破滅の未来を救った英雄が絶望の未来を救う 遊☆戯☆王5D's×まどかマギカ   作:古明地こいしさん

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1枚目 不動遊星

「くっ、ZONEの犠牲を無駄にするわけには...!!」

 

今、不動遊星は崩壊しようとしているアーククレイドルから脱出を試みている

なんとか長い通路とは呼べない場所へ飛行し愛車、Dホイールである遊星号で進む

光が見えた...見えたのだが

 

「光...あそこか!」

 

光は淡いピンク色だった。遊星は切羽詰まった状況だったためそのまま突っ走る

淡いピンクの光は強くなり遊星を包み込むと....その場所に遊星はおらず

このネオ童実野シティから不動遊星は存在しなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まどかside

 

私鹿目まどか、ごくごく普通の中学2年生で保健委員をしてます。最近の悩みはやっぱり自分が地味だと思うことかなぁ

あれ?

 

「まどか、あれ!」

 

「えっ?...わわ、人が倒れてる!救急車...えとえと」

 

そう慌ててたら倒れていた男の人が目を覚ました。でもその人の頭を見て思ったこと....蟹?

 

 

 

 

 

 

 

遊星side

 

「ん...ここは...助かったのか?」

 

目が覚め、自分の体に異常がないか確認する

辺りを見渡すとここがネオ童実野シティでないことは直ぐに分かった

一体...ここは

 

「カード達が...!!」

 

手持ちのカード達が数十枚以上なくなっていた。かろうじて残っているものもあるが、エクストラデッキのカードばかりだ。シグナーの竜が無事だったのは不幸中の幸いか

 

《遊星》

 

「エンシェント・フェアリー・ドラゴンなのか?」

 

《はい、ここは精霊界でも、ネオ童実野シティのある現実世界でもありません。別の世界...と言った方がいいでしょう》

 

...なるほど、しかし困った。Dホイールがあるがこれではデュエルができない

 

「あの〜、大丈夫ですか?」

 

声のする方へ振り向くと少女が2人。龍可や龍亜より歳は上だろう

 

「ああ、大丈夫だ。心配をかけた」

 

「そっかそっか〜、もしかしてそのバイクで事故ったとか?」

 

ピンク色の髪をした子が質問してきたかと思えば今度は青髪の子が聞いてきた

 

「事故...とは言い難いな、それよりこの街の名前を教えてもらえないだろうか?」

 

「「へ?」」

 

 

 

 

 

 

これが俺と、彼女達の邂逅であった

 

 

 

「遊星さん目的も無しにここに来たんですか?」

 

お互い自己紹介を済ませ、軽い店で話し合っている。とはいえ俺はここの現金を持っていないため本当に座っているだけだが

 

「ああ、走っていたら気づけば...な、それよりも敬語じゃなくていいぞ。知り合いの子達も敬語は使わないからな」

 

「そう?じゃあ遠慮なく、あのバイク、鍵かけて無かったけど取られたりしたい?」

 

「問題ない。あれは俺しか動かせないし誰も見ても機能はわからないだろう」

 

それとなくはぐらかしておいてそろそろお暇しようと立ち上がる

 

「‎色々と助かった。機会があればまた」

 

外に出てDホイールをせって歩いて街を見て回る。発展途上国と言った所か

ソリッドヴィジョンがない世界。あまり迂闊にはモーメントなどの事を話せはしないな

 

「これは!?」

 

腕が光る。赤き竜の痣が、ドラゴンヘッドの痣が

まさかジャック達が?と、思ったが違う。痣から感じるものは敵を倒すものだと

 

ヘルメットを被り、Dホイールを作動させ走らせる

ここまででいくつか分かったことがある。それはデュエル中でなくともカードを使用出来るということだ。しかしなぜこのような事態になったのかは不明だ

 

ともかくその場所へ急行すると辺りが謎の空間へと包まれる

痣の光が強く...っ!まどか達か...それにあれはA・O・Jカタストルか!

 

「トラップ発動!くず鉄のかかし!攻撃を無効にする!」

 

俺が宣言すると鉄でできたかかしが現れ、攻撃を防ぐ

 

「「遊星/さん!!」」

 

「なんとか間に合ったようだな...」

 

しかしなぜシンクロモンスターで、さらにこの世界のものではないのがここに?

 

「そこの2人は友達か?4人とも下がっててくれ、スピード・ウォリアーを守備表示で召喚!ターンエンド」

 

再び、カタストルが攻撃しかかってくる。追撃がくるのに疑問を持ったがくず鉄のかかしがセットしてあるボタンを押す

 

「トラップ発動!くず鉄のかかし!モンスターの攻撃を無効にする!さらにこのカードは発動後墓地へは行かず、再びセットする」

 

「ゆ、遊星さんの倒されちゃった...」

 

「あの!なんとかならないんですか!?」

 

「ごめんなさい...どうにかしたいのだけれど、私の攻撃が全て消えてるようなの」

 

後ろの話を聞きつつ俺はカードを引く、半ば祈るように...来た。逆転できる一手が

 

「ジャンク・シンクロンを召喚!ジャンク・シンクロンの召喚に成功した時、墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚できる!戻ってこい!スピード・ウォリアー!さらに自分の場にチューナーがいる時、手札のブースト・ウォリアーは特殊召喚できる!」

 

「いっぱい...それを壁にするんですか?」

 

「いや、奴を倒す」

 

「貴方が倒すのかしら?」

 

黒髪の子はどこか嘲笑気味でこちらに話しかけるが今は取り合っている暇は無い

 

「レベル2のスピード・ウォリアーにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!集いし星が新たな力を呼び起こす、光さす道となれ!シンクロ召喚!現れろジャンク・ウォリアー!」

 

先程とは違い、マフラーをたなびかせて飛び上がり拳を構える戦士が現れる

 

「ジャンク・ウォリアーの効果!シンクロ召喚に成功した時、場のレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分、自身の攻撃力をアップさせる!パワーオブフェローズ!」

 

襲いかかってくるA・O・Jカタストル、その攻撃数値は2200、だがジャンク・ウォリアーの攻撃力は2300から3200になっている

 

「迎え撃て!ジャンク・ウォリアー!スクラップフィスト!」

 

ジャンク・ウォリアーの拳がカタストルを打ち砕き、貫いて破壊する。後ろでは驚愕の声が聞こえた

 

「嘘...私の攻撃が通らなかったのに...」

 

「貴方...一体何者?」

 

金髪の子が驚愕し、黒髪の子が怪しむ顔でこちらを睨んでいる

 

「俺は不動遊星。デュエリストだ」

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