クヒハハハハハハハハァァッ!!(バーンデッキ使い特有の鳴き声) 作:心変わり(無制限)
リハビリ作品なので実質初投稿です。
軽く用語説明。なんとなくわかる方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
・セブンバトラーズ→この世界のTCG。遊●王と●ュエマとMT●を足して割らなかったようなゲーム性。デッキ枚数は50枚~70枚。
・ライフ→初期15枚。なくなったら負け。
・エナジー→マナ。これを消費することでカードをプレイできる(場に出せる)。自分のターンの最初に上限が1増えすべてのエナジーが回復する。
・フロントライン→●ュエマで言うバトルゾーンとか遊●王で言うモンスターカードゾーンみたいな場所。このラインにあるファミリア(モンスター/クリーチャー)は攻撃可能。
・バックアップライン→遊●王でいう魔法罠ゾーン。カードを裏向きに置ける(パッシブ)。相手ターンにコストを支払うことでそのカードをプレイできる(アクティべート)。
・コネクト状態→●イキックリンク/ゴッ●リンク
・ATTACK→●ュエマのパワーに近しい物。ファミリア同士のバトルではATTACKを参照し、上回った方が勝利する。負けたカードは破壊される(デッドラインに送られる)。
・BREAK→ライフを割れる枚数。プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、BREAKの数値分のライフをデッドラインに送る。直接攻撃時にBREAKの数値がライフの枚数を上回った場合相手はそのまま敗北となる。
~セブンバトラーズ 前回までのあらすじ~
オレ、朝比奈イクサ!!
街中の人たちをカードにして回っていた悪の組織、アドミラルズの本拠地、浮遊戦艦に皆の力を借りてなんとか乗り込んだオレとトール!
戦艦の中でアドミラルズの幹部たちと戦って、遂にアドミラルズのボス『フリート』の前までたどり着いたんだ!!
そこで知らされたフリートの恐るべき計画…。
フリートの目的はカード化した人たちのエネルギーを使って禁じられたファミリアカード、『三海神』を復活させることだった!!
『三海神』が完全復活しちまったら、
そこでオレとトール、アドミラルズ幹部の一人のフレミナの三人でフリートにバトルを挑んだんだけど…ついにフリートのフロントラインに『三海神』が揃っちまった!!
オレもトールもフロントラインのカードは0…それに対してコネクト状態の『三海神』は攻撃や効果の対象にならねぇし、戦闘でも倒せねぇ…。
でもフレミナには策があるみてぇだ…!
いったいフレミナは『三海神』をどうするつもりなんだ…!?
~~~~~
◇ フリート 13ターン目
フリート
・ライフ 12
・手札1枚
・バックアップライン 無し
・フロントライン
『始海神ソコツ』『真海神ナカツ』『終海神ウワツ』
→コネクト状態(3体を1体のファミリアとして扱う/場を離れる際は3体の内いずれか1体のみ離れる)、二回攻撃、攻撃時カード1枚破壊、ATTACK 30000、BREAK 10、相手の攻撃、効果で選ばれない(対象耐性)、戦闘破壊耐性
・ライフ 2
・手札1枚
・バックアップライン
『グレイテスト・エヴォリューション』
・フロントライン 無し
・ライフ 2
・手札4枚
・バックアップライン
『ウロボロスの復活』、『バリアフィールド』
・フロントライン 無し
フレミナ
・ライフ 5
・手札3枚
・バックアップライン
『code:イグニッション』、『???』
・フロントライン
『code:アドミラル/フラムイグナイター』
→相手は可能ならこのファミリアを攻撃しなければならない(攻撃誘導)、相手ファミリアを戦闘破壊した時、相手ファミリアのBREAK値分相手のライフをブレイク(バーン効果)、ATTACK 9000、BREAK 3
「では、私のターンだ。このターンで貴様らを終わらせてやろう。エナジーを7使用し、私は手札から『ナンバード・フリート・ブラスト』をバックアップラインにサモンする。このカードの効果により、私のファミリアが相手ファミリアを戦闘破壊したとき、追加の攻撃権を2回分獲得できる。」
フリートの宣言とともに、フリートのバックアップラインに大型の軍艦が出現する。
そのカードは今のイクサたちを絶望させるには十分な効果を持っていた。
__マズいよ!!フラムイグナイターが戦闘破壊されたら、フリートの攻撃権が3回になる…、イクサ君たちが負けちゃうよ!!
通信越しに
そんなことはイクサもトールも分かっていた。だが、今のイクサたちに打てる手はなかった。
「…クヒヒ。」
たった一人を除いて。
「…フレミナ、何が可笑しい。」
「イヤァ?ファミリア3体コネクトさせただけで勝ったつもりでいるフリートさんが滑稽なだけだよ…クヒ。」
フレミナは仮面の下でニタニタと嗤う。
「…アドミラルズの中でもお前だけはついぞ理解することが出来なかった。だが、今ならわかる。お前は私にとって理解する必要もない下等で矮小な存在だったのだと。」
「アラァ?トンデモない言われようだねェ…。アタシそんな嫌われるようなことしたァ?」
フレミナは余裕の態度を崩さない。圧倒的優位に立っているはずのフリートの額に一筋の汗がたれる。
イクサは前のターン、フレミナが言っていた言葉を思い返す。
『…次のフリートのターン、アタシがオマエらのためにサイッコーのチャンスを用意してやる。』
『だから次のオマエらのターンで絶対にアイツを倒せ。良いな?』
今は彼女の言葉を信じるしかなかった。
「…私はそのままバトルステップに移行する。コネクト状態の『三海神』でフラムイグナイターに攻撃!!」
『三海神』の頭上に今居る浮遊戦艦よりも大きな水球が形成され、フレミナに向かって一直線に向かっていく。
「…クヒ、クヒハハハハハハハハハハハハハハハハハァァッ!!!!!!」
フレミナが嗤う。とても愉しげに。滑稽極まりないというように。
「ええい、貴様に何が出来るというのだ!!」
フリートが叫ぶ。
それを聞いたフレミナが嗤い、叫ぶ。
「バックの1、2枚も警戒しない馬鹿がァ!!そうやって慢心してェ!!アタシみたいな下等で!矮小な奴にィ!!全部ひっくり返されるんだよォォォ!!!」
「言わせておけば貴様ァ!!コネクト状態の『三海神』の効果を発動!!貴様のバックアップラインのカードを1枚破壊する!!対象は未知のパッシブカードだ!!!」
「遅せェんだよォ!!!バックアップラインの『code:イグニッション』の効果をフラムイグナイターを対象に発動!!フラムイグナイターのBREAKをターン終了時まで3上昇させるぜェ!!!同時にエナジーを4払ってバックアップラインの『lastcode:デッドエンドイグナイト』をアクティベートォ!!効果をフラムイグナイターを対象に発動するゼェ!!」
フレミナは2枚のバックアップラインのカードを使う。しかし、『三海神』の攻撃は止まらない。
「今更BREAKを上げたところで何になる!!!
消え去れェ!!神海のワダツミストリィームッ!!!」
そして水球は…フラムイグナイターに直撃した。
「「…っフレミナァァァァ!!!!」」
イクサとトールが叫ぶ。
水煙が消えた時、そこには傷だらけのフレミナと破損して全身から火花を散らすフラムイグナイターが居た。
「…『三海神』がファミリアの戦闘破壊に成功したため、『ナンバード・フリート・ブラスト』の効果により私は追加で2回分の攻撃権を得る。あっけないものだな、フレミナ。」
しかし、フレミナはふらつき、血を吐きながらも、ニヤリと口角を上げた。
「…『lastcode:デッドエンドイグナイト』の効果により、このターン相手のすべてのファミリアは効果の対象となった
「何だとッ!!?」
フリートの顔に驚愕の表情が浮かぶ。
__凄い!効果対象のフラムイグナイターが今の戦闘で破壊されたから、何回攻撃権があってもこのターン『三海神』は攻撃ができないわ!
通信越しに
「しかしこのターンを凌いだところで私の『三海神』を超えることは出来「まだアタシの効果処理が終わってねェだろォがよォッ!!!!」何ッ!!?」
「『lastcode:デッドエンドイグナイト』の効果対象となったファミリアが戦闘で破壊されたときィ!!
そしてェッ!!!と彼女は叫ぶ。
「
フィールドに静寂が下りた。
「…なんだって!?やめろフレミナ!!ライフが0になったら死んでしまうんだぞ!!」
一足早く気が付いたトールが叫ぶ。
__フレミナさんのライフは5…。6ダメージを受けたらフレミナさんのライフは0になってしまいますッ!
デイタも叫ぶが、その時には既にフラムイグナイターが自身のコアを取り出していた。
「フレミナ、お前ッ!!?」
イクサが言葉を紡ごうとするが、フレミナはそれを手で制した。
「ナ?言ったろ。アタシがサイッコーのチャンスを作ってやるって。」
フラムイグナイターのコアが赤熱する。
「…フレミナ…ッ!!」
イクサたちの頬に一筋の涙が流れた。
「理解出来ん…何故だ、なぜここまでして私の邪魔をするのだ。」
「…なァフリート、アタシらはやり過ぎたんだよ。アドミラルズはこんなコトをする為に出来たわけじゃねェだろ?」
コアは明滅し、光が溢れはじめていた。
フレミナがイクサたちに向き直る。
「じゃあなイクサ、アタシはココでサヨナラだ。」
フラムイグナイターのコアから眩い光が放たれた。
フレミナが光に飲み込まれる瞬間、彼女のつけていた仮面が割れる。
初めて見たフレミナの素顔、その顔はとても楽しげにそして優しげに
「ウグオオオオオアァァァァァッ!!!!!」
光はフリートを大きく吹き飛ばし、フリートのフロントラインの『三海神』の内『始海神ソコツ』が光の粒子となって消えた。
光が収まった時、先程まで彼女が立っていた場所には…彼女のつけていた仮面の欠片だけが残されていた。
「フレミナァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!」
イクサの悲痛な叫びがフィールドに虚しく響いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『バーン』というデッキタイプをご存知だろうか。
カードゲームにあまり詳しくない人は何ソレ?と思うかもしれないが、カードゲームを触ったことがある人は(変わり者を除いて)「うっわ」みたいな表情をするだろう。
通常、カードゲームにおいては相手を攻撃することでダメージを与えていき勝利するが、バーンというデッキは攻撃ではなく、カードの効果によって相手にダメージを与え勝利するのだ。
そして、このデッキタイプはとにかく陰湿なデッキであるという評価を受けやすい。
前世の友人曰く、
「正々堂々と正面からの殴り合いを所望する相手に対して、遠くからパチンコで撃ち続けて殺すようなデッキが陰湿以外の何なんだ。」
とのことだった。
そしてそんな陰湿デッキを前世今世と愛してやまないのがアタシである。
アタシの名前はフレミナ。
何の因果か前世で大好きだったカードゲームの『セブンバトラーズ』、通称セブバトの世界に転生してしまった一般TS転生者だ。
ちなみに死因は仕事終わりにカードショップに行こうとして、からの転生トラックである。
…今世はさっき消し飛んだんじゃなかったのかって?
アタシもそう思った。
光った瞬間、走馬灯が流れ…ついでとばかりに前世の記憶も流れてきて前世の記憶を思い出した。
で、「あ、ココセブバトの世界かァ!」と思った瞬間ボカンであった。
で目覚めたら浜に打ち上げられてた。
思ってたよりもカードゲーム世界の住人の身体は丈夫らしい。
そうして前世を思い出してからおおよそ1年が過ぎ、今に至るのである。
ちなみに今アタシは潜伏中である。
今回はクソ痛い目に合うだけで済んだが次にアニメストーリーに関わったらどうなるか分からない。
前世を、あの平穏に暮らしていた日々を思い出したアタシには今生のあんなドンパチの日々はコリゴリだった。
え?心配をかけたであろう
ホントは会ってやりたいが、考えてもみてほしい。アタシはあの直前まで普通に
前世を思い出す前のアタシは殺しこそしていないものの普通に何十人か病院送りにしているのだ。
というか倒した瞬間にセブンバトラーズワールドポリス=サンに肩ポンされてもおかしくない状況だったのだ。
結果論ではあるが自爆逃走は正解だったのだと思う。
実際、流れ的に二人でも倒せそうだったし、というか超思わせぶりなカードが
…そもそもなんで
そらぁまぁ…生まれた場所がもろに迫害地域で迫害に対抗してアドミラルズが結成された時にちょっとだけ手伝いをした縁もあるし、なんとなくバーンを使うなら
ともかく深い事情があったのだ。
まぁ、それはそれとして。
クソ痛い自爆オチを付けたことでアタシはポリスメンにニッコリされることの無い平穏な日々を手にいれた…
はずだったのだが。
目の前の少女を見る。
「…オマエ、名前は?」
「朝比奈ユイですっ!!!」
苗字まで一緒と来た。
「なんでアタシのところに来た。」
「このあたりにすごい強いバトラーさんがいるって聞いたので、お兄ちゃんに勝つために修行を付けてもらおうと思って!」
えへへ…と少女は笑う。冷や汗が頬を伝う。
「…ちなみに兄貴の名前は?」
「朝比奈イクサです!!」
「帰レ。」
ドアを閉じる。外から「そんなーっ」という声が聞こえるが、アタシの心中はそれどころじゃなかった。
…ひょっとして、第二シーズン始まってる?
一発ネタです。
全国のバーンデッキ使いの皆様、本当にすみませんでした。
誤字や何か版権などに触れる名称などありましたら教えていただけると幸いです。
・フレミナ
TS転生バーン使い。
銀髪ギザ歯三白眼。つけてたお面は顔の上半分を隠すタイプ(歯車+ライターモチーフ)
使用デッキはイグニッション(バーンデッキ)
・朝比奈イクサ
アニメ主人公。
赤髪赤目熱血系の14歳。
使用デッキはグレイテスト(進化デッキ)
・志場トール
アニメライバル。
青髪青目のクール系14歳。
使用デッキはウロボロス(墓地ソース)
・牧野デイタ
データ系キャラ。
緑髪メガネのデータ系14歳。
使用デッキはアーカイブ(コントロール)
・比呂インカ
アニメヒロイン。
桃髪金目のふわふわ系14歳。
使用デッキはプリマステラ(カウンター)
・フリート
アニメ1期ラスボス。
蒼髪ロングの慢心系27歳。
使用デッキはワダツミ(コネクトデッキ)