そう言って比企谷八幡の命は果てていった、最後の言葉としては似合わない言葉と笑顔で
二人の少女、雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣を守り、守れてよかったとその意味も込めて・・・・・・・・
<八幡side>
――――――――ー目が覚めた。一面真っ白な世界で
一瞬、俺は助かったのか?と、思ったが自分の体を見て怪我は一つもなかったし何より俺の知ってる限りで一面真っ白な世界はない。
死後の世界か・・・・、本当にあるんだな。雪ノ下に教えてやりてぇな・・・・
しかし、誰もいないな、まさかこんなところで放置なのか?こんな何もない世界で?
そう思った瞬間寒気がした。俺は一度死んでいる、それは間違いないはずだ。なら何も食わなくても無事なはずだが、こんな何もないところでずっといるなら頭がどうにかなってしまう。
さてどうしようか、と真剣に考えていた。どのくらい時間がたったか分からないが突然声が響いた。
『面白いな、君は』
どこかおどけて、しかし威厳のある声
<八幡sideアウト> <神side>
――――面白い、その一言に尽きた。
久しぶりにこの空間に人が来た、見た目的に高校生ぐらいだろう。普通この世界に入る前に天国か地獄か判断され、そのどっちかの世界で事情を説明される。だからこの空間に入ってくる人物は神のミスかとんだイレギュラー。
と言っても、前者の神のミスはありえない、そんな凡ミスをするような神はいない、だから必然的後者となるのだが・・・・
イレギュラーといっても普通の人間と対してあまり変わらない。自分の死を受け入れず暴れるもの、泣き崩れるもの。正直言ってめんどくさいから人を天国か地獄かを定める神に突き出すのだが。
しかし今回のイレギュラーは、凄まじいほどの速さでこの空間に適応し、自分の死を理解しており挙句の果てにこの空間でどうしよかと考えてるようだ。
普通こんなありえない空間に急に放り出されて少しも焦らない、いや少し動揺しているようだが、他の者は少し落ち着いて周りをみたらなにもない、それが分かった途端顔面蒼白にして声を荒げて走り回る姿には思わず笑ってしまった。
こんな面白い人間は初めてだ。私は本来人間に姿を見せるものではないし、会う気持ちもなかったが今回は違う。ずっと退屈していた私はそんな面白い者を見て気持ちを抑えれるわけがなかった
『面白いな、君は』
声をついに掛けた、少年がゆっくりとこっちを見た。私の姿を見て目を見開いた、うんうんその顔が見たかった。まぁ私の姿を見て驚かなかったらこっちが驚きだが。
私の背中には神の翼と悪魔の翼が生えており頭には鬼のような角がはえているからな。
「お前は・・・・誰だ?俺は死んだはずだが展開的に神様ってか?」
ほぅ・・・やはりこの少年は面白い。現状把握をし私を神を確信をもって聞いてきている。それ故私を信用せず警戒して私の出具合を疑っている。
『ご名答・・・といっても私の姿を見たら流石にわかるか。』
「そりゃ、な・・・そんな翼と角見せられて分からないのはおかしいだろ。」
『まぁ、雑談はこれほどで・・・・、本題にいこうか。できる限りの質問に答えよう。』
さて、ここで少年の出方を見ようとしよう。
「一つ、ここはどこだ?」
『君も確信していると思うが、ここは死後の世界、とでも言っておこう。』
「二つ目、なら何で死後の世界なのに人がいない?こうしている内にも亡くなっている人がいるはずだが。」
素直に納得しない疑い深さといい、この少年大物だな・・
『簡単に言ったらこの空間にはイレギュラー、稀にしか人はこない。普通ここに来る前に天国か地獄かに飛ばされる。』
「この空間にくる条件とはあるのか?」
『ないな、不思議な能力が体に宿ってるとか君の世界風に言う小説みたいな展開はないから安心してくれ。』
「そんな展開を望んでるわけじゃないんだが・・・、お前は何で俺に姿を現した?何か目的でもあるのか?」
『別にないな、あるとしたら君が面白そうだから。』
「最後にお前は誰だ、いや名はなんだ?お前って呼ぶのが疲れたんだが・・・」
『クククッ!最後の質問がそれか、面白い!私の名はナルザ、昔は狂騎神王とも呼ばれていたな。』
やはり面白い。こっちを探るような質問をしてきながら最後に名か・・・、しかしあと一歩足りない。私の本当の目的を「ああ、あと」
「お前、いやナルザ本当の目的はなんだ?俺に現状確認させるだけが目的なわけないだろう?」
――――――――私は思わず頬をゆがめてしまった
<ナルザside> <八幡side>
賭けだったが正解だったようだ。というかなんだよ、狂騎神王ってなんだよ、迂闊にもかっこいいとか思っちゃったよ。
『さて、本当の目的だったな。・・・そのこと気付いた成果として話そうか。』
っ!空気が変わったな・・・、やはりさっきまではお遊びってことか?きっついな
『君ほどの者がこんなところで死ぬなんてもったいないと私は思う。故に君を転生させたいと思うんだが・・・、どうだろう。』
・・・・・・・・・はい?
「えー、あんたは転生っつったか?あの二次創作で人気な?」
『ああ、その通りだ。』
・・・転生ね。転生されるものは死ぬほど喜んでいるがそんなにいいものと俺は思わない。何であんなめんどくさい人生小説の主人公は喜ぶのだろう。俺はそんなのはごめんだ、転生をするなら、そんなことをするぐらいなら
「俺は自分の世界に戻ることは・・・、できないのか?」
『・・・一応その考えを聞こうか。』
前までの俺なら、戻ることも転生することも拒んだだろう。しかし今は・・・
「・・・どうしても、どうしても会いたい奴らがいる。そいつらがいない世界なんて行きたいと思わない。転生なんてしたいと思わないな。」
俺があの世界でもいいなんて思っているのは少ない、どうせ転生なんてことをしても人はどうせ変わらない。人は自分のためになら平気で裏切る、それが普通。なら小町が、戸塚が、MAXコーヒーが、何より奉仕部がない、あいつらがいない世界で何を楽しみにしていきればいい?何もないじゃないか。まだ俺はあいつらの本物がほしい、それは変わらない。
『excellent』
「・・・は?」
『いや、君は本当に面白い!君がすぐ転生を求めてたら地獄に落としてたかもね。』
えっ、なにその理不尽的な仕打ち。俺転生したいって言ったら地獄に落とされてたの。
『けど、君に悪いけど選択肢はないよ。君は転生してもらう。』
「・・・いやだと言ったら?」
『いや、君は絶対に転生をしたいと望む条件をだしてあげよう。』
・・・どのみち俺は転生させられるみたいだが、なんだ俺から望む条件・・・、脅しでもくるのか?
『転生先で君が最終章まで生きていたら元の世界に返してあげよう』
「っ!?!!?本当か!?」
『ああ、本当だとも。』
・・・いや、落ち着け。あいつは生きていたら、といったな。なら死ぬような世界に転生させられるってことだ。
「転生先は・・・どんな世界だ?」
『本当に君は思慮深いね、その世界は原作介入しなければ平和なところだよ。』
――――なら、俺は
「転生、してやる。お前の思惑通りになってやるよ」
――――絶対生き延びてあいつらに
『そうこなくちゃ、面白くない。特典は君が本当に望んだときにくるだろう』ボソッ
何かイルザが呟いたようだが俺の耳には届かなかった。
―――――雪ノ下、由比ヶ浜に会ってやる
『じゃあ早速、転生させるぞ』
「っ、ちょっと待ってくれ。この世界から俺の世界に言葉は伝えれるか?」
『・・・へぇ、ああそのぐらいなら容易い御用だ。今から伝えれるようにしよう、終わったら心のなかで私の名前呼べ。それで終了だ』
・・・よかった、まだ言い残したことが俺にはありすぎる。あいつらのことだ、俺がかばって死んだことに責任を感じているだろう。・・・ならそのことをちゃんと伝えなければいけない、今俺の身に合っていることもすべて。
『終わったようだね、もう転生しても大丈夫か?』
「・・・あぁ、世話になったな。」
『別にこのぐらいは容易いことだ、礼としては転生先で私を楽しませてほしいな。』
俺はこの言葉には返事はせず、ただ無言で転生を促した。その瞬間、俺の意識は遠のいてった―――――――
『行ったか・・・・』
まったく不思議な少年だ。あの人を信用しない者がどんな風に死んだのかをみてみたら人をかばって死んだとはな・・・・
『少年よ、君は原作介入はせず、すべてが終わるまで必死に原作から逃げようとするだろう。』
だが・・・・・
『そんなのは私が見逃さない、君は絶対に活躍しなければいけない人物にしたてあげよう』
だからせめて
『私を楽しませてくれよ。』
――――――イルザはそうつぶやいた
・・・比企谷の性格がおかしいかもしれない。不安になってきましたね、そこは見逃してください。あと比企谷はハイスクールD×Dの世界は知りません。
あと憑依にしてるんですがみなさんは八幡が一誠に憑依するか、八幡と一誠別々どちらがいいでしょうか?まだ俺ガイルのキャラクターしかだしてないので編集可能なので・・・
コメントよろしくお願いします!