リアス・グレモリーになったんだけど世界が違う。   作:のうち

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第9話

響side ― 寮にて

 

 「ただいま~……」

 

 寮のドアを開けた瞬間、未来の怒った顔が飛び込んできた。

 

 「響!? もう、こんな時間までどこに行ってたの?」

 

 「ご、ごめん……」

 

 しゅんと縮こまる私に、未来はため息をついた。

 

 「近くでまたノイズが現れたって、さっきニュースで言ってたよ」

 

 「うん……でも、もう大丈夫だから」

 

 私が笑って答えると、未来は心配そうに眉をひそめた。

 

 

 消灯時間。

 二人並んで布団に入る。

 

 暗がりの中、私はぽつりと呟いた。

 

 「あのね、未来……」

 

 今日あったこと――特異災害対策機動部二課のこと、ブーステッドギア、天空聖者フレイジェルとしての運命。

 全部、話そうかと一瞬思った。

 

 けれど。

 

 (了子さんに……『今日のことは誰にも内緒』って言われたんだった……)

 

 喉元まで出かけた言葉を、私は飲み込んだ。

 

 「……ううん、ごめん、なんでもない」

 

 

 「私は、なんでもなくない!」

 

 未来がぐいっと身を起こして、私を見つめた。

 

 「響の帰りが遅いから、本当に心配したんだよ」

 

 「……ごめん。でも、ありがとう。未来だけだよ、私のこと、こんなに心配してくれるの」

 

 

 私は寝返りを打ち、未来の方に体を向ける。

 

 「……?」

 

 そして、そのまま――未来に抱きついた。

 

 「わ、わあっ!?」

 

 柔らかい、あたたかい。

 

 未来の体温が、心地よく私を包んだ。

 

 

 「未来は暖かいなぁ……」

 

 小さく呟きながら、私は未来の温もりを堪能する。

 

 (あったかい……幸せ……このままずっと……)

 

 

 「ど、どうしたの、響……?」

 

 未来の戸惑いをよそに、私は未来の手に自分の手を重ねた。

 

 「小日向未来は、私にとっての陽だまりなの。未来の傍が一番、暖かい場所……絶対に、帰ってくる場所」

 

 心から、そう思った。

 

 未来がいるから、私はどんな秘密も、戦いも、乗り越えていける。

 

 

 「あ、あのね、響……私――」

 

 未来が何かを言いかけた。

 

 けれど、私はもう――

 

 「すー……」

 

 眠りに落ちていた。

 

 「……もう。おやすみ、響」

 

 未来の微笑みと、小さな囁きが、私の夢の中へ溶け込んでいった。

 

 

翌日 オカルト研究部 部室

 

 そして、次の日。

 

 放課後、私はオカルト研究部の部室に呼び出されていた。

 

 そこには、リアス部長が待っていた。

 

 「来たわね、響」

 

 微笑む部長の隣には、朱乃先輩と深雪さん(スノウジェル)の姿もあった。

 

 「これから、貴女を正式に迎え入れるわ。天空聖者フレイジェルとして」

 

 「えっ……!」

 

 私は思わず声を上げた。

 

 「心配しないで。痛いことはしないわ。これは、私たちの“契約”――絆を結ぶ儀式なの」

 

 

 部屋の中央には魔法陣が描かれていた。

 

 部長が手をかざすと、魔法陣が金色に輝き出す。

 

 「跪いて、響」

 

 促されるままに、私は魔法陣の中央に立ち、そっと膝をついた。

 

手に一つのチェスの駒――イーヴィルピースを持っていた。

 

 「これは、特別なピース。貴女はすでに天空聖者になった存在だけど、これで正式に私たちの眷属としての絆を結ぶわ」

 

 

 部長は微笑み、優しく私の頭に手を置いた。

 

 「立花響。貴女に、祝福と加護を」

 

 光が、私を包み込む。

 

 胸の奥から、温かい力が湧き上がってきた。

 

 「……ようこそ、響。私たちの仲間へ」

 

 部長の声が、やわらかく響く。

 

 私は自然に、涙がこぼれた。

 

 (これが、私の新しい居場所……)

 

 そう、心から思えたから。

 

 こうして私は、正式にリアス・グレモリー率いる天空聖者たちの一員――フレイジェルとして迎え入れられたのだった。

響のハーレムメンバー

  • オカ研メンバー
  • シンフォギア装者二課メンバー
  • シンフォギア装者fisメンバー
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