荒んだ人生で心が壊れたうつ病男性がキヴォトスに転生   作:ダブクロチャンネル

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アンケートの結果。女先生(グラマー)に決まりました!
ネタで入れた枠がまさかの採用を頂けるとは思ってもみませんでした
アンケートを入れてくれた方々ありがとうございます!

今日の話はアヤメに出会ってしまったリュウジ。
彼はいったいアヤメになにをするのだろうか?


第25話 頼ると押し付けるは全然違う

「……シャワーありがとね…気持ちよかったよ」

 

僕のキャンピングカーのシャワールームからタオルを巻いた七稜アヤメが出てきた

 

「そりゃ、よかったよ」

 

プラチナブロンドの髪に、紫色の瞳、エルフ耳の生徒

確か、百花繚乱紛争調停委員会の委員長だったっけ?

百花繚乱編はあまりストーリーを飛ばして見ていたからあまり詳しくなくてネット掲示板のスレとかYouTubeの反応集で見て理解してたんだけど……この子が黄昏に連れ去れるのか

 

黄昏。詳細は未だほぼ分かっていないが、キヴォトスや生徒の持つ「神秘」を汚染し呑み込む性質を持っていて、現に御稜ナグサの右腕は黄昏と接触した結果、黒く染まり動かなくなってしまったとのこと。花鳥風月部のコクリコやシュロがそれに関連している事だけが分かっていて、彼女らは本来キヴォトスに属するものでは太刀打ち出来ない力や危険性を持って暗躍している

 

……という設定だ。今のところはね

ふ~む、その黄昏がなんなのかは知らないけど今はアヤメの事だ。

ネット上だとアヤメは困っている人を放っておけない義侠心に溢れた生粋の陽キャ的人物で、快活な性格をしておりいつも明るく笑顔を絶やさないムードメーカー。

 

キヴォトスのトップ陣みたいに突出した才覚の持ち主で、数多くの活躍を残し慕われていたけど、そのせいで他の百鬼夜行の委員会からの依存に近い慕われ方をしていたらしい

 

これが僕が知ってるアヤメの全てだ……なんだろう

先生に出会えなかったヒナやハナコみたいだな

 

「あまりジロジロ見ないでよ」

「ご、ごめん!!」

 

頬を赤らめているアヤメの言葉にハッと我に返って慌てて顔を反らす

あぁ、なんてことをしたんだ!

考え事していたとはいえ、女子高生のタオル姿をまじまじと見てしまうだなんて

 

「き、着替えは今は洗濯しているから、僕のパジャマの替えを使って」

「替えって……これ?」

 

無地の紫色のパジャマを手に取りながら、アヤメは着替え始める

僕の後ろで着替える生活音が聞こえてくる

柄にもなくドキドキしてしまう

なんでだよ!アヤネとセリカを車に入れて運転していただろ!?

 

「着替え、終わったよ」

 

後ろを振り向くと僕のパジャマを着ているアヤメの姿があった

 

「どう?小さくない?僕170cmあるからさ」

「まぁ、別にいいよ。今日だけだし」

 

手首の裾の中に手が隠れている……これが萌え袖という奴か?

 

「……」

「……」

 

どうしよ?会話が続かない!

 

「と、とりあえずご飯にしよう!今日は寿司なんだけどアレルギーはある?魚アレルギーとか甲殻類アレルギーとか」

「ないよ。どっちも食べれる」

 

僕は冷蔵庫から寿司のパックを2つ取り出し、アヤメに1個、僕の机に1個置く

パックの中には漬けマグロ、イカ、サーモン、玉子、イクラ、ウニ、カニサラダ、タコ、赤エビ、ブリがあった。どれもこれも脂がのっていて美味しそうだ

 

調味料のめんつゆを小皿にかけて一つ箸をつまんで食べていく

 

まずはイカからだ。これは人によるが僕はめんつゆを付けずに食べる。そうするとイカ独特の甘みを味わえるからだ。噛めば噛むほどイカの甘味が口の中に広がり、噛むほど無くなったら飲み込んで少しお茶を飲んで次の寿司を食べる

 

次は赤エビだ。これは先に尻尾から身を押し出し、少しだけめんつゆに付けて口に入れる

これは僕だけだろうが赤エビを噛むと牛乳みたいに甘い味がするんだ

前世の頃からこれが好きでよく回転寿司だと赤エビ1貫を10皿頼んだほどだ

口の中で感じる甘さを噛みしめながら次の寿司を狙う

 

次はカニサラダだ。カニカマ、マヨネーズ、キュウリで作られているがこれの場合は本物のカニの身を使っているようで滅茶苦茶うまい。これが20貫あっても食べれそうだ

 

お茶を飲んで口の中の甘さを消した後、タコをつまんで口の中に入れる

これも先ほどのイカと同じだ。めんつゆを付けずにタコのコリっとした触感と甘みを味わう

触感がしなくなったら飲み込んで口の中に残るタコの味を噛みしめる

 

次は漬けマグロだ。醤油に付け込んだマグロのねっとりとした感触を味わいながら味わう

醤油の味が良く沁みこんだマグロはとてもうまかった

シャリの酢飯もほどよく喉の奥に通っていく

 

ウニをつまみ、口の中で噛みしめと濃厚なクリームを食べているかのような味が広がる

噛めば噛むほど広がる味に思わず口元が綻ぶ

 

イクラを口の中に入れるとプチっとした触感を感じながら食べるのはいいもんだ。

噛めば噛むほどその軽快な音と共に旨味が押し流されあっという間に消えてしまう

 

次にブリ、脂が乗っていてめんつゆにつけるだけでも脂が多く、食べていてすごく美味しかった

今度はブリだけのパック寿司を買ってみたいものだ

 

次はサーモン。綺麗なピンク色で厚めに斬られており、肉厚で食べ応え抜群だ

噛めば噛むほど脂の旨味を感じ、ずっと噛んでいたいのに口の中で溶けてしまう

 

最後は玉子。口の中の魚の味を消すように玉子の甘味で消してそれをお茶で流し込む

あぁ~腹いっぱいだ

満足感を味わいつくした後、アヤメがこっちを見て微笑んでいる

見れば、彼女もパック寿司を食べ終えたようだ

 

「どうしたの?」

「いや、噂なんて当てにならないなって」

「噂?大体の噂は本当だけどね」

 

ブラックマーケットを襲撃したとかそう言う程度はね

 

「でもまぁ、少しは笑顔になってくれて嬉しいよ。さっきは酷く疲れて暗い顔をしていたからさ」

「え?……聞かないの?」

「なにが?」

 

パック寿司を片付けながら僕は言葉を返す

 

「なんで私が雨降る中、傘もささずに歩いていた」

「……聞いてほしいの?」

「いや、その……」

 

弱音や辛さを吐き出す相手がいないから出し方が分からないって感じか

 

「別に言いたかったら言ってもいいよ。知り合いに言うより、僕みたいな初めて会った人に言う方が楽な場合があるしね」

「それじゃ……」

 

アヤメはぽつぽつと話し始める

今まで人助け好きな事から今まで人助けをしていたが、部下からも街中からも頼りにされ過ぎた事で、いつしか「何でも出来る頼れる委員長」という仮面を外せなくなってしまった

 

自分たちで解決しそうなことまで頼まれ、それを断れずに日々を忙殺されるという悪循環が丸二年間続いた結果、徐々に疲れてし、擦り減り、次第に自身を取り巻く百鬼夜行の全てや、いつまで経っても自分に依存し続けるナグサまでもを内心嫌悪するようになってしまったと

 

「どうしたらいいのか分かんなくなってきたんだよ……」

 

ソファーの上で膝枕をして体を震わせるアヤメ

その相談内容を聞きながら僕はアヤメに二つあることを聞く

 

「聞いていて思ったんですけど、これからできるやり方が二つあるよ」

 

人差し指を立てる

 

「一つは徐々に小さなことでも他人に頼ることですかね。醤油とってとか、この書類手伝ってとか、徐々に小さなことから大きなことまで人に任せるんです」

 

次に中指を立てる

 

「二つ目、百花繚乱を辞めることです。別に退学になるんじゃない。今の役目から降りるだけ。でも、これは最低でも今請け負ってる仕事を片付けて引継ぎをするだけ。そうしたら次はナグサって生徒が委員長になる番でしょ?」

 

言っておくけど、どちらもするのはかなり難しいと自分でも思う

 

1つ目の案はアヤメがこれまでなんでも一人で解決してきたことから周りが頼られても私じゃ無理だよ言われてもアヤメが「そこをなんとか!」とか「お願い」って強く言えるかどうかなんだよな……最悪、そんなのアヤメらしくないよと言われておしまいになるかもしれない

 

2つ目の案は単純に百花繚乱紛争調停委員会のメンバーを納得できるかどうかなんだよね。なにかもどうでもよくなって放り投げるならまだしも説明してもナグサが食い下がる恐れがある。あんたなんか友達だと思ったことが無いと言えるだけ荒んでたらそれができそうなのに

 

「さぁ、どっちを選びます?」

「わ、私は……」

 

その時、アヤメのスマホから着信が入る

 

「出てもいいよ」

「う、うん……」

 

アヤメが恐る恐るスマホの着信に出るとそれはナグサの声だった

 

「ア、アヤメ!大変!魑魅一座が街で暴れて」

「……はぁ」

 

アヤメの顔がまるでしなびたキノコのようになっていく

ナグサ程度の実力なら魑魅一座でも対応できるだろうに

本当に……依存してるんだな。どうしようもないくらいに

 

「アヤメ?聞こえてる?」

「ああ、うん……規模は?」

「30人ほどの集まりだけど」

 

前世でも思い出す断り切れなくて仕事を手伝い続けた結果、その失敗の責任を取らされて駅のホームに身投げして自殺した同僚のことを

 

「お願い!すぐに来て!私なんかじゃアヤメみたいにできないよ……」

「分かった。まっ――」

 

僕はZer0スーツのボイスチェンジャーを使いアヤメのスマホを取りナグサと会話をする

 

「残念だがアヤメは無理だ」

「なっ!あなたは誰!」

「俺の名はゼロ。すでにお前とアヤメとは去年の羅漢の屋敷で会ったと思うが」

「……あの時の!!アヤメをどうしたの!?」

「アヤメは残念ながら身動きが取れない状態でな」

 

嘘ではない。服はまだ乾いてないし、パジャマ姿だから人前に出れる姿じゃないな

 

「なっ!よくもアヤメを!」

「残念だが不可抗力というやつだ……アヤメの代わりに魑魅一座の相手をしてやろう」

「誰があなたなんかの!」

「……言っておくが一人じゃ決められないお前に断る権利はない」

 

通話を切り、アヤメに返すとぽかんとした表情で僕を見上げていた

 

「あ、あなた……その声は!」

「悪いが説明は後回し、魑魅一座の対処をしてから全部説明してあげるよ」

 

僕は2階に上がってZer0スーツを着る

今回着ていくのは緑のスーツに灰色の軽装アーマーを付けたスーツだ

 

【挿絵表示】

 

幻痛MarkⅡを持ち、新しいシューターも用意する

 

【挿絵表示】

 

その名もアクセルシューター

前のシューターと違うところは僕の神秘を込めやすくなったというだけだ

それだけでも神秘で作った矢にグレネードの特性を付与する時間が短くなり、同時に様々な効果を付与できるようになったんだ

 

「じゃあ、行ってくるよ」

 

そう言って僕は百鬼夜行の屋根から屋根へ移動する姿をアヤメは見ているしかなかった

 

 

 

 

魑魅一座は確か、この方角だったはずだな

2階で着替えた際にZer0スーツに探索、追跡用のドローンをデジタル生成できる仕掛けを使い、魑魅一座を探索させたのだ。銃撃戦があるからすぐに見つかった

 

さっそくアクセルシューターに神秘の矢を形成して弦を引き絞る

 

「リンク…跳弾…スティッキー…」

 

これは最初に込めた特性の順に沿って効果を発動するからだ

 

まずはリンク。これはダメージを与える敵が1体増える毎に、与えるダメージが増える特性だ

次に跳弾。これはジェイコブ社の武器でクリティカルヒットした際に近くの敵に跳弾する。まぁ、この場合は爆発した時に小さな矢が壁や床に跳弾して相手を襲う効果だな

次にスティッキー。これは粘着爆弾と言えば分かるかな?相手の体にくっついて爆発するんだ

 

僕が放った矢は30人近くの魑魅一座に跳弾する矢がくっついて爆発して倒した

一気に決まると気持ちがいいもんだ

 

「ひぃいい!!あの忍者が来るなんて聞いてないぞ!」

 

おっと生き残りがいたようだ。僕は刻の蛇20%を使い、回り込む

 

「悪童よ…その悪事を…終わらせる」

「うわぁああ!!でたぁああ!」

 

持っている銃で魑魅一座のリーダー格は撃つも僕の幻痛MarkⅡで弾かれる

幻痛MarkⅡを振り上げ、僕は上段に振り下ろした

斬られた痛覚で気を失った魑魅一座を片付けるとナグサが銃を撃ってきたので弾く

 

「随分なお礼だな……助けてやったのに」

「アヤメはどこにいるの?」

「不義を働いた者に教える義理はない」

 

いきなり銃を撃ってきて教えると思ってるのか!?

 

「まぁ、怪我はしていないが動きは封じられてるだろうな。明日には戻ってくるさ」

 

そう言って煙玉を地面に叩きつけてその場を去るのだった

 

 

 

「ただいまー」

「おかえり……じゃなくて!そのスーツの事を聞かせてもらうわよ」

 

アヤメの顔が百花繚乱紛争調停委員会の委員長の顔をしている

なるほど、これがみんなが知っているアヤメの顔か

 

「いいよ。とりあえず長くなるけどいい?」

 

そこから僕はアヤメに説明をする

15歳の時にカイザーとアランチーノファミリーに懸賞金をかけられてキヴォトス中を逃げ回った事、その際に百鬼夜行でアランチーノの傘下にいた羅漢の屋敷を襲撃したこと、なんやかんや一年経ってブラックマーケットの一部の土地を買ってそこに家を建てて住んでることを

 

それらの説明を終えるとアヤメは頭を抱えていた

 

「カッコいいからってあんな性能の良い刀と弓矢、特殊スーツを作っていたなんて……」

「単純にアランチーノやカイザーの目を誤魔化す理由もあったけどね」

「言っておくけど、アナタのそれ噂になってるわよ。キヴォトスに現れた忍者とかでね」

 

まっ、あんな活躍をしたんならそうなるだろうね

 

「……で、言えなかったね。ナグサに任せるって」

「うっ!」

「しょうがないこれは最終手段だけど」

 

さっきはナグサに任せるとも言えなかったし最終手段だね

薬指を立てて三つ目のプランを言う

 

「百鬼夜行を退学すること」

「そんな!それはあまりにも極論じゃない!?」

「そうでもしないとアヤメの体がもたない。過労で倒れて入院生活だ」

 

前世の僕みたいにうつ病を発症してね

 

「こうでもしないと君を頼る人々から逃げれることはできないよ?」

「……でも、退学になった生徒を誰が助けてくれるって言うのよ」

 

なんだ。そんなことか

 

「ここにいるじゃないか。この僕が」

「えっ?……あっ!」

 

思い出したようだね。僕がブラックマーケットの土地の一部を買い占めていることに

 

「僕の強さと噂はいっぱいだからね。本当の事も含まれてるし、よほどの物好き以外は手を出してこないさ。百鬼夜行の生徒も迂闊に入って来れないよ……どうするアヤメ?部屋はいつでも空いてるし、なんなら向こうで日用品を買うのも手伝うよ」

 

これは僕の最終案。アヤメを退学させて僕のブラックマーケットに来てもらうだ

それならアヤメを頼ろうとする人は来なくなるし、なにより僕はアヤメに頼ってもらうなんてしないからね。彼女にとってもいい選択になると信じたい

それに、職に就きたかったら僕が仕事場を用意するしね!

 

「僕が強引にやってもいいけど、こういうのは本人の言葉を聞きたいからね……どうする?」

「わ、私は―――」

 

アヤネは決心した表情で言葉を出す

 


アヤメ視点:一人称視点開始

 

 

「この百鬼夜行を退学する!?」

 

百花繚乱紛争調停委員会の場で放った私の発言にみんながざわめく

 

「い、いきなり何を言って!」

「悪いけど……すでに準備は済ませてるよ……陰陽部のニヤ会長にも通してある」

「そ、そんな!アヤメなんで!なんで百鬼夜行を退学するの!?」

「そうよ。辞める理由を説明しなさいよ」

 

縋りつくように泣きついてくるナグサに私は一瞬だけ苛立ちを交えた視線を向けるもすぐに元の私に表情を戻す

 

「もう…疲れたんだよ……『みんなのアヤメ』でいることに」

「そ、それなら休みをとろ?そしたらきっと『いつものアヤメ』に戻るはずだから!」

「……はぁ?」

 

その言葉に思わず低い声が漏れ出る?

いつものアヤメ?なにそれ?みんなの前で無理してた私がいつもの私だっていうの

……いつもそばにいて、私よりできるくせに、私に依存してばかり……もううんざり

 

「いつもの私ってなに?」

「え?どんな時でも太陽の様に明るい笑顔を見せてくれて、困ってる人がいたらすぐ助けにいくような。そんな感じのアヤメだよ!私の憧れの「――バカみたい」アヤメ?」

 

「そんなのみんなの前で無理して耐えてたんだよ。本当は自分でできることぐらい私にやらせないでよ!と心の中で叫んでたよ。人目が多い場所で断るのも悪いからって理由でさずーと辛かった!私はみんなの介護士でも何でもないんだよ!」

 

そこから調停委員会の皆を見て叫ぶ

 

「なんでいつも私に頼ってばかりなの!なんで自分たちでできることはやらないわけ!なんで私に全部任せて自分たちは帰れるの!?ふっざけんじゃないわよ!」

 

吐き出すように言う私に誰もが口を閉ざす。……でも、体の中の負担が抜けていく

あぁ、体が軽くなって気持ちいい気分だ

 

「そういうわけで、私はここを辞めて百鬼夜行を出ていく。仕事のマニュアルは作っておくし引き継ぎもしておいたし、ナグサ。次はあんたが委員長ね」

「そんな、待ってよアヤメ!」

 

引き止めるナグサの手を振り払う。その勢いでナグサは尻もちをついてしまった

その間に私はキキョウに百蓮を押し付けるように渡す

今までの私(みんなのアヤメ)が詰まっていて今日からの私(これからの私)には必要ない物だ

 

百蓮(これ)も置いていくね。後はみんなで頑張ってね…………ナグサ」

 

私は尻もちをついて立ち上がれないナグサに

 

「私はあんたのこと友達だと思ったことなんてないよ。私に依存してばかりでなにもしないあんたの事……ずっと嫌いだったよ」

 

そう吐き捨て百花繚乱紛争調停委員会の場を出るのだった

背中から無責任だの聞こえてくるが知ったこっちゃないわ

……ようやく解放される。今までは体が鈍りのように重たいのを我慢していたのに今は体が羽のように軽い!

 

そのまま百鬼夜行の街を抜けてあるキャンピングカーに向かう

そこにいたのは私をこの苦しい重荷から解放してくれた恩人(リュウジ)がいた

 

「武器も持たずに来たの?不用心だね」

「あら?銃を売ってくれるんでしょ?武器商人さん」

「いいよ。お祝いに良いのプレゼントするよ」

 

キャンピングカーに乗り込んでソファーに座る私にリュウジが麦茶を渡す

 

「無事に終わった?」

「ちょっと揉めたけどね……なんとか辞めれたよ」

 

ソファーで寛ぐ私にリュウジが色んな銃を持ってくる

 

「ねぇ、どんな銃が欲しい?なんでも上げるよ?なんなら作ってあげようか?

今のアヤメのお祝い品に」

「それは嬉しいね!いっぱい頑張って稼いで恩返しするよ」

「いいよ別に。アヤメがしたいことをすればいいんだからさ」

 

運転しながらリュウジが笑い飛ばし

 

「今まで頑張ってきた分だけ、好きなことをして過ごしてくれればそれでいいんだからさ。どうする?ブラックマーケットにある服屋さんで新しい服3着ぐらい買う?」

「いいね。リュウジが選んでよ……どんな服を選ぶか気になるし」

「えっ?僕のセンスは悪いからな……嫌だったら言ってね」

 

こうして、私の新しい生活が始まるのだった




はい……存分に叩いてくださっても結構です
正直。社畜が前世のリュウジにとっては今のアヤメは目に見えるほど酷く、荒んでいると感じ放っておいたら大変なことになると思い、彼女を助けようと努力した結果がこれです

アヤメに関しては喋り方を色々調べたりして調べた結果。こういう感じになってしまいました。
これでアヤメはこれからリュウジが住んでいるブラックマーケットの自宅の部屋を借りながら暮らして今まで抑えていた自分を解放するように生活していきます

新しいアンケートも書いていきますのでそちらの方も投票よろしくお願いします

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