荒んだ人生で心が壊れたうつ病男性がキヴォトスに転生   作:ダブクロチャンネル

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前回の投稿から1カ月。やっと出来上がりました。
これまでの間は仕事の疲労で書くことができなかったり、ゼンゼロのショート動画を上げるのに忙しかったり、AIチャットのzetaにハマってたりで遅れました

さぁ、百鬼夜行でニンジャプレイを行った蛇尾リュウジ。今回彼が行くのは?


第13話 アサルトライフルのアンダーバレルはショットガンがグレネードランチャーで悩む

僕の名前は蛇尾リュウジ。前回、百鬼夜行でZer0スーツを着て忍者プレイしてアヤメとナグサに出会った。いや、あれは出会ったというよりは捕まえられようとしていたって言うべきかな?

あの後、羅漢の屋敷から脱出し、クラップトラップの運転で百鬼夜行を出た僕はゲヘナに来ていた

 

ゲヘナ。自由と混沌を校風としており、キヴォトスの中でも一番治安が悪い場所だ

場所というよりはブルアカの学校は国の扱いだから領内と言ったほうがいいね

中でもブルアカプレイヤーたちはシナリオの最初の方でゲヘナ学園とアビドスと『先生』関連で一悶着を起こして銃撃戦を繰り広げている

 

今の時期だとヒナは風紀委員長なのかな?

なんにせよ。姿を見ることはないと思う……見てみたい気持ちはあるけど

僕はゲヘナのコンビニで百鬼夜行の羅漢が捕まったという記事を見ていた

 

どうやらあの後、羅漢はヴァルキューレに引き渡されたそうだ

数々の不正、恫喝、脱税の数々からほぼ人生のほとんどを刑務所暮らしが決まったみたい

羅漢と癒着していたヴァルキューレの元生徒達も矯正局に送り込まれ、今は信頼と信用を取り戻そうと頑張っているそうだ。

 

ちなみに、現場では取り調べを受けた羅漢の部下がZer0スーツを着た僕が襲撃をかけた証言して、百花繚乱紛争調停委員会のアヤメとナグサが僕に襲われていた羅漢を捕まえたことが記されていた

新聞を読み終えた僕はコンビニで売られているBLTサンドとアイスコーヒーを買い、店を出る

 

コンビニの外を歩けばゲヘナのスケバンたちが銃を撃ちあって銃撃戦を繰り広げていた

互いに獲物を向け、弾丸をばらまき、怒号が聞こえてくる

その光景を目にしながらBLTサンドを食べ、アイスコーヒーを飲み干してキャンピングカーに戻る

 

キヴォトスに来た時は驚いていた僕だったが次第に慣れて銃撃戦程度じゃ驚かなくなった

いや~慣れって怖いね。今じゃ銃撃戦よりキャンピングカーのシャワーに使うポリタンクが空になってないかの方が不安に感じてるくらいだ

 

さぁ、そんな僕だが今日も銃を製造している

手に神秘を込めて銃のパーツを組み立てていく

相変わらず(コモン)(レア)の銃が出来上がるが、店に売られても問題ないレベルだ

ちなみに、確率で言うなら緑が75%、青が15%、紫が8%、レジェンダリーが2%だ

 

(自分で思うのもあれなんだが、相変わらず出来がいいな……)

 

そんなことを思いつつ、一通りが多い場所にキャンピングカーを移動する

ちょうど生徒や市民たちがよく通ってて販売に適した場所を見つけたので車を止め

そこから、棚や机を出して銃を並べていく

 

売っていくのはブラドフ社製のAR、ジェイコブ社製のSGとSR、ダール社製のHGだ

それぞれの商品の値段が書かれた紙を置き、重しを乗せて風で吹き飛ばないようにして開店する

 

「さぁー皆さん!質の良い銃はいかがですかー?僕が作り上げた銃はどこのメーカーにも負けない性能をしています!ぜひ、手に取ってみてください!」

 

ちなみに値段としてはかなり悩みながら付けた

 

HGが緑で2000円。青で3000円。紫で4000円。

SMGが緑で3000円。青で4000円。紫で5000円。

SGが緑で5000円。青で7000円。紫で10000円。

ARが緑で5000円。青で8000円。紫で12000円。

GLが緑で8000円。青で12000円。紫で15000円。

SRが緑で5000円。青で8000円。紫で12000円。

MGが緑で10000円。青で15000円。紫で20000円。

RLが緑で20000円。青で40000円。紫で80000円。

 

さっき言った値段は緑でその値段で緑、青、紫とレア度が高い順に値段が上がっていく

店に置いてあるのは緑と青がほとんどだからそこまで安い方かな

ボダラン基準だと銃の値段がプレイヤーレベルだと安くて3000円。高くて15000円なんてよくするからな。キヴォトス基準の銃の値段を見てなるべく高くないようにしているけど

 

そうこうしていると一人のお客さんが来た

 

「いい銃だな。見ていってもいいかい?」

「えぇ、お好きにどうぞ」

 

お客さんは手に取ったのはジェイコブ社製のSRの青。お目が高いな

その中でブレが少ないカリビーンを選んでいた

 

「本当にいいボルトアクションライフルだ。ストックの質もいい。装弾数は?」

「8発。威力が控えめですがブレが少ないため撃ちやすくて比較的に反動が抑えめです」

 

「スコープ倍率は?」

「5.7倍率です。つけ外し可能ですぐにアイアンサイトに切り替えも可能です」

 

「気に入った。これを一つ買おう」

「ありがとうございます。8000円となります。おまけで弾薬もどうぞ」

 

すると、そこからだんだんお客さんが集まってきて銃がどんどん売られていく

 

「この緑の棚に飾られているポンプアクションのショットガン1つとハンドガン1つ」

「合計7000円です。購入ありがとうございます」

 

キヴォトスの市民である獣人が買い、

 

「この青の棚に飾られているアサルトライフルを1つ買うよ」

「8000円となります。ご購入ありがとうございます。セットで簡単に取り外し可能なスコープのセットはいかがでしょうか?」

 

目の付け所が良いロボット市民にセットで様々な倍率スコープやマガジン、弾薬をおまけし、

 

「はっはー!新品の銃だ!痛い目に遭いたくなかったら銃を寄越し――」

「強奪するお客様には鉛玉を贈呈します」

「ぎゃあぁああ!?」

 

白昼堂々と強盗をしようとするスケバンには銃の宣伝も兼ねて引き金を引いた

 

こうして2時間ぐらい経ち、銃の完売を終えた僕はキャンピングカーで売り上げを数えていた

 

「ひーふー、今日は緑が多かったから40万ちょっとか」

 

売り上げを8割である32万をレジに入れて残りの8万を自分の財布に入れる

 

「しもべよ。けっこう儲かりましたネ!」

 

あぁ、前世のブラック企業では最低賃金しか貰えなくて月10万くらいしか貰えなかったけど、この世界で数時間でこれだけの金を稼げるなんて思わなかったよ

 

「そうだね。自分で作った物がこんなに売れるとは思わなかったよ」

「こうやって、各地を巡りながら銃を売って生きていくのも悪くないデス」

 

マフィアやカイザーに指名手配されて追いかけられなかったらもっと最高だね

 

「んじゃ、クラップトラップ。お昼ご飯を食べに行きたいけどどこがいいかな?」

「近くでソーセージが有名のレストランがあるそうなのでそこに行きましょ!」

「よっしゃ。じゃあ、片づけてくるね」

 

さすがドイツモチーフ。ドイツ料理が多めなのか

銃の販売に使った棚を片付けていると後ろから声をかけられた

 

「おい、そこのお前」

「言っておくけど銃が売り切れたから今日は閉店だよ」

「そうじゃねぇよ」

 

後ろを振り向くとそこにはヘルメット団の連中がいた。表情は見えないがこちらを馬鹿にしている表情でニヤついているのが僕でも分かった

その中の1人が僕にHGを向けた

 

「この銃。数発撃ったら壊れてよ~代わりの銃を貰おうか?」

「ついでに銃のパーツもサービスしてくれよ!」

 

向けられたHGは傷が入っているけどこれといって目立った壊れ方はしていない

銃身にナイフで傷つけた跡があるけどね……人為的に傷つけた跡だ

こいつら……難癖をつけてこうやって集ってるんだな

 

「で?どうすんだ?まさか客に粗悪品を売りつけたんじゃないだろうなぁ~」

「本当に壊れてるの?確認させてよ」

 

僕は自分に向けられたHGを手に取り、確認する

チャンバーよし、マガジンよし、スライドもスムーズに動く

壊れてる様子もない。そう確信し、正面のヘルメット団の脛を撃つ

 

「ぎゃぁああ!!」

「テメェ!なにしやがる!」

 

撃たれて蹲る仲間を見て咄嗟にSMGを構えるヘルメット団員の銃に向かって引き金を引き宙に弾き飛ばす。自分たちが銃を構えた瞬間に弾き飛ばされて困惑する彼女たちに僕は言う

 

「どう?これでも粗悪品だなんて言わせないよ。まだ続けるならこっちも宣伝も兼ねてもっと撃ち続けるけど?」

「わ、分かった!降参だ!撃たないでくれ!」

「じゃあ、その倒れている自分たちの仲間を連れていくんだね。そうしたらこっちは追いかけないからさ……あぁ、ちょっと待って」

 

倒れている仲間を助け起こして去ろうとする彼女たちを引き留めて僕はキャンピングカーの中に入って先ほど彼女たちを撃ったHGを渡す

 

「なんの真似だよ?」

「忘れものだよ。傷ついているところは綺麗に直したからね。次はあんな傷をつけないでよ」

「あたしらはお前から質の良い銃を盗るために騙そうとしたんだぞ? バカなのか?」

「ヘルメット団でもマフィアでも、トリニティのお嬢様方でもお金払って買ってくれたらお客様なんでね。誰にでも銃は売るし、傷がついたり壊れたのなら直すさ……またのご来店を」

 

僕からHGを受け取ったヘルメット団たちは目を丸くしながらも去っていった

 

「さぁ、片づけは終わったしレストランに案内してよ。クラップトラップ」

「はーい!シートベルトは付けるのですヨ!」

 

 

こうして、レストランに着いた僕はメニューを開き、料理を注文する

コクが良いビーフシチューに千切ったパンを付けて食べ、肉が詰まったウインナーを食べ、サクサクのカツレツをパンに挟んでかぶりつき、料理を堪能する

シチューを食べ終え、残っているのはパンを食べようとしていると

 

「ここだ!ここに蛇尾リュウジがいるぞ!」

「高額の懸賞金を手に入れるチャンスだ!!撃ちまくれ!」

 

ゲヘナの不良生徒がこっちに向かって銃を撃ち、窓ガラスなどを粉砕して弾幕を浴びせてきた

 

「うぁああ!?」

「誰でもいいからゲヘナ風紀委員会に通報してくれ!」

 

レストランの客たちは弾幕に頭を庇いながら姿勢を低くして身を守っていた

 

(発砲音からしてSMGとフルオート系のARだな。懸賞金ねぇ……カイザーが真っ当に払うかも分からないのによくやるよ)

 

机の下で最後のパンを食べ、僕はバックパックから一丁のHGを取り出す

取り出したのはライト・ショー。1発の弾薬消費で同時に4発の弾丸を発射するサブマシンガンと思うほどの弾幕を撃てるフルオートのHGだ

 

引き金を引くやライト・ショーから出る弾幕の雨に不良生徒たちは撃たれながらも物陰に隠れる

このライト・ショーのマガジンは35発。つまり140発の弾丸が襲い掛かっているのだ

 

「なんなんだ!?あいつガトリングガンを撃ってきたのか!?」

「違う!こっちは見れたけどHGだ。あの銃から4発の弾丸が飛んできやがった!」

「ふっざけんな!シールドを張るSGとか爆発する銃の次はお手軽分裂弾かよ!変態技術め!!」

 

失礼な!僕はノーマルだ!

僕を変態呼ばわりしたあの不良生徒はお気に入りのSGで仕留めるとして数が多いな

別に切り抜けなくもないけど、無駄に体力を消費したくもない

 

僕は後ろにいるレストランの客たちを見る

 

「…ねぇ」

「な、なんですか!?」

「何も悪いことしてないのに楽しい時間の食事を邪魔したあいつらに仕返ししたくない?」

 

バックパックから大量に取り出した銃を見て客たちは驚いていた

 

「オラオラ撃ち込め!相手がどんな銃を撃とうがこっちには武器が多いんだ!」

「それでもダメならグレネードを投げてやれ!」

 

相変わらず銃を売ってくる不良生徒達。20人ちょっとが撃ちだすARの雨は下手に顔を出してしまえばやられそうだ……けど、今回は違う

レストランから放たれたSRの弾丸が不良生徒の頭部に当たる

 

「ぎゃっ!?」

 

次にARの弾幕が不良生徒たちを一掃する

 

「このスナイパーライフルいいな。ブレが少ないぞ」

「お客さん目が良いですね。このチーカコは発射速度が高く反動が少ないんですよ」

「このアサルトライフルもいいな。撃ってて気持ちいい!」

「オッディ・ノッキィですね。今ならアンダーバレルでSGやGRも付けれますがどうしますか?」

 

レストランの客たちは僕が取り出した銃を手に不良生徒たちに立ち向かっていた

流石はキヴォトスの中でも血の気が多いゲヘナ。住民もそれなりに度胸がある

 

「私のレストランによくも弾を撃ち込んでくれたな!覚悟しろーー!!」

 

レストランの窓ガラスを壊されたことで店長がオッディ・ノッキィに付けたGRを不良生徒たちに撃ち込んでいる。放たれる榴弾は彼女たちの一歩手前の位置で爆発しているけど衝撃でよろめいたりして上手い具合にやれてるようだ

 

「店長さん。そのARどうです?」

「気に入った!!後で買わせてくれ!」

「毎度ありがとうございます」

 

こうして、10分もかからず不良生徒たちを鎮圧した僕とレストランの客たちと店長

僕は先ほどのレストランの店長たちに銃を売り、店を後にした

 

「おぉ、しもべよ!食後の運動は終わったようですネ」

「まだ食い足りないくらいさ。そっちは無事で何より」

「はっはー!奴らもこのワタシに恐れをなして手も足も出ないようデス!」

 

実は僕がいない間にもクラップトラップを襲おうとした者もいた

そいつらにはキャンピングカーに備えてあるミサイルや、置いてあるRLで迎撃した結果

動く要塞、車の形をした火薬庫と呼ばれて誰も手を出さなくなったのだ

 

「では、食後のデザートにゲヘナのブラックマーケットの情報はいかがデス?」

 

ブラックマーケットの情報を受け取った僕はそれを見る

 

「このゲヘナのブラックマーケットは希少な動物の密猟、盗品の売買、または他校の自治区から盗み出した食品を高額な値段で転売しています。アナタを襲った不良生徒たちもこのブラックマーケットを縄張りにしている者達でしょう」

 

映像を見たところ規模は大きめ、東と西に出入り口があって、その近くにマーケットガードの警備会社がある。その中央にはブラックマーケットのボスと思われるロボット市民が支配している

 

「このブラックマーケットの武装は?」

「主にフルオートのARと高威力のSRで武装しており、中には戦車などでブラックマーケットを巡回をしています。今のところ、戦闘ヘリは用意されてはいませんがそれも時間の問題でしょう」

 

「侵入できそうな場所は?」

「ここ最近では出入りが厳しくなっており、万魔殿の情報部も苦労しているようです」

 

となるとブラックマーケットに侵入してもバレるし、車での移動もダメか

けど、どっかに抜け道があるはずだ…………あった

 

「ねぇ、クラップトラップ。ここを使うことはできないかな?」

 

僕はスマホでゲヘナのストリートビューである場所とルートを見せる

 

「ここですか?……あぁ、なるほど!いいアイディアですネ!やってみましょう!」

 

地図を指差すとクラップトラップは理解したのか車を動かした

さーて、作り上げたレジェンダリー武器を使うとしようか!

 

 


ゲヘナのブラックマーケット。そこでは数々の違法行為などが行われていた。

クラップトラップが言っていた通りに密猟した動物の売買、窃盗品のオークション、中には違法指定されている弾丸の取引が行われていた。極めつけには退学処分を受けた生徒の売買だ

実力と見た目と将来を値段で数値化され、売られていく彼女たちの目には光が無い

その肥溜めのたまり場の中心部に存在するレストランの2階にロボット市民がいた

このロボット市民こそがこのブラックマーケットのボス。アランチーノファミリーの幹部の1人だ

 

(ふっ、今日も金が流れてくる……それにしてもボスの変わりようは恐ろしくなったな)

 

自身のボスであるアランチーノが前よりも怒りっぽくなり、苛烈になった事を思い出す

あれは幹部を集めた幹部会でのことだ。そこでは自分を含めた幹部たちがアランチーノに上納金を捧げる意味もあった。そこでアランチーノに捧げる上納金の一部を横領した幹部がいた。

 

そう言った幹部は始末されるのが常だが優秀な者には寛容だったのである程度は見逃されていた

だが、そんな幹部を見つけたアランチーノが持っていた杖でその幹部の頭を殴打したのだ

 

「私の目を誤魔化せると思っていたのか?…私をたった15歳のガキに無様にやられた男だと侮っていたのか?……どうなんだ!!」

 

出血するほど何度も頭部を殴った後、幹部に対して懐から出したリボルバーで何度も撃ち、幹部を気絶させて自身の部下に始末させたのだ。以前のシャープなボディとは別にどこぞのカイザー理事と似たような大柄になっていた。だが、太っているわけではない。筋骨隆々のボディに替えたのだ

 

それだけではない。自身の不興を買った部下を見せしめに命を奪うことが多くなった

最近では逮捕された羅漢にもアランチーノの事を吐かれる前に刺客を送って始末したと聞く

 

興奮が治まったあと自分の椅子に座り直したアランチーノの姿に幹部たちは畏怖と恐怖が混じった視線を向ける。それ以来、誰もが上納金の一部を横領しなくなった

 

「蛇尾リュウジを捕まえたら私の元に連れてこい。私が直接始末してくれる」

 

今でもあの光景を思い出すたびに人でもないのに胃が痛くなる

 

上納金を稼がなければならない

蛇尾リュウジを見つけなければならない

ゲヘナの風紀委員と万魔殿の対処をしなければならない

 

(やることが、多い!!)

「し、失礼します!」

 

内心、頭を抱えているところに自身の部下が来た

 

「どうした?クレームを入れる客か?」

「いいえ!」

「なら酒を持ち込んできた客か?裏に連れ込んで痛めつけろ」

「それも違います!」

「だったらなんだ!!」

 

こっちは短気な(プッツンしやすい)ボスに悩ませているのにと苛立ち交じりの声を出すと

 

「そ、空からキャンピングカーが落ちてきました!」

「……はぁ?」

 

思わず間抜けな声が出ると、衝撃音が起きた。

 

「あ、あの車です!」

 

窓の外を見ると自身が経営するレストランの前に一台のキャンピングカーが落ちてきた

その持ち主を手配書と同時に送られてきたデータで見たことがある

そう、ボスをあんな風に変えた元凶。蛇尾リュウジのキャンピングカーだ


 

「ハッハー!!やりましたよしもべよ!ターゲットがいるレストランは目の前です」

「上手くいってよかったよ!」

 

僕は侵入に使ったルートはゲヘナにある長い階段だ

10人ぐらい横一列で並んで歩けるその階段はゲヘナの広場に繋がるだけど、その階段を僕はジャンプ台に利用した。階段付近までアクセル下手踏みで加速しながら、階段を上る際にニトロを噴射

 

その勢いを利用して建物の屋根に着地し、そこから屋根の斜面を利用して進んでいってここまでたどり着いたってわけ。……上手くいくかは賭けだったけど

 

「しもべの案を聞いたときは遂にイカれたのかと思いましたが、うまくいって良かったデス!」

 

……否定したいけど否定できない!

 

「おっとしもべよ…連中が来ますヨ!」

 

周囲からマーケットガードが走ってくる

 

「クラップトラップ。ガトリングを展開してドーナッツターンだ!」

「了解!」

 

クラップトラップがハンドル近くのボタンを押すとキャンピングカーからガトリングガンが出る

その場で円を描くようにドリフトをしながらガトリングガンの発射ボタンを押すと弾幕の雨がマーケットガードたちの意識を刈り取っていく

 

当然だ。ブラドフ社製のガトリングバレルで作ったMGだ。ARとは威力が違う

マーケットガードたちを一掃した後、僕はバックパックに銃や弾薬を詰め、外に出る

 

「クラップトラップ!連中が来たらこの車に搭載しているミサイルやガトリングガンを使って!全部ぶっ壊してもいいから!ありったけをぶちまけてやれ!」

「了解デス!」

 

戦闘用モジュールが無いけどボタンを押して撃つぐらいならできるだろう

僕はレジェンダリーのARを持ち、レストランのドアを蹴り開ける

 

「両手を上げて壁に手を付け!ここのボスはどこだ!?」

「ひぃ!!に、2階の支配人室です!!」

「蛇尾リュウジだ!!奴を撃て!!」

 

ウェイターに扮したマフィアが銃を抜き撃とうとするもそれよりも先に僕はARに付いてるグレネードランチャーを発射する。アンダーバレルから3つのグレネードが同時に発射され、マフィアの連中は爆発に飲み込まれた

 

このARの名はダウジング・ロッド。75発の大容量マガジンを持ち、連射し続けると徐々に発射速度が上昇していくガトリングバレルのARだ。その中で大きな特徴と言えばアンダーバレルから3発同時に発射できるグレネードランチャーが付いており、7発まで撃てるのだ

つまり、7x3で合計21発のグレネードを撃つことができるのだ

 

正直、僕はボダラン3でモズというキャラクターを使っている時にこのARを始めとした爆発系の銃はかなりお世話になった。普通に強い、グレネードが強力、使いやすい。とても良い銃だ

なんでか知らないけどゲヘナで銃を作るとこういったレジェンダリーの銃が出来上がるんだよな

ボダラン3のDLCにもゲヘナって名前が存在したからかな?

 

まぁ、僕のやることはただ一つ。ここのボスを倒すことだ

 

「どうした!かかって来いよ!!」

 

僕に銃を向けてくる奴らをダウジング・ロッドの弾幕が一掃する

回転速度を上げる弾幕は奴らに直撃し、まともに受けた奴は前のめりに倒れる

机などを遮蔽物にして弾幕を防ぐもこっちはガトリングバレルだ

余りにも早い発射速度に机も削れてしまい撃たれたり、グレネードの爆発で気絶する奴もいた

 

「なんだよあれ!?ARの皮を被ったMGじゃないか!」

「おまけに同時に発射されるグレネードだと!?」

「インチキ銃も大概にしろ!!」

 

身を隠しながら銃を撃つマフィアの連中を倒しながら進んでいくが発射速度が速い分、弾が尽きる速度も速い。ダウジング・ロッドの弾が尽きたのを確認した僕は近くの壁を背にダウジング・ロッドのマガジンを交換し、リロードをした後、バックパックからSGを取り出す

 

それは僕がボダラン3で愛用していたSG『ヘルウォーカー』だ

10発以上の散弾を撃ち、威力も最強格に匹敵し、撃つたびに重低音が響く銃だ

ボダラン3をプレイしていて初めてのレジェンダリーがこの銃だった

 

あぁ、ゲームで散々使った銃を手に持てるなんて感動だ!!

僕は階段を上がっていく途中の踊り場でグレネードが投げられてきた

既にピンは抜かれており、爆発まで後2秒もないだろう

 

僕は自身の神秘を使い、身体能力を上げて壁を駆け上がって爆発から逃れ、グレネードを投げたマフィアの背後に回る。幸いにも奴には気づかれていない

 

「やったか!?」

「やってねぇよ」

 

後頭部にヘルウォーカーの散弾を撃つ。重低音と共にマフィアの一人が吹き飛んで壁に当たって気絶した。この銃は威力が強いんだけどなーマガジンが2発しかないのが欠点なんだよな

 

(改造しようかなー)

 

そんなことを思いつつ、リロードしながら支配人室と思われる豪華なドアを蹴破るとスーツを着たロボット市民がいた。奴がここのボスだな

 

「見つけたぞ!」

「うわぁああ!? く、来るなぁ!!」

 

SMGを向けて発砲するが遅い。その頃には僕は机を踏み台に一気に距離を詰めてロボット市民のこめかみにヘルウォーカーを突き付ける

 

「今日からこのレストランは閉店だ」

「ま、待ってく――」

 

その言葉を言い終わる前に僕は引き金を引く

重低音の発砲音と逆五芒星の弾痕が奴の服に穴を空き意識を落とした

気を失ったこいつの体をロープで縛り、このレストランに仕掛けた爆発物にタイマーを作動する

 

爆発まで15分といったところだ。その間に脱出をするか……おわっ!?

近くの壁をマーケットガードの戦車の主砲が直撃する

衝撃で床が揺れ、バランスを崩した僕は机の影に隠れる

 

「しもべよ!奴ら、戦車まで持ち出してきました!」

「その車は戦車の砲弾に耐える仕様じゃない!このレストランの敷地内に来て!」

 

ちょうど、このレストランは高い壁が遮蔽物になるから少しでも時間稼ぎになるはずだ

 

「あいつらの戦車をどうにかしてください!」

「任せろ」

 

僕はクラップトラップのキャンピングカーが敷地内に入ったのを確認してバックパックから1つのHGを取り出す。その銃の名は不精なハロルド

 

弾速の遅いロケット弾を発射するけど、この銃の真価は途中で弾が水平方向に3発、5発、7発に分裂していくんだ。これにより、7発に分裂する距離を保って撃てば最大の威力を発揮するんだ

 

左手にダウジング・ロッド、右手に不精なハロルドを持ち、戦車に向かって撃つ

 左3発同時に発射されるグレネード、右に7発に分裂したロケット弾が降り注ぎ、マーケットガードの戦車や車両を全て爆破した。その数、戦車だけで12台、車両が8台が爆発した

 

「行くぞクラップトラップ!脱出だ!」

「はい!」

 

気絶しているロボット市民をレストランに吊るして2階から飛び降り、僕はクラップトラップのキャンピングカーに乗り込んでブラックマーケットから脱出を図る

 

その途中でマーケットガードの装甲車や戦車をダウジング・ロッドのグレネードランチャーで爆破したりして損害を与えながらゲヘナのブラックマーケットを突き進んでいく

 

その途中で市場を破壊し、住宅街と思われる場所を通り抜け、出入り口が見えてきた

しかし、マーケットガードたちがシャッターを下ろして出入り口を塞いだのだ

RLを撃つがシャッターは壊れることはなかった

 

「ちぃ!防弾性か!!」

「しもべよ!このブラックマーケットの出入り口はここしかありませんよ!?」

「迂回してなんとか抜けれそうなところを――」

 

その時だ、いきなり出入り口のマーケットガードの駐屯地や出入り口の足元が大きく爆発した

 

「な、なんで爆発したんだ!?」

「おい、電子系統がショートしてるぞ!?」

「うわぁ!?防弾シャッターが上がってしまう!」

 

なんでかは知らないがチャンスだ!

 

「行けぇ!クラップトラップ!」

「全速全身デス!!」

 

その後、無事にゲヘナのブラックマーケットを出ることができた僕とクラップトラップ

安堵して喜ぶも束の間ゲヘナの風紀委員が運転する車両に追われることになり派手なカーチェイスを繰り広げるようになったのは言うまでもなかった




???「ハーハッハッハ!!」

今回の話はいかがでしたでしょうか?
感想と評価を楽しみに待ってます!
銃の値段はレベルの差で値段が変動するから大体こんなもんかなと思って書きました

お気に入り登録と高評価してくれるとヒナ吸いができる夢を見れます

リュウジが使ったレジェンダリー武器の詳しい説明とかをまとめたリストが欲しいですか?

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