配信中に悪酔いで女装を仄めかしたらバズって逃げられなくなった   作:誘惑弱者

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いつもの日常

 

『うーん、ただの配信切り忘れみたいですね〜』

 

それから暫く眺めるも良くも悪くも平坦で、悪く言えば見どころが無かった。只々成人男性が一人晩酌を楽しんでいる画が流れているだけ。まぁ、僕的には助かったんだけどね。配信者的にはそれはどうなの?って思ったけどそれはどうかは今は置いといこうと思う。

 

《コメント》

・何もなかった

・キモコメが多かっただけだな

・酒で無事出来上がった(酔っ払った)主を見てコメントが盛り上がってたら俺の子が?とか変態が言って来たのはマジできもいと思いました。

・このご時世でも変態はいるんっすね

・何を当たり前の事を

・変態にコンプラは効かないんだよ

 

『特に何も無くてホッとしました。まぁ?毎度毎度漫画やアニメじゃないんだから、そんなトラブルばっかりあっても困りますしね〜。ご都合展開かよって思いません?』

 

ほら、フィクションは本だけにしとけよって言うじゃん?そう言う事。たまには何も無く、平凡な日々も良いんじゃないかなって思うんだよね。こうやってのんびり雑談みたいなかんじでさ。

 

《コメント》

・それはそう

・味が濃いのはジャンキーで美味しいけどずっとは飽きるもんな

・味濃いのはたまに食べるから美味しいんだよ。毎日はくたばる

・胃もたれするしな

・フラグか?

・コイツが酒を呑んだのに何も起こらない?妙だな。一度ある事は二度あるし、人の性格は簡単に変わらない。断酒やタバコを辞めるって言ってそう簡単に辞められないのが何よりの証拠だ。絶対に何かが起こる筈。……いや、起こってないのならこれから起こるのか?そうか。俺は何で思い違いをしていたんだ。事件はこれから起きるんだ

・何キャラだよ

・コイツ呼びwwww

・そう言えば主の名前って何だっけ

・たしかに

 

コメント欄を見てみると、僕の名前が気になっているコメントが見えた。そう言えば、毎回自己紹介的なものもしてないし初見の人は分からないのかもしれない。

 

『ああ、僕の名前はですね。ネット上ではみたらし団子を名乗ってます』

 

《コメント》

・アカウント名はみたらし団子だよな

・そうなの!?

・みたらしちゃんって呼ぶか

・みたらしくんちゃん

 

『そうですね、ちゃんではないです。君ですよ?』

 

《コメント》

・ちゃんだよ

・ちゃんって言え

・ちゃんじゃないの

・ここまで可愛いんだからもうちゃんで良いよ

 

『はい、ちゃんっちゃん♪この話は終わりにしましょう。正直好きに呼んでくれて構いませんよ。ちゃんは無視するだけなんで、さんでも様でも君でも呼び捨てでもどうぞ。余談ですけど、ドラッグストアとかで売ってる奴が好きです。何げに美味しいんですよねあれ』

 

《ピンポーン》

 

《コメント》

・チャイム鳴ってるぞ

 

 

『鳴ってますね、配信中ですけど出ても良いのかな?出た方が良いか。いやでも……』

 

《コメント》

・配達員も仕事だから出てやれ

・なんか頼んだ?

・リア凸か?

・↑昔のニ●生じゃないんだからさぁ……

・昔怖っ

 

『ちょっとインターホン見てきます』

 

誰だか分からないのに出るのも怖いし、サッと見て配達員さんだったら出ようと思う。

 

 

 

 

 

『うーん、なんか見た感じ配達員さんじゃないですね。何かヘッドホンつけた女子小学生が手にデカいダンボール持ってます』

 

《コメント》

・何か地雷臭がするの俺だけ?

・安心しろ俺もだ

・窓から飛び降りろ

 

『いやですけど』

 

何でそんなスタントマンみたいな事をしなきゃいけないんだ。僕は拒否をした。その間にも、チャイムはなっているので早めにどうするか考えなきゃいけない。

 

『あー、えっと。いませーん!』

 

出れないよと遠回りに伝えた結果。

 

チャイムは止まらなくなった。なので、仕方無く僕は出る事にした。

 

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