荒んだ人生で心が壊れたうつ病男性がキヴォトスに転生   作:ダブクロチャンネル

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2週間かけて苦労してゼンゼロのガチャ動画を10分以内になるように編集してずんだもんなどのVoiceBoxの機械音声ソフト入れて動画編集したのに1分ちょっとの猫ミームのショート動画が1000回も再生されてショックを受けてるダブクロチャンネルです

当小説では以下の銃器の種類をこのように省略します
ハンドガン:HG
サブマシンガン:SMG
ショットガン:SG
アサルトライフル:AR
グレネードランチャー:GL
マシンガン:MG
スナイパーライフル:SR
ロケットランチャー:RL

YouTubeにも動画を投稿しているので見に来てください!
復活した虚狩『星見雅』を4凸する!!




第8話 マフィアとかヤクザってゲームだとカッコよく見えるけど現実はロクデナシ集団だから関わっちゃダメよ!

ドン・アランチーノ。傭兵として働いている時にアランチーノファミリーの下部組織やバックに付けている企業を襲撃したことはたくさんある。その組織のボスが僕を呼び出すとはね

 

「それ断ることできる?」

「できるわけないだろ! さっさと来い!」

 

だよなー でもな服を着替える時間はあるだろ?

 

「この雨で服も濡れたし泥まみれだからさ、せめて着替えさせてよ。ほら汚れた服でドン・アランチーノに会うなんて失礼じゃないか。君も汚れた服で車内を汚したくないでしょ?」

「……いいだろう。逃げれると思うなよ」

 

着替えはあのキャンピングカーに入ってあるからそこで着替えればいいか

ついでにアレも持っていこう

 

「大変なことになりましたねしもべよ! アランチーノファミリーと言えばブラックマーケットで有名なマフィアでギャング連合のトップに位置する重要人物! このブラックマーケットのボスであり組織に恐怖と警戒を抱かれている相手がなぜ、アナタのような人を呼び出してくるんデス?」

 

着替えている最中、クラップトラップに聞かれた

呼ばれた理由ね……心当たりが多すぎるな

 

「さぁね。アランチーノファミリーがケツモチしている店舗や企業を襲撃したからかな? 後、ファミリーの支部を壊滅させてヴァルキューレに突き出したからかな?」

「それデスよ! あぁ、なんということでしょう! ワタシの冒険はここで終わるのデスネ!」

 

服を着替え終えて、汚れた衣服を洗濯機に入れた僕は2階に置いてあるアレ……アタッシュケースを2つそれぞれの手に持つ。このアタッシュケースにはアランチーノに会う時に必要なものだ

 

「まぁ、なんにせよ。僕がドン・アランチーノと話をして万が一に揉めたら迎えに来てくれる? パーカーに付いてる無線機で教えるからさ」

「いいでしょう! かつて兄弟たちとレースゲームをした時に上位を独占したワタシのドラテクを発揮しマスヨ! これ、緑の甲羅とかバナナの皮は装備されてマス?」

「マ〇オカートじゃないんだからないよ! じゃあ、行ってくるね」

 

キャンピングカーを出た僕はマフィアの元へと行く

先ほどカイザーのオートマタと戦っていた時に使った銃は置いていく

もし、捕まった時に製造技術を解析されて悪用されたらたまったもんじゃない

 

その代わりピストルは持っていこう。

持っていくのはネメシス。弾数32発。この銃は3点バースト射撃とセミオートに切り替えができ、ファイアーとコロッシブという属性が本来あるはずなんだけどなぜか無属性なんだ。

試しに木や鉄くずに向かって撃ったけど燃えもせず溶けなかった。

 

どうやら、ゲームと違って属性は付与されず、作り上げても無属性になるらしい

それはそれでいいや。属性武器で生徒が黒焦げになったり溶けたりする光景なんて見たくないし

 

「待たせてごめーん!中々良いのが無くて」

「遅いぞ……って同じパーカーじゃないか!? さっきまで着ていた服はなんだったんだ!」

「スペア。同じ服をもう一着持ってるんだ。これ着心地が良くて」

 

キヴォトスに来てからいつの間にか来ていたけど体が成長するにつれて小さく感じたから似たようなのを依頼で貰った報酬で買ったんだ

 

「それにその両手に持っているアタッシュケースはなんだ?」

「これ? 前にドン・アランチーノに頼まれてさー持ってくるように言われたんだよ」

 

これは本当に言われたんだ。カイザーの連中に懸賞金をかけられてから3カ月後に拉致られたんだ

その際に組織に与えた損害を水に流す代わりに私の部下になれ。そうすれば、カイザーから守ってやる。その代わりに1000万を持ってこいともね

 

早い話、自分たちの組織に入れってことだね

 

「そんなこと私は聞いてないが?」

「そりゃ大事なことだからね。その時は君もいなかったからね」

 

あの場にいたのかは詳しくは知らないけどね!

同じ黒スーツと黒いグラサンをかけてるから見分けがつかないんだよ

 

「まぁいい……さっさと車に乗れ。ドン・アランチーノを待たせるな」

 

こうして、僕はアランチーノの使いの車に乗り、贈られるのだった

ジャンクヤードから出てすぐのところでカイザーの部隊が見えたけど僕がアランチーノの車に乗っている姿を見て悔しそうにしていた。さすがのカイザーもアランチーノと揉めるのは避けたいか

 

「ふん。カイザー相手にあそこまで暴れるとはな」

「ん? もしかして近くで見てた?」

「戦車と戦闘ヘリを一人で破壊し、小規模の組織を単騎で倒してたんだ。目立つに決まっているだろう。そうでなくてもお前のことは全てのブラックマーケットに良くも悪くも知れ渡っている」

 

それもそうか……ん? 全てのブラックマーケット?

 

「ブラックマーケットってここだけじゃないの?」

「はぁ!? 知らなかったのか!ブラックマーケットはキヴォトスに複数あるんだぞ!」

 

ってことはトリニティやゲヘナにミレニアムにもあるのか!?

 

「今まで依頼を受けた時に他のブラックマーケットに行かなかったのか? あそこでも他のマフィアやカイザー関連の企業はあるぞ?」

「基本的にこのブラックマーケット内の企業とか組織を狙ったり、ヘルメット団を相手にしたりしたからそこには気づかなかった……」

 

マジかよこいつみたいな顔でこっちを見てくるー!

 

「具体的にどこに他のブラックマーケットあるの?」

「トリニティやゲヘナとかが多いな」

「アビドスには?」

「あんな砂だらけの場所にあるわけないだろ」

 

それもそうか……セリカが騙されないですむな

 

「そのアタッシュケースになにが入ってるんだ?」

「お金。1000万持ってこいって言われてるんだ。それぞれに500万円が入ってる」

「確認してもいいか?」

「別にいいよ」

 

アランチーノの使いはアタッシュケースを開けて中身を見てみる

そこには札束が一面に見え、マフィアのグラサン越しに目を見開いているのがよく分かる

 

「変な仕掛けはしてないだろうな?」

「なんなら調べてもいいよ……500万円がしっかりあるのか数えてもいい」

 

その言葉を聞いてアランチーノの使いは札束を数えたり、アタッシュケースを探って仕掛けられてないかを確認する。もう片方のアタッシュケースも確認を行う

 

「確かに入っているようだな。よく一人で1000万以上も稼げるもんだな」

「そりゃ、弾薬は買えないし敵から銃を奪って使ったりして節約してきたからね」

 

むしろ、一番金がかかったのはシャンプーとボディーソープ、洗顔剤といった日用品かな

食事は美味しくなくてもお腹いっぱいになる飲食店やコンビニで済ませた

洗濯機なんて高い値段で売られてたし、結局はミレニアムで作ってもらったよ

 

その時のウタハにWi-Fiとか自爆機能を付けられそうになったから絶対に止めろと目で圧をかけたけどね。横でネルも一緒に睨んでたから変な機能は付けなかったから助かった

 

「だが、これまでの損失に比べると1000万は安いくらいだぞ」

「そうなの?」

「ドンのシマだけでも我々がバックに付いている企業を5つ、我々のファミリーの武器や銃を製造している工場を8件、下部組織を7団体壊滅させ、その下部組織が使うヘルメット団を10グループも倒してきたんだぞ。むしろ、1億は要求してもおかしくはないぞ」

 

うわっ! そんなにやってたんだ! 今まで何度も戦ってきたどそこまでやっていたなんて

 

「おい!損害を与えてきた張本人がなにドン引きしてんだ!」

「いや、そこまでやれたことに驚いてね…そうか、そこまでやってたんだ」

「こ、この野郎……ふざけたこと言ってんじゃないぞ!」

 

アランチーノの使いは僕に向かってHGを向け、側頭部に押し付けてくる

自動拳銃に近い形をしているけど、それでも僕が使っている銃に比べると質が低いな

 

「おいやめろ! ドンの客に傷を付けたらドンの怒りを買うぞ!」

「ちっ……運が良かったな」

 

運転手に窘められ、舌打ちをしながらもアランチーノの使いはHGを下ろした

危なかった。もしここで使いと運転手を倒しちゃったら面倒なことになる

 

張り詰める空気の中、アランチーノがいる建物に着いた

その建物はブラックマーケットで唯一規模が大きいナイトクラブだ

 

「ドンは3階のVIPフロアにいる。ついてこい」

「分かったよ……30分後に迎えに来て

 

パーカーの紐部分に仕込んだ無線機でクラップトラップにそう言って僕は使いの後を

追い、エレベーターを昇り、VIPフロア前にいるマフィアがドアを開けると

まさにVIPが使うべきだと感じさせる豪華な部屋と広々としたスペースが目に映る

ソファーに座っているのがドン・アランチーノ。周囲には銃を構えている複数人の護衛だ

 

「やぁ、スロートスカー。いや、蛇尾リュウジだったか? 久しぶりに会えて嬉しいよ」

「ドン・アランチーノ。まさか、あなたがここを好むとは意外だったよ。美術館かと思ったけど」

 

マフィアの取引現場って美術館や港のイメージが強いからね

 

「たまにはにぎやかなのも悪くない。特にこの場だと発砲しても目立たないからな」

 

護衛のマフィアの武装はシロコが使うARに似てるな。そこまで銃に詳しくないから分かんないけど

 

「とりあえず座りたまえ。話しをしようじゃないか」

 

アタッシュケースを近くにいたマフィアに持たせてソファーに座る。

硬すぎず柔らかすぎず座り心地のいいソファーを感じつつも、自身に突き刺さる視線を感じながらアランチーノは口を開く

 

「今日この場に来てもらったのは言うまでもないな」

「確か、カイザーから守る代わりに示談金1000万円を用意しろだよね?」

「いかにも、あのアタッシュケースを見ると用意できたそうだな」

 

「まぁね。そこはなんとかなったよ……それにしても気になることがあるんだけどさ」

「なんだ?」

「なんで僕を始末しないの? ここまで損害を与えていたら騙して悪いが面子なんでなバンッ!かと思ってたのに」

「……そんなことか」

 

僕の疑問にアランチーノは懐から銃を取り出す。その銃はジェイコブス社製のリボルバーだ

これは…まだ複数の銃や弾薬を入れることができるバックパックを作れていなかったから弾切れになった銃を、敵に向かって投げて奪い取ったり別の銃に切り替えるをしていた

 

これはその時の物だ。恐らく、僕が捨てたのを拾ったのだろう

 

「実に素晴らしいデザインだ……見た目も好みだが一番は扱いやすさと威力だ」

 

アランチーノはリボルバーを撫でるように触りながら恐らく試し打ちしたことを思い出していたんだろう目を細めて喜んでいる

 

「噂に聞いたが高品質の銃をハンドメイドで作っているそうじゃないか。これだけの銃を一人で作れるお前の腕を見込んでファミリーに入ってもらい銃の製造をしてもらう」

「それで自分のファミリーを強くしてアランチーノファミリーの名声と権力を高めるってわけ?」

「その通りだ。どうだ?カイザーに追われているお前には悪くない話しだろう?」

 

僕の予想通り、銃の製造技術に目を付けてスカウトしに来たか

ここで断れば僕を脅して拘束すればいいし、最悪カイザーに引き渡して懸賞金を受け取ればいい

 

「どうする?悪い話じゃないはずだ。このままカイザーに追われ続ける人生より私の元でその才能を発揮した方がお前にとって良い事だぞ」

「……それもそうだね」

 

確かに影響力が強すぎて完全に消せないカイザーから逃げ続けるのは困難だろう

中でもカイザーSOFと呼ばれる特殊部隊は僕でも苦戦するだろう

流石に僕でも集団で襲われるときついしな

 

「交渉成立だな」

「じゃあ、あのアタッシュケースに入ってる迷惑料を払うよ」

「そんなの部下が金庫に運んでくれるさ。乾杯といこうじゃないか」

 

「あのアタッシュケース。窃盗防止のために僕にしか開けないようにしてあるんだよ。僕以外が開けようとすると爆発する仕組みなんだ」

「なに? ……なら仕方ないな。開けてもらおうじゃないか」

 

ソファーから立ち上がった僕はマフィアからアタッシュケースを受け取る

持ち手を取ったときに内側に付いている赤いボタンを押しながらアランチーノに向き

 

「ドン・アランチーノ! 迷惑料の1000万円……受け取ってくださいよ!」

 

左手に持ったアタッシュケースをアランチーノに向かって放り投げる

弧を描くように投げられたアタッシュケースは天井に引っ付き空中でタレットに変形した

 

「なっ!」

「ボス! 伏せてくださいッ!」

 

タレットのガトリングバレルが回転すると同時に弾丸の雨が降り注ぐ

ドン・アランチーノを守るようにマフィアが前に出てタレットに銃を撃つがこのタレットはちょっとやそっとの弾丸じゃそう簡単に壊れない

 

あのアタッシュケースは二重底になっていて札束の下にはタレットを仕込んでいたんだ

あれはボーダーランズ2の主人公の一人、アクストンのアクションスキル『サーベルタレット』だ

正確にはタレットをイメージして作り上げた片手で運べるマシンガンだ

この日のために作り上げた武器で投げれば壁や天井に引っ付いてタレットを展開し、投げずに使えばマシンガンとして使うことができる。

 

今回は札束を入れてたからSMGの弾を使ってるから威力は低いけど弾幕を張るには十分だ!

 

「蛇尾リュウジ!! 貴様ぁ!」

 

怒声を上げたアランチーノが先ほどリボルバーを向けて撃ってくるが、右手に持ったアタッシュケースで身を守りながら近くにいたマフィアにアタッシュケースを振り当てる

 

「ぐえっ!」

 

側頭部に叩きつけられたアタッシュケースを受け、倒れるマフィア

他のマフィアも僕に向かって銃を撃ってくるがアタッシュケースの仕込み銃を出して応戦する

振れば鈍器、投げればタレット、そのまま使えばマシンガン

 

人数の差も使う武器とそれを発揮する状況次第で逆転の一手になるのさ!

天井に引っ付いたタレットがマフィアの弾丸を受け続けて破壊される

小さな爆発音とともにタレットの中の札束が散らばり始める

 

爆発でガラスにひびが入り、強くぶつかれば割れそうだ

そろそろ頃合いだな。僕はアタッシュケースを放り投げ、近くにいたマフィアにネメシスを2発ほど撃って動きを止めてから掴んでそのままガラスを突き破ってダンスフロアに落ちた

 

「逃がすな!追え!奴を捕まえろ!」

 

VIPフロアからアランチーノの怒声が聞こえる。恐らくVIPフロアのマフィアがこっちに向かってこれないように僕はもう一つのアタッシュケースにも仕掛けを施した……それは

ある対象に向かって追尾して爆発する仕掛けだ……もちろん、その対象はアランチーノだ

 

放り投げられたタレットが宙に浮き、アランチーノに向かって飛んでいく

 

「なっ!? あれを撃ち落とせ!」

 

もう一つのアタッシュケースにはARの弾丸を受けても壊れないハイペリオンのシールドと高威力の爆発力を誇るトーグ、標的を追尾するティディオールの3社の技術を詰め込んだ一品だ。

そう簡単に撃ち落とせないし、標的を外すことは絶対にない!

 

「うっ!うわぁああああ!!!!!」

 

アタッシュケースはアランチーノに直撃し、衝撃と爆風がアランチーノを飲み込む

その爆弾も特殊性で……電磁パルス兵器。通称EMPの効果が含まれてるんだ

EMP……それは一言で言うなら、一撃で広範囲の機械・電子機器を一度に破壊してしまう兵器だ

 

人間には効かないが、ロボットやオートマタには強く効くだろうと踏んだ僕はそれを仕込んだ

ボダランでもショック属性の武器は敵やプレイヤーのシールドを効率よく削ってくれるから

その結果は答えるまでもない。ほら、VIPフロアからマフィアの悲鳴が聞こえてきた

 

「ボス!大丈夫ですか!?」

「ボディが大破して、先ほどの電気ショックで回線がズタズタだ! 急いで別のボディに移植させるんだ! 技術班と車を用意しろ! 急いでボスを運ぶんだ!」

「蛇尾リュウジはダンスフロアに落ちた!急いで警護に付けてるヘルメット団を使って奴を捕まえさせろ!奴をこのナイトクラブから…ブラックマーケットから逃がすな!」

 

僕は後ろから聞こえる声を背中で聞きながら、マフィアが持っていたARが使えるかを確認する

あぁダメだ!さっき落ちた時に銃身が曲がってしまってる!慌てふためいてダンスフロアから出ようとする客に紛れて僕も出ようとすると、HGを持ったマフィアがこちらに銃を向けてくる

 

咄嗟にバースト射撃に切り替え、引き金を引く。おとなしい反動とは思えないほどの速い射撃速度で3発の弾丸はマフィアの顔に当たり、意識を刈り取るのに成功した

だけど、そのおかげで周囲のマフィアがこちらに向かって走ってくる

 

だが、周囲の客のせいでこちらに中々近づいて来れない。近くにいたマフィアのHGを持つ手首を掴んで軌道を反らした後、腹部に撃ち動きを止めた後、セミオートに切り替えて頭部に2発撃つ

倒れそうになるマフィアを掴んで盾にして後方の2人のマフィアに3発ずつ撃ち込んで倒していく

 

その間に客は全員逃げ出すことはできたが、出口に繋がるドアを向こうから抑えられている

ダンスフロアからラウンジエリアに繋がる階段を上っていくしかないか

 

階段を上る道中、マフィアの1人に出くわし、SGで肩を撃たれるも足を撃って転ばせてから、頭部に3発撃ち込んで装備しているSGを奪い取り進んでいく途中、マガジンを確認する

このSGのマガジンは8発。そのうちの1発は僕の肩に当たったから残り7発か

 

ラウンジエリアに着くと同時にSMGの弾幕が張られ、僕はスライディングで衝立に滑っていく

衝立に付いてるガラスが飛び散り、弾丸が衝立の木材を削っていく

弾幕が静まり、リロードする音と足音が近づいてくる

 

近づいてくるのは左の方か。SGを構えた僕は左の方から来たマフィアの足を撃ち、ダウンさせてから右から来たマフィアの腹に至近距離で撃つ

2発撃って倒した後に先ほど倒したダウンさせたマフィアにもう一発撃ち込んで倒す

 

SGは残り3発。僕は再び撃ち込まれてくるSMGの弾幕を突っ切り、他のマフィアにもSGを撃ち込む

最初の1発でマフィアの動きを止め、2発目でSMGを弾き、3発目で腹に散弾をぶち当てる

これで倒せなかった方のマフィアに逆さに持ったSGのストックで思いっきり振る

 

フルスイングで振るわれたストックは見事にマフィアの顔面にクリーンヒットして倒すことはできた。追い打ちをかけるようにネメシスを2発撃ち込んで確実に倒し、弾切れになったSGを適当に放り投げて次のエリアに移動する

 

次のエリアはバーカウンター。キヴォトスで厳重に管理されている酒の類がここで違法に販売されている。遮蔽物に使えそうなテーブルが多いな

すると、バーカウンターに近いドアから5人のヘルメット団が現れる

 

「スロートスカーだ! 長年の因縁に決着をつけるぞ!」

「マフィアの連中からかなり強力な銃も手に入ったからな! 囲んで撃って撃ち倒せ!」

 

手に持つのはSMG、AR、SR。どれもこれもレア武器に近い

流石はギャング連合のボスなだけあって良い銃を使ってやがる

テーブルに身を隠しながらヘルメット団を倒しながら少しづつ進んでいく

 

銃声、弾幕、ガラスや瓶が割れる音

それらがバーカウンターに響き、苛烈さを感じさせる

 

「相変わらず強すぎる!なんだよ!HGしか使ってないのに」

「迂闊に顔を出すな!出したところを狙われるぞ! ぎゃっ!」

 

頭を出さなくても少しだけ出てる足を狙えば簡単に体勢を崩せるんだよ

今、足を撃って遮蔽物からはみ出た奴に3発撃ったから残り12発か

カイザーとの戦闘での傷がまだ治ってないのにマフィアとドンパチなんて前世でブラック企業に勤めていた時よりもハードスケジュールだ!

 

ダメージは回復してない、相手の縄張り、マフィアとヘルメット団が襲い掛かってくる

ピンチの状況だけど……僕は諦めたくない! まだ生きていたいんだ!

 

一気に行くぞ!僕はバースト射撃に切り替えてテーブルを踏み台に向こうのヘルメット団に向かってジャンプする。スローモーションみたいに全部の動きが遅く感じる。自然と敵の顔に照準を定めて引き金を引く。3点バーストで放たれる3つの弾丸は確実にヘルメット団の意識を落とし倒すことができた。それと同時に僕もバーカウンターに体を打ち付けて着地する

 

「いてて……」

 

背中から痛みを感じながらも立ち上がろうとするとそこから更に6人のヘルメット団がやってくる

 

「やべっ!」

 

慌てて立ち上がった僕は横に転がってカウンターに隠れて身を守る

ARのフルオート射撃で行われる弾幕から身を守りながらリロードした僕は先ほど倒したヘルメット団の一人の腰に手榴弾が装備されているのを見る

 

「運がいいな僕は」

 

仕事運を代償にソシャゲのガチャ運に割り振られた自分の幸運を感じながら手榴弾を取り、安全ピンを取り、適当にカウンターの向こうにいるヘルメット団に向かって投げ、それをネメシスで打ち抜く。爆発音とともに6人のヘルメット団が吹き飛び、気絶する

 

「ぐっ…うっ!」

「こっちから爆発音が聞こえたぞ!」

 

僕は自分の腕に刺さっている手榴弾の破片を強引に抜いて、バーカウンターから出ようとするが向こうからヘルメット団が近づいてくるのを見てドアを閉めて気絶したヘルメット団のARを使って閂代わりにしてドアを塞いで調理場のドアを開ける

 

「おらっ!」

「がっ!」

 

ドアを開けた瞬間、マフィアの1人がARのストックで側頭部を殴る。不意の一撃に僕はよろめいてしまう。そこを突かれてマフィアに壁際に押し込まれるも相手のARを掴んで耐える

 

「いたぞ!キッチンの方にいる!」

「この!上から押さえつけるの止めろよ!」

 

マフィアの腹に1発撃って動きを止めさせ、体勢を入れ替えて2発撃って倒すと

僕が向かう場所からSG持ちのマフィアが3人も現れて横一列になって撃ってきた

慌てて身をかがませて避けると、先ほど僕の顔の高さの部分が凹んでいた

 

(散弾じゃなくてスラッグ弾かよ!)

 

人に向けるもんじゃないだろ!

スラッグ弾を撃ちながら近づいてくる右のマフィアにボウルを掴んで投げて怯ませて、冷蔵庫の戸を当てて倒した後に2発顔に撃ち込み、真ん中のマフィアには近くの皿の山を撃って怯ませてからキッチンを転がるように回り込んで、大鍋を頭に被せて腹に4発ぐらい撃ち込んで倒す

 

残った左のマフィアは僕に発砲をするも直線的なスラッグ弾じゃ当てるのは難しい

吊るされている調理器具を盾に避けながら回り込んで足に1発撃って動きを止めさせたけど、それでも構わず撃ってきた所を冷蔵庫の戸を盾にして弾丸を受け止め後方にジャンプして仰向けになりながら5発くらい撃ち込んで倒した。

 

……これでマガジンに入っているのは残り16発。

バックパックにマガジンは8個入れて、先ほどのバーカウンターで1個使い切って残り7つあるけど

本当に足りるんだよね!? さすがに戦車とか来たら対処できないぞ!

 

キッチンから出た僕はそのままメインフロアに出て5人ずついたマフィアとヘルメット団を倒すと

メインフロアのドアが乱暴に開けられ、出てきたのは見覚えのある顔が現れる

 

「蛇尾! きさまぁぁ!!!!」

 

そう、アランチーノの使いが襲い掛かってきたんだ!

手に持っているのは車内で僕に向けてきたHGじゃない。金色と赤色の塗装が施されたARだ

 

「アランチーノファミリーに、ボスをあんな風にして逃げれると思うな!!」

 

フルオートで放たれる弾丸を避けながら撃ち込んでいくけど怯む様子を見せずに撃ち返してくる

それどころか、撃たれながらも僕に向かって走り、そのまま殴りかかってきた

6発の弾丸を顔に撃ち込まれてるのに痛みを感じないのか!?

 

「うらぁ!!」

 

棍棒みたいにARを振り回してくる。僕は腕でARを受け止めて互いに動けない状態を作る

 

「我々を敵に回してこのブラックマーケットから逃げれると本気で思っているのか?」

「あぁ、そうだよ!僕は犯罪組織に使われるなんて絶対に嫌だね!」

「ボスをあんな重傷を負わせやがって! ……お前は捕まえろと言われてるが」

(なんだ!? 嫌な予感がする!!)

 

咄嗟にバックステップで距離を取るも右腕に痛みを感じると血が流れていた

なぜだと思い、アランチーノの使いを見ると奴のARのストックから斧の刃が出ていた

 

「半殺しにするなとは言われてないんでな」

「……おいおい」

 

キヴォトスはいつからブラッドボーンの世界になったんだ?

ヤーナムに行って獣狩りの日々を過ごしてほしいなぁ!

 

アランチーノの使いはARを逆さに持ち、切りかかってくる

素早い踏み込みで距離を詰め斧を振る

 

「しゅっ!」

 

一呼吸で3回斬りやがった!?右上の袈裟斬り、横一文字、下からの切り上げ

後ろにジャンプして避けたけど、最後の切り上げはパーカーの一部が斬れた

こいつ……剣術も使えるのか! しかも

 

「結構やるじゃん。銃が主流のキヴォトスで剣術を使うなんて」

「無駄口を叩く暇があるのか?」

 

切り上げた勢いを利用して、そのまま後ろ回し蹴りを腹に当ててくる

その衝撃で階段から転がり落ちそうになるが、寸前に奴の足を掴む

 

「お前も道ずれだ!」

「ぬおっ!?」

 

そのまま同時に階段から転げ落ち、背中に痛みを感じながら立ち上がった瞬間、肩と腹に痛みを感じる。ARを持ち替えて腹と肩にアランチーノの使いがARを撃つ

 

そのまま後ろによろめき、腰にメインフロアにあるテーブルが当たる

奴はまたARを逆さに持ち替え、そのまま僕に踏み込んできた!

それと同時に僕はテーブルの上に置いてあるグラスを持ちアランチーノの使いに向かって投げる

 

至近距離で投げられたグラスを奴は斧を切り上げて砕く

 

「つまらん小細工を!」

 

振り終わりの体勢を狙い、がら空きになった奴のボディに4発撃ち込む

 

「ぐっ! ぬぉおお!!」

 

ダメージに耐えながらも返す刀で振り下ろした斧を右に跳んでかわしながらネメシスを3点バーストに切り替える。テーブルが真っ二つに割れ、がら空きになった奴の背中に9発の弾丸を撃ち込んだ。規則正しく放たれた弾丸は直撃し、奴の動きが鈍ってきた

 

「こんな程度で…倒れるかぁ!!」

 

腰だめでARを撃ちながら奴は僕に向かってくる

そろそろ早く倒さないと増援がくる!ゆっくり戦ってる場合じゃない

こっちは残り3発……確実に倒させてもらう!

 

銃で撃たれながらC.A.R.システムの構えの一つ「エクステンデッド」を取り距離を詰める

ARの弾丸が太もも、肩、腕、腹に当たっていくが怯まず止まらず走り零距離になったとき

剣道の突きを思わせる鋭い刺突が僕の喉に向かってくる

 

僕はARの銃身を掴んで軌道を反らし奴の右肩に1発

衝撃で奴の手からARは落ちるが、奴は僕の胸倉を掴んで頭突きを繰り出す

奴の額が僕の鼻に額が当たり、鼻から血が流れる

 

「がっ!?」

「お前はここで終わりだ!」

 

奴は僕のみぞおちに膝蹴りを見舞う

息が詰まり、倒れそうになるが足に力を入れて耐え、奴の内ももに1発当て片膝をつかせる

すかさず前蹴りで倒し、奴のみぞおちを強く踏みながらあの顔に銃口を突き付ける

 

「ぐっ……このまま逃げれたとしてもお前にはファミリーとカイザーの2つの組織に追われ続けることになるぞ! 表にカイザー、裏にはボスのファミリー。このキヴォトスにお前の居場所はどこにもないぞ! ……それでもお前はこのキヴォトスを誰にも従わずに生きていけると思うのか!」

 

「……なに言ってんのさ」

 

そんなの

 

「諦める理由にならないだろ?」

「はははっ! いつつ……ッ!」

 

僕がそう言うと奴は笑い声をあげるが、すぐに痛みで顔を歪める

 

「せいぜい…足掻いて見せるんだな」

「アランチーノに伝えておいて……次はEMPじゃなくて弾丸をその体に叩きこむってね」

 

奴…アランチーノの使いがそう言うと同時に僕は奴の額に最後の1発を撃ち込み気絶させた

その後はナイトクラブの出入り口を抜けるとアランチーノファミリーの車がやってきた

出る途中でリロードしたので銃を向けると

 

「ハッハー!!」

 

クラップトラップが運転する僕の車がアランチーノファミリーの車に衝突した

衝突したアランチーノファミリーの車は3回転した後に街灯にぶつかって止まった

 

「しもべよ!お迎えに参りましたヨ!その様子だと無事に切り抜けたようデスネ!」

 

ナイスタイミングだクラップトラップ!

僕は車の中に乗り、アランチーノの使い斧に斬られた箇所を確認すると血が止まり傷も塞がりかけていた。とりあえずはさっと傷口を水で流してキズパワーパッドを貼ろう

 

「さすがはワタシのしもべです!アランチーノの勧誘を見事に蹴り、ハチの巣になるどころか逆にアランチーノを返り討ちにして奴らの違法取引の一つに使われているナイトクラブから逃げおおせるとは! そうでなくてはワタシのしもべは務まりまセン!」

 

まるで自分の事のように喜ぶクラップトラップの声を聞きながらキズパワーパッドを貼っていると窓に銃弾が当たる音がした。防弾ガラスだから傷は付かないが外を見るとアランチーノの部下の車が走ってきて車の窓から身を乗り出したマフィアがARをこちらに向けて発砲していた

 

「喜ぶのは後だ!追手が来た!」

「しもべよ!このキャンピングカーにはあなたが作った銃がゴロゴロありマス!奴らの車をハチの巣にしてさっさとブラックマーケットから抜けますよ!」

「言われなくても!!」

 

僕は2階に置いてあるMGを使い、アランチーノファミリーの車に向かって発砲する

 

ガトリングバレルが回転し、スコールを思わせる弾幕がアランチーノファミリーの車に被弾する

フロントガラスを壊し、運転席のマフィアを気絶させればそのままブラックマーケットの店のガラスに突っ込み、タイヤがパンクすれば横転し後続の車を巻き込んで大破し、エンジンが大破して爆発したりとFPSでよく見た光景を体験することができた……まったく!

 

「こういうのはさぁ!テレビゲームだけにしてほしいよ! ……ドハマりしそうだ!」

 

MGの弾が無くなり、すぐさまGLに持ち替えてマフィアの車を破壊していく

ボダランじゃなくて現実にあるような6連装式のGLだが威力は高めだ

弧を描くように榴弾は飛んでいき、奴らの車の手前で爆発して大破させていくと

 

「ぬぁああ!?」

 

クラップトラップの悲鳴が聞こえてきた

 

「どうしたクラップトラップ!」

「忌々しいマーケットガードの戦車が進路上にいます! 狙いは……この車です!」

 

このブラックマーケットはアランチーノとの癒着がある。ナイトクラブでの銃撃戦に来なかったのはマーケットガードが来なかったのはそれだ

 

「左右と正面にマーケットガード、後ろはマフィアの車……もう、ワタシ達はおしまいデス!」

 

いや、おしまいじゃないよ。

 

「クラップトラップ!ハンドルに付いてるドローンのロゴが描いてあるボタンを押して!」

「これデスか? えぇい! こうなれば悪あがきをするまでデス!」

 

ボタンを押すと車の下部からドローンが現れ、戦車の真下に飛んでいき……爆発した

小柄なドローンの見た目とは裏腹に大きな爆発とその威力はコンクリートを破壊し、戦車を傾けさせる。これで主砲は使えないし……なにより利用ができそうだ

 

「いけぇ!クラップトラップ!そのままアクセル踏み込んで行っちまえ!!」

「了解です!」

「ハンドルの右に付いてる炎のマークを押して!」

 

ニトロが出て加速できるから

押した瞬間、エンジンから青く光る火が吹き出し、この車が大きく加速する

そのスピードは暴風のように突っ走り戦車の車体を駆け上り、空中に跳ぶ

 

それを見たマーケットガード、アランチーノファミリー、ブラックマーケットの住民の口が大きく開かれる。絵文字で表現するなら( ゚д゚)←これだ

そのまま重力に従いブラックマーケットの外に到着し、僕は窓から顔を出す

 

「じゃあね!ブラックマーケットのみんな!盛大な送り迎えありがとねー!!」

 

その言葉を聞いて慌てて追いかけようとするが、寸前でそれを止めるアランチーノファミリー

それもそのはず、彼らの力が活かされるのはブラックマーケットの中だけ

 

ブラックマーケットの外であんな激しい銃撃戦をすればあっという間にヴァルキューレ警察に睨まれ連邦生徒会にも警戒対象となる。今の時期はまだ連邦生徒会長がいる

そんな高いリスクを背負ってまで奴らは僕を追いかけてはこれない

 

悔しそうに拳を握り、地団駄を踏むしかできないのだ

安心して息を吐き、そのまま車の中にあるソファーに倒れるように突っ伏す僕

 

「しもべよ。これからどうします?」

 

そうだね。カイザーが力をつけすぎないように適当にボコボコにしてもいいけど……とりあえずは

 

「このキヴォトスを旅しない? 今まで依頼以外でまともに見て回ってないからさ」

 

さぁ、どこに行こうかな?

そんなことを思いつつ、僕はそのままソファーで眠るのだった


 

ここはアランチーノが所有するロボットやオートマタを中心に修理を専門とする工房

今、ここは緊迫した空気が張り詰めていた

 

「ボスの容態は!?」

「ボディと回路の取り換えには成功しました……ですが」

「ですが?」

「脳に続く神経回路に後遺症が「逃がしただと!!」ひぃ!!」

 

その後遺症の説明をしようとすると、アランチーノがいる部屋から血を吐くような絶叫が響き、それに技術班が身を竦ませる。慌てた部下の一人が中に入ると

 

「蛇尾リュウジを逃がしただと! 貴様、あれだけの人数で何をしている!」

 

アランチーノが部下の首を掴み締め上げていた

 

(ボスが激高している!?)

 

アランチーノの部下はアランチーノが激高する時はあるが、それは滅多にないことを知っている

ましてや部下のミスをたまに責めるときはあるがそれは理知的に失敗した理由を見つけ出し、改善に繋げるためのものだ。いくら死にかけたとはいえここまで怒る人ではなかった

 

このままでは死んでしまうと思い、アランチーノの部下は止めに入った

 

「ボス! そのまま締め上げてしまうと死んでしまいます!」

「くそっ!」

 

息を荒くしながらアランチーノは締め上げている自身の部下を乱暴気味に下ろし、そのままこぶしを握ったり開いたりを繰り返し、その表情は怒りに満ちていた

 

「こ、これはいったい」

「あれが後遺症です」

 

乱暴気味に下ろされた部下の一人を立ち上がらせ、下がらせた部下は隣にいた技術班のリーダーが現れ、後遺症の内容を説明する

 

「蛇尾リュウジのEMPにより、ボスは脳に繋がる神経回路を大きく損傷され怒りのコントロールを困難にさせてます……簡単に言えばキレやすい性格になった感じですね」

「ロボトミー手術ってか? 前の性格に治せるんだろうな?」

 

そんなひそひそ話をしていると徐々に落ち着きを取り戻したアランチーノ

 

「ふーっ…ふー……すまない。苛立っていたようだ」

(何とか落ちついたな……気を付けて喋らないと)

 

発言に気を付けつつ、アランチーノに声をかける

 

「それで蛇尾リュウジに関してはどうしますか?」

「どうしますか…だと? ……後を追いかけ始末するに決まってるだろ!!」

 

爆発したような怒号を上げるアランチーノに冷や汗を流しながら部下は言葉を続ける

 

「既に奴はブラックマーケットから逃げ出し、後を追いかけようにもヴァルキューレや連邦生徒会に睨まれ、身動きもできなくなります」

 

圧を強めていくアランチーノに頬から流れた冷や汗が顎に伝わり、床に落ちる

 

「そうなればボス! 貴方も捕まってしまい組織は崩壊します! 貴方の野望も潰えます!」

 

頭を下げ、懇願する部下は頭上から感じる圧を浴びながら、怒りが静まるのを待つ

アランチーノも怒りを徐々に沈めていこうと策を考える

元々は激情家ではない。むしろその逆、策をめぐらし、敵を追い詰めるタイプだ

 

「…………では、蛇尾リュウジの首に賞金をつけろ」

「いくらにしましょうか?ボスの命を狙った以上5000万は確実ですが」

 

額の汗を袖で拭い、手に持ったスマホでファミリーの構成員に報告をしようとする部下

慣れた手つきで連絡用のアプリを開き、部下全体に報告をする準備を行う

 

「5億だ」

「はい?」

 

思わず聞き返してしまい、指の動きを止める

スマホが落ち、音が静かな部屋に響く

 

「蛇尾リュウジの首に5億をかけろ」

「ほ、本気ですか!? いや、この組織の資金力を活かせば5億は用意できますが」

「この私が死にかけ、後遺症を残すほどの重傷を負ったんだぞ……むしろ十分すぎるが」

「い、いえ! 急いで懸賞金をかけます!」

 

文句あるのかと鋭い眼光を向けるアランチーノに急いでそう言った部下はスマホを拾い報告をする

こうして、ブラックマーケットを中心にキヴォトス全体に広まった

 

『我らがボス。ドン・アランチーノを襲った傭兵がブラックマーケットから逃げた。そいつは我々の工場や下部組織を壊滅させ、スロートスカーの二つ名で有名な蛇尾リュウジだ。ボスはこいつの首に5億の賞金を懸けた。こいつを捕らえて我々の元に連れてきた者に5億を払おう』

 

この言葉を聞いてキヴォトス全体を震撼する

 

リュウジに組織を壊滅された者は恨みを晴らすために立ち上がり

アランチーノに重傷を負わせたリュウジの実力に畏怖と憧憬を抱くものが現れ

中にはリュウジの強さを改めて知り、手を出すのを控えたりする

むしろ、敵対化を恐れているようだ

 

当のリュウジ本人は連戦の疲れを取るために熟睡しているため、知る由はないのであった




これにてプロローグは終わりです。次回からはリュウジがキヴォトス全体を旅しながら原作キャラにある程度関わります。どこを旅するかは作者次第です……今のところリュウジが会えそうなのは2年生と3年生なんだよな
結構いたけど……上手い具合に書けるといいんだけど

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