美少女Vtuber(男)はじめました!スキル「世界一可愛い声」で借金2億男子高校生、V界を駆け上がります!   作:流石ユユシタ

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第4話 君に勇気を

「へいへいお兄ちゃん! チャンネル登録者4人おめでとう!」

 

 

 

 くたくたになった学校生活から家に戻ると、中学校の制服姿の妹が笑顔で出迎えた。ほほう? なかなか可愛いじゃないか。

 

 

 

「あ、少し増えてるな」

「私も登録してるから、3人だけ登録してくれてるわけだね! よっしゃ!! これからファミレスのポテトでお祝いしよ!」

「ドリンクバーはどうする」

「……それは節約して水にしておこうね!」

 

 

 

 

 

 うむ、その通りだな。やはりドリンクバーはなんだかんだで高いからな。

 

 

 

「お兄ちゃんはポテトと他何か頼むの」

「……まぁ、ポテトだけでいいけど。強いて言うなら、ポテトのソースをお高いのにしようか」

「ほほう? 明太子ソースだね。あれつけるの美味しいよね」

「まぁ、あとは適当に二品頼むか」

 

 

 

 いくら我が家が貧乏とは言ってもポテト一つで占領すると言うのも如何と言う話だろうし。まぁ、小鉢的なのを少々頼むくらいで勘弁してくれと店には言いたい。

 

 

 

 

「あ、そうだ、お兄ちゃん。アーカイブが何回も再生されてたよ。私も見てるけど、あのライトセイバーさんが見てくれてたんじゃない」

「そうなんだ」

「あんまり関心がなさそうだね。美少女Vチューバーとしての自覚が足りてないんじゃない?」

「そんな自覚はいらないんだけども」

 

 

 

 そう、俺は続けていくつもりはないのだ。だがしかし、そうとも言っていられないようだ。

 

 

 

「よっしゃ! いくぜお兄ちゃん」

 

 

 

 おっと、急に手を引っ張られるとお兄ちゃん転けてしまうぞ。この妹は相変わらず破天荒であり、楽観的であり、前向きである。

 

 

 常に前を向いており、後ろを向くことはあるが下に俯くことはないと表現できる。だから、勇気をもらえてるのかもだけど。

 

 

 

 

「お兄ちゃん、私この町住んでるから案内任せて」

「おお、奇遇だな俺もそうだ」

「ほほう? まさに同じ町に住んでるとは運命と表現しようか!」

 

 

 

 

 それどろこか同じ家に住んでるのだけど、これは運命を超えているのではないだろうか。

 

 

 

 そんなことを談笑をしながら、ファミレスに入った俺たちは適当な席を選び、妹が張り切ってポテトと明太子ソースを注文した。水を飲みながら待っていると、永遠が急に目をキラキラさせてスマホを見せてきた。

 

「お兄ちゃん、見てよ! この間の配信アーカイブがまた再生されてるよ!」

「そうか、それは良かったな」

「その無関心っぷりはなに!? 6回再生が9回再生に!? ちなみにこのうちの3回は私ね」

「あぁ、3割身内か……」

「でもね、コメントに可愛いって書いてあるの。ほら、ライトセイバーさんに」

 

 

 ほほう、どうやら確かに【ライトセイバー(男)】さんがコメントで可愛いと書いてるようだ。だが、そう言われても、俺にとっては実感が湧かないのだ。まだ「ヴィクトルナ」が自分だということに抵抗がある。

 

「そう言えば今日の学校どうだった?」

「ああ、普通だよ。特に何もなかったな」

「まーた嫌味な人になんか言われたんじゃない?」

「まぁね」

「私がいたら、殴ってるけどね。ごめん殴れなくて」

 

 

 

 いや、お前が殴る必要性はないだろうさ。そうしてしまうとお前が悪者になってしまうんだけども。

 

 

「いいよ、逆に永遠はどうなんだ」

「私はね、ぼっちだぜ? 相変わらずのボッチ。体育のペア作れないぜ! まぁ、私が可愛すぎて皆んな近付き難いんだね」

「そのポジティブな見習いたいぜ。そっちも嫌味な女子がいるんだろ」

「そうなんだー。あいつらマジでクソだからさ。こそこそ私の悪口をさ言ってて。理由ないのに腹立つとか」

「そいつら殴るわ。誰?」

 

 

 

 さて、そろそろダンジョンで鍛えたステータスを解放する時が来たようだな。がっつり助走つけて殴ろう。

 

 

「お兄ちゃんが殴ったら悪者になっちゃう」

「いいよ。悪を背負って生きてくから。務所に入る準備できてるわ」

「嬉しいけど、一緒に住めなくなるのは悲しいんだよぉ。やめて」

「まぁ、そこまで言うなら鼻殴るにしておくか」

「これ止めなかったらどうなっていたのか妹として怖いよ。まぁ、そう言ってくれるのはありがたいけど」

 

 

 

 そうか、新しい顔が必要なくらいにしておくべきと思ったがやめておくか。これでは妹がもっと迷惑な状態になってしまうかもだしね

 

 

 

「私も冒険者として稼ごうかな。試しにスキル因子が出る10くらいまで」

「そうか。冒険者は最初の洞窟でも割と稼げるからな」

「ふーん……お兄ちゃん、本当に冒険者なんてもうやらないよね?」

 

 

永遠が真剣な表情をして俺を見てきた。妹は俺が冒険者を続けることには否定的だ。そりゃ、ステータスが低いからね。

 

「いや、バイトとして」

「もう、危ないって。まぁ、はじまりの洞窟なら一緒に潜ってもいいかな」

 

 

 

少し安心したような、それでも不安そうな顔をする永遠。妹にこんな心配をかけているのは兄として情けないが、俺自身も稼がないといけないからな。

 

そんな時、店の入り口のベルが鳴り、一人の少女が入ってきた。その少女を見た瞬間、俺は思わず息を飲んだ。

 

「あ……姫乃……さん?」

 

そう、あのSランク冒険者・姫乃光だった。学校以外で見る彼女は初めてで、思わず声が出てしまった。

 

 

「あれ、姫乃さんじゃない? Sランク冒険者の」

「うわぁ、オーラすごい」

「サインとか大丈夫かな」

 

 

 あちゃ、他のお客さんも騒ぎ始めてしまったぞ。その様子を見て店員も彼女によっていく。まぁ、今は満席だから彼女は待つようになるだろうな。

 

 だがしかし、姫乃光がファミレスとかに行く人だとは。

 

 

「お兄ちゃん、見過ぎ」

「有名人だから」

「ふーん、あれがお兄ちゃんの隣の席に座ってる人か。くっ、可愛いのは認めるよ」

「てか、逆に知らないの? 配信とかはしてないけど、Sランク冒険者として有名だろ」

「知らない。私の世界はお兄ちゃんで完結してるから」

 

 おいおい、お前はもっと広い世界に羽ばたいてくれよ。まぁ、借金があるから羽ばたけないのかも知れんが。

 

 

「完結するな、続編しろ」

「いいよ、完結で。続編ってぐだぐだしてつまらない映画が多いじゃん」

「話が変わってる」

 

 

 まぁ、なんで続編やったんだ? みたいな映画とかって沢山あるけどさ。なんてことを考えていたら、目の前に姫乃光が立っていた。あえ!? さっきまであそこいなかった?!

 

 

「……こんばんは」

「あ、こ、こんばんは」

「姫乃さん、お疲れ」

「……相席していい?」

「良いけど……それじゃ、永遠こっちおいで」

 

 

 どうやら、相席をしたいご様子だ。だがしかし、我が妹はあまりご納得していないご様子だ。膨れっ面でちょっと怒っている。あら可愛いい。

 

 

「お兄ちゃん、せっかくデート中なのに」

「……ごめん。迷惑だった」

「いやいや! 姫乃さんには恩もあるから。座って座って、ほら永遠こっちおいで」

「ぷー」

「お兄ちゃんの隣空いてるぞ」

「確かに! それなら許す!」

 

 

 おお、どうやら許してくれたようだ。先ほどの気分はどこへやら、まるで最初からこれを望んでいたように座った。

 

 

「……それじゃ、座るね」

「どうぞ。前には世話になったから遠慮せずに」

 

 

 

 以前、冒険者について色々質問してたからな。その時答えてくれた恩がある、ずっと返せないと思っていた、そもそも返すものが無かったと言うべきか。だってSランク冒険者だぞ。

 

 入れるダンジョンは俺なんかとは違う。稼ぎだって違うはずだ

 

 

「お兄ちゃん、こうやってファミレスで隣座るのは久しぶりだね!」

「そうだな」

 

 

 まぁ、両親がいた時くらいだったから。それからずっと対面になったからな。確かに俺も久しぶりの気分だ。

 

 

「……仲良いんだね。兄妹だっけ?」

「そうだね。居たのは言ったことあったかな?」

「前に少し聞いた。でもあんまり顔似てないね」

 

 

 

 そうか、前に話した時は義理であることは言っていなかった。ダンジョンのことばっかり聞いてたしね。

 

 

 

「それもそのはず! 私は義理の妹ですから!」

「……そうなんだ」

「そうです。因みにですけど、私とお兄ちゃんの世界は完結してますから! 入る余地なしです」

「……入るつもりもないけど」

 

 

 

 おい、なんか恥ずかしいからやめてくれ。勝手になんか喧嘩売ってるみたいになってる、相手Sランク冒険者だぞ、あっちの年収は俺の借金より全然上だからな!

 

 

 

「ごめん、ちょっと元気有り余ってる妹なんだ。そこが可愛いんだけどびっくりしたよね」

「……別に。大丈夫」

 

 

 

 そう言って彼女はタッチばねるで適当にご飯を注文し、耳にイヤホンをつけてスマホを横にして何かを見ていた。

 

 スマホの画面裏だから何を見てるのかは知らないけど。

 

 

 Sランク冒険者って普段どんな動画見るんだろうか……これは興味がある!!

 

 

 

「姫乃さん、何見てるの?」

「……ネットの動画」

 

 

 

 へぇ、Sランク冒険者も見るんだ。意外と庶民的なのだろうか

 

 ……やっぱりそうなるとスキルの使い方とか、モンスターの効率良い倒し方とか? でもSランク冒険者がそんな一般が見れるような動画を見るか?

 

 

 

「お兄ちゃん、私が隣にいるのに!!」

「ごめんごめん。ハグするから」

「わーい!」

 

 

 

 さて、妹は少し静かにしてもらって

 

 

 

「誰の動画?」

「……すごい人」

「Sランク冒険者がすごいと言い張るとは……因みに誰?」

「……内緒」

「んん?」

 

 

 なんか要領を得ないことを言ってるけど疲れてるのかな? それともやっぱりSランク冒険者は考えてることが俺なんかと違うのか。

 

 

「……内緒だけど……すごく可愛い、癒しを与えてくれる人」

「あぁ、結構マイナーなDチューバーなんだ」

「そうだね。一つだけ訂正するとDチューバーじゃなくて、Vチューバー」

 

 

 

 なに、Dチューバーじゃないのか、ダンジョン配信をしているDチューバーかと思っていたが。そうではなくてVチューバー。ほほう? Sランク冒険者が見てるんだから相当すごい人なんだろう。

 

 

 すげぇ気になる。

 

 

 

「いずれ分かる。この人大きくなるよ」

「そうなんだ」

「その時になったら教えてあげる」

「そりゃどうも」

 

 

 

 

 くっそ、本当は今すぐ知りたいけどここは耐える時間だ。そんなことだけを只管に考え続けて、そうこうしている内に時間は過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──そして、俺達は家へと帰った。

 

 

 

 ファミレスでの出来事を思い返しながら、俺は再びパソコンの前に座り『ヴィクトルナ』として配信を始めた。

 

「……えっと、こんばんは。ヴィクトルナです。今日もよろしくお願いします」

 

 自分では特に可愛い声を出している実感がないから、いまだに慣れない。画面を見れば、同接数はやっぱりまだ『2』だ。チャンネル登録者は4だったけど、登録をしたからと言って配信を観にくるとかではないのだろう。

 

 これはDチューバーも同じだった。

 

 

 

 さて、つまりはこれを見ている二人……そのうちの一人は妹、そしてもう一人はきっと──

 

【ライトセイバー(男):こんばんは! 待ってました】

 

 予想通り、『ライトセイバー』さんだ。コメントの文面からして楽しみにしてくれていたのが伝わる。

 

「ライトセイバーさん、こんばんは。また見に来てくれたんですね」

【ライトセイバー(男):ヴィクトルナちゃん、やっぱり可愛い。何度もアーカイブ見てる】

 

 あぁ、視聴回数の3割妹が見てると思ってたけど、残りの1割この人かもしれない。

 

「えっと……嬉しいです。でも、自分ではわからないんですよね」

【ライトセイバー(男):え、そうなの? 自分の声、アーカイブで聞いてみたら? めっちゃ可愛いのに!】

 

 コメント越しに本気で驚いている感じが伝わってくる。そう言われても俺としてはやはり、分からないのだ。アーカイブも俺の声として俺には聞こえてるからな。

 

「私の声、変わってますか?」

【ライトセイバー(男):変わってるどころじゃないよ!癒されるし、疲れ吹き飛ぶ!今日もダンジョン潜った疲れが全部飛んでく!】

「えっ、本当ですか? ライトセイバーさんは今日どんなダンジョン行ったんですか?」

【ライトセイバー(男):えーと、今日は……『炎獄迷宮』。結構キツかった】

「『炎獄迷宮』って、あの有名な……難易度Bランクのダンジョンじゃないですか!?」

 

 俺は思わず素で興奮してしまった。おいおい、それはかなりの高難易度だぞ。Bランクかぁ、本当にすごいなぁ。

 

 

 

「えええ!? 高難易度ですよね!! 超絶すごいですよ!!」

【ライトセイバー(男):そう言って貰えると嬉しい】

「やっぱり冒険者は凄いですね。めっちゃ応援してます!!」

【ライトセイバー(男):そう言われると照れる。めっちゃ嬉しい。また応援して褒めて欲しい】

 

 

 

 なんだかその言葉にドキッとさせられた。こんなにストレートに気持ちを伝えられると、なんだか胸が妙に熱くなるような気もする。

 

「あの……どうも、そう言って貰えると嬉しいです……? 冒険者は本当に尊敬してるので、また、応援くらいなら……」

【ライトセイバー(男):本当? 嬉しい! 毎日配信してほしいくらい!】

 

 あ、ごめん。本当は嬉しいのかどうか悩んでいる。だって、俺には俺の声で聞こえてるんだから。

 

 そんでもって毎日……? 流石にそれはハードルが高いけど、彼女がそこまで喜んでくれるのは素直に嬉しいかもしれない。

 

「ええと……毎日はちょっと難しいかもですが、なるべく、出来たら、まぁ、出来たら」

【ライトセイバー(男):頻度上げて欲しい。ダンジョンで疲れた体に効く】

「え、ええっと、ま、まぁ、ダンジョンで頑張ってる方は尊敬してますけども。うんまぁ、頻度上げたれたら上げます」

【ライトセイバー(男):やった! 約束だからね!】

 

 

 

 ライトセイバーさん、すごい前のめりだなぁ。うん、まぁ、頻度上げるのも考えておくかも、おくかもね。

 

 その後も、『ライトセイバー』とコメントを通してほぼ二人の会話が繰り広げられた。

 

【ライトセイバー(男):ヴィクトルナちゃんはダンジョンの話詳しいけど、やっぱり冒険者への未練とかあるの?】

「あ、うーん……未練というか、少し憧れはありますね。かっこいいなって。でも、もう無理だって分かりましたし……」

【ライトセイバー(男):……そっか。でも、無理しなくていいと思う。ヴィクトルナちゃんは今のままでも素敵だし、私に元気をくれたのは貴方だから】

「そうだったら嬉しいです。冒険者の夢を挫折したからこそ、やっている人がすごく思えるものですから」

 

 彼女のコメントはまっすぐで、なんだか不思議な気持ちになる。彼女が本気でヴィクトルナのことを好きでいてくれているのが伝わるから。

 

 

【ライトセイバー(男):ヴィクトルナちゃん声も可愛いけど、性格とか考え方も私はすごく好き】

 

 

 

 うわあ、これはちょっと恥ずかしいぞ。リアルで顔が熱くなってしまう。いやまぁ、好きと言われるのは嬉しいです。

 

 

 

「そう言われると嬉しいです。考え方が褒められるのなかなかありませんから」

【ライトセイバー(男):考え方も声も可愛い。だからこそこんな可愛い女の子だから、狙われないか心配」

「あ、お、女の子……あ、し、心配はどうも」

 

 

 あ、この人俺のこと女の子だと思ってるのか……え、えと、どうしたものか。一応、美少女Vチューバーだもんね。

 

 

 それからしばらく、ダンジョンや冒険者のこと、雑談を交えながらの配信が続く。ダンジョンのことであれば時間を忘れるほど楽しいんだよねぇ!!

 

 

 

 

「そろそろ今日はここまでにしようかな……」

【ライトセイバー(男):もう? 早いなぁ。次の配信も絶対来るから】

「ありがとうございます。私も楽しみにしてますね、ライトセイバーさん」

 

 

 

配信終了ボタンを押して、俺は大きく息をついた。

 

画面を閉じ、椅子にもたれ掛かる。今日の配信の同接はずっと2だった。

 

 

 うーむ、これってやはり配信才能なかったんじゃないか。これからは慎ましく、ダンジョンでバイトしていくべきか。

 

 

 

「まぁ、でも、すぐに諦めるって言うのも好ましくはないよね」

 

 

 

 あれだけ妹が応援をして、才能があると言ってくれている。あそこまで可愛いと言うのだから、本当なんだろう。あんまりピンとこないけど

 

 

 

 

「もう少しだけ、やるのも……」

 

 

 

 

 

 

──その時、急に大きな地震が起こった

 

 

 

 

「うぁ!? やべ、永遠大丈夫か!!」

 

 

 

 

 すぐさま隣の部屋にいる妹の部屋に直行すると。

 

 

「やべぇ! お兄ちゃん大丈夫!!」

 

 

 

 ちょうど、部屋から出てきた妹と激突し、互いに頭を打った。そして、そのタイミングで地震は止まった。

 

 

 

「痛い……それよりお兄ちゃん! 地震大丈夫!」

「いや、俺のことよりもお前は地震で何か物が落ちたりしてこないか?」

「ほほう? 自分よりも私を心配するなんて素晴らしいじゃないか。お兄ちゃんの鑑だぜ」

 

 

 

 

 そうか、どうやら特に問題はないようだ。だけど、こいつ……我よりも先にお兄ちゃんを心配するとは

 

 妹の鑑か?

 

 

 

「そう言うお前も妹の鑑じゃないか」

「ラーの鏡!!!!」

「ん?」

「ごめん、気にしないで」

「急な発言どうした?」

「ちょっと面白いことを言って、お兄ちゃんからの好感度を稼ごうとして派手に失敗した」

 

 

 

 

 

 それはだいぶ派手に失敗してるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜、俺はいつものように疲れて寝てしまった。そして、次の日。

 

 

 

 

──【ライトセイバー(男):勇気が欲しい。応援してください】

 

 

 

 

 

 

 昨日のアーカイブにそのように表示されていた。

 

 

 

 

 




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