「…はぁ?」
なにをいっているのかわからないというこえでわたしのおねがいはかえされました
「かうって何だよ」
「そのままのいみです、わたしをかってください」
「どういう意味だよ」
「ですから、そのままです」
「だからそれがわからねぇんだよ…!」
わからないとはどういうことでしょうか?
かってほしいとはそのままのいみなのですが...
「あぁ…かいもののいみではありませんよ?」
「…じゃあどういう意味だよ」
「ペットです、わたしを"いぬ"としてかってください」
「どういう意味だ、わけわかんねぇ…!」
「死柄木弔!?」
ほんとうになにがおきているのかわからないというようすで、ごしゅじんさまはかみのけをワシャワシャしてます
くろいもやの人がしんぱいそうにごしゅじんさまを見ていますね
でも、かいものですか。そういうかんがえかたもあるのですね
もしかしたらつかえるかもしれません
「わたしは"いぬ"ですから、かじができます。ごはん、しょっきあらい、せんたく、そうじ、なんだってできます」
「わたしは"いぬ"ですから、"いぬ"ができなきゃいけないことはほとんどできます」
「わたしは"いぬ"ですから、ごしゅじんさまのことは、なんでもうけいれます」
「けっても、なぐっても、きられても、なにをされても、わたしはうけいれます」
「だってそれが"いぬ"ですから、そういうふうにそだってきましたから」
「そうお父さんにおしえられましたから」
そうして、わたしは"いぬ"としてのわたしをごしゅじんさまにうりこみました
すーぱーではてんいんさんはにこにこしながらものをうってました
なのでわたしも生まれてはじめてのえがおをみせながらわたしをうりこみます
「ですから、わたしをかってください」
「…お前みたいなクソガキがオールマイト殺すことのどこに役立つっていうんだよ」
しばらくごしゅじんさまはかんがえたあと、わたしにしつもんをしてきました
「おーるまいとはつよいんですか?」
そもそも、わたしはヒーローをしりません
「お前...オールマイトを知らないのか?」
「なまえはしってます」
「それだけじゃねぇか...論外だ。俺がお前を連れていくメリットが無いしな」
行くぞ黒霧、と言ったごしゅじんさまはくろいもやの人にこえをかけました
「…離せクソガキ」
「いやです...わたしをかってください」
「一人は...いやです」
「そんな事、俺に関係...」
とつぜん、ごしゅじんさまはたちどまったあと、こちらを見ました
「…ついてこい」
「死柄木弔!?」
「ガキなら爆弾でも持たせてオールマイト諸とも自爆させれる。それならオールマイトも死なずとも弱りはするだろ。」
それにとごしゅじんさまはつづけて
「なんでも受け入れるらしいからな、便利なペットがテイムできると考えれば悪くない」
「…わかりました」
『お帰り弔』
「ああ、ただいま先生」
くろいもやの人のもやにはいると、そこには大人なふんいきなおみせがありました
『おや、彼はだめだったようだね』
「アイツは仲間になる気がなかったらな、そのまま殺したよ」
『そうか...本音は彼の個性が欲しかったからできれば殺さずに連れてきて欲しかったが...まぁ仕方がないね』
どこからか聞こえてくるおとこの人のこえとかいわしているごしゅじんさまをよこめに、おみせのなかをみまわします
『それで弔、その女の子はどうしたのかな?』
「多分アイツの子どもで、後ろに突っ立てた」
『ほう、この子の目の前で殺したのかい?』
「うん」
『そして、そのまま拐ってきたのか。なるほど、道理で呆然としているのかな』
「いや、自分の事を犬として飼って欲しいって頼んできた」
『???』
あれ、たのしそうにはなしてたおとこの人のこえがきこえなくなっちゃった
『ま、まぁ忠実な部下を手に入れることができたのは十分な収穫だ、今日はしっかりと休みなさい』
というとそれっきりこえはきこなくなりました
「…飲み物をなにか用意しましょうか?」
「じゃあ、おれんじじゅーすをのんでみたいです」
「了解しました」
くろいもやの人にのみものをおねがいしたあと、ごしゅじんさまのすわっているイスのとなりにすわりました
「これからよろしくおねがいします、ごしゅじんさま」
──────
「…ご主人様はやめろ」
「じゃあ、しがらきさま?とむらさま?」
「…やっぱりご主人様でいい」
「死柄木弔…」