-PM名曲アルバム-
有限の存在である私たちは
苦悩と歓喜の両方を耐えるべく
生まれついているのです
L.V.ベートーヴェン
「我は伝統の挑戦者なり」
ヴァルター/愚者
リヒャルト・ワーグナーによる喜劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』に登場する、騎士。
エーファに恋をしたヴァルターは、歌合戦の賞金と花婿権利の為にマイスタージンガーの資格を取り始める。
ダイアナ
「お客様のペルソナですね。
月桂樹をあしらった黄金の鎧と体は優勝トロフィーのよう。
ふふふ、鎧の中身が気になりますか? 中身はありません、まるで自己が欠落しているよう
けれども、歌うようにアギを吐き出したりマイクスタンドなロングソードで戦えますよ」
「我は無限と有限の探究者なり」
ファウスト/魔術師
ドイツ伝説の老学者。
宇宙の理を得るために悪魔メフィストフェレスと契約し、様々な体験をするのだが、最終的に地獄に落とされる。
ゲーテの戯曲が有名。
ダイアナ
「タキ様のペルソナですね。
支援、回復、氷結、分析、そして物理……
退いた
体と帽子に埋め込まれた時計と砂時計はファウストの有限性を表しているのでしょう
……あとは、前髪がタキ様に似ていますね、とても」
「我は、誉れと愛に殉じた芸者夫人なり」
コチョウフジン/女教皇
ジャコモ・プッチーニのオペラ『蝶々夫人』に登場する、少女芸者。
アメリカ海軍士官と結婚したが、夫は母国に帰り妻を迎え入れた。
蝶々夫人は夫妻の願いを聞き入れ息子を明け渡し、自刃する事となる。
ダイアナ
「ピーカートンの愛の記憶である、駒鳥、角隠しの白無垢がよく現れたペルソナでございますね。
翼らしき長い振袖と鳥脚は彼の元へ飛んでいきそうですね。
悲劇的な夫人ですが、ミヨシ様にかかれば、愛する者の為ならば命を
「我は
ジョヴァンニ/恋愛
スペインの伝説『ドン・ファン』を元にW.A.モーツァルトが作曲したオペラに登場する色男貴族。
婚約者がいる騎士長の娘を無理やり手中に収めようとする等と、壊滅的な女たらしを咎められるが、改めず地獄に落とされる。
ダイアナ
「蝶の仮面は彼の軽やかさを象徴し、下半身の檻の仮面は女性達の怨念の集合体。
ブーツの炎模様は地獄の業火。
まさに豪華絢爛な怪人ですね。
蜜を求めて200人。
霊的存在を前にして、悔い改めようとしない貴族。
コノエ様も欲望に忠実ではありますが、恋愛方面は……」
「我は彷徨せし、半魔人である」
ロベール/隠者
中世フランス伝説『悪魔ロバート』をジャコモ・マイアベーアがオペラ化した人物。
父は悪魔、母が人間の混血騎士故に故郷を追い出される。
悪魔界へ誘わせたい父により、破滅の道を選ぶが、乳兄弟のアリスに救われる。
ダイアナ
「赤と白に分けられた肌にサーコートだけを纏っただけの、剣を持たないマスクを被った騎士。
ロシアと日本の混血児故の凄惨ないじめ体験からなのか、武器すら与えられておりません。
ですが……コルサコフ様の精神異常を来すと現れる『存在』を操って戦うのです」
「我は愛すべき人の離別を呑んだ、優しき苦詩人なり」
ロドルフォ/節制
ジャコモ・プッチーニの『ラ・ボエーム』に登場する詩人。
恋したお針子のミミは病を患う。
貧しきロドルフォはわざと冷たくし、二人は離別。
同居人の介入でミミの死に際立ち合い最期を看取った。
ダイアナ
「鈍足、かつ燭台に置かれた悲しげに俯いた愛らしい苦詩人風な蝋燭人形に油断してはいけません、ぼろきれのようなマフラーは、ひもじい思いから守り、頭から強力な火炎を繰り出します。
背後の肖像画は同居人とミミの隠喩であり、イフクベ様の家族思いの象徴でしょう」
「───」
イアーゴ/死神
W.シェイクスピアの『オセロ』に登場する狡猾な旗手。
自分より先に昇進したキャシオーに嫉妬し、オセロの妻デスデモーナとキャシオーは姦通していると、巧妙な手口でオセロを信じ込ませ、デスデモーナを殺させてしまう。
ダイアナ
「アルカナを会得できなかったペルソナですね。
姿については存じませんが、『心裡世界』内の出来事なら……プリマシャドウが率いるはチェスのポーン。
一番の安駒でございます。
心裡世界の主はいじめ集団のリーダー格
つまり……我々は盤上の駒なのかも知れません」