クロノストーン編のアニメビジュアル(確かイナスト2013の説明書?)を見た際に“グレイト”を使っている円堂が映ってたから円堂のレギュラー化か!?と興奮していたら結局ゲスト扱いで終わった挙句数話後に大人円堂がクロノストーンに封印されてショックを受けた記憶。
当時はがっかりしたけど今思えばアレオリで明日人が空気になった原因の何割かは円堂を続投させたせいな部分もあるしレギュラー化しなくて逆によかった気もする。
円堂「へへ…!俺たちの勝ち…だ…!バダップ…!」
ピッ!ピッ!ピッーー!!!
円堂の右手にボールが収まったと同時にホイッスルが三度鳴り響く。
その笛が意味のはただ1つ。試合の終了の合図だ。
スコアボードには雷門に『3』の数字が、王牙に『2』の数字が刻まれている。
誰の目から見ても疑いようのない雷門の勝利だ。
雷牙「勝った…!俺たちの…!優勝だ…!〜〜…!!!いよっしゃァァァァァァァァ!!!」
いち早く状況を理解した雷牙の声によって他のメンバーも自分達の勝利を実感し歓喜の声を上げる。
観客『イナズマイレブン!イナズマイレブン!』
凄まじい激闘をその目で見届けた観客達は雷門イレブンを40年前に存在した伝説のチーム・イナズマイレブンの再来だと心の底から認め歓声によって彼らの優勝を祝福する。
雷牙「ぷは〜〜!ダメだ、勝ったと思うと力抜けてきた…。」
火事場の馬鹿力で補っていた体力の前借りも底をつき雷牙は尻餅をつきかけるが謎の腕が彼のユニフォームを鷲掴みにし強制的に立ち上がらせる。
雷牙「雷冥…!」
雷冥「よくやった先祖殿。褒めて遣わす。」
まだ魔王モードが抜けていない雷冥は曽祖父に対してもお構い無しに超上から目線で雷牙を褒める。
雷牙「ムカつくわーそのキャラ。オメー絶対友達いねェだろ?」
雷冥「…それはそれ、これはこれだ。」
傲岸不遜な魔王も友人がいない事を気にしているのか雷牙から目を逸らし歯切れの悪い返答をする。
カノン「ハイハイ、魔王モードは終わりだよー冥兄。えい!(カチッ)」
雷冥「ヌグッ!?」
従兄弟を見兼ねたカノンは雷冥のアホ毛を強く引っ張る。すると彼の表情から威圧感と傲慢さが消え去り“魔王”から稲魂雷冥の顔へ戻った。
雷冥「…ふぅ、やりましたね!ひいお祖父様!未来を守りましたよ!」
雷牙「何その戻り方…こっわ…。…ん?」
雷冥の生態にドン引きしていると未来の技術で戦場へと変えられたスタジアムの装飾は光の粒子となって消え去っていきサッカーの聖地・FFスタジアムに戻る。
雷冥「…恐らく私が要請した別のエージェントがヒビキ一派…この事件の首謀者達を拘束したのでしょう。コレで我々の完全勝利です。」
雷冥は要請していた本部からの拘束部隊がヒビキ一派の逮捕に成功した事を確信する。
その証拠に王牙学園のメンバーは任務の失敗に強いショックを受け立ち上がれない様子だ。
雷冥「…王牙学園よ。私はコレから貴方達を拘束し時空管理局へ連行します。貴方達は上官の命令に従っただけとはいえ管理局の許可無しに歴史を変えようとした…、恐らく厳しい罰が課されるでしょう。」
バダップ「初めからこうなる事は覚悟の上だ…!早く連れて行け…!」
雷冥はエージェントとしての規則に則り彼らに待ち受ける未来を淡々と説明する。
そして腕時計型のデバイスを操作し王牙達を連行しようとすると…
円堂「ちょっと待ってくれ雷冥!」
雷冥「守大叔父様…?」
円堂「最後に…バダップと話をさせてくれないか…?」
雷冥「…いいでしょう。数分だけ猶予を与えます。」
雷冥から許可を得た円堂はバダップに近づき手を差し伸べる。
バダップ「…何の真似だ円堂守…?」
円堂「何って決まってるだろ?握手だよ!」
バダップ「イカれているのか貴様は…?我々はお前からサッカーを奪おうとしたのだぞ…!そんな相手に何故お前は憎しみを抱かない…!?何故笑顔を見せられる…!?」
円堂「…確かにお前たちのサッカーは俺が今まで戦ってきたどのチームよりも痛かったし怖かった…、でも…俺はお前たちと決勝で戦えて良かったって心の底から思ってる!」
バダップ「…!」
円堂「だからまたサッカーやろうぜ!」
雷牙「おっ!出たなお馴染みの名言!」
円堂は太陽のように明るい笑顔と共にお馴染みの台詞を言う。
だがそれがバダップの地雷に触れたのだろう。彼は青筋を立てながら激昂し出した。
バダップ「その呪いの言葉を…!俺達にも掛けるのかッ!!!」
円堂の言葉を呪いと言い放つバダップだが、円堂は一切に気にする事なくあっけらかんとこう答える。
円堂「勝負が終わればみんな仲間だろ?」
バダップ「な…!その考えが未来の人間を弱体化させた!貴様のせいで戦う事を忘れてしまったんのだ!だから俺達は未来を変えようとした!」
雷牙「やめとけよバダップ。オメーの言葉はコイツには1つも響かねーぞ。」
バダップ「何だと…!」
雷牙「だって目の前にいるは男はなァ…!世界一…いや!宇宙一のサッカーバカ、円堂守様であられるからだァ!!!ハーハッハッハッ!!!」
円堂「ひっどいなー雷牙は。まっ、否定はしないけどな!」
バダップ「この…!落伍者共め…!」
雷牙「そもそもだ。オマーらの言う“弱さ”って何だよ?」
バダップ「知れた事を…!“弱さ”とは娯楽に身を委ね戦おうともしない軟弱な心の事だ…!サッカーが無ければ80年後の未来で我が国は更に強くなりとっくの昔に紛争を納められていた筈なんだ…!」
雷牙「そこなんだよな〜。オメーらさァ、そもそも“弱さ”を少し履き違えてねェか?だってオメーらは同じ時代から来た雷冥とカノンに負けたじゃねェか、アイツらが本当にサッカーに現を抜かすだけの軟弱者ならオメーらに勝てるわけがねェ。違うか?」
バダップ「それは…!」
バダップの持論が本当ならそもそも雷冥達は王牙を止める為に過去に来ていないし、覚悟を決めた王牙に手も足も出ない筈だ。
それでも現実は彼らの活躍によって王牙の企みは阻止された。それを見た雷牙はどうしてもサッカーが未来の人々を弱体化させたようには思えないのだ。
円堂「…なあバダップ。未来の人たちが本当に強くならなきゃいけないのは“ココ”なんじゃないか?」
円堂は右拳で自身の心臓部を軽く叩き未来の人間に足りないものを教える。
円堂「大切なのは戦うことじゃない。戦う“勇気”を持っているってことだろ?“勇気”があれば未来だって変えられる!仲間と一緒にもっと強くなることだって出来る!」
カノン「うん…!そうだよひいじいちゃん…!」
ハル「その言葉、もっと早く俺にも掛けて欲しかったね。」
バダップ「勇気…。」
円堂の言葉が胸に響いたバダップの脳裏に浮かぶのは絶体絶命の状況でも仲間達と力を合わせた事で乗り越えて来た過去。
それはお世辞にも綺麗な記憶とは言い難いがあの時の自分は間違いなく今よりも充実感で満たされていた筈だ。
バダップ「…仲間か。…円堂守、俺達はお前の言う“勇気”を見失っていたのかもしれない…。」
バダップは気づく。自分達に足りなかったのは“強さ”ではなかった事を。
バダップ「円堂守よ!未来は…!俺達が進むべき未来は…!」
円堂「見つかるさ!お前たちの勇気で!きっとな!」
円堂は再度バダップに手を差し伸べ握手を求める。バダップは一瞬呆気にとられていたもののすぐに力強い眼差しに戻り握手に応じる。
バダップ「ありがとう円堂守…!俺達は変えてみせる…!お前達から教わった“勇気”で…!未来を…!」
円堂「ヘヘッ!それが終わったらまたこの時代に来てくれよ!またサッカーやりたいからさ!」
バダップ「ああ…!俺もお前とまたサッカーがしたい…!」
サッカーを通して分かり合えた2人は再会を願って握手を交わす。その光景を見ていた雷冥は思わず目尻の下が熱くなっていた。
カノン「…もしかして泣いてるの?冥兄?」
雷冥「ハハ…いけませんね。この歳になると涙脆くなっちゃいます…。」
カノン「まだ俺と2歳しか変わんないじゃん…。」
ようやくサッカーへの憎しみを断ち切れたバダップの姿に感動した雷冥はなんとか涙と鼻水を止めエージェントとして最後の使命を果たす。
バダップ「もう抵抗はせん。早く連れて行け。」
雷冥「分かってますよ。…ではまた何処かでお会いしましょうバダップ。」
バダップ「…ああ、何処かの未来でまた会おう…雷冥。」
雷冥は王牙達を時空管理局本部へ転送する。罪を償った彼らとまた何処かで再会出来ると信じて…。
円堂「じゃあな…、バダップ…王牙学園…!」
円堂も天に消えていった好敵手に向けて手を大きく振り再会を祈る。
雷冥「…さてそれでは名残惜しいですがそろそろ我々も帰る時間ですね。」
雷牙「色々ありがとなオメーら!認めたくはねーが、オメーたちが来てくれなかったら多分雷門は負けてた、雷門を代表して礼をさせてくれ。」
ハル「こっちこそ過去のとっちゃんに会えたし凄いチームと試合出来たからwinwinだよ!…この時代のかっちゃんに会えなかったのは少し残念だけど。」
円堂「かっちゃんか〜、あんまり意識してなかったけど未来の俺結婚してるんだな〜!」
ハル「もうすぐ40になるのにまだ熱々だよ。…怒るとめちゃくちゃ怖いけど。」
天馬「先生!これから色々辛いことがあると思いますけど絶対になんとかなります!だからこの世界の俺をよろしくお願いしますね!」
雷牙「? よく分かんねーけど人生山あり谷ありって事だな。ヘッ!ズババーンと任せとけッ!!! ドワァッ!?」
天馬からのエールに応えた直後、狛太郎が雷牙に強く抱きつく。
雷牙「く…苦しい…。」
狛太郎「…雷牙、コレだけは覚えてといて。コレからどんなに辛いことがあってもキミは1人じゃない、必ずキミを支えてくれる仲間がいることを忘れないでね!」
火音「その辺にしておくんだ狛太郎。強く抱きしめすぎだ。」
火音の言葉によって雷牙がノビ掛けている事に気づいた狛太郎は急いで雷牙を離し土下座して謝罪する。
カノン「それじゃあね!守ひい爺ちゃん、雷牙ひい爺ちゃん!俺2人とサッカーできて楽しかったよ!」
雷冥「私も久しぶりに楽しんでサッカーを出来ました。また縁があったらどこかでお会いしましょう。」
円堂&雷牙「「ああっ!またみんなでサッカーしようぜ!!!」」
最後に曾孫達と熱い握手を交わし未来から現れた助っ人達はそれぞれの時代に帰って行く。
雷牙「…夢じゃねェよな?」
円堂「俺にも分かんないや。でも…1つだけ確かなことはあるぜ。」
すると空から無数の紙吹雪が舞い散り、更に大きな歓声が2人に送られる。
染岡「円堂ーーッ!!!」
友の声に反応し振り返ると苦楽を共にした仲間達全員が2人を待っていた。
円堂「俺たちは…日本一になったんだ!」
雷牙「…ハッ!そうだな!」
スタジアム内に鳴り響く『イナズマイレブン』のコールはスタジアムを超え遥かに遠くまで響き渡る。
今ここに伝説のイナズマイレブンが復活したのだ…!
円堂「俺たちは〜〜!!!」
雷門イレブン『日本一だーーッ!!!』
♢♢♢
雷冥「お久しぶりです。ご元気でしたか?」
未来に帰還し時空管理局から
だが彼がいる場所は屋敷というよりも美術館に近い雰囲気であり、厳粛さを感じさせる屋敷内には様々なトロフィーと古い写真が所狭しに並べられている。
そして屋敷の主は今日も今日とて過去の思い出を忘れない為に老齢に鞭を打って屋敷の中を歩き回る。
???「あら久しいですね雷冥。エージェントの仕事はよろしくて?」
雷冥の前に現れたのは齢90は超えているであろう老婆だった。既に彼女の肉体は限界を迎えている為車椅子を用いなければ屋敷を歩き回れないが元来彼女が持つ美貌と気品は未だに衰えていない。
雷冥「先日漸く任務を終えましてね。今は久しぶりの休暇中でございます。それよりも体調は大丈夫なのですか?1週間程前に突然倒れたと聞いていましたが…。」
???「フフフ、最近また
“黄色の妖精”とは数年前に彼女の夫が老衰して以降元気をなくした彼女の前に現れるようになった謎の存在…らしい。
というのも妖精は彼女にしか見えない為、親族も半信半疑なのだ。夫の死を寂しがる彼女が作り出した幻であれ妄想であれ元気になってくれるならそれでいいやという事で半ば放置されているのが現状ではあるが。
雷冥「…それはそれは結構な事で、貴方様の元気そうな顔を見れて安心しました。今日は日も暮れているのでまた日を改めて伺いさせていただきます。では、ごきげんよう…
夏美ひいお祖母様。」
夏美「ええ、ごきげんよう雷冥。」
これにてオーガ編は終わり!次回から世界編の前日談に入りまーす!
〜オリジナル化身紹介〜
・魔神 オメガ
円堂守、ハル、カノンが土壇場で完成させた合体化身。容姿は身体に“Ω”を模った装飾が付いてめちゃくちゃデカくなった“グレイト”って感じ。
【化身技】オメガ・ザ・ハンド
“オメガ”の化身キーパー技。親子三『大』かめ○め波ならぬ親子三『代』か○はめ波と化した“ゴッドハンド”。
モーションは“ゴッドハンド”を出すのが化身になった所以外は特に変更なし。