩むところだな」

「ちょっ、ちょっと待ってください!そ、そこまでのお土産はちょ、ちょっとスケール違いというか!」

「あなた、日本は領土が狭いのですから、平民が城を持つなんて不可能ですわ」

 

 

 驚いて断ろうとするイッセーにヴェネラナの一声。良かった、普通じゃなかった。

 

 

「なんと。確かに日本は狭かったな。ふーむ、城がダメならば何が良いのだろうか…」

「お父様。あまりそういう気遣いは逆にあちらへ迷惑を掛けますわ。二人のご両親は物欲の強い方々ではありませんし」

 

 

 リアスが補足を加える。リアスは兵藤夫妻と共に生活していた為、彼等の事を良く分かっていた。確かに彼らの本質は小市民かつ善良な夫婦である。流石に城を貰っても迷惑である。ジオティクスも「なるほど」と深く頷いていた。

 

 

「兵藤一誠君」

「は、はい!」

「今日から、私の事をお義父さんと呼んでくれてもかまわない」

 

 

 おとう、さん。お父さん?いやお義父さん!?ジオティクスからの衝撃的な一言にリアスだけでなくアルトリアも驚いた。

 

 

「お、お父さんですか…?そ、そんな、恐れ多いですよ!」

 

 

 イッセーが両手を振って、遠慮の意志を見せた。

 

 

「あなた、性急ですわ。まずは順序というものがあるでしょう?」

 

 

 ヴェネラナが夫をたしなめる。

 

 

「う、うむ。しかしだな。紅と赤なのだ。似合いではないか」

「貴方、浮かれるのはまだ早い、ということですわ」

「そうだな。どうも私は急ぎ過ぎるきらいがあるようだ」

 

 

 妻に窘められ、ジオティクスは深く息を吐く。リアスとライザーの試合を観戦している時もそうだったが、ヴェネラナがこの家で一番強いらしい。完全に尻に敷かれている。母は強しという事だろう。

 当のリアスは恥ずかしそうにしていて、食も進んでいないようだが。

 

 

「兵藤一誠さん。一誠さんと呼んでもよろしいかしら?」

 

 

 ヴェネラナがイッセーにそう訊いてくる。

 

 

「は、はい!もちろんです!」

「しばらくはこちらに滞在するのでしょう?」

「はい。部長…リアス様がこちらに居る間はいます…けど、それが何か?」

「そう。ちょうどいいわ。貴方には紳士的な振る舞いも身につけてもらわないといけませんから。少しこちらでマナーのお勉強をしてもらいます」

 

 

 ヴェネラナの意見にはアルトリアも賛成だ。いずれイッセーは高みへと昇る。その時にマナーがなっていなければ、それだけで貴族たちの顰蹙を買う。そしてそれは主人であるリアスの評価へも影響を及ぼす。

 

 

バン!

 

 

テーブルを叩く音が響く!見ればリアスがその場で立ち上がっていた。

 

 

「お父様!お母様!先程から黙って聞いていれば、私を置いて話を進めるなんてどういうことなのでしょうか!?」

 

 

 その一言にヴェネラナは目を細める。そこには先程快く皆を迎えてくれていた笑顔は無かった。あるのは名門貴族の女としての冷徹な顔だった。

 

 

「お黙りなさい、リアス。貴方は一度ライザー卿との婚約を破棄しているのよ。悪魔にとって約定は時に命より重い。それを知らない貴方ではないでしょう?確かに貴方はゲームに勝ち、婚約破棄を勝ち取った。でもお父様やサーゼクスがどれだけの想いと根回しと交渉であの婚約を整えたのか、一度でも考えた事はあって?一部の貴族では『ワガママ娘が婚約を解消するために伝説のドラゴンを誑かした』という噂が流れているのよ?魔王の妹としての自覚を持ちなさい」

 

 

 ワガママ娘が婚約が嫌で伝説のドラゴンを使った。二人の眷属入りのいきさつを知る者からすれば全くの嘘八百だ。しかし悪魔も下世話な噂が好きなようであり、そういった輩にとっては格好の話のタネなのだろう。

 

 

「私はお兄様とは!」

 

 

 リアスが顔を怒りに歪ませて言おうとするが、ヴェネラナはそれを許さない。

 

 

「サーゼクスが関係ないとでも?表向きはそういうことになっています。けれど、誰だってあなたを魔王の妹として見るわ。三大勢力が協力体制になった今、貴方の立場は他の勢力の下々まで知られることでしょう。誰もが貴方と、その眷属に注目する。先のマナーの話もそう、イッセーさんの評価は貴方の評価にも繋がる。魔王の妹、赤龍帝の主、貴方はそういう立場に立っているのですよ?今後は言動に注意なさい。甘えた考えはその身を滅ぼすわよ。いいですね?」

 

 

 その言葉にリアスは悔しそうにしながらも言い返せない様子だ。納得できないまま、椅子へ勢いよく腰を下ろした。ヴェネラナの意見は全て正論だ、それを理解しているからこそリアスも席に座った。

 

 

「リアスの眷属さん達にお見苦しい所を見せてしまいましたわね。話しは戻しますが、ここへ滞在中、イッセーさんには特別な訓練をしてもらいます。少しでも上流階級、貴族の世界に触れてもらわないといけませんから」

「あ、あの、どうして俺なのでしょうか?」

 

 

 イッセーの問いに対してヴェネラナは笑みを止め、真面目な表情でイッセーに向き合った。

 

 

「貴方は次期当主たる娘の最後のわがままですもの。親としては最後まで責任を持ちますわ」

 

 

 やはりそういう事か。イッセーは、ライザー卿に代わるリアスの婿として見られているのだ。

 

 

「イッセー、何も悪いことではないと思います。貴方が冥界の貴族におけるマナーを学べば今後こういった会食の場で恥ずかしい思いをすることもありません。それに貴方の所作が丁寧であれば、リアスは眷属をしっかり教育できていると冥界内での評価も高まります」

 

 

 アルトリアがイッセーにメリットを説明する。

 

 

「それに所作が美しい男性というのは、それだけでも女性から魅力的に映りますよ?」

「!?是非マナー講座をお願いします!」

「ふふふ、元よりそのつもりですもの。しかしアルトリア卿はイッセー君のやる気を出させるのがお上手ですね」

「恐縮です。私としても伊達に幼馴染として同じ時間を過ごしているわけではありませんので」

 

 

 そのまま歓迎の会食は大きなトラブルもなく終わっていった。明日からは本格的に特訓が始まるだろう。この夏休みが勝負だ。




 ここまで書いてきましたが、皆さまの意見を参考に色々と展開に微修正を加えてみたりしています。

 これからもジャンジャン感想を述べて頂ければ幸いです。最近だとサーヴァントのキャラ(英雄の末裔など)をどんだけ出そうか悩み中ですね。聖杯戦争開いてみたい……
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