荒んだ人生で心が壊れたうつ病男性がキヴォトスに転生 作:ダブクロチャンネル
「……寒くなってきたな」
僕の名前は蛇尾リュウジ。レッドウィンター連邦学園に来た転生者だ
トリニティでガラス細工を300万で売ることができたので次にレッドウインターに来たのだ
ロシアモチーフの街の景色に驚きながら防寒具を着て運転を再開する
レッドウィンターの校門前に着き手続きを取って中に入ると
「チェリノ会長の横暴を許すなー!」
「許すなー!」
「今日が特別寒いのも会長のせいだー!」
「せいだー!」
「1日プリンを3個配給しろー!」
「配給しろー!」
うーん、プレイしていた時から見ていたが酷いデモだ
流石は趣味がデモなだけはあるな
しばらくデモを観察していると事務局の保安委員が駆け付けてデモ隊を鎮圧していた
あっ、マリナだ。正直、マリナはお気に入りの一人だ
与えられた職務に対しては非常に真面目に取り組み、たとえチェリノのバツ当番のような内容でも文句や愚痴の一つもこぼさず丁寧かつ熱心に仕事をこなし高い評価を得ている
ちょっとピンチになると保身に入るのが玉に瑕だけどな
僕がそう見ているとマリナが見てきて
「お前もデモ隊のメンバーだな!突撃ぃいい!!」
PPSh-41を撃ちながら突撃してきた
「ふぉっ!?」
思わず素っ頓狂な声を出しながら僕は柱の陰に隠れて弾幕を避ける
あーもう!なんでこんなことに!?
僕は14歳の時から考えてきたジェイコブの高威力とダール社の精密性を組み合わせたセミオート式のスナイパーライフルを取り出し、ピカティニー・レールにドットサイトを付ける
その名もハイブリッド・プレシジョン。初めて二つの銃器メーカーの良いところだけを組み合わせたスナイパーライフルだ
柱から顔を出し、近くにいた保安委員に2発発砲。
前のめりに倒れる保安委員の横を通り、2人の保安委員の額に1発ずつ撃つ
背後から弾が飛んできたので前方に転がりながら回避して撃ってきた保安委員の足に1発、顔に1発撃って意識を落とさせファイア・セレクターを弄り3点バーストに切り替える
1人、また1人と、3点バーストで確実に仕留めているとマリナが撃ちながら突撃してきた
「うぉおお!!」
SRとサブマシンガンの重心がぶつかり合い、鍔迫り合いみたいになる
「このっ!僕はデモ隊のメンバーじゃないっての」
「そんなことを信じられるか!」
マリナと位置を入れ替えて、前蹴りで後ろにノックバックさせて3点バーストでマリナにヘッドショットを決める。2回引き金を引いて6発当てるとマリナも気絶した
「はぁ、はぁ……キヴォトスの治安悪すぎないか?」
一刻も早くチェリノに会ってコンクリートを買ってもらおうか
そう思っていると
「あそこだ!マリナ保安委員長が倒されている!」
「あの生徒を連行してチェリノ会長の粛清を受けさせろ!!」
保安委員のメンバーが来た。しかも10人20人じゃない50人だ!?
ふぅーと息を吐き、SRをリロードしてDMCに持ち替える
「とりあえず全滅させるか」
難しいことは無しだ。いったん全滅させてからチェリノに挨拶をしよう
そう自分に言い聞かせ、僕は保安委員に発砲するのだった
リュウジ視点から三人称視点開始
「ふむ。首尾はどうだ?」
「はっ!デモ隊はほぼ全滅していますが、残り一人の生徒にマリナ保安委員長がやられました!」
「なんだと!?」
場所は変わってレッドウィンターの会長室
そこでは連河チェリノが部下の報告を聞いて驚いていた
自分が高く評価をしているマリナが倒されただと?
その報告を聞いてチェリノはトモエに命令する
「トモエ!ビェールィ・ソーコルを呼んでその生徒を鎮圧させろ!」
「分かりました。直ちに連絡します」
ロシア語で白鷹を示す言葉
チェリノの指示を聞いてすぐに実行に移すトモエ
スマホから着信が鳴り、2コールでビェールィ・ソーコルは出た
「こちらビェールィ・ソーコル……指示は?」
「赤ひげ革命広場で保安委員を無力化した生徒の鎮圧をお願いします」
「……了解。直ちに向かう」
口数が少ないがそこには確かの実績がある
「ビェールィ・ソーコルが入れば問題は無いな!」
「えぇ、きっと無力化してくれます」
コードネーム:ビェールィ・ソーコル
本名は白鷹ミラ
レッドウィンターの事務局の長距離狙撃手にして保安委員を副委員長を務めている
スコープ無しでも500m先の的に命中させることも可能にするスナイパーだ
音もなくデモ隊やヘルメット団を無力化することで雪原の死神の二つ名を受けている
「さぁ、行くよシロハ……仕事の時間だ」
自身の相棒である観測手を務める白銀の金属羽根を持つ35cmの小型の鷹型ロボット『シロハ』を肩に乗せてスナイパーライフルを背負い向かうミラ
そのスコープは普通なら超高倍率のスコープを付けるが、学園内の対処のため低倍率のスコープに切り替え、銀白色のロングポニーテールをたなびかせ彼女はリュウジの無力化に向かって歩き出した
歩き出し赤ひげ革命広場を見下ろせる5階の窓からスナイパーライフル 白牙・LR72を構えリュウジに向かって狙いを定める
「……外さない」
引き金が引かれ、白銀色の弾丸がリュウジの元に飛んでいく
3人称視点からリュウジ視点へと切り替える
(なにか来るッ!!)
ゾッとするほどの寒気を感じた僕は咄嗟に体を横にずらすと一つの弾丸が僕の耳を掠った
(スナイパーか!飛んできた方向を見るにこの建物の5階か!?)
どこにいるかを探していると肩に弾丸が命中し、痛みに顔を歪ませる
白銀色の弾丸…ヒナ並みの強さを持つ生徒かよ!
僕は肩の痛みを抑えながら、物陰に隠れようとするがその前に足を撃たれる
「ちぃ!?」
この銃の強さ!ジェイコブ社製のSRだな!
痛む足を引きずりながら木の陰に隠れて様子を見る
ショルダーバッグからドローンに変形するグレネードを3つ投げる
空中で展開されたドローン3機でスナイパーの居場所を探ろうとするが1つは鳥型ロボットに壊され、もう一つはスナイパーに破壊された。だが、3機目のドローンが敵スナイパーの居場所を割り出した。事務局の5階の中央から3番目の窓にいるんだな!
僕はDMCからハイブリッド・プレシジョンに持ち替え、スコープを5倍倍率スコープに替えて、スナイパーに向かって撃つ。しかし、スナイパーも居場所がバレると知れば移動し、姿を隠す
素早い奴め!そう思っていると事務局から追加の保安委員が30人来た
そっちの対処をしながら事務局からの狙撃に身構えるが中々来ない
……まさか!?事務局から移動したのか!?あの高さからどうやって?
すると、僕の後頭部に向かって強い衝撃が走った
「がっ!?」
近くに落ちた弾丸を見るとそれは狙撃に使われる物だった
方角からして飛んできたのは白イルカ市場の方向だった
「まさか……事務局から白イルカ市場まで移動したのか」
どういう理屈かは知らないが……厄介なスナイパーだ!
白鷹ミラ視点:三人称に入る
「……気づかれた」
リュウジが投げたドローンに展開するグレネードを投げた際に自身の居場所が見つけられたと察し、相棒のシロハを呼びだし、窓から飛び出す
それをシロハがミラの手を掴んで事務局から白イルカ市場まで飛行した
白イルカ市場の簡易的な屋根の上に着地したミラは保安委員と交戦するリュウジの頭部に狙いを定める
「……捉えた」
引き絞られる引き金、銃口から放たれる弾丸が白銀色の輝きを出してリュウジの後頭部を狙った
確実に仕留めた。手ごたえも感じた。……しかし、リュウジは倒れなかった
真っすぐに自身が狙撃した場所を見つめ返してきて……姿が消えるほど移動した
そう、刻の蛇50%を使ってリュウジは赤ひげ革命広場から白イルカ市場まで走ってきているのだ
「ッ!……速い」
スコープを覗いていても当てられる気配がしないことを理解し、スコープを外してアイアンスコープで狙いをつける。あまりのスピードで当てられる気配がしないだろう
しかしそれは、一般的な強さを持つ生徒の話。ミラは違う!
「……ここ」
偏差撃ちで放った弾丸がリュウジの足に当たるもスピードが落ちることはない
逆にリュウジはミラに向かってスモークグレネードを投げた。
空中で5つに分裂し、白く濃い煙がミラの視界を塞ぐ
それと同時にリュウジの刻の蛇50%の効果が切れた
シロハがミラの肩を軽く叩いてリュウジが近くにいること知らせる
それを聞いてミラはダール社製SMG『KUZMA-9』を構える
周囲を警戒して、フルオートにセレクターを切り替えてリュウジを迎え撃つミラ
白煙の正面からリュウジが現れてその手にはデスサイスが握られていた
死神のレリーフが彫られたリボルバーから放たれる散弾を最小限のダメージで受けながら、ミラは
KUZMA-9の引き金を引いた
フルオートで放たれる弾丸。ダール社製のため弾が拡散することなく弾丸はリュウジの体に当たっていく。弾丸を受けながらリュウジはもう1丁のデスサイスを抜きミラに向かって発砲する
12回の発砲音と共にミラの意識はそこで刈り取られるのだった
リュウジ視点:一人称に切り替えられる
あの後、狙撃手を倒した後、スナイパーを担いでチェリノがいる会長室へと入った僕
最初は震えた声と体で僕にリボルバーを向けていたチェリノだが僕が商談に来た蛇尾リュウジだと知るとマリナたちが誤解をして襲ってきたのだと察して謝罪してきた
「うちの保安委員が申し訳ないことをした!」
「いやいや、彼女たちは役目を全うしただけですから……それで、どうです?」
「うむ、アビドス砂漠の砂を加工して作ったコンクリートか……いくらするんだ?」
「1㎡6万でどうです?」
「少し高くないか?」
「いやいや、確かに高いですがアビドス砂漠の砂はですねコンクリートの素材に使われるケイ素が10倍も含まれていましてそれ相応に質のいいコンクリートだからここまで高くなるんですよ」
「せめて2万円にしろ!それ以上は買わないぞ!」
「そ、そうですか……では友好の印として渡そうとしたこれは下げなければいけませんね」
僕はチェリノにリュックサックの入れてきたプリンアラモードを出す
この四次元バッグは重力や質量を無視してある程度は入れることができるんだ
しかも、アイスを入れても解けないし、生物も痛まない性能をしている
「ッ!?」
プリンアラモードを見たチェリノの目が輝き手を伸ばしているが僕はそれを手前に引く
「あっ……」
切なげな声を出すチェリノに僕はある事を言う
「もし、1㎡3万円で買い取ってくれるならこのプリンアラモードをあげますけど」
「ぐぬぬ~!!いいだろう!3万円で買ってやる!けど質が悪かったら買い戻すからな!」
「いいですよ。契約成立という事で……どうぞ」
プリンアラモードを置くとチェリノは髭と目を輝かせながらプリンアラモードを食べ始めた
これでレッドウィンターの交渉は終わった
しかし、あのミラという生徒が持っていたSRとSMG……あれ、僕が作った銃だ!?
道理で威力が強かったはずだ……今も撃たれたところが痛む
えーと、ゲヘナで1日、トリニティで1日、レッドウィンターが2日
残りのタイムリミットは10日間か
その間に残りの学園にもなんとか交渉しなくては
僕は次の学園に向かってキャンピングカーを運転するのだった
次に向かうは百鬼夜行。そこで僕はガラスやら日用品を売りつけに行くのだった
思ったより長引くと感じていたが呆気なく商談は成立した
天地ニヤは僕が提示した額を見ても顔色を変えずに承諾してくれた……元から僕が商品を売りつけに来るのが分かっていたかのようだ
あぁいう策謀家とか策略に特化した相手は苦手だ
前世でもあぁいった人らに足を引っ張られ、正当な評価を受けられなかったからね
そうして歩いていると、雨が降ってきた
「やばっ!」
ショルダーバッグからシズメが作った傘を取り出して開くと一人の生徒が傘を差さずに歩いていた
すでに肩や髪が濡れていて雨で服が暗く染まっていた
そんな姿を見て咄嗟に僕は声をかけてしまった
「ねぇ、傘をささずに大丈夫?忘れたのなら目的地まで案内しようか?」
僕はその生徒を見て驚いた。その生徒は七稜アヤメ
百花繚乱紛争調停委員会のトップだ
唯一変わっている所と言えば目が淀んでいて疲れ切ってる目をしていた
「……とりあえず濡れるからさ。行く場所あるの?そこまで一緒について行くからさ」
「居場所ね……どこにあんだろ?」
ダメだ、こいつは重傷だ
「じゃあさ、僕のキャンピングカーに来る?そこならシャワーもあるからさ。風邪ひいちゃうよ」
アヤメはその言葉に力なく頷き、僕について行くのだった
今回の話はいかがでしたでしょうか?
感想と評価を楽しみに待ってます
ちなみに白鷹ミラのプロフィールや設定などはまだまだ後に出しますがモチーフとしたキャラクターがいます。
それはボーダーランズシリーズのモーデカイとフィンランドの伝説的狙撃手『シモ・ヘイヘ』の二人を掛け合わせて白鷹ミラは出来上がりました
一応書いたと思いますがオリキャラ達は後でまとめて書く予定でありますので楽しみに待っていてください
それと、アンケートなんですが女先生が多いですね……なぜ?
活動報告に書いてあるのでそこに理由をご記入ください
理由はここで書いてください
この小説の先生はどんな先生が良い?
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アニメ先生
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便利屋先生
-
女先生(グラマー)