〜shadow corridor〜 影の回廊   作:鬼釵羅偽

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シャドーコリドーを200時間ほどプレイしているものです。これが初投稿なので優しい目で見てもらえると助かります。


路地

 踏み入れた路地は特に何の変哲もなく、ごく普通の路地だった。なぜこんなにも冒険心がくすぐられるのか、と思いながら路地を進んでいく。すると早速分かれ道が出現。真っ直ぐ行くか、右に曲がるか。こういうとき、私はだいたい正面に進むのを選ぶ。特に深い理由はない。進む途中、壁に張り紙があった。内容はこうだ。「カラスに注意!近くの林にカラスの群れが住み着いています。光物を持ち去られたり、頭を蹴られたという報告が相次いでいます。ご注意ください。」この張り紙を見て、先日スーパーで10個限定で売られていて、たまたま余っていためちゃくちゃにうまいカレーパンをカラスに持っていかれた嫌な記憶が蘇った。いつか絶対に仕返ししてやる。そんなこと思いながら進んでいると行き止まりになっていたため、引き返して右の道に行くことに。右の道はすぐに木でできた壁があって行き止まりかと思ったが、下の方が壊れており、通れるようになっていたので躊躇せず壁をくぐった。するとまた右と左に道が別れていた。右に登る階段と左に登る階段。「利き腕右だし、右でいっか。」小学生のような考えで右の階段を登ることに。道を進んでいるとまた張り紙が、内容はこうだ。「探しています 青柳 由奈 (16) 8月27日 夕方5時ごろ 服装 白の半袖Tシャツ 紺色の長ズボン 買い物に出かけたまま消息不明、どんな些細な情報でもお待ちしております。見かけた方はこちらまで連絡を XXX-XXXX-XXXX」これは地元のラジオでも言っていた。普通に地元の顔見知りだったのでとても心配だ、大事になってないと良いが。そのまま奥に進むと今度は端っこが濡れた新聞紙がおいてあった。普段は新聞など待ったっく興味ないが、なぜかこの時は新聞に惹かれた。内容はこうである。

              〜1989年9月10日 日曜日〜

 8月27日、四国を通過した台風17号による大雨の影響で阿地市中央部の山陰で土砂崩れが発生し、土砂の中から27体の人骨が発見された。鑑定の結果、発見された人骨はいずれも成人男性によるもので、およそ120年前のものだと判明。今から112年前の1877年、蛭南村(ひるなむら)で謎の集団同時失踪事件が起こっており、その失踪者の人骨であるという味方が有力である。(蛭南村は合併により消滅、現在の阿地市中央部)

 集団同時失踪事件はおきた当時は、失踪者の手がかりが何一つ掴めず捜査は打ち切られており、大勢が忽然と何の痕跡もなく消えたことから「蛭南村の神隠し」として知られていたが、その事件が112年越しに初めて進展見せることとなった。

 しかし、唯一の手がかりとなる人骨は、不自然にねじ曲がっていたり、驚くほどきれいな断面で切断されていたりと不可解な点が多く、操作は難航している。

 また、「蛭南村の神隠し」事件には興味深い逸話がある。112年前、神隠しの瞬間を見たという唯一の目撃者は、「化け物が連れ去った」というような証言を残している。当時警察は、証言者がショックにより記憶障害を起こしているものと判断しカウンセリングを受けさせ...  (これ以上は濡れていて読み取れない)

 

 なんか、私の祖父がいなくなったのと似てるな。というのも私の祖父は父が生まれる前に突如として行方不明になっている。その祖父は何かと物集めが好きで、いろんな物をコレクションとして保存していたと祖母に聞いた。その一つであるライターを祖母が譲ってくれた。このライターは普通のライターではなくシリアルナンバー入りの限定品、状態はよく、大切に保管されていたようだ。辺りをまんべんなく照らすことはできるが、遠くまで照らすことはできない。

 新聞を読んだあと、先に進もうとしたが行き止まりだったので元の場所に戻り左の階段を登ることにした。左の階段を登ると金属性で網目状の扉があった。少し錆びついていて開きが悪かったが無事開くことができ奥の道に行くことに。そこは更に入り組んだ路地になっており、夕日が遮られていたのでとても暗かった。「どうしよう、暗くて先があまり見えないな」なにか照らせるものは、と思いポケットに手を突っ込むと祖父のライターが入っていた。これだ、これだわ、そう思いライターであたりを照らしながら先に進んでいく。途中、先程見た張り紙があったり、看板があったりしたが、おかしいほどに人気がなかった。自分が今いるこの空間だけ別の空間に移されたような、そんな感じだった。そのまま進んでいると室外機の上に爆竹が5つほどおいてあった。見つけた時は特に気にせず素通りしたが、先に進むと使わざる得ないシチュエーションに出くわした。奥に鍵のかかった扉があり、その扉の3メートルほど上にある物干し竿に鍵をくわえたカラスが止まっている。これは使うしかないだろう、そう思い、持っているライターで爆竹に火をつけカラスの下に投げ込んだ。すると思った通り、カラスは音に驚き、鍵を落としていった。ガッツポーズをしながら鍵を拾い、鍵を開錠し扉を開けた。するとまた、まただよ、もうこれで三回目。分かれ道くんの登場だ。右と正面、正面に行こうと思ったが、右側の道を見ると明らかになにかありそうな雰囲気を漂わせていたので右の道に行くことに。その道は狭いトンネルのようになっていた。そこ抜けると慰霊碑のようなものが見え、こけしと花が添えられていた。何の慰霊碑だ?と思い自分の1.5倍ほどの大きさの岩に刻んである文字を読んだ。それを読んだ瞬間、私の私はおそらく縮み上がっていただろう。なんと「蛭南村 桑食川大氾濫」と書いてあったのだ。蛭南村、そう、さっきの新聞に書かれていた村のことだ。ここが?新聞で書いてあった集団同時失踪事件が起こった村の近くなのか?今すぐに引き返さなければ、そう思い、来た道を全速力で走り戻ろうとした。しかし、カラスから取った鍵で開けた扉が閉まっていたのだ。上も超えられそうにない。「詰み」、この2文字が頭によぎったがまだ行ってない道があるのを思い出し、戻れるようにと願いながら先に進むことにした。進もうとすると変な黒猫がいた。撫でようと近寄るとすぐに逃げられ見失ってしまった。少し気分を落としながら先に進むとそこにはレンガで作られた古びたトンネルがあった。看板には蛭南トンネルと書かれてあった。行ってはいけない、戻れなくなる。直感的にそう思った。いわゆる勘というやつだ。だがここ以外に道はないため、結局進むことを余儀なくされた。トンネルの中は特にこれと行ったものはなくとにかく奥へ奥へと進んでいった。すると突然鈴の音が鳴り響くと同時にあたりが真暗闇になった。ほんの一瞬でもとに戻ったが、不穏な空気が流れている。何かがおきた。それはわかるが何が起こったのかはわからない。とりあえずトンネルを抜けよう、そう思い先に進もうとしたがトンネルは行き止まりになっていた。意味がわからない。トンネルが行き止まりって聞いたことないぞ。頭にはてなマークを浮かべながらトンネルを引き返して外に出ると、そこにはさっき居た路地ではなく、木が鬱蒼と生えた森の中に変わっていた。大きな鳥居もある。この時、私はすべてを察した。自分は神隠しにあってしまったんだろうと、ここはおそらく、現世ではないのだろうと。怖いのか、先が気になるのか、なんとも言えない感情になりながらも先に目指すことにし、足を進めた。

 周りを警戒しながら黙々と進んでいると奥に建物が見えた。その建物の前には大きな鳥居があり、周りに彼岸花がたくさん咲いていた。その建物に近づくと私を迎え入れるように扉がギィィィと音を立てながらゆっくりと開いた。恐る恐る中を除くと奥の方に鏡があるのが見えた。なんでこんなところに?と思い、中入っていく。中は一本の廊下になっており、その奥に4畳半ほどの部屋がある。その部屋の中にある机の上に、丸い鏡がぽつんとおいてあった。興味本位でその鏡を持ち上げようと鏡に触れた瞬間、辺りが暗闇に包まれた。気がつくとそこはさっきまで居た場所ではなく、どこまでも暗闇が支配する複雑に入り組んだ回廊だった。「ここからでなければ...」無邪気な冒険心は吹き飛び、不安と焦燥感が胸を締め付けた




まずここまで読んていただいてありがとうございます。ほんとにこれまでこういう文章を書いたことがないのく、兄の見様見真似で始めたのでめちゃくちゃ下手だと思います。自分でも面白みが欠けているなと思います。クオリティーがとても低いですがそれでも良いよという方はぜひ次回も見てくると嬉しいです。あとチュートリアルの部分は飛ばします。
次回 ヒグラシの回廊
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