リアス・グレモリーになったんだけど世界が違う。   作:のうち

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第5話

 私はリアス・グレモリー――天空聖者ブレイジェル。

 

 今、私はリディアン音楽院で、普通(とは言い難いけれど)な高校生活を満喫している。

 もちろん、ささやかな楽しみも忘れない。リディアンにオカルト研究部を創設したのも、その一環だ。

 

 さて、今日は少し寝坊してしまった。

 急いで支度をして、寮を飛び出す。

 

 リディアンへ向かう道すがら、ふと視線を上げると――

 校章入りの制服を着た少女が、木の上で猫を抱きかかえているのが見えた。

 

 「……はぁ」

 

 思わずため息が漏れた瞬間、その少女は足を滑らせ、落下してきた。

 

 「わ、わわわっ!」

 

 私は慌てず、軽々と彼女を受け止める。

 お姫様抱っこの形で。

 

 「大丈夫?」

 

 顔を覗き込むと、少女は真っ赤になっていた。

 

 「り、リアス・グレモリー先輩っ⁉︎」

 

 「あら、私を知ってくれているのね」

 

 「は、はい! リディアンの生徒なら、知らない人はいません!」

 

 その必死な様子に、私はくすりと笑う。

 

 「そう。だけど、貴女の方が有名だと思うわ――立花響さん」

 

 「えっ、私のことを?」

 

 「ええ。オカルト研究部にも、貴女の噂は届いているわ」

 

 「わ、わたしとしては……光栄です!」

 

 顔を真っ赤にしてぺこぺこと頭を下げる彼女に、そっと地面に降ろしてあげる。

 

 「さて、私はもう行くわ。貴女も遅刻しないように急いだ方がいいわね」

 

 「は、はいっ!」

 

 「それじゃ、また機会があれば」

 

 私は手を軽く振り、リディアン音楽院へと歩き出した。

 

響視点

 

 本当に、偶然の出会いだった。

 

 リアス・グレモリー先輩。

 あの紅い髪に、完璧なスタイルと気品。リディアン音楽院の『二大お姉様』の一角。

 

 ……そのリアス先輩に、お姫様抱っこされるなんて――朝から役得すぎる!

 

 猫を解放しても、まだ腰のあたりに残る、リアス先輩の豊満な感触が忘れられない。

 

 はぁああぁぁぁっ……たまらんっ!!!

 

 って、いけない! もう遅刻確定だけど、急がないと!

 

 ――結局、怒られちゃったけど。まあ、役得だったし、ヨシ!

 

 だが、そんな幸せ気分は長くは続かなかった。

 

 放課後。

 今日は、大好きなアーティスト、風鳴翼さんのニューシングルの発売日。

 

 私はわくわくしながら街のCDショップへ向かった。

 

 到着して、せっかくだから一曲くらい聴いていこう――

 そう思ってヘッドフォンをつけていた時だった。

 

 曲が終わり、ヘッドフォンを外すと……店内が異様に静まり返っていた。

 

 (……な、なんかヤバくない?)

 

 周囲を見渡すと、そこには信じられない光景が。

 

 ――特異災害、ノイズがいた。

 

 「う、嘘でしょ!?」

 

 私は慌てて気づかれないように店を出ようとしたけど、すぐ近くにもノイズがいた!

 

 「やばっ!」

 

 咄嗟に逃げ出す私。

 

 だが、その最中――

 泣きながら親を探す小さな子供が、ノイズの進行方向に取り残されているのを見つけた。

 

 (ち、ちくしょう!)

 

 私の中で、迷いはなかった。

 自分の命より、目の前の命を助ける。

 

 そんなの、当たり前だ!

 

 私はまっすぐに、子供へと手を伸ばした。

 

 

別視点 ― スノウジェル

 

 一方、別の路地裏。

 

 周囲は凍てつき、ノイズたちは次々と氷の中で砕け散っていた。

 

 銀髪の少女――司波深雪、今は天空聖者スノウジェルとして目覚めた存在が、その場にいた。

 

 彼女は、響の姿を静かに見つめる。

 

 「……あれが、フレイジェル。リアスお姉様のお気に入り」

 

 その時、携帯が震えた。

 

 「もしもし。……はい、彼女を? わかりました。私が迎えに」

 

 通話を終えた彼女は、ゆっくりと歩き出す。

 

 「リアスお姉様……私にお任せください」

 

 銀の魔力を纏いながら、響を追うスノウジェル。

 

 ――運命は、確かに動き始めていた。

響のハーレムメンバー

  • オカ研メンバー
  • シンフォギア装者二課メンバー
  • シンフォギア装者fisメンバー
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