アウトサイダーなダークディケイドのヒーローアカデミア 作:夢野飛羽真
「さて、次のペアは誰になるかな~?」
緑谷ペアと爆豪ペアの戦いが終わり、次の組み合わせを決めるべくオールマイトがくじ引きを引く。
「ヴィラン側はチームI!そしてヒーロー側はチームBだ!」
「俺達か…」
くじ引きの結果ヴィラン側が京牙、尾白、葉隠のチームでヒーロー側が轟と障子のチームだ。
「それでは、2組は早速演習場Bに向かってくれ!」
最初の建物は緑谷、爆豪戦の余波で破壊されてしまったため、別のビルに5人は移動することになった。
301:雄英のアウトサイダー
と言うことで、初戦の相手は轟君と障子君のペアになりました。
302:ラスベガスの悪魔王子
轟か~あの氷の奴だな。
303:異世界ギーツ
と言っても、個性は氷だけじゃなさそうだけどな。
304:雄英のアウトサイダー
ええ、彼は氷だけじゃなくて、時々氷を解かすために熱か炎を使っている様にも見えました。
305:転生したらジオウだった男
どうやら、イッチも分かっている様だね。
306:ぼっちの守護者
そう、轟焦凍の個性は半冷半燃
右で凍らせて左で燃やす!
そんな個性なんだけど今の彼は…訳あって左の氷しか使っていないんだ。
307:ガラルからの転校生
なんでそんな制約を…?
308:デップーのお隣さん
それ以上は、イッチにとってネタバレになりそうだしやめておこう。
309:Eクラスのキング
今はイッチが彼がどう戦うべきかを考えるべきだな。
相手が強力な氷の個性持ちだと仮定してだが…
310:雄英のアウトサイダー
ええ、どう彼を攻略するかが問題なんですよね…
轟君は連続して氷を出してくることができる。俺は確かに炎を使う技はできるんですがカードを使う必要があるんです。
けど、そのカードを入れたりするタイミングを狙って氷結されてしまったら元も子も無いんですよ。
311:鬼殺隊の筋肉柱
イッチがしっかりと警戒している。
やはり雄英高校の推薦入学者は侮れないな。
312:異世界ギーツ
元々の個性も厄介だが、凍結の部分もだいぶ厄介だ。
313:銀河系の友情野郎
俺ならファイヤーステイツで何とかするぜ!
けど、イッチの場合俺みたいに常に炎出せる!ってフォームがないんだよな?
314:雄英のアウトサイダー
ええ、ギャレンとか炎自体を使えるライダーはいるんですが、その時にカードを毎回使う必要があるんですよ…
315:転生したらジオウだった男
その辺はディケイド系のシステムの不便な点だな。
316:Eクラスのキング
轟であれば、そのカードを入れる隙を突いてイッチを凍結してくるだろうな。
317:ガラルからの転校生
イッチ側にも断続的に炎を出せる手段があればいいんだけど…
318:ぼっちの守護者
それならあるじゃん、良いアイテム
319:転生したらジオウだった男
お、シザースニキに良い案があるんだね。
320:ぼっちの守護者
そうそう、プランは2つあるよ
プランAが上手くいかなかったらプランBを使えばいい。
それで、プランAの方なんだけど…
『それでは…屋内戦闘訓練…!開始!!』
それぞれのチームが準備を終え、オールマイトの号令と共に訓練が始まる。
「4階に3人いる。恐らく3人で一気に囲い込んで殲滅するという作戦の様だな。」
障子は複製腕を用いて建物内の様子を探り、得た情報を轟に伝える。
「外出てろ、あぶねえから…」
情報収集を終えた障子に下るように言うと、轟は右手で建物に触れる。
「向こうは防衛戦のつもりだろうが…俺には関係ない。」
その手から一気に冷気を放てば、建物が一気に氷に覆われる。
床も天井も壁も全てが氷に覆われる。
「行くか…」
轟は氷に覆われた建物の中を上がっていき、核のある部屋を目指す。
「次の階は障子が敵がいるっつってた階か…」
轟は階段を上がりつつ、次のフロアには障子曰く相手チームの3人がいる。
自分の個性で凍り付いてしまっているだろうが、警戒をしつつ轟は上の階に進んでいく。
『ジャッキングブレイク』
轟が上の階に上り切り、廊下に顔を出した時だった。
電子音声と共に炎の虎が轟に襲い掛かる。
「ッ…!」
轟は氷の壁を作って咄嗟にその攻撃を防ぐが、それと同時に1つ問題が起きていた。
(3人が解放されちまってるのか…)
この炎の一撃により、フロアの氷は一瞬で解けて相手チームは再び動ける状態になってしまっていた。
再び相手を拘束しようと轟が右手を出し氷結を出すが…
『ジャッキングブレイク』
火炎を纏う斬撃が放たれて、凍結が防止されてしまう。
(シザースニキの言う通り、サウザンドジャッカー、便利だな…)
轟の氷結を防いでいたのは、京牙が変身していたDDサウザーであった。
京牙がサウザーを選んだのは掲示板でぼっちの守護者から
"プランAの方なんだけど、サウザーに変身してサウザンドジャッカーを使うって作戦だね。サウザンドジャッカーにはジャックライズされた色々なプログライズキーの力が保存されているからね。その中に炎を操る"フレイミングタイガー"のライダモデルもある。"と言われていたためだ。
ラスベガスの悪魔王子からは"それでも炎を出すのに予備動作はあるんじゃないか?"という指摘を受けてはいたが、"ジャックリングを引いた後、アタックトリガーを引くだけだからライドブッカーからカードを出して、ダークディケイドライバーに装填するよりは短い動作でできる"とのことであり、その作戦を採用することになった。
ちなみにプランBはゼロスリーに変身して、プログライズキーを生成するというものであった。
「轟君、俺が相手だ!」
『ジャッキングブレイク』
DDサウザーが手に持ったサウザンドジャッカーを再び使用すると、今度はライトニングホーネットの力を発動し、電撃を轟に向けて放つ。
轟は氷の壁を作り防ぐが、氷の壁は打ち砕かれる。
「今だよ!2人共!」
「「おう!/うん!」」
『ジャッキングブレイク』
DDサウザーがマンモスの牙状のエネルギーを撃ち出すと共に、フレイミングタイガーの炎で凍結から解放されていた尾白と葉隠が飛び出してきて攻撃を加えようと試みる。
3人の同時攻撃に対し、轟は咄嗟に先程ビルを凍らせたように大規模な氷結を繰り出そうとするが、その氷はサウザンドジャッカーから放たれたマンモスの牙のエネルギーに打ち砕かれる。
「2人共大丈夫か!?」
「何とか!大丈夫だよ!」
尾白と葉隠は轟の氷結に巻き込まれる手前で少し下がり、凍らされるのを回避していた。
「2人共、避けろ!」
『ジャッキングブレイク』
さらに次はサウザンドジャッカーからバイティングシャークのライダモデルによって生成された水の塊が、轟に向けて放たれる。
轟はその水の塊を凍らせ、自身に達するのを防ぐ。
『ジャックライズ!』
「尾白君!頼んだ!」
「任せろ!」
今度はパンチングコングの力で拳状のエネルギーを放ってその氷塊を砕いてしまえば、尾白が飛び出して尻尾で氷の塊を野球のノックの様に次々と轟に向けて打っていく。
(3対1…しかも烏丸と葉隠が相手じゃ分がわりい…一旦退くべきか?)
轟は徐々に自身が劣勢であることを理解し始めていた。
京牙には自身の攻撃をことごとく防がれ、寧ろ自身の氷を防御のために使わざるを得ない状況になりつつあった。
透明人間の葉隠に先程から動きがないのも気がかりであった。彼女がいつの間にか自身の背後に回っている可能性もあり、轟は背後への警戒も怠れなかった。さらに近接型の尾白も普段であれば敵ではないが、京牙のサポートに回ることで脅威になりつつあり、尾白が撃ち出す氷を全て氷結の壁で防ぎつつも一度撤退して体制を整えなおすべきかと思案するが…
「けど俺は…んなとこで止まってる場合じゃねえ…!」
彼にも野望があった。右の氷の力だけでNo.1ヒーローになるという目標があった。
それをこの場で打ち砕かれる訳にはいかず、DDサウザーと尾白を睨みつけつつ、そちらの方向に向けて一気に氷結を放つ。上手くいけば、廊下全体を覆う様にして氷付けせ、再び彼らを凍らせることができる。
『ジャッキングブレイク』
だが、DDサウザーのサウザンドジャッカーは無情にも轟の計画を打ち砕く。
フレイミングタイガーの力で炎の斬撃を飛ばすと、轟の放つ氷結が全て溶かされ、これまでの戦闘でできた氷もすべてなくなり、轟とDDサウザーの間には一切の障壁が無くなった。
「尾白、葉隠、少し下がっていてくれ…」
「うん、分かった。」
京牙は透明人間の葉隠に轟の背後に回り込ませるという作戦は敢えてしていなかった。
理由は彼女の攻撃手段が近接の物しかなく、轟の後ろに回り込めても凍らされて、救出しなくてはいけなくなる可能性があったからだ。彼女が背後にいるかのように思わせるだけで轟にはプレッシャーを与えることができ、京牙にとってはそれだけで十分であった。
「はぁ…はぁ…」
今の轟にはそのことに気付く余裕もなかった。
氷を使いすぎて、体温が下がり身体は霜で覆われていた。炎を使えばその状況もすぐに解消でいただろうが、今の彼にその考えはなかった。
「轟君、どうして炎を使わないんだい?」
DDサウザーがサウザンドジャッカーの剣先を轟に向けながら歩み寄る。
「見抜かれちまってたか…俺は、左の炎を使わずにNo.1ヒーローになる…それだけだ。」
「そっか、それじゃあ教えてやるよ。それじゃあ、俺に勝てないし、救えるものも救えない…!」
次なる攻撃を放とうと、DDサウザーがサウザンドジャッカーのジャックリングを引くのを見ると、轟は退避と防御をしようと咄嗟に後ろに下りながら氷結を放とうとする。
『ジャックライズ』
DDサウザーがアタックトリガーを引くと共に、サウザンドジャッカーを床に突き立てた。
すると廊下は轟に向けて一直線に氷に覆われ、轟が放とうとした冷気、そして轟自身も氷に覆われてしまう。
フリージングベアーのプログライズキーを使った氷の力は、体温の低下で弱った轟のものを上回った。
「そのこと、そこでゆっくり考えると良いよ。2人共、障子君は任せたよ。」
氷に覆われた轟のことをDDサウザーが見張り、他の2人が障子を拘束すべく下の階に向かう。
氷しか使わない轟はそこから脱することができずその様子を無言で見続けることしかできず、時は過ぎていく。
そして戦闘訓練のタイムリミットである15分が過ぎ、京牙達のチームが勝利を収めたのであった。
401:ガラルからの転校生
凄い戦いだったね。イッチ。
402:雄英のアウトサイダー
いえいえ、シザースニキのご指導のお陰です。ありがとうございます。
403:ぼっちの守護者
いやいや、アドバイスはしたけどしっかりと使いこなしたのはイッチの実力だよ。
ホント凄いね
404:雄英のアウトサイダー
それほどでも
405:転生したらジオウだった男
2人共謙虚だね。
406:ラスベガスの悪魔王子
もっと誇っても良いんだぜ!
407:Eクラスのキング
しかしながら、シザースニキの仮面ライダー関連の知識は一級品だな。
408:異世界ギーツ
元々仮面ライダー知らなかったイッチが、ここまでライダーの力を使いこなして戦えてるのはシザースニキのお陰だな。
409:ガラルからの転校生
え!?イッチ仮面ライダー知らなかったの!?
410:デップーのお隣さん
仮面ライダーを知らない男とは思えない戦いっぷりだけど。
411:ラスベガスの悪魔王子
元々格闘技やってたとは聞いたけど、その域を超えてるよな。
ダークディケイドっつーかディケイド系ライダーって使えるライダーの力ちゃんと把握してないと使いこなせないだろ。
412:雄英のアウトサイダー
そこも、シザースニキや個々の皆さんのお陰ですよ。
皆さん俺にとって最高のコーチです!
413:転生したらジオウだった男
そう言ってもらえて嬉しいよ。
414:異世界ギーツ
これからも頼れよ。
415:ぼっちの守護者
イッチにこれからも色々とライダーとかアニメのこと教えるよ。
416:雄英のアウトサイダー
はい!よろしくお願いします!
417:デップーのお隣さん
まあけど、さっきの戦いは凄かったね。
418:鬼殺隊の筋肉柱
炎を使わない轟を氷で封じたか。
こういった封じ方もあるのだな。
419:Eクラスのキング
氷だけしか使わないなら、あの防ぎ方で正解かもな。
420:銀河系の友情野郎
そもそも攻撃が出せないような状態にしたからな!
単純に炎で焼くよりもキツイぜ!
421:異世界ギーツ
体温の低下で動きも鈍くなっていたな。
422:雄英のアウトサイダー
けどなんで…
なんで轟君は戦いで左の炎を使わないんでしょうか?
423:ぼっちの守護者
それには深い事情があるんだ。
424:転生したらジオウだった男
いずれ分かるさ、恐らく彼本人からいつか聞くことになるかもね。
425:雄英のアウトサイダー
なるほど、じゃあ俺は轟君の方から話してくれる時を待ちます。
それともう一個気になったんですけど…
426:ラスベガスの悪魔王子
どうしたんだ?イッチ?
427:雄英のアウトサイダー
轟君のコスチューム
ちょっと動きにくそうだしなんか、ダサくないですか…?
428:デップーのお隣さん
お、おう…
429:Eクラスのキング
確かに…
430:銀河系の友情野郎
その通りだな…
431:転生したらジオウだった男
アレも彼の左の炎を使わないって信念と一致はしてるんだけどなんというか…
432:異世界ギーツ
あのデザイン何とかならなかったんだろうか?
433:ぼっちの守護者
一応左側の氷の装甲に体温を保つためのヒーター的なのが入ってるとは聞いたことあるんだけど、今日はイッチに完封されてたからその出番もなかったね。
434:ガラルからの転校生
確かに、身体冷えたままだったみたいだし…
435:鬼殺隊の筋肉柱
氷の力だけで頂点に上がるのは難しい。
その見通しの甘さを寧ろここで知れてよかったんじゃないだろうか?
436:デップーのお隣さん
プロになってから壁にぶつかるよりはまあ、確かにね。
437:雄英のアウトサイダー
ええ、けど俺はいつか炎も使う様になった彼と戦ってみたいです!
絶対こんなもんじゃないと思うんで。
438:転生したらジオウだった男
きっと来るさ、その時が
439:ぼっちの守護者
それまでイッチもさらに強くならないとね。
440:雄英のアウトサイダー
ええ!またご指導よろしくお願いします!
名前:Eクラスのキング
転生先:暗殺教室
能力:
ファンガイア族の力を持つ異種族
仮面ライダーダークキバに変身可能
状況に応じて仮面ライダーサガにも変身可能
生身でも超人的な身体能力と再生力を持つ(ファンガイアの特性)
性格・特徴:
プライドが高く、自信家
基本的にはクールだが、気に入った相手にはフレンドリー
王族のような振る舞いを好み、「支配」よりも「守護」を選ぶタイプ
外見・雰囲気:
茶髪、長身、抜群のスタイル
端正な顔立ちに軽い微笑みを浮かべる余裕系イケメン
制服を着崩してもサマになる
備考:
転生した「暗殺教室」の世界では、異能者として暗躍しつつ、"殺せんせー"の存在に興味を持っている。
「力とは、守るためにある」と信じており、ヒーローとは違ったアプローチで信念を貫こうとする。
この世界では人間とファンガイアの共存に成功しており、殺せんせーによる地球滅亡にファンガイアが巻き込まれないために次世代のキングとして暗殺に参加。
生徒達に触れ人間との理解や交流を深めている。