荒んだ人生で心が壊れたうつ病男性がキヴォトスに転生   作:ダブクロチャンネル

12 / 37
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします
前回の話で神秘の力を使うことができたリュウジ
今回、彼が旅するところは?



第11話 銃を使う相手に刀とかで無双するの気持ちいいよね

僕の名前は蛇尾リュウジ

キヴォトスを旅する元アラサーだ

トリニティを出た僕は今、ファーストフード店で食事をしている

 

目の前にあるのはチーズバーガー、コカ・コーラ、フライドポテト

チーズバーガーのパテはパンズより大きく、コカ・コーラとフライドポテトはどれもLサイズ

どれも前世だと800円くらいするが、このキヴォトスでは500円で食べれる

 

最初にブラックマーケットで食べたカップヌードルを思い出す

あの頃は値段が割高のレーションやカップ麺を食べて過ごしていたな

 

袋を開き、かぶりつきながら口の中の油をコーラで流しつつ、フライドポテトを食べる

出来立てのフライドポテトの塩加減や味を楽しんでいると一台の車が駐車場に止まった

ドアから出てきたのは3人のマフィア。その中のリーダー格と思わしき生徒が声を上げる

 

「蛇尾リュウジ!出てこい!!出てこなければ店ごと撃つぞ!」

 

僕は半分ほど食べたチーズバーガーを置き、店の外に向かう

 

「そんなに大声出すなよ。せっかくのいい天気だ……もう少しゆっくりさせてもいいじゃないか」

「よく言う!私たちの稼ぎ先を潰しておいて!おかげで組織の大半が矯正局に連れてかれた!」

 

こいつらの稼ぎ先と言われている場所は。偽ブランド品を作り出す工場だ

トリニティから出る際にちょうどあったので寄り道がてら工場の内部で行われている偽ブランド品を作っている証拠をクロノスとヴァルキューレ、トリニティ総合学園に映像付きで送り、壊滅させたわけだ。目の前のこいつらはその残党といったところか

 

「偽ブランド品を作って小銭稼ぎをしていたのがいけないんだろ?」

「お前を捕まえてその懸賞金を元手に誰も来ない場所で過ごすんだ!」

 

そう言って3人のマフィアはARを構え、照準を僕に向ける

銃を向けられているにもかかわらず僕は落ち着いた様子で腰のホルスターに収めているリボルバー『コンパニオン』に右手を伸ばす。

日常的に銃撃戦を繰り広げているおかげかこういったことに慣れてしまった

 

あの後も神秘を鍛え上げていたおかげで僕は神秘の使い方を一通りは使えた

 

始原性・永続性・完全性の複合で銃の製造

これは銃を作るのにも便利でレジェンダリー武器も製造ができる

だけど、レジェンダリー武器は客に売ることはない

 

怒らないで聞いてくださいね。10発以上撃てるリボルバーとか、広範囲に爆発するグレネードを撃てるSGとか簡単に売れるわけないじゃないか

 

次に循環性・無限性・完全性を同時に使用して行う一時的な身体能力強化……まぁ、バフだな

動体視力と反射神経が強化されてライフルの銃弾を見て避けることができ、移動速度も上がりネル並みのスピードが出せるようになった

 

現段階でこれしかできないが色々確かめている段階だ

その中で僕は初歩で学んだ循環性・始原性・完全性の神秘を同時に使い集中力を極限まで上げる

音が聞こえなくなるほど集中し、コンパニオンのグリップを握る

マフィアの指が引き金を引きかけた瞬間、僕は一気にリボルバーを抜き、引き金を引いた

 

奴らが撃つよりも先に撃ち、6発の銃声が鳴り響く

 

「がっ!?」

「うそ…だろ…」

「…動きが見えなかった…」

 

3人のマフィアは気絶し、意識を落とした

僕は彼女たちを車の中に入れて、ヴァルキューレに通報する

 

「もしもしヴァルキューレ?こっちにトリニティから逃げ出した偽ブランド品を作ってたマフィアの連中がいるんだけど、場所は……」

 

ヴァルキューレに居場所を教えた僕はファーストフード店に戻りチーズバーガーを食べ終える

その後、ファーストフード店を後にして車を止めているキャンピングカーの所に戻る途中でヴァルキューレのパトカーが通り過ぎた。来るのが遅いって言う割には早い方じゃん

 

「しもべよ。次はどこに行く予定デス?」

「ミレニアム。ちょうどそこで作りたい武器があるんだ」

「おぉ、このキヴォトスの中でも高いテクノロジーを誇る学園ですね!」

 

ワタシのボディも改造できるといいのですがと言いながら運転をするクラップトラップ

ミレニアム……1年前に治癒ナノマシンを打ち込んで以来だ

ネルに出会ったことを思い出しながら窓から見える景色を見ていると

 

ヘルメット団が多く見えた。手に銃を持ち、5人ぐらいで行動しながら街を歩いていた

別の所でも戦車を運転するヘルメット団やスケバンと銃撃戦を繰り広げてもいた

 

……こんなに多いなんて珍しいな。そんなことを思いつつ、僕はキャンピングカーの壁に付いているボタンを押す。このボタンは窓ガラスが曇りガラスになる機能だ

これで外からは車内が見えないし、無駄な銃撃戦を裂けることができる

 

「最近、ここでヘルメット団が多く見られるね」

「どうやら奴らはネット掲示板などのネットワークを駆使してあなたを探しているみたいですよ。ハッキングして調べてみるとあなたの目撃情報などが記されていマス」

 

ネット掲示板を見ると確かに僕の目撃情報が乗せられている

山海経の町を歩く姿、D.U.シラトリ区で銃を売る姿、トリニティで本を読む姿が撮られていた

もしかしたら、さっきの出来事も撮られているかもしれない

 

しばらくしてミレニアムサイエンススクールに着いた僕はキャンピングカーを駐車場に停めてミレニアムタワーにクラップトラップと共に入ると

 

「あれ噂になっている蛇尾リュウジじゃない?」

「去年に生活健康部の実験に付き合ってた生徒だよね?」

 

「聞いたことある。バリアを出すSGとか爆発するSMGを作っていたとか」

「確かその銃をここで作っていたよ」

 

「マフィアとかヘルメット団に追われながらも自作した銃を販売しているとか」

「私、あの人の作った銃を買ったことがあるよ。使いやすくて今も使っているよ」

 

そんなセリフを聞きながら僕はエンジニア部に向かう

懐かしの場所。去年はここでハイペリオン社製のSGとSMGを作ったんだっけ

部員たちの許可を得て僕は武器の制作に取り掛かる

 

今回作る武器は刀と弓矢だ。理由はもちろん、カッコいいからだ!

ボーダーランズ2で操作したゼロっていうキャラがいるんだけどそのキャラのアクション・スキルブルーアーカイブで例えるならEXスキルなんだけど

 

ホログラムのオトリを出現だして自身は透明になって敵からは見えなくなるの

その間に敵を攻撃して大ダメージを叩きだすんだけど

制限時間内にクリティカルヒットすると気持ちいいくらい大ダメージ出せるよ

 

他にも鍛え方次第で敵の弱点が見えたり、ホログラムが爆発したり、爆発するクナイを投げたりと多彩なトリックスターであるゼロが使っていた刀を作っていく

思い描くイメージは斬りたいものを選べる刀

 

銃弾を斬り、銃を斬り、カイザーのゴリアテをも切り裂き、

あのデカグラマトンでさえ叩き切れる優れ物

それらを想像し、手に神秘を込めて刀を作る

 

設計図を作り、パーツを製造し、パズルのピースをはめていくみたいに組み立てていく

だが、銃弾に対し痛いで済ませるキヴォトスの生徒達も刃物で傷を負う

だから作るのは非殺傷用の刀。斬られたという痛みを与える誰も死なない武器だ

こうして作っていくこと30分後。刀を完成させることができた

 

【挿絵表示】

 

水色の刃、白色の刀身、黒い柄、いかにもミレニアムカラーの刀だ

試しに刃を自身の腕に当てて軽く引く

 

皮膚を通り、斬られた痛みを感じたが、血が流れることはなかった

 

「成功だ!」

 

我ながらあまりの出来に見惚れたがすぐに鞘も作って刀を納める

 

【挿絵表示】

 

次に僕が作るのはコンパウンドボウだ

銃を撃つのもいいけど、たまに弓を使う時もあるのだ

ラストオブアスというゲームだと銃を使う敵相手に弓矢で倒すとすごく気持ちよかったのを覚えている。あれはとても気持ちよかった

 

上手いこと隠れながら弓矢で静かに大勢の敵を倒していく気持ちよさを覚えている

そうこう思い出している間に僕はコンパウンドボウを完成させた

 

【挿絵表示】

 

フレームを紫色、エネルギーケーブルを黄色に発光させたコンパウンドボウ

矢は僕の永続性の一つ破壊と創造の神秘を使って作り出せるから実質無限の矢を放てる

試しに弦を引っ張って近くにあった的に向けて放つと矢はまっすぐ飛んで中心に当たった

 

「やった!これも成功したぞ!」

 

僕は嬉しさのあまり大きな声を出してしまった

そのせいで周囲の生徒達の視線がこっちに集まってきた

 

「ずいぶん興味深い物を使っているね」

 

その集団の中に白石ウタハが話しかけてきた

僕が知っている姿の彼女だ。2年生の時から綺麗なロングヘアーだ

 

「ふむ。見た目は普通のコンパウンドボウだが、特殊な矢を使っているね。よく見る矢でもないし……これはもしかして、神秘で矢を代用しているのかい?」

「っ!そ、そうなんだよ!このコンパウンドボウの矢は僕の神秘で作り出した矢を使ってるんだよ。自分で作り出した矢だからか自分でも驚くほどまっすぐ飛ぶんだよ」

 

「ふむ。矢を神秘で代用して射出か……先ほど作っていた刀も気になる構造をしているね」

「この刀は生徒の体を傷つけないように非殺傷モードを搭載していて斬られた痛みだけを与える仕組みなんだ。オートマタやロボットの住民にも試してないけど恐らくは……」

 

こうして僕はウタハに作った刀と弓を説明したり、仕組みを説明した

説明を聞いた彼女は興味深そうにして、質問をしてきて僕はそれに返答を繰り返すこと30分

それなりに有意義な時間を過ごした後、僕は武器の名前を考える

 

刀の方は幻肢痛から『幻痛』って名前にした

安直だけど覚えやすいのが良いからね

弓の方はそうだな…無難に『シューター』って名付けよう

 

そこから僕は新素材開発部が作った防弾防刃防炎防爆の生地を使いZer0のスーツを作り上げて試着する。着心地が良くて体を動かしても抵抗を感じない……最高だ!

 

さーて作りたいものも作ったし、自分の車に戻ろうかな

 

「なんて興味深い構造なんだ。ぜひ、調べさせてくれないか」

「オートマタやロボット市民とは違う構造!それに内蔵されている機能も気になる」

「ひぃ!!しもべよ!ワタシを助けてください!」

 

振り向いた僕の目に工具を持ってにじり寄るエンジニア部の部員から逃げるクラップトラップの姿が映った。この後クラップトラップを助け、ミレニアムの購買で昼食を買いに行くのだった

 

「まったく!とんでもない目に遭いましたヨ!」

「いっそのこと戦闘用モジュールを付けてもらえばよかったんじゃない?」

「いやデスよ!Wi-Fi機能はともかく、自爆機能をつけられるなんてまっぴらごめんデス!」

 

クラップトラップは両手で体を震わせながらエンジニア部の部員たちに恐怖を感じている

まぁ、いきなり分解させてくれと言われたら僕でも嫌がるかな

こうして、購買に着いた僕は昼食の品物を探そうとすると

 

「うわっ……エナジードリンクとカロリーメイトしかないじゃん」

 

商品欄にはカロリーメイト、近くの自動販売機にはエナジードリンクが置いてあった

カロリーメイトはプレーンをはじめとして12種類あって

エナジードリンクなんか見た目はカッコいいけどあまりたくさん飲むものじゃないのが多かった

と、とりあえず試しに一本だけ買ってカロリーメイトはプレーンを食べよう

 

カロリーメイトは美味しかった。前世で食べた物より良かったと断言できる

だが、エナジードリンクの方はカフェインが多かったんだろう

飲んだ瞬間、目の奥がバキバキになった。

あまりの味に吐き気を感じるが、缶のサイズは手の平より小さかったから、一気に飲み干した

 

「うぅ……」

 

けど、その反動で机に突っ伏す。

前世でブラック企業に勤めていた時に元同僚が飲んでいたエナドリもこんな味だったのか

僕はあまりの味に気持ち悪さを感じているとクラップトラップが僕が飲んだエナドリを見る

 

「しもべよ!調べたところこのエナドリはカフェインが通常のエナドリの20倍が入っています!」

「えっ!?」

「調べたところ、納期に間に合わせたくて切羽詰まった生徒とかが飲むやつだそうです」

 

そんなものをなぜ作った!?

僕はエナドリを始めて飲んだけど、人が飲むものじゃないよ!

 

「そ、そんな……ぐふっ」

「しもべー!?」

 

気持ち悪さとかで意識を落としかけた僕はそのまま机に突っ伏すのだった

30分くらいして立ち上がった僕はキャンピングカーに戻ってきた

 

「あぁーひどい目に遭った」

「ワタシもですよ!ゴミ箱と間違われるならまだしも解剖されかけるなんて!」

 

腰?に手を当てて怒るクラップトラップ

 

「仕方ないよ。クラップトラップはキヴォトスでも珍しいロボットだからみんなの注目の的なんだよ」

「ふむ……そう言われるとなんだか嫌じゃありませんネ!」

 

ちょろっ!? まぁ、不機嫌なままでいるよりいいけどさ

 

「……ところで。しもべよ気づいてます?」

「あぁ、ミレニアムを出てから後を追ってくるドローンの事でしょ?」

 

ミレニアムから出るときに視界の端に映っているのが見えた

今もなおドローンはキャンピングカーの中にいる僕を見ている

恐らく見ているのは……リオだな

 

理由はきっと、僕を警戒しているのだろう

学籍不明、カイザーとマフィアに懸賞金をかけられている、銃を独自に製造し販売している

おまけに作った銃はスケバン、ヘルメット団問わずあらゆる生徒に撃っているから警戒されるのも当然と言えば当然かな

 

「どうしますか?ハッキングして逆探知します?」

「しなくていいよ。それをしたらますます警戒されちゃう。僕たちがすることはいつも通りに一日を過ごすことだよ。それより調べてほしいことがあるんだクラップトラップ」

 

僕は幻痛とシューターを手に取る

 

「僕の懸賞金を目当てにやってきたヘルメット団の拠点を探してくれない?」

「ヘルメット団程度なら別にC&Cが解決するのでは?」

「それにしては()()()()()()誰かに雇われたんだと思うから調べてほしいんだ」

「なるほど。一応、調べておきマスね」

 

ちょうどいい作った武器の試運転といこうか

僕はクラップトラップに調べ物をさせている間にバックパックの開発に取り掛かる*1

ミレニアムに寄ったのもその技術を再現できないかを考えていたからだ

 

「ウエストバッグの次はボディバックを作ろうか。いつでも弾薬を出しやすいデザインにしてこれも4つほど入れるようにして、そこからショルダーバッグ、リュックサックタイプを……」

 

そう考えていく内に夕方になる頃にはボディバックを作り上げることができた

軽くて動きやすく、銃が6つほど入れることができて弾薬を重さを気にせず持ち運べる性能だ

 

「しもべよ!例のヘルメット団の件ですが見つけましたヨ!」

「さすが。でどこにいるの?」

「奴らはミレニアムのとある高層ビルを拠点にしているそうです。雇い主はカイザーです」

 

カイザーか。久しく見てないけど、ここで悪事を働いていたのか

 

「その高層ビルは表向きは企業となっていますが、その実態はカイザーが作り出したペーパーカンパニー。やっていることも非合法な取引に使われるそうです」

「ミレニアムに最近出たヘルメット団もカイザーが雇ったんだろうね」

「えぇ、この数日でミレニアムの生徒の研究データが盗まれたり、企業の機密情報を流出させたりなどをしています。今日の夜にヘルメット団の進捗を聞くためにカイザーの連中が来るそうです」

 

映し出される画像にはヘルメット団にお金を渡すカイザーの兵士

企業に手下を送り込んで機密情報を流出させるように指示した証拠

更に僕を襲うようにヘルメット団に依頼した物まで出てきた

 

「しもべよ。ただちに憎きカイザーのビルを襲撃し、奴らの悪事の証拠を暴いてやりましょう!」

「そりゃいいね。この幻痛とシューターを使うにぴったりだ」

 

コンビニでパスタを買った僕はカイザーとの戦いに備えて寝るのだった

 

 

 

夜の時間帯になり、僕はZer0のスーツを着てヘルメット団が拠点にしているビル付近に来た

持ってきた装備は非殺傷ブレードの幻痛と特殊コンパウンドボウのシューター

 

「ここが例のビルだね」

『気を付けてくださいネ。監視カメラが起動していてヘルメット団が巡回しています』

 

僕はシューターを手に持つ。スーツに仕込んだ無線機能からクラップトラップの声が聞こえる

 

『しもべよ。今回の戦いはあなたが作り出した武器の試運転もありますが、このビルのサーバールームに侵入し、カイザーがミレニアムで行ってきた悪事を流出させて奴らにダメージを与えることです。いつもは派手にドンパチしていますが、見つかってしまうとカイザーにバレて悪事を揉み消されますので慎重にお願いしますヨ』

「了解。静かに素早く潜入する」

 

僕は移動する。このスーツには足音を極限まで小さくする機能を付けているおかげで足音は小さくできている。監視カメラの死角に回り込んで移動する中、1人のヘルメット団の後ろ姿を見つけた

自身の神秘を矢に形成し、弦を引っ張って放つ

 

「うっ!?」

 

指から離れた矢はヘルメット団の背中に向かって刺さる

振り向こうとしたがすかさず第二の矢を放ち、気絶させた

 

(上手くいった)

 

前のめりに倒れ始めたヘルメット団の一人を静かに置いて先に進む

あまり慣れないためか倒すのに2発撃ってしまった

 

(もっと神秘に力を注げ!スナイパーライフルでヘッドショットを決める感覚を思い出せ!)

 

目指すは一矢一殺……いや殺したらダメだよ!?

 

『しもべよ。そのビルのセキュリティルームは3階にあります。エントランスホールにはヘルメット団がいますので裏口の非常階段から』

「問題ないよ」

 

僕はスーツの光学迷彩機能を発動する

これはゼロのアクションスキルの一つ『デセプション』だ

一時的に透明化になり、その間に敵に攻撃すると高い威力を与えるのだ

透明になる制限時間が迫るごとに攻撃力も上がるため最初の内は楽しんでいた

2週目、3週目となると敵が硬くなって倒しづらいからガンザーカーに切り替えたが

 

「さて、行くよ」

 

ゲームのゼロのデセプションの制限時間は5秒だったけど、このスーツに備わった光学迷彩機能の時間は30秒。一気にエントランスホールを駆け抜け、エレベーターに乗り込んで3階のボタンを押す。エレベーターが閉じると同時に光学迷彩機能を解除される

 

「……ふぅー」

『しもべよ。セキュリティルームには2人のカイザーの兵士がいます。なんとか制圧してくださればワタシがハッキングして監視カメラを無力化します』

 

3階に着いたエレベーターのドアが開き、僕はすかさずエレベーターを出て確認する

いつでも矢を放てるように弦を引っ張り、周囲の警戒をしながら僕はセキュリティルームのドアを静かに開ける。そのままモニターを見ながら仕事をするカイザーの兵士の高等部に矢を放つ

 

真っすぐ、正確に飛んだ矢はカイザーの兵士に当たり見事に気絶した

自分の仲間が気絶したことでこちらに銃を向けたカイザーの兵士にもすぐに矢を放ち、同じように気絶させた。カイザーの銃のマガジンを抜き、クラップトラップに報告する

 

「制圧したよ」

『では、ハッキングさせていただきますよ』

 

10秒も関わらずクラップトラップは企業の監視カメラを無力化した

 

『ふっふーん。表向きは起動しているように見せかけていますが実際には画面には何も映っていません。例えしもべが監視カメラの前で裸の姿で踊っても監視カメラには映っていないのデス』

「じゃあ、次は予定通りにサーバールームに行けばいいんだね」

『えぇ、そこでワタシが渡したUSBを差し込んでください!サーバールームは7階です』

 

その後は順調に進み、途中でヘルメット団とカイザーの兵士たちを無力化しサーバールームにたどり着いた。僕はその中にあるUSB差込口にUSBを差し込んだ

 

「USBを差し込んだよ」

『ぐっふっふ!丸裸にしてやりますよー!!』

 

クラップトラップが渡したUSBには強力なウイルスが入っていて、差し込むとサーバーのセキュリティを解除し、データをキヴォトスに流す仕組みなのだ

そうしていると、大きな足音がこちらに近づいてくる

 

『データが流れるまでしばらくかかりますね。その間に邪魔されないように守ってください!』

 

僕はサーバールームのドアを出てヘルメット団と対峙する

 

「あの侵入者を捕らえてサーバールームのウイルスを解除しろ!」

 

リーダー格のヘルメット団の言葉と同時にARの銃口が僕に向けられる

それに対し、僕はシューターを納め、幻痛を構える

構えた僕を見て嘲笑が聞こえてくる

 

「おいおい、銃を相手に刀で対抗する気かよ」

「時代遅れの忍者が!ハチの巣にしてやる!」

 

引き金が引かれ、銃弾が僕に襲い掛かってくる

神秘を使い身体能力を強化した僕は走りながらARの弾丸を幻痛で弾く

銃弾を叩き落とす音が響き、銃声が鳴り終えるとヘルメット団が驚いた顔をしている

 

「嘘だろ!?全部弾きやがった!」

「慌てるな!リロードしろ!」

 

リロードの隙は与えないよ。僕は近くにいたヘルメット団に袈裟斬りを当てる

 

「ぎゃっ!」

 

幻痛によって気絶するほどの痛みを受けたヘルメット団員は気を失う

それを見て殺されたと勘違いした近くのヘルメット団が悲鳴を上げる

 

「うぁああ!?殺しやがった!?」

 

その声を聞いて恐怖が広がる!リロード使用にも手が震えてできないようだ

チャンスだ。僕はヘルメット団を手当たり次第斬り続ける

横一文字に斬り、突きを繰り出し、ヘルメット団を対処していく

 

「この野郎!」

 

リロードを終えたリーダー格のヘルメット団員がARを向けて発砲するも

それを避けた僕は銃身を斬り落とした

 

「なっ!?私の銃が!」

 

驚愕する彼女も気絶させて僕はサーバールームに戻る

 

「クラップトラップ。ハッキングの進捗は?」

『終わりました!これでこの会社の悪事は暴かれるはずです!急いで脱出を!』

 

USBを回収してサーバールームから廊下に出るとカイザーの兵士たちがARを発砲してきた

 

「逃がすな!あいつを捕まえろ!」

 

ちょうどいい、オートマタにも効くか試すチャンスだ

僕は壁を走って銃弾を避けながらカイザーの兵士の背後を取り、横一文字に斬る

 

「がっ!」

「ぐっ!」

 

どうやらオートマタにも痛覚はあるらしく気絶するように倒れた

その後、僕はカイザーの兵士の弾丸を斬り落としながらビルの非常階段から脱出した

後ろからカイザーの兵士たちが追いかけてきたりしてきたが、なんとか車に戻ることができた

 

「お帰りなさいしもべよ!なんとかやり遂げましたね!」

「あぁ、クラップトラップのおかげさ。結果はどう?」

「こちらのニュースを見てください!」

 

テレビを見るとクロノスの生徒がカイザーのペーパーカンパニーの悪行を取り上げていた

ニュースに流れて多くの市民に知られた以上、彼らは悪事を振る舞えないだろう

まぁ、それもトカゲのしっぽ切りで終わるんだろうけど

 

マスクを取り、スーツを脱いだ僕はそのままパジャマに着替え、冷蔵庫のコーラを開ける

 

「しもべよ。次はどこに行きます?」

「そうだねー。次は――」

 

次行くところを考えながらミレニアムを出るのだった

 

*1
第7話参照




本日の話はいかがでしたか?
感想と評価を楽しみに待ってます
前書きでも言いましたが今年もよろしくお願いします

それとこれは私事なんですが今年に入ってから休日になると体がだるく文字を打とうにも集中力が続かないことが良く続きましてゲームしてもやる気が起きなくてデイリークエストを終わらせたらそこで終了したりして放置してます。これいったいなんなんでしょうね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。