本作は、三人のキャラクターがそれぞれ二つの性癖を抱えています。
カクヨム掲載時には主人公が美少女に殺されたがっているって事すら解らない構成だったので、最初に提示する形でハーメルン版を再構成した次第。
実は本作で一番ヤベー奴は木之瀬さんなのですが、そこんとこをいつか二章でも書いて掘り下げたい……と思ったまま時間だけが過ぎている。
篠崎 禅(主人公)
第一性癖 サディスト
女の子に酷い事をして構って欲しい、反撃されて殺されたい欲求がある。
自分に自信がないので、付き合ったりする事は考えられず暴力でしかコミュニケーション出来ない悲しいモンスター
第二性癖 希死念慮
可愛い女の子に殺されて全てを終わらせたいと考えている。
今後の人生に希望を感じていないからそんな事を考えるんだろうな……と本人は思っているが、そんな事は関係無しに女の子にくびり殺されたいと願っている。業の深い性癖なのである。
ミントちゃんに苛烈な調教をしてるのは、優しい木之瀬さんではなく、ミントちゃんならサックリスッキリ殺してくれるだろうと思っているから。完全に裏目に出ている。
藤宮 眠兎 ミントちゃん
第一性癖 クレイジーサイコレズ
早くに母親を亡くしパパッ子であったのだが、父親にレイプされ男性不信に。もう女の子しか信じられないと木之瀬さんに猛アタック。
破滅的であり、人を殺すのをなんとも思っていない。殺されるのもそんなに怖くない。
死に対して鈍感になっている。
第二性癖 マゾ
父親に暴行されたショックが癒えない内に、大嫌いな主人公に滅茶苦茶にされて徐々に狂い始めている。何も感じない灰色の人生を強烈な痛みと羞恥で上書きされて堕ちかけている。
木之瀬 奈々
第一性癖 ドM
実のところマゾでも何でもなく、強烈な第二性癖を誰かに罰して欲しくてドMのフリをしている。誰かに止めて貰いたい故に自罰的な面もあり、暴力を受けたいと思っているが性癖ではないかも知れない。
第二性癖 殺人衝動
「友達が心配だからデスゲームに参加する」
冷静に考えれば矛盾している訳で、あまりにもおかしな行動。
彼女は初めから人を殺すつもりでデスゲームに参加している。
強烈な殺人衝動を強い倫理感で抑え込んでいる。恵まれた環境、恵まれた容姿とストレスの無い環境で育ったから抑え込めていただけで、少しでも間違えたら近所の猫とか殺してるぐらい強烈で抑えきれない殺人衝動を抱いている。
最初に犯されそうになっていたのも「犯されたら殺しても良いよね?」と強い倫理感を納得させるための行動で、殺す気で待ち構えて居る。つまり処女を捧げてでも人を殺したいほど強い欲求がある。なんなら性欲と結びついていて犯されてから殺すのが楽しみですらあった。
美少女に殺されたい主人公とは割れ鍋に綴じ蓋の関係で、実はデスゲーム前から木之瀬さんは主人公の事がうっすら気になっていた。
気になっていた男の子に命を助けられ、「殺すな」ではなく「殺せ」と命じて貰った。暴力までチラつかされて強制された。
まさに理想のご主人様として虜になるのも必然。
作中で、主人公は木之瀬さんに「躊躇せず殺せ!」と言うものの、そんな心配無用なぐらい木之瀬さんは速攻でぶっ殺している。
なんなら主人公すらあっさり殺している。
微妙に違和感がある行動も、実は道中もずっと主人公を殺したくてウズウズしていたためである。
木之瀬さんは好きな人を殺した事で、罪悪感ではなく、強烈な快感に脳が破壊されている。
大体にして、本当にドMなら痛みから遠ざかる防御スキルを取ったりしない。
最近、主人公がミントちゃんばかり構っているので不満に思っている。やばい。